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36 成敗なくても瀕死です
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◆成敗なくても瀕死です
この王城に来て、一週間ほどが過ぎました。
ぼくはモブだというのに、いろいろなことがありまして。モブだからって、傍観者気取れると思うなよ、とアイキンの公式に怒られている気分です。
最初も最初、ド頭から陛下に無礼をしてしまい。
そのあとも、何度か王の逆鱗に触れそうになり。成敗の危機に遭遇するたびに、生きてこの城から出られないかもと、思ったりしましたが。
とはいえ、なんとか第三成敗くらいを回避しまして。今はなんとなく、生命の危機を感じない空気感の中で、過ごせるようになりました。
陛下はいつも、眉間に深いしわを寄せていましたが。今は、あまり怒った顔をしません。
むしろ、なんでか爆笑しています。そういう変化はウエルカムですよ?
そうして今日も、陛下が剣を持って現れ。
まさかの第四成敗か? と、肝を冷やしましたが。それはぼくの勘違いでした。ホッ。
陛下は、ミハエルの剣を見せてくれるという、ぼくとの約束を果たしてくださったのです。
お優しい。こんなモブのたわごとを、いつまでも覚えていてくださるとは。
そして『はい、どうぞ』という感じで剣を渡され。
ぼくは。両手の上にミハエルの剣を乗せられて、ぶるぶるしてしまった。
そ、そんな…これ、いったいどうしたらいいんですか? 国宝ですよ?
指先が震えて、変なアクションをしたら取り落してしまいそうだ。
あ、チョンにも見せよう。
チョンも、ぼくが話して聞かせる王族の話が大好きだからな。
「チョン、見て見て、ミハエル様の剣だよ。や、ヤバくね?」
ぼくは剣を捧げ持ったまま、そろりと動いて、チョンに見せた。万が一にも剣を落とさぬよう、慎重にね。
猫のチョンは、椅子の上で一回伸びをして、剣を見やると。
「すごいですねー、兄上。ヤバいですねー、兄上」
と、言うのだが。なんで棒読み?
もう、ミハエル様にドキドキワクワクしないのか? チョンよっ。
もっと、兄とともにドキドキワクワクしようじゃないかっ、チョンよっ。
まぁ、耳タコだと言われたこともあるけど…。
いやいや、昔話っていうのは、何度したっていいものじゃないか?
そうして、伝説は受け継がれていくものなのだよ。桃太郎も。浦島太郎も。みんなソラで話ができるというのは、そういうことだからだろう?
でも、陛下がいるから、すぐチョンに問いただせなかった。ムムゥ。
「イアン様、こ、腰が抜けそうです。ミハエル様の剣が手の中にあると思うと…」
でも、ぼくはオタクだから。好きな物語のレアグッズには目がないのだっ。それにさ。
「ミハエル様のように、何者にも負けない強さを持ちたいって。僕、憧れていたのです」
幼い頃に、父を頼れなくなり、ぼくが母と弟を守らなきゃって。思ったけど、やっぱり心は折れそうになって。
でも、そんなときは、ミハエル様ならあきらめないって。そう思って頑張ったんだ。
心の芯になってくれた、ぼくにとっての特別なお話なんだ。
ミハエル様が、実際に存在したと感じられるアイテムを手にして、恐れおののくのは仕方がないことだよね?
ぼくは、はふぅぅ、と。感嘆のため息をついた。
そして、ぼくは。陛下がぼくの手の上に乗せた、そのままの状態で、剣を陛下にお返しした。
本当は柄を握って、剣を引き抜き、波紋の形や、白虎の彫刻を、マジマジと見てみたかったが。
歴史的な遺産だよ? ぼくの手垢がついたら駄目だと思ってさ。早々にお返しいたしました。
陛下は普通に、剣を受け取って、椅子に立てかけたりしたけど。あぁ…もっと丁寧に取り扱った方が良いかと。
その後、陛下にボタンがゆるんでいると教えたら、なんか、良からぬことを考えているような悪い顔をしたよ。
いや、格好イイですよ? その顔も。
でも。ぼくは嫌な予感しかしなかった。
不敬にならぬよう、笑みは浮かべていたが、愛想笑いも引きつるというか?
「今直せ」
ほらぁ、無茶振り来たーーっ。
そういうの、特に嫌な予感は、ぼく、敏感なんですからねっ?
それで、ボタン付けをさせられ、なんか、いっぱい、からかわれた。
シャツ、脱がないとか。全然協力してくれないし。
「カザレニアで一番のドレス職人に、ボタン付けさせるとは、何様だっ」
とか、チョンが怒るけど。
いや。何様って、王様だよ、チョン。なんか、王様相手にメンチ切っているし。
ツッコミたいこと、この上ないけど。名前だけ呼んで、怒り。チョンには退場してもらった。
まぁ、そろそろ日も落ちそうだし。早めに自室待機していてください。
陛下は『なにもしないけど、ボタンは直して』という姿勢で、二人掛けソファに座っている。なので、ぼくはシャツの前を開くところから、しなくてはならなくて。
もう、マジで緊張した。
王様の肌を針でこするだけでも、死罪ものなんだからねっ。
そういうところ、わかっていないでしょ、陛下ッ。
でも、それ以外のところでも、ドギマギした。
胸の前に垂れた黄金の髪を、後ろに払うのとか。手に触れた髪が、柔らかくて、たっぷりしてて、輝いていて、もう、天使の羽に触れているような、恐れ多い気分だよ。
シャツのボタンを外すのだって、ひとつ外すごとに、陛下の胸筋があらわになってきて。
ヤバいヤバい…。脳内にヤバいという文字がずーっと連なっていたよね。
その顛末を、少し目を細めた陛下が、見ていて。意地悪そうに唇を歪めて、笑っているんだけど。
色気がパネェっつうのっ。
色悪って、こういうの? ワルでエロでツヤ。
マジで吐血しそうです。成敗なくても瀕死です。
胸の前が大きく開いているから、乳首とか見えそうなんだけど。犯罪案件なので、そこは絶対に見ないようにした。
集中、集中、集中…。脳内には、ヤバいと集中の文字が並んだ。
ぼくはッ、目の前のボタンしか見ないっ!
そうして、なんとかボタンはつけたが。
またもや無茶振りで、ハサミを使っちゃダメとか言う。
うー、どうしよう。歯で切るしかないか? 仕立て屋になってからはしたことなかったけど。商品だからね。
でも、前世では、ハサミが見当たらないときとか、歯で切ってた。
服を着るのは、巴と静という身内だから、ま、いっか? って。気にしなかったんだよね。
ってことで、歯で糸を切ったんですけどぉ。なんかっ、すごくいい香りがするっ。
それは陛下の肌から香っていた。鼻がつくほど顔を近づけたから、感じ取れたんだ。
なんというか、香水のような人工的なものではなくて。花のような、森の中にいるような、葉擦れの香りが漂うみたいな?
ここまでの御仁になると、汗の匂いも、良い香りになるのかもしれないな。
陛下は距離が近いから、いつでもぼくは、胸が痛くなるほどドキドキさせられる。
王城へ来てから、ぼくの心臓は、社畜のごとくエグイ働きをしていますよ?
「陛下は、やんちゃがお好きですね」
やんわりと、からかい過ぎですよ、と注意したが。
なんか逆に抱き込まれて、ワタワタしてしまった。な、なんでぇ?
とりあえず、針が危ないので遠ざける。
陛下の、力強く、大きな手に、頭をおさえ込まれたら、手が自由でも、どうにもできないけれどね。
たくましい胸に抱かれてしまって。そのしっとりした乳白色の肌に、頬が当たる。
陛下の乳首を見ないように、目をつぶったら。
イアン様の鼓動が耳に入って。香りもより感じて。キュンと胸が高鳴った。
でも。陛下が結婚すること。ちゃんと忘れていないよ。
自戒するように。ぼくはわざと、結婚という言葉を口にした。
そうしたら、陛下は少し怒って、部屋を出ていってしまったんだ。
もしかしたら、意に沿わない結婚話なのだろうか?
婚礼衣装も、バミネが持ってきた話だったから、結婚話もそうなのかもな。
そういえば、以前。婚礼衣装で墓場に誘う、みたいなことを言っていたっけ?
陛下にとって結婚は、ただただ不快な事柄なのかもしれないな。
でも大丈夫。陛下には、アイリスがいる。
絶対無敵な主人公ちゃんが、陛下に本当の愛を教えてくれるんだ。
そうしたら、イアン様はハッピーエンドだね?
なんて、今日の出来事を思い返しながら、夕食後も、ぼくは仕事を進めていた。
黙々と、刺繍に力を注げる今の現状は、ぼくにとっては楽園のようなものだ。
この城で、いつまでも、いつまでも、陛下の衣装を作っていられたら、最高じゃね? こんなに幸せなことはないよ。
などと、夢物語をひっそりと思い描いていた。
それにしても、陛下が猛烈にお美しいから。なんか、どれだけ針を刺しても、見劣りするような気がする。
いや、まだまだなのだ。もっと良いものを作れるのだ。陛下に相応しい刺繍を。
もっと、華やかで。フェニックスが咆哮して見えるように、もっと迫力を出して…。
「まだ、仕事をしていたのか? ゆっくり進めればよいではないか」
陛下に声をかけられ、ぼくは顔を上げた。
時計を見れば、いつの間にか夜の十時を過ぎている。
えっ? さっき夕食取ったばかりのような気がしていたのに、没頭していたせいで、時間の感覚が狂ってる。やべー。
この王城に来て、一週間ほどが過ぎました。
ぼくはモブだというのに、いろいろなことがありまして。モブだからって、傍観者気取れると思うなよ、とアイキンの公式に怒られている気分です。
最初も最初、ド頭から陛下に無礼をしてしまい。
そのあとも、何度か王の逆鱗に触れそうになり。成敗の危機に遭遇するたびに、生きてこの城から出られないかもと、思ったりしましたが。
とはいえ、なんとか第三成敗くらいを回避しまして。今はなんとなく、生命の危機を感じない空気感の中で、過ごせるようになりました。
陛下はいつも、眉間に深いしわを寄せていましたが。今は、あまり怒った顔をしません。
むしろ、なんでか爆笑しています。そういう変化はウエルカムですよ?
そうして今日も、陛下が剣を持って現れ。
まさかの第四成敗か? と、肝を冷やしましたが。それはぼくの勘違いでした。ホッ。
陛下は、ミハエルの剣を見せてくれるという、ぼくとの約束を果たしてくださったのです。
お優しい。こんなモブのたわごとを、いつまでも覚えていてくださるとは。
そして『はい、どうぞ』という感じで剣を渡され。
ぼくは。両手の上にミハエルの剣を乗せられて、ぶるぶるしてしまった。
そ、そんな…これ、いったいどうしたらいいんですか? 国宝ですよ?
指先が震えて、変なアクションをしたら取り落してしまいそうだ。
あ、チョンにも見せよう。
チョンも、ぼくが話して聞かせる王族の話が大好きだからな。
「チョン、見て見て、ミハエル様の剣だよ。や、ヤバくね?」
ぼくは剣を捧げ持ったまま、そろりと動いて、チョンに見せた。万が一にも剣を落とさぬよう、慎重にね。
猫のチョンは、椅子の上で一回伸びをして、剣を見やると。
「すごいですねー、兄上。ヤバいですねー、兄上」
と、言うのだが。なんで棒読み?
もう、ミハエル様にドキドキワクワクしないのか? チョンよっ。
もっと、兄とともにドキドキワクワクしようじゃないかっ、チョンよっ。
まぁ、耳タコだと言われたこともあるけど…。
いやいや、昔話っていうのは、何度したっていいものじゃないか?
そうして、伝説は受け継がれていくものなのだよ。桃太郎も。浦島太郎も。みんなソラで話ができるというのは、そういうことだからだろう?
でも、陛下がいるから、すぐチョンに問いただせなかった。ムムゥ。
「イアン様、こ、腰が抜けそうです。ミハエル様の剣が手の中にあると思うと…」
でも、ぼくはオタクだから。好きな物語のレアグッズには目がないのだっ。それにさ。
「ミハエル様のように、何者にも負けない強さを持ちたいって。僕、憧れていたのです」
幼い頃に、父を頼れなくなり、ぼくが母と弟を守らなきゃって。思ったけど、やっぱり心は折れそうになって。
でも、そんなときは、ミハエル様ならあきらめないって。そう思って頑張ったんだ。
心の芯になってくれた、ぼくにとっての特別なお話なんだ。
ミハエル様が、実際に存在したと感じられるアイテムを手にして、恐れおののくのは仕方がないことだよね?
ぼくは、はふぅぅ、と。感嘆のため息をついた。
そして、ぼくは。陛下がぼくの手の上に乗せた、そのままの状態で、剣を陛下にお返しした。
本当は柄を握って、剣を引き抜き、波紋の形や、白虎の彫刻を、マジマジと見てみたかったが。
歴史的な遺産だよ? ぼくの手垢がついたら駄目だと思ってさ。早々にお返しいたしました。
陛下は普通に、剣を受け取って、椅子に立てかけたりしたけど。あぁ…もっと丁寧に取り扱った方が良いかと。
その後、陛下にボタンがゆるんでいると教えたら、なんか、良からぬことを考えているような悪い顔をしたよ。
いや、格好イイですよ? その顔も。
でも。ぼくは嫌な予感しかしなかった。
不敬にならぬよう、笑みは浮かべていたが、愛想笑いも引きつるというか?
「今直せ」
ほらぁ、無茶振り来たーーっ。
そういうの、特に嫌な予感は、ぼく、敏感なんですからねっ?
それで、ボタン付けをさせられ、なんか、いっぱい、からかわれた。
シャツ、脱がないとか。全然協力してくれないし。
「カザレニアで一番のドレス職人に、ボタン付けさせるとは、何様だっ」
とか、チョンが怒るけど。
いや。何様って、王様だよ、チョン。なんか、王様相手にメンチ切っているし。
ツッコミたいこと、この上ないけど。名前だけ呼んで、怒り。チョンには退場してもらった。
まぁ、そろそろ日も落ちそうだし。早めに自室待機していてください。
陛下は『なにもしないけど、ボタンは直して』という姿勢で、二人掛けソファに座っている。なので、ぼくはシャツの前を開くところから、しなくてはならなくて。
もう、マジで緊張した。
王様の肌を針でこするだけでも、死罪ものなんだからねっ。
そういうところ、わかっていないでしょ、陛下ッ。
でも、それ以外のところでも、ドギマギした。
胸の前に垂れた黄金の髪を、後ろに払うのとか。手に触れた髪が、柔らかくて、たっぷりしてて、輝いていて、もう、天使の羽に触れているような、恐れ多い気分だよ。
シャツのボタンを外すのだって、ひとつ外すごとに、陛下の胸筋があらわになってきて。
ヤバいヤバい…。脳内にヤバいという文字がずーっと連なっていたよね。
その顛末を、少し目を細めた陛下が、見ていて。意地悪そうに唇を歪めて、笑っているんだけど。
色気がパネェっつうのっ。
色悪って、こういうの? ワルでエロでツヤ。
マジで吐血しそうです。成敗なくても瀕死です。
胸の前が大きく開いているから、乳首とか見えそうなんだけど。犯罪案件なので、そこは絶対に見ないようにした。
集中、集中、集中…。脳内には、ヤバいと集中の文字が並んだ。
ぼくはッ、目の前のボタンしか見ないっ!
そうして、なんとかボタンはつけたが。
またもや無茶振りで、ハサミを使っちゃダメとか言う。
うー、どうしよう。歯で切るしかないか? 仕立て屋になってからはしたことなかったけど。商品だからね。
でも、前世では、ハサミが見当たらないときとか、歯で切ってた。
服を着るのは、巴と静という身内だから、ま、いっか? って。気にしなかったんだよね。
ってことで、歯で糸を切ったんですけどぉ。なんかっ、すごくいい香りがするっ。
それは陛下の肌から香っていた。鼻がつくほど顔を近づけたから、感じ取れたんだ。
なんというか、香水のような人工的なものではなくて。花のような、森の中にいるような、葉擦れの香りが漂うみたいな?
ここまでの御仁になると、汗の匂いも、良い香りになるのかもしれないな。
陛下は距離が近いから、いつでもぼくは、胸が痛くなるほどドキドキさせられる。
王城へ来てから、ぼくの心臓は、社畜のごとくエグイ働きをしていますよ?
「陛下は、やんちゃがお好きですね」
やんわりと、からかい過ぎですよ、と注意したが。
なんか逆に抱き込まれて、ワタワタしてしまった。な、なんでぇ?
とりあえず、針が危ないので遠ざける。
陛下の、力強く、大きな手に、頭をおさえ込まれたら、手が自由でも、どうにもできないけれどね。
たくましい胸に抱かれてしまって。そのしっとりした乳白色の肌に、頬が当たる。
陛下の乳首を見ないように、目をつぶったら。
イアン様の鼓動が耳に入って。香りもより感じて。キュンと胸が高鳴った。
でも。陛下が結婚すること。ちゃんと忘れていないよ。
自戒するように。ぼくはわざと、結婚という言葉を口にした。
そうしたら、陛下は少し怒って、部屋を出ていってしまったんだ。
もしかしたら、意に沿わない結婚話なのだろうか?
婚礼衣装も、バミネが持ってきた話だったから、結婚話もそうなのかもな。
そういえば、以前。婚礼衣装で墓場に誘う、みたいなことを言っていたっけ?
陛下にとって結婚は、ただただ不快な事柄なのかもしれないな。
でも大丈夫。陛下には、アイリスがいる。
絶対無敵な主人公ちゃんが、陛下に本当の愛を教えてくれるんだ。
そうしたら、イアン様はハッピーエンドだね?
なんて、今日の出来事を思い返しながら、夕食後も、ぼくは仕事を進めていた。
黙々と、刺繍に力を注げる今の現状は、ぼくにとっては楽園のようなものだ。
この城で、いつまでも、いつまでも、陛下の衣装を作っていられたら、最高じゃね? こんなに幸せなことはないよ。
などと、夢物語をひっそりと思い描いていた。
それにしても、陛下が猛烈にお美しいから。なんか、どれだけ針を刺しても、見劣りするような気がする。
いや、まだまだなのだ。もっと良いものを作れるのだ。陛下に相応しい刺繍を。
もっと、華やかで。フェニックスが咆哮して見えるように、もっと迫力を出して…。
「まだ、仕事をしていたのか? ゆっくり進めればよいではないか」
陛下に声をかけられ、ぼくは顔を上げた。
時計を見れば、いつの間にか夜の十時を過ぎている。
えっ? さっき夕食取ったばかりのような気がしていたのに、没頭していたせいで、時間の感覚が狂ってる。やべー。
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