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86 春の嵐 ②(イアンside)
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雨粒が窓を叩く音がして、我は、意識を現在に戻した。
いつの間にか、ラヴェルがかたわらに立っていて。湯気の立った紅茶の入ったティーカップを、差し出す。
「陛下、窓際は、お体が冷えます。暖炉に火を入れましょうか?」
もう四月だから、それほど寒くもないのだが。
なんとなく。暖炉の火から受ける暖かさは、クロウの笑顔から受ける心地よさと似ているような気がして。それを感じたくて。ラヴェルにうなずいた。
「なぁ、ラヴェル。我はクロウを愛していたのか? 上手に、愛せただろうか?」
王の独白に、ラヴェルは暖炉の火を起こしながら、黙して耳を傾けていた。
我も、返事は期待していない。
「奪うことや、欲する気持ちが、強すぎた。愛というのは、なんとなく、穏やかなイメージがあるのだが。そう、たとえばクロウのように。我のすべてを包み込むような、優しくて、温かい感覚を、愛と呼ぶような気がするのだが。我の中にある、この凶暴な感情は。愛とは異なるような気がするのだ。だったら、この気持ちは。愛ではないのだろうか? いったい、なんなのだろうか?」
己の中にある気持ちの正体が、わからなくて。我は。クロウに愛を誓い。愛している、愛しいと思いながらも。その言葉を、はっきりとクロウにかけてやることができなかった。
「彼への仕打ちも、悔やまれてならないのだ。我はクロウの心を、傷つけるだけ傷つけた。心を向けた者との別れは、それは、身を引き裂かれるほどにつらいだろう。まして、その者が死ぬとなったら。立ち直れぬほどの苦しみにさいなまれるに違いない。クロウの心痛は、いかばかりか…」
重いため息をつき。我は、紅茶を口にすることもなく。気だるげに長い髪をかき上げた。
「我は、それを知りながら、クロウに触れたのだ。触れずにはいられなくて…彼を本当に大事に想うなら、言葉すら交わしてはいけなかったのに」
返答は期待していなかったのだが、本来は壁と化さなければならない騎士のセドリックが。口をはさんだ。
「陛下に無視されたら、クロウは泣きますよ。ベソベソ、泣きますよ? 陛下はそれを、平静に見られるのですか?」
そんなの、無理に決まっている。
クールなクロウが、ベソベソ? 無理無理。
わかりきったことを聞くんじゃない、とばかりに。我はセドリックを鋭く睨んだ。
やつには、全然効かないが。
「つか、陛下は。恋と愛の違いをわかっておられない」
ダメダメ、と言うように。セドリックが手のひらをハタハタと振るので。
我はイラッとした。
「恋も愛も、大した差はないだろう? 同じものだ」
「はは、それは違うでしょう? こと、愛に関しては。肉欲を伴わなくても発生する。たとえば、親や子供、友人やペットに対しても、感じるものだ。でも、恋は。ある人にだけ生まれる、特別な感情です」
セドリックがしたり顔で説くが。我はよくわからなかった。
だが、クロウが特別なのはわかる。
食べたいと思ったのは、クロウだけだしな。
「恋愛ってのは。愛も恋も、ぐちゃぐちゃに混ざり合ったものだ。これが恋、これが愛、と。選り分けられないくらい、ぐちゃぐちゃの、混ぜこぜなんですよ。で、陛下がクロウを愛していなかったのか…それは、陛下が自分でお考えください。その過程が、とっても大事なのでね。ただ、陛下がひとりで苦しむのは、フェアじゃないから。もうひとつだけ、助言しましょう」
セドリックは、意味深に言って。ひとつ息を吸い込んだ。
「陛下はクロウを求め、彼はそれに応えた。たとえこの先、苦しむことになろうとも。クロウは己の意志で、陛下のそばにありたいと願ったんだ。それが、クロウの心の形なんですよ」
クロウの心の形を、我は思い描いてみる。
脳裏には、なめらかな肌の質感や。ほのぼのとした微笑みや。仕事をしているときの、繊細な指使いなどが浮かぶのだが。
最終的なイメージは、やはり、我の体全体を覆うような、大きな、心地よいぬくもりだった。
彼を、離したくなかった。
彼と、離れたくなかった。
今、目の前にいないからこそ。痛切に、そう思う。
すべて、手遅れなのだろうか?
彼と生きる術は、本当にないのだろうか?
いや、そんなものはないのだ。
子供のときから、幾通りもの方法を考えて、打ち消してきた。そんな方法があったら、クロウに会う前に、既に実行している。
そうは、思いつつも。
クロウの顔を思い出すたびに、彼とふたり、並んで町を歩く。幸せな光景を夢想してしまうのだ。
「陛下。その、クロウのことなんですが。さっき、別れる前に。バミネが気になることを言っていて…」
「気になること?」
セドリックの言葉に、我は顔を上げる。
クロウのことなら、なんでも知りたいのだ。
「バミネが、クロウを坊ちゃんと呼んでいたんです。ま、蔑んだような、からかうような、調子でしたけど。バミネが坊ちゃんと揶揄するってことは。それなりの家柄、なのではないかと思って…」
「確かに。以前、クロウは。バミネのせいで一家離散したと言っていた。彼のたたずまいや、仕草や、所作や、言葉遣いは。洗練している、とも思っていたが。彼が言えないことがあると言っていたので、出自や家柄など、深くは追求しなかったのだ」
「陛下に、言えないことってなんですか?」
セドリックが、少し怒ったような口調で言う。
確かに、最高権力者の王に、隠し事をするというのは。あまり良いことではない。でも。
「自分以外の、人が。窮地に陥る可能性があるので、容赦してくれ。みたいなことを言われたのだ。クロウは優しいから、他の者のことまで考えてしまうのだろう?」
「もう、大概、陛下もお人好しだ。隠し事は許さぬ、と言えば。クロウは逆らえないのに」
そうかもしれないが、無理に言うことを聞いてもらっても、嬉しくないだろう。と思う。
「クロウのことは、ラヴェルの方が詳しいのではないか? ラヴェル、おまえはクロウの出自を知っているのだろう? 以前、身内かと疑ったこともあるのだ」
我とセドリックに、見られ。
ラヴェルはあからさまに、肩を跳ね上げた。
「いえ、なにも…」
「あぁ? その感じは、絶対なにか知っているやつだろうが? 陛下に嘘をつくのか、ラヴェル?」
とっさに首を横に振ったラヴェルの、挙動不審を。セドリックが容赦なく追及する。
ラヴェルは青い顔をして。ひとつ息をのむと。
襟や首元などの、身を整え始めて。ピシッと背筋を伸ばし。
執事の鑑と言える、美しい礼を取った。
「陛下、私は。陛下に、嘘偽りを申したりはしません。しかし、先ほどの私の言は。嘘でした。クロウ様のことについて、隠し事があります。しかし…私の口からは申せません。きつく、口止めをされているのです」
「はぁ? 陛下の求めに逆らうのか? ラヴェルが? 王よりも優先する相手って…」
セドリックは、驚愕していた。
この国で、王以上の相手など、存在しないのだ。
ま、なにもできない王だけど。バミネに散々コケにされている王だけど。
それでも、バミネ以外の人間には、多少なりとも権威があり。
ラヴェルは今まで、我への忠節をおろそかにしたりはしなかった。
それを、セドリックは、知っているからこその。驚きだ。
「私は、陛下より以前に。クロウ様にお仕えしておりました。クロウ様は、私の主なのです」
ラヴェルのその言葉には、我も驚愕した。
全く、思いも寄らない答えだった。
我と会う前と言ったら、十年前? クロウが、十歳のとき?
「…それは」
さらに詳しい話を聞こうとして、我が言いかけたとき。
ガガーンと。防御の門の轟音が、島中に響き渡ったのだ。
いつの間にか、ラヴェルがかたわらに立っていて。湯気の立った紅茶の入ったティーカップを、差し出す。
「陛下、窓際は、お体が冷えます。暖炉に火を入れましょうか?」
もう四月だから、それほど寒くもないのだが。
なんとなく。暖炉の火から受ける暖かさは、クロウの笑顔から受ける心地よさと似ているような気がして。それを感じたくて。ラヴェルにうなずいた。
「なぁ、ラヴェル。我はクロウを愛していたのか? 上手に、愛せただろうか?」
王の独白に、ラヴェルは暖炉の火を起こしながら、黙して耳を傾けていた。
我も、返事は期待していない。
「奪うことや、欲する気持ちが、強すぎた。愛というのは、なんとなく、穏やかなイメージがあるのだが。そう、たとえばクロウのように。我のすべてを包み込むような、優しくて、温かい感覚を、愛と呼ぶような気がするのだが。我の中にある、この凶暴な感情は。愛とは異なるような気がするのだ。だったら、この気持ちは。愛ではないのだろうか? いったい、なんなのだろうか?」
己の中にある気持ちの正体が、わからなくて。我は。クロウに愛を誓い。愛している、愛しいと思いながらも。その言葉を、はっきりとクロウにかけてやることができなかった。
「彼への仕打ちも、悔やまれてならないのだ。我はクロウの心を、傷つけるだけ傷つけた。心を向けた者との別れは、それは、身を引き裂かれるほどにつらいだろう。まして、その者が死ぬとなったら。立ち直れぬほどの苦しみにさいなまれるに違いない。クロウの心痛は、いかばかりか…」
重いため息をつき。我は、紅茶を口にすることもなく。気だるげに長い髪をかき上げた。
「我は、それを知りながら、クロウに触れたのだ。触れずにはいられなくて…彼を本当に大事に想うなら、言葉すら交わしてはいけなかったのに」
返答は期待していなかったのだが、本来は壁と化さなければならない騎士のセドリックが。口をはさんだ。
「陛下に無視されたら、クロウは泣きますよ。ベソベソ、泣きますよ? 陛下はそれを、平静に見られるのですか?」
そんなの、無理に決まっている。
クールなクロウが、ベソベソ? 無理無理。
わかりきったことを聞くんじゃない、とばかりに。我はセドリックを鋭く睨んだ。
やつには、全然効かないが。
「つか、陛下は。恋と愛の違いをわかっておられない」
ダメダメ、と言うように。セドリックが手のひらをハタハタと振るので。
我はイラッとした。
「恋も愛も、大した差はないだろう? 同じものだ」
「はは、それは違うでしょう? こと、愛に関しては。肉欲を伴わなくても発生する。たとえば、親や子供、友人やペットに対しても、感じるものだ。でも、恋は。ある人にだけ生まれる、特別な感情です」
セドリックがしたり顔で説くが。我はよくわからなかった。
だが、クロウが特別なのはわかる。
食べたいと思ったのは、クロウだけだしな。
「恋愛ってのは。愛も恋も、ぐちゃぐちゃに混ざり合ったものだ。これが恋、これが愛、と。選り分けられないくらい、ぐちゃぐちゃの、混ぜこぜなんですよ。で、陛下がクロウを愛していなかったのか…それは、陛下が自分でお考えください。その過程が、とっても大事なのでね。ただ、陛下がひとりで苦しむのは、フェアじゃないから。もうひとつだけ、助言しましょう」
セドリックは、意味深に言って。ひとつ息を吸い込んだ。
「陛下はクロウを求め、彼はそれに応えた。たとえこの先、苦しむことになろうとも。クロウは己の意志で、陛下のそばにありたいと願ったんだ。それが、クロウの心の形なんですよ」
クロウの心の形を、我は思い描いてみる。
脳裏には、なめらかな肌の質感や。ほのぼのとした微笑みや。仕事をしているときの、繊細な指使いなどが浮かぶのだが。
最終的なイメージは、やはり、我の体全体を覆うような、大きな、心地よいぬくもりだった。
彼を、離したくなかった。
彼と、離れたくなかった。
今、目の前にいないからこそ。痛切に、そう思う。
すべて、手遅れなのだろうか?
彼と生きる術は、本当にないのだろうか?
いや、そんなものはないのだ。
子供のときから、幾通りもの方法を考えて、打ち消してきた。そんな方法があったら、クロウに会う前に、既に実行している。
そうは、思いつつも。
クロウの顔を思い出すたびに、彼とふたり、並んで町を歩く。幸せな光景を夢想してしまうのだ。
「陛下。その、クロウのことなんですが。さっき、別れる前に。バミネが気になることを言っていて…」
「気になること?」
セドリックの言葉に、我は顔を上げる。
クロウのことなら、なんでも知りたいのだ。
「バミネが、クロウを坊ちゃんと呼んでいたんです。ま、蔑んだような、からかうような、調子でしたけど。バミネが坊ちゃんと揶揄するってことは。それなりの家柄、なのではないかと思って…」
「確かに。以前、クロウは。バミネのせいで一家離散したと言っていた。彼のたたずまいや、仕草や、所作や、言葉遣いは。洗練している、とも思っていたが。彼が言えないことがあると言っていたので、出自や家柄など、深くは追求しなかったのだ」
「陛下に、言えないことってなんですか?」
セドリックが、少し怒ったような口調で言う。
確かに、最高権力者の王に、隠し事をするというのは。あまり良いことではない。でも。
「自分以外の、人が。窮地に陥る可能性があるので、容赦してくれ。みたいなことを言われたのだ。クロウは優しいから、他の者のことまで考えてしまうのだろう?」
「もう、大概、陛下もお人好しだ。隠し事は許さぬ、と言えば。クロウは逆らえないのに」
そうかもしれないが、無理に言うことを聞いてもらっても、嬉しくないだろう。と思う。
「クロウのことは、ラヴェルの方が詳しいのではないか? ラヴェル、おまえはクロウの出自を知っているのだろう? 以前、身内かと疑ったこともあるのだ」
我とセドリックに、見られ。
ラヴェルはあからさまに、肩を跳ね上げた。
「いえ、なにも…」
「あぁ? その感じは、絶対なにか知っているやつだろうが? 陛下に嘘をつくのか、ラヴェル?」
とっさに首を横に振ったラヴェルの、挙動不審を。セドリックが容赦なく追及する。
ラヴェルは青い顔をして。ひとつ息をのむと。
襟や首元などの、身を整え始めて。ピシッと背筋を伸ばし。
執事の鑑と言える、美しい礼を取った。
「陛下、私は。陛下に、嘘偽りを申したりはしません。しかし、先ほどの私の言は。嘘でした。クロウ様のことについて、隠し事があります。しかし…私の口からは申せません。きつく、口止めをされているのです」
「はぁ? 陛下の求めに逆らうのか? ラヴェルが? 王よりも優先する相手って…」
セドリックは、驚愕していた。
この国で、王以上の相手など、存在しないのだ。
ま、なにもできない王だけど。バミネに散々コケにされている王だけど。
それでも、バミネ以外の人間には、多少なりとも権威があり。
ラヴェルは今まで、我への忠節をおろそかにしたりはしなかった。
それを、セドリックは、知っているからこその。驚きだ。
「私は、陛下より以前に。クロウ様にお仕えしておりました。クロウ様は、私の主なのです」
ラヴェルのその言葉には、我も驚愕した。
全く、思いも寄らない答えだった。
我と会う前と言ったら、十年前? クロウが、十歳のとき?
「…それは」
さらに詳しい話を聞こうとして、我が言いかけたとき。
ガガーンと。防御の門の轟音が、島中に響き渡ったのだ。
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