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40 誤魔化しちゃダメなやつ
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◆誤魔化しちゃダメなやつ
本土の灯りを目に映しながら、ぼくは。自分が死神キャラみたいだと思いついてしまった。
ここで言う、死神キャラとは。アイキンの中で、王様が主人公をさして言うものなんだけど。
いやいやいや、ないよ。ぼくが主人公ルートとか、あり得ないっしょ?
確かに、陛下はぼくを、死神呼ばわりしているが。それはあだ名みたいなもので。
ほら、黒いし? 骸骨みたいに貧相だからだよ。うん。
それにさ、そもそもの話。アイキンはBのLのゲームじゃないんだ。
新感覚乙女ゲームなのだっ。
うん。やっぱり、男であるぼくが主人公は、あり得ないっしょ。
アイリスが前に、クロウフィーバーとか言ってたことがあったけど…。
いやいやいや。クロウはモブだし、男だし、絶対ない。そうだ、ない。
とりあえず、ぼくは。死神のことは、今はスルーすることにする。
それよりも、重大なことが起きたからだ。
「おまえは、誠実で純朴な、カザレニア国民だと思っている。ただ、一点。おまえとバミネの関係だけが、気にかかるのだ。クロウ、おまえはバミネの依頼を受けて、王城へやってきた者だ。ゆえに、バミネとの関係性を、我に示せ」
陛下は、バックに上弦の月を背負い。豊かで長い金髪を揺らめかせながら、ぼくに問いただす。
うううぅぅ、暗い青色の正装姿の陛下。
その体の輪郭を、月明かりが輝かせ、彩っているぅ、浮かび上がっているぅ。カッコイイが過ぎるぅ。
じゃなくて。逆光だけど、足元のランプが陛下の、その真剣なお顔を照らし。眼差しが、ぼくに突き刺さっているのが、しっかりと見える。
あ、これ。誤魔化しちゃダメなやつだ。
とうとう、直球で聞いてきたな。
そして、陛下の目が。嘘は許さないと言っている。うん。ここは正直に言おう。
言えないこともありますって。
意を決して、ぼくは陛下の言葉に従った。
つまり、バミネとの因縁を話すのだ。
「一ヶ月前。僕が勤める店に、バミネが急に訪れ、陛下の婚礼衣装制作の依頼をしました。仕立て屋としては、陛下の衣装に携われるのは、誉です。特に理由などなくても、仕立て屋なら、誰でも引き受けることでしょう」
うん。つか、お金出してもお願いしたいです。
それほどに、王室御用達のブランドは、パネェ稼ぎをもたらすものなのですっ。
でも、問題はそこではないのです。わかっていますとも。
「でも…それでは、陛下の憂いは晴れませんね? バミネから依頼を受けたのなら、彼の言うことにも逆らえない。城の状況や空気感を、探って来いとか。イアン様が疑念を抱いていたように、隙を見て暗殺とか。バミネに言われたら、手を汚す者もいるかもしれません。僕がそうかもしれないと、陛下がお考えになるのは、もっともなことです」
アイキンで、おおよその内情を知っているぼくだから。バミネによって、陛下が幽閉のような状態にあること、そして命の危機も充分にあること、わかっております。
そりゃあさ、スパイとか暗殺者とかがそばにいるかもしれないと思ったらさ、ぼくだったら夜も眠れないよ。
むしろ、有無を言わさず成敗しちゃってもいい場面だよ。
でも陛下は、こうしてぼくに聞いてきてくれるのだから、良心的というか。お優しいというか。お人好しというか?
そんな陛下の憂いは、ぼくが全力で、晴らさなければならないでしょう?
「僕とバミネの関係性を、お話します。ただ、僕は。イアン様に、嘘をつきたくありません。でも、僕以外の人の環境、立場、命に関わる事柄もあり。すべてを明かすことができません。そこはなにとぞ、ご容赦くださいませ。しかし、バミネのことについては、嘘偽りなく、すべてお話しいたします」
そう言って、深く頭を下げると。陛下は『構わぬ、話せ』と先をうながした。
ぼくは。ぼくがバジリスク公爵の息子であることを、話さないつもりだった。
だってさ。ぼくもシオンも、正式にバジリスク公爵子息と認められたことは、実は、一度もないんだ。認められる前に、放逐されてしまったからね?
なのに、公爵の息子だなんて、言えないよ。
それに、今は、平民の仕立て屋だよ?
なにがどうなったらそうなるの? って、思われちゃうよ。
さらにさ。今は魔力も…シヴァーディの言では、ないってことなのだもの。魔力のない公爵令息とか、この世界では説得力ないんだよね。
だから、あのペンダントを取り戻したいって、思いもあるんだけど。
とにかく、そこはぼやかして。話をすすめる気だった。
「僕の家族は、バミネによって一家離散いたしました」
「なに? なぜ、そのようなことに」
陛下は目を見張って驚くけれど。
本当にね。なんでそんなことになってしまったのやら。いまだにぼくは、よくわかりませんが。
「詳しくは、申せません。でも、バミネにとって父は有用で、僕たちは無用のゴミだったという感じです。そのときから、父を頼れなくなりましたが、身ひとつで家を追い出された僕たちを、幸い、母の親戚が援助してくださり。路頭に迷うようなことはありませんでした。そうは言っても、甘えっぱなしというわけにはいかず。母と弟を養うため、僕は十二歳から仕立て屋として働いているのです」
「そのようなことが…苦心してきたのだな?」
いえいえ、案外楽しいのです。元々コスプレ衣装作りをかじっていたので。ドレスのビラビラは得意分野でした。
それに前世で庶民だったので、むしろ貴族の生活とか、無理です。
「いえ…。無用な僕たちが目障りだと、バミネが思ったら、命に関わることもあると思い。しばらくひっそりと暮らしてきました。ですが、つい最近、みつかってしまったのです。当然、僕はバミネに良い感情を持っておらず。なにもなければ、このお話も受けなかったかもしれないのですが。バミネに、母のペンダントを奪われていまして…」
「ペンダント…母の形見なのか?」
「あぁ…母は存命なのですが。みつかりたくないので、バミネには死んだことにしているのです。イアン様も、口裏を合わせていただけると、ありがたいです」
一瞬誤解したようだった陛下は、母が存命だと聞いて、胸を撫でおろしていた。
本当に、人が良く。国民にお優しい王様ですね?
そのお人柄、おおいに尊敬いたします。
「そのペンダントは、僕たちの身分を明らかにするもの。そして…弟を救う、手立てになるものなのです。なんか、ふんわりした説明になってしまい、申し訳ありません。でも、僕たちにとって、バミネが持つそのペンダントは、非常に重要なもので。陛下の婚礼衣装を作り上げた暁には、ペンダントを返してくれると…そういう約束を、バミネと交わしております」
「では、奪われたペンダントを取り戻すために、この王城へ来たというわけか?」
なぜ、バミネの依頼を受けたのか。
なぜ、王城へ来たのか。衣装を作る以外に、理由があったのか。
それを、陛下は納得していくように。そしてぼくが嘘をついていないか吟味するように。ひとつひとつ、うなずいていた。
「ペンダントは報酬の一部です。支払われないなら、衣装をバミネには渡さない。今までの経緯から、バミネが悪辣で姑息なやつだとわかっていますから、やつにつけ入らせないよう、強い覚悟で対峙するつもりです」
ここは、強い決意を示した。
陛下の着用する衣装を仕立てることに、このような裏があるということは。できれば知られたくなかったが。おそらく真実を告げなければ、陛下は納得してくれないと思った。
正直に。真摯に。ぼくの出自のことと、シオンの呪いのこと以外は、包み隠さずお話いたします。
「ペンダントを返してほしかったら、我を殺せと言われたら。どうするのだ?」
「そんなの…」
決まっている。簡単な質問だ。
「バミネの目の前で、衣装を燃やしてやるだけです。あ、婚礼衣装を燃やすのは、駄目ですね。バミネを通さずに、別のお衣装を作り直させていただきますので。お目こぼしくださると嬉しいです」
即答したからか、切れ長の、いつも厳しい光をたたえる瞳が、丸くなった。
「しかし、大事なペンダントなのだろう?」
「陛下の御命以上に、大事なものなどございません。出自が明らかにできなくても、僕は一生仕立て屋でも構いませんし。弟も、それがなければ死ぬ、というものではありませんから。僕が説得いたしますよ。とにもかくにも、ペンダントごときのことで、バミネに加担などいたしません。僕は、敬愛する陛下の衣装を仕立てられ、その先にペンダントがついて来れば、ウィンウィンでハッピーというだけなのです」
「うぃんうぃん?」
「幸せしかない、ということです」
にっこり。決まったな。
本土の灯りを目に映しながら、ぼくは。自分が死神キャラみたいだと思いついてしまった。
ここで言う、死神キャラとは。アイキンの中で、王様が主人公をさして言うものなんだけど。
いやいやいや、ないよ。ぼくが主人公ルートとか、あり得ないっしょ?
確かに、陛下はぼくを、死神呼ばわりしているが。それはあだ名みたいなもので。
ほら、黒いし? 骸骨みたいに貧相だからだよ。うん。
それにさ、そもそもの話。アイキンはBのLのゲームじゃないんだ。
新感覚乙女ゲームなのだっ。
うん。やっぱり、男であるぼくが主人公は、あり得ないっしょ。
アイリスが前に、クロウフィーバーとか言ってたことがあったけど…。
いやいやいや。クロウはモブだし、男だし、絶対ない。そうだ、ない。
とりあえず、ぼくは。死神のことは、今はスルーすることにする。
それよりも、重大なことが起きたからだ。
「おまえは、誠実で純朴な、カザレニア国民だと思っている。ただ、一点。おまえとバミネの関係だけが、気にかかるのだ。クロウ、おまえはバミネの依頼を受けて、王城へやってきた者だ。ゆえに、バミネとの関係性を、我に示せ」
陛下は、バックに上弦の月を背負い。豊かで長い金髪を揺らめかせながら、ぼくに問いただす。
うううぅぅ、暗い青色の正装姿の陛下。
その体の輪郭を、月明かりが輝かせ、彩っているぅ、浮かび上がっているぅ。カッコイイが過ぎるぅ。
じゃなくて。逆光だけど、足元のランプが陛下の、その真剣なお顔を照らし。眼差しが、ぼくに突き刺さっているのが、しっかりと見える。
あ、これ。誤魔化しちゃダメなやつだ。
とうとう、直球で聞いてきたな。
そして、陛下の目が。嘘は許さないと言っている。うん。ここは正直に言おう。
言えないこともありますって。
意を決して、ぼくは陛下の言葉に従った。
つまり、バミネとの因縁を話すのだ。
「一ヶ月前。僕が勤める店に、バミネが急に訪れ、陛下の婚礼衣装制作の依頼をしました。仕立て屋としては、陛下の衣装に携われるのは、誉です。特に理由などなくても、仕立て屋なら、誰でも引き受けることでしょう」
うん。つか、お金出してもお願いしたいです。
それほどに、王室御用達のブランドは、パネェ稼ぎをもたらすものなのですっ。
でも、問題はそこではないのです。わかっていますとも。
「でも…それでは、陛下の憂いは晴れませんね? バミネから依頼を受けたのなら、彼の言うことにも逆らえない。城の状況や空気感を、探って来いとか。イアン様が疑念を抱いていたように、隙を見て暗殺とか。バミネに言われたら、手を汚す者もいるかもしれません。僕がそうかもしれないと、陛下がお考えになるのは、もっともなことです」
アイキンで、おおよその内情を知っているぼくだから。バミネによって、陛下が幽閉のような状態にあること、そして命の危機も充分にあること、わかっております。
そりゃあさ、スパイとか暗殺者とかがそばにいるかもしれないと思ったらさ、ぼくだったら夜も眠れないよ。
むしろ、有無を言わさず成敗しちゃってもいい場面だよ。
でも陛下は、こうしてぼくに聞いてきてくれるのだから、良心的というか。お優しいというか。お人好しというか?
そんな陛下の憂いは、ぼくが全力で、晴らさなければならないでしょう?
「僕とバミネの関係性を、お話します。ただ、僕は。イアン様に、嘘をつきたくありません。でも、僕以外の人の環境、立場、命に関わる事柄もあり。すべてを明かすことができません。そこはなにとぞ、ご容赦くださいませ。しかし、バミネのことについては、嘘偽りなく、すべてお話しいたします」
そう言って、深く頭を下げると。陛下は『構わぬ、話せ』と先をうながした。
ぼくは。ぼくがバジリスク公爵の息子であることを、話さないつもりだった。
だってさ。ぼくもシオンも、正式にバジリスク公爵子息と認められたことは、実は、一度もないんだ。認められる前に、放逐されてしまったからね?
なのに、公爵の息子だなんて、言えないよ。
それに、今は、平民の仕立て屋だよ?
なにがどうなったらそうなるの? って、思われちゃうよ。
さらにさ。今は魔力も…シヴァーディの言では、ないってことなのだもの。魔力のない公爵令息とか、この世界では説得力ないんだよね。
だから、あのペンダントを取り戻したいって、思いもあるんだけど。
とにかく、そこはぼやかして。話をすすめる気だった。
「僕の家族は、バミネによって一家離散いたしました」
「なに? なぜ、そのようなことに」
陛下は目を見張って驚くけれど。
本当にね。なんでそんなことになってしまったのやら。いまだにぼくは、よくわかりませんが。
「詳しくは、申せません。でも、バミネにとって父は有用で、僕たちは無用のゴミだったという感じです。そのときから、父を頼れなくなりましたが、身ひとつで家を追い出された僕たちを、幸い、母の親戚が援助してくださり。路頭に迷うようなことはありませんでした。そうは言っても、甘えっぱなしというわけにはいかず。母と弟を養うため、僕は十二歳から仕立て屋として働いているのです」
「そのようなことが…苦心してきたのだな?」
いえいえ、案外楽しいのです。元々コスプレ衣装作りをかじっていたので。ドレスのビラビラは得意分野でした。
それに前世で庶民だったので、むしろ貴族の生活とか、無理です。
「いえ…。無用な僕たちが目障りだと、バミネが思ったら、命に関わることもあると思い。しばらくひっそりと暮らしてきました。ですが、つい最近、みつかってしまったのです。当然、僕はバミネに良い感情を持っておらず。なにもなければ、このお話も受けなかったかもしれないのですが。バミネに、母のペンダントを奪われていまして…」
「ペンダント…母の形見なのか?」
「あぁ…母は存命なのですが。みつかりたくないので、バミネには死んだことにしているのです。イアン様も、口裏を合わせていただけると、ありがたいです」
一瞬誤解したようだった陛下は、母が存命だと聞いて、胸を撫でおろしていた。
本当に、人が良く。国民にお優しい王様ですね?
そのお人柄、おおいに尊敬いたします。
「そのペンダントは、僕たちの身分を明らかにするもの。そして…弟を救う、手立てになるものなのです。なんか、ふんわりした説明になってしまい、申し訳ありません。でも、僕たちにとって、バミネが持つそのペンダントは、非常に重要なもので。陛下の婚礼衣装を作り上げた暁には、ペンダントを返してくれると…そういう約束を、バミネと交わしております」
「では、奪われたペンダントを取り戻すために、この王城へ来たというわけか?」
なぜ、バミネの依頼を受けたのか。
なぜ、王城へ来たのか。衣装を作る以外に、理由があったのか。
それを、陛下は納得していくように。そしてぼくが嘘をついていないか吟味するように。ひとつひとつ、うなずいていた。
「ペンダントは報酬の一部です。支払われないなら、衣装をバミネには渡さない。今までの経緯から、バミネが悪辣で姑息なやつだとわかっていますから、やつにつけ入らせないよう、強い覚悟で対峙するつもりです」
ここは、強い決意を示した。
陛下の着用する衣装を仕立てることに、このような裏があるということは。できれば知られたくなかったが。おそらく真実を告げなければ、陛下は納得してくれないと思った。
正直に。真摯に。ぼくの出自のことと、シオンの呪いのこと以外は、包み隠さずお話いたします。
「ペンダントを返してほしかったら、我を殺せと言われたら。どうするのだ?」
「そんなの…」
決まっている。簡単な質問だ。
「バミネの目の前で、衣装を燃やしてやるだけです。あ、婚礼衣装を燃やすのは、駄目ですね。バミネを通さずに、別のお衣装を作り直させていただきますので。お目こぼしくださると嬉しいです」
即答したからか、切れ長の、いつも厳しい光をたたえる瞳が、丸くなった。
「しかし、大事なペンダントなのだろう?」
「陛下の御命以上に、大事なものなどございません。出自が明らかにできなくても、僕は一生仕立て屋でも構いませんし。弟も、それがなければ死ぬ、というものではありませんから。僕が説得いたしますよ。とにもかくにも、ペンダントごときのことで、バミネに加担などいたしません。僕は、敬愛する陛下の衣装を仕立てられ、その先にペンダントがついて来れば、ウィンウィンでハッピーというだけなのです」
「うぃんうぃん?」
「幸せしかない、ということです」
にっこり。決まったな。
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