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54 秘密の隠し通路
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◆秘密の隠し通路
ぼくが、この島でお店を出したいと提案したら。
我が満足する衣装を作れ、と発破をかけられてしまった。
そのあと陛下は、神妙な顔つきで、黙ってしまって…。
やっぱり、城下に店を出したいというのは、図々し過ぎたかな?
王室御用達なんて、欲張りなお願いに、呆れてしまいましたか?
島に人々が集まってきたら、陛下はもっと喜ぶのではないかと思っていたのに。気に入らなかったのですか?
それとも、もっと違う案を考えた方が良いのだろうか?
つか、モブに御用達とか、与えるわけねぇだろ、とか考えてます?
あり得る。だってぼくはモブだもの。
そんな栄誉は簡単にあげられませんよね? 納得です。
「イアン様、申し訳ありません。分不相応な夢を語ってしまって…気分を害されましたか?」
本当に、モブごときが無礼千万でごめんなさいと、頭を下げると。
陛下は、ぼくと目を合わせ、微笑んだ。
「いや。少し別のことを考えていたのだ。すまない。おまえの夢は、いい夢だ」
そして、再びぼくの手を引っ張った。
良いのですか?
「ここにいる間は、バミネのことなど考えなくても良い。おまえが力を尽くせば、我が納得する衣装を作り上げられるだろう。そうすれば、自ずと夢は叶う。それまでは、我のそばで楽しく過ごしてくれ」
優しく目を和ませて、笑いかけてくれるから。気分を害されたわけではなさそう?
よく、内情を知りもしないぼくが、小賢しいことを言ったから、怒ってしまったのかと思ったけれど。そうではなさそうだな?
本当に、なにか別のことを考えていたんだろうな?
陛下は、城下町へと、どんどん下っていく。
島の頂点には、お城がある。そこから、一番端にある港まで、ひたすら、坂や、階段を降りていく形状になっている。
帰りは、当たり前だが、のぼりだ。
今から、戦々恐々ですな。行きは良い良い、帰りはフフフんです。
北側の、城が建っている方の端は、切り立つ険しい崖で。城の敷地以外に、店や屋敷はない。
本土からは、城だけが見えるようになっているのだ。
あぁ、本土から見たお城の裏側には、こんなにも、店や屋敷という建物が、いっぱいあったのだなぁ、と。ぼくはこの島に来て、初めて知ったのだ。
島に、お城だけが建っているように見えるのは。幻想的で、夢があるけれど。
見えないところで、王家を支える人たちが、裏側にはいっぱいいるということだよね?
今は、陛下のおそばにいないけど。いつか戻って来たい、陛下を支えたいと思う人たちが、今でもいっぱいいると思うんだ。
そのお手伝いが、できたらいいと。ぼくは思っている。
どうしたらいいのかは、まだわからないけど。
町の中ほどまで、降りてくると、陛下は、ショーウィンドの並ぶ、店先を過ぎ。ある路地を曲がった。
突き当りには、倉庫らしき木戸があり。
その中に、先にシヴァーディが入った。
「あの、イアン様? ここはいったい…」
人気のない、倉庫だ。
もしや、ぼくは隔離されてしまうのでは?
なんて。ちょっと前のぼくなら、考えたけど。今ではこうして、陛下と手をつないで歩いているのだから、そんなことはない…。
ないですよね?
陛下は、ぼくの質問には答えてくれないので。ちょっとドキドキ。
そのうち、シヴァーディが倉庫から出てきた。
「異常ありません」
「…シヴァーディは、ここで待て」
小さくうなずくシヴァーディを置いて、陛下はぼくの手を引いて、倉庫の中へと入っていった。
小屋の中には、ほこりをかぶった木製の樽が、いくつかある。
酒屋さんかな?
棚に、古風なランプがいっぱい並べられているが。他にはなにもない、薄暗い空間だ。
陛下は棚のランプを手に取って、火をつける。
辺りが炎で照らされると、恐怖感が薄らいでホッとした。
「ここは、歴代の王が受け継いできた、秘密の隠し通路だ」
そう言って、陛下は先に進んでいく。
つか、さらりと爆弾発言ではないですか?
歴代の王が受け継いできた、秘密の隠し通路?
それって、響きが、もうヤバいんですけど?
ふおぉぉぉっ、と。テンションが爆上がってきましたよっ?
一見、倉庫のように見せているその場所の、さらに奥にある木戸を開けると。長い通路が伸びていた。
今は、昼間なのに。光が全く入ってこない、真っ暗な道だ。
すごいぃぃ、マジで道があるんですけどぉ?
その道を、ランプの灯りを頼りに進んでいく。
でも、ここへきて。ぼくはオタついた。
「あの、よろしいのですか? 歴代の王が受け継ぐなんて、一子相伝のようなところに、ぼくが来てしまって」
王家の秘密に触れたら、成敗とか、ないですよね?
なんだか、ドキドキしますっ。
「それほど、厳格なものではない。騎士たちは、入り口までは知っているし。まぁ、知る人ぞ知る、くらいなものだから、気にするな」
陛下にそう言われたら、それ以上はなにも言えないが。
それに、それにさ。秘密の隠し通路に、ずっとワクワクしっぱなしなのでっ。
だって、忍者屋敷みたいじゃーん?
それなりに、厨二病をこじらせているぼくとしては、この道がどこにつながっているのか、興味津々です。
成敗がないなら、王家オタクのぼくは、このサプライズはウエルカムですよ?
王家の秘密は大好物です。
ウキウキと、ぼくは陛下に続いて歩を進めていく。
歩く感覚としては、なだらかにくだりながら、ところどころ曲がっている、一本道だ。
そして、五分以上は歩いたかなぁ? しばらくして、突き当りに行きついた。
そこにあった木戸を、陛下が手前に引き開ける。
暗がりから、急に明るい日差しが差し込み。ぼくは目を細めた。
光に慣れたぼくの目に、飛び込んできた景色は…。
コバルトブルーの海だーーっ。
海面を、太陽の光がきらめき、輝かせている。
え? 海? すごーい。扉の向こうは、すぐに海だよ?
波しぶきがかかりそうなほどに、近いよっ。
潮の香りが、濃厚だ。頬に当たる海風は、まだキンキン冷たい。
波が寄せる感覚に、自分も揺れているみたいに感じる。海水のうねりに、す、吸い込まれそう…。
陛下は、ぼくが驚いている間に、木戸に扉止めをかまして。ランプをその足元に置いていた。
「ここは、島の中で、本土の岸に一番近い場所だ」
王が指で示した先、遠目に、本土が見える。
ぼくは、あの海岸から、いつもこの城を眺めていたんだ。
扉の枠の先に、一メートル四方の小さな踊り場がある。
陛下は、扉の敷居の横木に腰かけ、足をその踊り場に投げ出した。
すぐそこが海だと思うと、落ちてしまいそうで、ちょっと怖いが。
ぼくも陛下にならって、横に腰かける。
「この踊り場の下、外壁に沿って、石組みの階段が伸びている。この階段は、海底まで続いているんだぞ」
陛下の説明を聞いて、ぼくは外に顔を出して、見てみる。
階段は、確かにあるが。五段目辺りから下は、海にのまれている。
外壁にうちこまれた杭で、鎖が固定されていて。それが手摺り替わりみたい。
なんか、武骨な作りが、海賊チック。
「でも、これでは使えませんよね?」
遺跡みたいなものなのだろうか?
でも、使用意図のわからない古い物って、なんでかワクワクするよな?
誰が、どういうつもりで、この階段を作ったのか?
王族の英雄譚にも書かれていない、謎の遺跡。ロマンじゃね?
たずねるように、陛下を見上げると。
王の海色の瞳が、本当の海の色と重なり合って。
透き通って、きらめく、その青色に。ぼくは心を奪われてしまった。
ぼくが、この島でお店を出したいと提案したら。
我が満足する衣装を作れ、と発破をかけられてしまった。
そのあと陛下は、神妙な顔つきで、黙ってしまって…。
やっぱり、城下に店を出したいというのは、図々し過ぎたかな?
王室御用達なんて、欲張りなお願いに、呆れてしまいましたか?
島に人々が集まってきたら、陛下はもっと喜ぶのではないかと思っていたのに。気に入らなかったのですか?
それとも、もっと違う案を考えた方が良いのだろうか?
つか、モブに御用達とか、与えるわけねぇだろ、とか考えてます?
あり得る。だってぼくはモブだもの。
そんな栄誉は簡単にあげられませんよね? 納得です。
「イアン様、申し訳ありません。分不相応な夢を語ってしまって…気分を害されましたか?」
本当に、モブごときが無礼千万でごめんなさいと、頭を下げると。
陛下は、ぼくと目を合わせ、微笑んだ。
「いや。少し別のことを考えていたのだ。すまない。おまえの夢は、いい夢だ」
そして、再びぼくの手を引っ張った。
良いのですか?
「ここにいる間は、バミネのことなど考えなくても良い。おまえが力を尽くせば、我が納得する衣装を作り上げられるだろう。そうすれば、自ずと夢は叶う。それまでは、我のそばで楽しく過ごしてくれ」
優しく目を和ませて、笑いかけてくれるから。気分を害されたわけではなさそう?
よく、内情を知りもしないぼくが、小賢しいことを言ったから、怒ってしまったのかと思ったけれど。そうではなさそうだな?
本当に、なにか別のことを考えていたんだろうな?
陛下は、城下町へと、どんどん下っていく。
島の頂点には、お城がある。そこから、一番端にある港まで、ひたすら、坂や、階段を降りていく形状になっている。
帰りは、当たり前だが、のぼりだ。
今から、戦々恐々ですな。行きは良い良い、帰りはフフフんです。
北側の、城が建っている方の端は、切り立つ険しい崖で。城の敷地以外に、店や屋敷はない。
本土からは、城だけが見えるようになっているのだ。
あぁ、本土から見たお城の裏側には、こんなにも、店や屋敷という建物が、いっぱいあったのだなぁ、と。ぼくはこの島に来て、初めて知ったのだ。
島に、お城だけが建っているように見えるのは。幻想的で、夢があるけれど。
見えないところで、王家を支える人たちが、裏側にはいっぱいいるということだよね?
今は、陛下のおそばにいないけど。いつか戻って来たい、陛下を支えたいと思う人たちが、今でもいっぱいいると思うんだ。
そのお手伝いが、できたらいいと。ぼくは思っている。
どうしたらいいのかは、まだわからないけど。
町の中ほどまで、降りてくると、陛下は、ショーウィンドの並ぶ、店先を過ぎ。ある路地を曲がった。
突き当りには、倉庫らしき木戸があり。
その中に、先にシヴァーディが入った。
「あの、イアン様? ここはいったい…」
人気のない、倉庫だ。
もしや、ぼくは隔離されてしまうのでは?
なんて。ちょっと前のぼくなら、考えたけど。今ではこうして、陛下と手をつないで歩いているのだから、そんなことはない…。
ないですよね?
陛下は、ぼくの質問には答えてくれないので。ちょっとドキドキ。
そのうち、シヴァーディが倉庫から出てきた。
「異常ありません」
「…シヴァーディは、ここで待て」
小さくうなずくシヴァーディを置いて、陛下はぼくの手を引いて、倉庫の中へと入っていった。
小屋の中には、ほこりをかぶった木製の樽が、いくつかある。
酒屋さんかな?
棚に、古風なランプがいっぱい並べられているが。他にはなにもない、薄暗い空間だ。
陛下は棚のランプを手に取って、火をつける。
辺りが炎で照らされると、恐怖感が薄らいでホッとした。
「ここは、歴代の王が受け継いできた、秘密の隠し通路だ」
そう言って、陛下は先に進んでいく。
つか、さらりと爆弾発言ではないですか?
歴代の王が受け継いできた、秘密の隠し通路?
それって、響きが、もうヤバいんですけど?
ふおぉぉぉっ、と。テンションが爆上がってきましたよっ?
一見、倉庫のように見せているその場所の、さらに奥にある木戸を開けると。長い通路が伸びていた。
今は、昼間なのに。光が全く入ってこない、真っ暗な道だ。
すごいぃぃ、マジで道があるんですけどぉ?
その道を、ランプの灯りを頼りに進んでいく。
でも、ここへきて。ぼくはオタついた。
「あの、よろしいのですか? 歴代の王が受け継ぐなんて、一子相伝のようなところに、ぼくが来てしまって」
王家の秘密に触れたら、成敗とか、ないですよね?
なんだか、ドキドキしますっ。
「それほど、厳格なものではない。騎士たちは、入り口までは知っているし。まぁ、知る人ぞ知る、くらいなものだから、気にするな」
陛下にそう言われたら、それ以上はなにも言えないが。
それに、それにさ。秘密の隠し通路に、ずっとワクワクしっぱなしなのでっ。
だって、忍者屋敷みたいじゃーん?
それなりに、厨二病をこじらせているぼくとしては、この道がどこにつながっているのか、興味津々です。
成敗がないなら、王家オタクのぼくは、このサプライズはウエルカムですよ?
王家の秘密は大好物です。
ウキウキと、ぼくは陛下に続いて歩を進めていく。
歩く感覚としては、なだらかにくだりながら、ところどころ曲がっている、一本道だ。
そして、五分以上は歩いたかなぁ? しばらくして、突き当りに行きついた。
そこにあった木戸を、陛下が手前に引き開ける。
暗がりから、急に明るい日差しが差し込み。ぼくは目を細めた。
光に慣れたぼくの目に、飛び込んできた景色は…。
コバルトブルーの海だーーっ。
海面を、太陽の光がきらめき、輝かせている。
え? 海? すごーい。扉の向こうは、すぐに海だよ?
波しぶきがかかりそうなほどに、近いよっ。
潮の香りが、濃厚だ。頬に当たる海風は、まだキンキン冷たい。
波が寄せる感覚に、自分も揺れているみたいに感じる。海水のうねりに、す、吸い込まれそう…。
陛下は、ぼくが驚いている間に、木戸に扉止めをかまして。ランプをその足元に置いていた。
「ここは、島の中で、本土の岸に一番近い場所だ」
王が指で示した先、遠目に、本土が見える。
ぼくは、あの海岸から、いつもこの城を眺めていたんだ。
扉の枠の先に、一メートル四方の小さな踊り場がある。
陛下は、扉の敷居の横木に腰かけ、足をその踊り場に投げ出した。
すぐそこが海だと思うと、落ちてしまいそうで、ちょっと怖いが。
ぼくも陛下にならって、横に腰かける。
「この踊り場の下、外壁に沿って、石組みの階段が伸びている。この階段は、海底まで続いているんだぞ」
陛下の説明を聞いて、ぼくは外に顔を出して、見てみる。
階段は、確かにあるが。五段目辺りから下は、海にのまれている。
外壁にうちこまれた杭で、鎖が固定されていて。それが手摺り替わりみたい。
なんか、武骨な作りが、海賊チック。
「でも、これでは使えませんよね?」
遺跡みたいなものなのだろうか?
でも、使用意図のわからない古い物って、なんでかワクワクするよな?
誰が、どういうつもりで、この階段を作ったのか?
王族の英雄譚にも書かれていない、謎の遺跡。ロマンじゃね?
たずねるように、陛下を見上げると。
王の海色の瞳が、本当の海の色と重なり合って。
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