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2-1 がえんじない
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◆がえんじない
陛下と父の話し合いで、決まったのは。
陛下とぼくが、セントカミュ学園に入学すること。
学園は、夏に、長いお休みがあるわけだが。おおよそ、四月中旬から夏休みに入る前までの、一学期の期間に、特別編入する。という形になる予定だ。
そして。結婚式が済むまで、ぼくの立場は陛下の婚約者であること。
学園に通う間は、公爵家に戻ること。
さらに、陛下とぼくの結婚式は、三ヶ月後…。だったのだが。
学園の卒業資格を、一学期中に取る目算なので。結婚式は八月初旬に執り行うのが良いのでは? ということになった。
なお、詳細はおいおいです。
などなど、諸々が決定し。それに向けて、動いていくことになりました。
ひえぇぇ、国を挙げての結婚式が、見えてきましたよっ? 緊張します。
こんな、モブの、真っ黒黒の地味な男を。国民の皆さんは、こころよく王妃として迎えてくれるのでしょうか? 心配です。
あと、学園入学に当たり、編入試験は受けなければならないのですが。
陛下は。ラヴェルが、いつ国王の座に返り咲いても、すぐに政務が行えるよう、王城で教育に力を入れていたらしいので、なにも心配はないのでしょうけど。
しかし、しかし。問題は、ぼくです。
ぼくは果たして、編入試験をパスできるのだろうか?
シオンがパス出来たのなら、前世の教育課程と、それほど変わらないとは思うのだけど。
つか、試験を受けた記憶なんて、遥か昔なんですけどぉ? ちょっと心配です。
それに、陛下が言うには、一学期中に学園の学士を修めなくてはならないわけで。
やることいっぱいで、大変です。
でもそのあとは結婚式が待っているので。頑張らなくてはね?
ずっと、陛下をお支えする立場にいるために、乗り越えねばならない試練ならば。ぼくは、やるぜっ!
「クロウ、それじゃあ、公爵家に帰ろうか?」
ニコニコ顔の父に、やんわりうながされ。ぼくは、えっ、となった。
今、この時点から? もう、帰るの? 嫌じゃー。
「ち、父上。ぼくは、シャーロット殿下がご入学する前に、ダンスのレッスンと刺繍の基礎をお教えする予定なので…」
シャーロットは、四月十日に学園に入るので。それまでは王宮にいたいのですけどぉ? という目で、父を見やるが。
父は笑顔を崩さずに。言うのだった。
「そうか。では、殿下にご挨拶して。夜には、戻って来なさい。公爵家の馬車を手配しておく」
えっ、今日の夜ってこと?
そんなぁ? 離れる前に、陛下とゆっくりじっくり、お話しておきたかったのに。
だけど、式の前に実家に帰るというのは。前世でも、そんな感じだったから。
もう、仕方がないことなのかなぁ?
陛下とは、学園に通うことになったら、そこで会えるのだから。
寂しいけれど、我慢しなきゃぁな?
「それと、クロウ。王家の指輪を、陛下にお返ししなさい。まだ正式な、陛下の伴侶ではないおまえが、王家の指輪を身につけているのを学園で見咎められたら、陛下に迷惑がかかるのだ」
え、そうなの?
でも、父上は公爵家当主で。貴族の習わしなんかは、ぼくよりも精通しているからな?
そういうものなのかな?
ぼくは、もう、そこにあることも忘れかけてしまうくらいに指に馴染んでいる、王家の指輪に目を落とす。
結婚指輪、なのだけど。王城にいたため、お直しができず。前王妃様の指のサイズのままだから。王家の指輪は、ぼくの小指にはまっているのだ。
そして薬指には、結晶化したシロツメ草の指輪がある。
陛下が丘で摘んで、ぼくに作ってくれた、シロツメ草の指輪。なんだけど。
ぼくは…なんか。無意識に、魔法で固めてしまったらしい。
大事なものだから、枯れずに取っておけるのは、良かったんだけど。無意識って、怖いね?
よくわからないけど、父が、返すように、目でうながすから。ぼくは、右手を左手の小指に添える。
「イアン様、王家の指輪をお返しいたします」
そう言って、引き抜こうとした、そのとき。
陛下がぼくの両手を、大きな手で覆った。
「がえんじない」
「が…がえんじ?」
知らない言葉で、ぼくは首を傾げる。
でも、ちょっと怒ったような顔つきだから、たぶん、ダメとか、許さん系? かな?
「首肯しかねるとか、承諾できない、という意味だ」
父が解説してくれて、ぼくはきょとん顔ながら、うなずいた。
ま、おおよそ合っていたな。
しかし。海が凍ったような、瞳の色で。冷たい視線で。ぼくは陛下に見据えられ。ドキリとする。
恋のドキではなく。冷や汗をかくような、やつ。
これ、絶対、ヤバい、ドキっだぁ。
つか、どんだけ、承知できない感じ? よっぽど、がえんじない?? 新語に振り回されるぼく。
「だが、サイズ直しは必要だな? これは我が預かっておく」
そう言って、陛下は小指にあった指輪と、シロツメ草の指輪も、引き抜いてしまった。
「そ、そちらもですか?」
これは、陛下がぼくのために作ってくれた指輪だから。外したくないのだけど。
「このサイズに合わせて、作り直すのだ。しばらく貸しておいてくれ」
陛下は指輪を握り込むと、胸の内ポケットに、素早く入れてしまった。
あぁっ、取り返せないのですけどぉ? オロオロと手をさ迷わせるが。あきらめるしかない。
なんだか、陛下の愛の証が奪われてしまったようで。心細い気持ちになる。
でも、誰かに奪われたのではなく、陛下の手の中にあるのだから。大丈夫、なのだけど。
なんとなく、不安だった。
それでなくても、陛下のそばから離れなくてはならないのに。
悲しくて、心がしゅんとしていたら、セドリックが部屋に入ってきた。
「陛下、隣国の大使がお見えです。謁見の間へお出でください」
それにうなずいて、陛下はぼくの肩をポンと叩いた。
「ではな。次に会うのは、学園で、だな? 楽しみにしている」
美しい笑顔を向けてくれたけれど、なんだかあっさりと、陛下はサロンを出て行ってしまい。
ぼくは、胸がギューッってなった。
えぇ? これでお別れなのですか?
陛下が部屋を出るのを、父とシオンは席を立ち、頭を下げて見送った。
シオンなどは、すっかり礼儀や所作が洗練されていて、貴族の子息が板についているな。
だが、顔を上げると。いつもの弟の顔をして、笑うのだ。
うん。中身が変わったわけではないんだな?
「兄上っ、久しぶりに、兄弟での時間が持てますね? 楽しみです」
シオンは、猫だったら尻尾がピーンとなっているような、嬉しげな顔で、ぼくをやんわりハグした。
「あぁ、クロウ。私もおまえと、もっと、ゆっくり話がしたかったのだ。ミリシャが、夕食の準備を豪勢に整えているから、ディナーの時間までに公爵家に戻って来なさい」
当主のご命令、来ましたっ。ぼくは了承の会釈をする。
貴族の世界では、当主の命令は絶対です。
当主の許しがなければ、基本、結婚もできない世界なのです。
まぁ、公爵家より上位の、国王の要請を退けることは、ないだろうけど。
でも、ぼくには父上という人物が、どのような性格かわからない。ずっと離れて暮らしていたわけだからな。
わからないうちは。父上の機嫌を損ねるのは、得策ではない。と思う。
ぎこちない笑みを浮かべながら、ぼくは、父とシオンがサロンを出て行くのを見送り。部屋にひとりになってから、自分の手に再び目を落とす。
右手には、バジリスクの指輪。左手には、シロツメ草の指輪と王家の指輪があったのだが。
今はない。
ちょっと指輪で、ジャラついていた気が、しないでもないが。
左手に、なにもなくなってしまい、ともかく寂しい。
指輪があれば、陛下がずっとそばにいるような、離れていても手をつないでいるような、気になれたのに。
軽くなった左手に、心細さを感じ。
ため息で誤魔化して。ぼくはサロンを後にした。
殿下とアイリスに挨拶をしたら、ぼくは王宮を出て、公爵家に戻らなければならないのかぁ。あーあ。
陛下と父の話し合いで、決まったのは。
陛下とぼくが、セントカミュ学園に入学すること。
学園は、夏に、長いお休みがあるわけだが。おおよそ、四月中旬から夏休みに入る前までの、一学期の期間に、特別編入する。という形になる予定だ。
そして。結婚式が済むまで、ぼくの立場は陛下の婚約者であること。
学園に通う間は、公爵家に戻ること。
さらに、陛下とぼくの結婚式は、三ヶ月後…。だったのだが。
学園の卒業資格を、一学期中に取る目算なので。結婚式は八月初旬に執り行うのが良いのでは? ということになった。
なお、詳細はおいおいです。
などなど、諸々が決定し。それに向けて、動いていくことになりました。
ひえぇぇ、国を挙げての結婚式が、見えてきましたよっ? 緊張します。
こんな、モブの、真っ黒黒の地味な男を。国民の皆さんは、こころよく王妃として迎えてくれるのでしょうか? 心配です。
あと、学園入学に当たり、編入試験は受けなければならないのですが。
陛下は。ラヴェルが、いつ国王の座に返り咲いても、すぐに政務が行えるよう、王城で教育に力を入れていたらしいので、なにも心配はないのでしょうけど。
しかし、しかし。問題は、ぼくです。
ぼくは果たして、編入試験をパスできるのだろうか?
シオンがパス出来たのなら、前世の教育課程と、それほど変わらないとは思うのだけど。
つか、試験を受けた記憶なんて、遥か昔なんですけどぉ? ちょっと心配です。
それに、陛下が言うには、一学期中に学園の学士を修めなくてはならないわけで。
やることいっぱいで、大変です。
でもそのあとは結婚式が待っているので。頑張らなくてはね?
ずっと、陛下をお支えする立場にいるために、乗り越えねばならない試練ならば。ぼくは、やるぜっ!
「クロウ、それじゃあ、公爵家に帰ろうか?」
ニコニコ顔の父に、やんわりうながされ。ぼくは、えっ、となった。
今、この時点から? もう、帰るの? 嫌じゃー。
「ち、父上。ぼくは、シャーロット殿下がご入学する前に、ダンスのレッスンと刺繍の基礎をお教えする予定なので…」
シャーロットは、四月十日に学園に入るので。それまでは王宮にいたいのですけどぉ? という目で、父を見やるが。
父は笑顔を崩さずに。言うのだった。
「そうか。では、殿下にご挨拶して。夜には、戻って来なさい。公爵家の馬車を手配しておく」
えっ、今日の夜ってこと?
そんなぁ? 離れる前に、陛下とゆっくりじっくり、お話しておきたかったのに。
だけど、式の前に実家に帰るというのは。前世でも、そんな感じだったから。
もう、仕方がないことなのかなぁ?
陛下とは、学園に通うことになったら、そこで会えるのだから。
寂しいけれど、我慢しなきゃぁな?
「それと、クロウ。王家の指輪を、陛下にお返ししなさい。まだ正式な、陛下の伴侶ではないおまえが、王家の指輪を身につけているのを学園で見咎められたら、陛下に迷惑がかかるのだ」
え、そうなの?
でも、父上は公爵家当主で。貴族の習わしなんかは、ぼくよりも精通しているからな?
そういうものなのかな?
ぼくは、もう、そこにあることも忘れかけてしまうくらいに指に馴染んでいる、王家の指輪に目を落とす。
結婚指輪、なのだけど。王城にいたため、お直しができず。前王妃様の指のサイズのままだから。王家の指輪は、ぼくの小指にはまっているのだ。
そして薬指には、結晶化したシロツメ草の指輪がある。
陛下が丘で摘んで、ぼくに作ってくれた、シロツメ草の指輪。なんだけど。
ぼくは…なんか。無意識に、魔法で固めてしまったらしい。
大事なものだから、枯れずに取っておけるのは、良かったんだけど。無意識って、怖いね?
よくわからないけど、父が、返すように、目でうながすから。ぼくは、右手を左手の小指に添える。
「イアン様、王家の指輪をお返しいたします」
そう言って、引き抜こうとした、そのとき。
陛下がぼくの両手を、大きな手で覆った。
「がえんじない」
「が…がえんじ?」
知らない言葉で、ぼくは首を傾げる。
でも、ちょっと怒ったような顔つきだから、たぶん、ダメとか、許さん系? かな?
「首肯しかねるとか、承諾できない、という意味だ」
父が解説してくれて、ぼくはきょとん顔ながら、うなずいた。
ま、おおよそ合っていたな。
しかし。海が凍ったような、瞳の色で。冷たい視線で。ぼくは陛下に見据えられ。ドキリとする。
恋のドキではなく。冷や汗をかくような、やつ。
これ、絶対、ヤバい、ドキっだぁ。
つか、どんだけ、承知できない感じ? よっぽど、がえんじない?? 新語に振り回されるぼく。
「だが、サイズ直しは必要だな? これは我が預かっておく」
そう言って、陛下は小指にあった指輪と、シロツメ草の指輪も、引き抜いてしまった。
「そ、そちらもですか?」
これは、陛下がぼくのために作ってくれた指輪だから。外したくないのだけど。
「このサイズに合わせて、作り直すのだ。しばらく貸しておいてくれ」
陛下は指輪を握り込むと、胸の内ポケットに、素早く入れてしまった。
あぁっ、取り返せないのですけどぉ? オロオロと手をさ迷わせるが。あきらめるしかない。
なんだか、陛下の愛の証が奪われてしまったようで。心細い気持ちになる。
でも、誰かに奪われたのではなく、陛下の手の中にあるのだから。大丈夫、なのだけど。
なんとなく、不安だった。
それでなくても、陛下のそばから離れなくてはならないのに。
悲しくて、心がしゅんとしていたら、セドリックが部屋に入ってきた。
「陛下、隣国の大使がお見えです。謁見の間へお出でください」
それにうなずいて、陛下はぼくの肩をポンと叩いた。
「ではな。次に会うのは、学園で、だな? 楽しみにしている」
美しい笑顔を向けてくれたけれど、なんだかあっさりと、陛下はサロンを出て行ってしまい。
ぼくは、胸がギューッってなった。
えぇ? これでお別れなのですか?
陛下が部屋を出るのを、父とシオンは席を立ち、頭を下げて見送った。
シオンなどは、すっかり礼儀や所作が洗練されていて、貴族の子息が板についているな。
だが、顔を上げると。いつもの弟の顔をして、笑うのだ。
うん。中身が変わったわけではないんだな?
「兄上っ、久しぶりに、兄弟での時間が持てますね? 楽しみです」
シオンは、猫だったら尻尾がピーンとなっているような、嬉しげな顔で、ぼくをやんわりハグした。
「あぁ、クロウ。私もおまえと、もっと、ゆっくり話がしたかったのだ。ミリシャが、夕食の準備を豪勢に整えているから、ディナーの時間までに公爵家に戻って来なさい」
当主のご命令、来ましたっ。ぼくは了承の会釈をする。
貴族の世界では、当主の命令は絶対です。
当主の許しがなければ、基本、結婚もできない世界なのです。
まぁ、公爵家より上位の、国王の要請を退けることは、ないだろうけど。
でも、ぼくには父上という人物が、どのような性格かわからない。ずっと離れて暮らしていたわけだからな。
わからないうちは。父上の機嫌を損ねるのは、得策ではない。と思う。
ぎこちない笑みを浮かべながら、ぼくは、父とシオンがサロンを出て行くのを見送り。部屋にひとりになってから、自分の手に再び目を落とす。
右手には、バジリスクの指輪。左手には、シロツメ草の指輪と王家の指輪があったのだが。
今はない。
ちょっと指輪で、ジャラついていた気が、しないでもないが。
左手に、なにもなくなってしまい、ともかく寂しい。
指輪があれば、陛下がずっとそばにいるような、離れていても手をつないでいるような、気になれたのに。
軽くなった左手に、心細さを感じ。
ため息で誤魔化して。ぼくはサロンを後にした。
殿下とアイリスに挨拶をしたら、ぼくは王宮を出て、公爵家に戻らなければならないのかぁ。あーあ。
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