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番外 モブから略奪? リーリア・ブランの野望 ⑥
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◆モブから略奪? リーリア・ブランの野望 ⑥
陛下に、近づけない。
攻略対象が、もう、陛下とカッツェしか残っていなくて、私は焦っていた。
もう、攻略対象を本命の陛下に絞ろうと、食堂での一件があったあとで、思ったのだけど。
そもそも、陛下とまだちゃんと、話せてもいないわ。
だって、陛下は。学園内でも、ひとりになることが全然ないの。
従者であるベルナルドとカッツェ、もしくはシオン様が護衛をされているし。
そして、ほぼ確実に、あのモブが陛下の隣を陣取っている。
あぁっ、マジ、ウザッ。あのモブ!
陛下と話をするには、シオン様に、陛下の休憩場所を教えてもらわないとならない。
その、最初のイベントに失敗したから。
丘の上で、ハンカチを差し上げるイベントも。
昼休み、久しぶりに学園に登校した陛下と、お昼寝イベントも。
バラ園でハチに追われて、一緒に逃げるキャッキャウフフのイベントも。
全部。あのモブにかっさらわれてしまったわ? あり得ない。
イベントをするには。とにかく、陛下がひとりになるところで、会わないとならないのよ。
それに、まだお話もできていないから。好感度も低いだろうし。
陛下の休憩室を、独自に探し当てようとしたけど。
特別教室棟に入ろうとすると、どこからか、職員が現れて。これ以上はお控えください。と言われてしまう。
まぁ、さすがに、一国の王だから。警備は万全よね?
頬が引きつっちゃうけど。国防としては、大事よ。うん。
それで、まずは。やはり、私の味方になってもらう人を、捕まえようと思って。
カッツェにコナをかけてみた。
カッツェと仲良くなったら、陛下に大事なお話があるんだけどぉ…と意味深に言ったら、きっと橋渡ししてくれるんじゃないかしらぁ? なんて思っちゃって。
やだぁ、私、天才じゃね?
カッツェはね、簡単なのよ。
カッツェには、優秀な兄がふたりいて、目の上のたんコブというか。兄たちのせいで、自分がどれだけ頑張っても、父である公爵に評価してもらえないって。それを悩んでいて。
カッツェは三男だから、公爵になることもないし。
騎士になって、大成するしかなくて。その道だけは極めようと、精進しているってわけ。
だから。
「カッツェ様はお強いですわ? お兄様のことなど忘れて、カッツェ様はカッツェ様の剣を貫いていけば、よいと思うの」
なんて、おだてると。
「真に、俺の気持ちを理解してくれるのは、君だけだ」
ってなるわけよ。
夕暮れの屋内剣闘技場で、ひとり鍛錬するカッツェに近づき。そう告げると。
今度は、ブモブモ音は鳴らなかった。
やった。これは成功したんじゃないかしら?
がっつかないで、いったんその場をあとにして。カッツェが追ってくるのを待った。
私が廊下を歩いていると、いきなり手首を掴んで。
ちょっと、チャラい雰囲気のカッツェが。真剣な目つきで、告げるのよ?
君しかいないって。
でも…来ないわね。なんでかしら?
翌日も、彼の視界に入るところに行ってみたけど。彼が、私に話しかけに来ることはなかった。
えぇ? なんでなのぉ?
つか、カッツェ。モブのことをジッと見ているみたいなんだけど。なんなのかしら?
私のことが見えていないのかしら?
そんなことないわよね? だって私は、この世で一番可愛くデザインされているのですもの?
それにしても、カッツェとお友達イベントが不発で。どうしようかしらと。食堂で、特別席に座る陛下たちを、遠くから、うらめしげに見やる。
そうしたら、なんか、変な、またまたモブっぽい、薄茶メガネ少女が。特別席に招待されている。
悪役令嬢シャーロットの、お友達みたい。
やだぁ、そこは私が座るはずの席よぉ?
陛下の特別なお友達になった私が、攻略対象の男たちに囲まれて、ちやほやされる…その席に座っているのは、クロウだけど。
なんで公女の私を差し置いて、特別席にある、数少ない椅子に、ポッと出の女モブが座るのよ?
許せないんですけどぉ。モウ、サイアク。
そこで、もたもたしていたら。剣術大会の日になっちゃったじゃない。
なにもできないままに、ゲームの半分が消化されてしまったことになる。
もう、そんなに大きなイベントは残っていないわ。これは、いよいよヤバいわよ。
陛下とお近づきになれないと。陛下を落とせないと。留学期間が過ぎたら本国に戻らされて。見知らぬ男と結婚させられるわ。
嫌よ、そんなの。
直に陛下を目にして、その美しさ、高潔さに、惚れ惚れしたわ。絶対に、彼をモノにするのよ。
剣術大会で、貴賓席に座って、のほほんと試合を観戦しているクロウ。
その貴賓席に座っているのも、私だったはずなのに。公女が、なんで、一般人と並んでいなきゃならないの?
腹立つわ。クロウは、ほのぼの笑顔だけど。
そうやって、ヘラへラ笑っていられるのも、今のうちよ。
私には、奥の手があるわ。
すぐにも、貴方を陛下の婚約者の座から引きずりおろしてやる。
意を決して、私は、観客席を立った。
いち早く、決勝進出を決めた陛下は。次の対戦相手が決まる試合を、関係者用通路で見ていた。
護衛は、えんじの騎士服を着るおっさんのみ。
陛下とふたりきりじゃないけど。もう、仕方がないわね。とにかく、陛下と接点を作らなきゃ。
つか、騎士服の陛下、超格好いい。やっぱ、第一攻略対象だけあるわ。
光沢のある紺色の騎士服と、金髪が、キラキラよ。他の攻略対象とは、格が違うわ?
もっと、近くで見たくなって。軽やかに、私は駆け寄る。
すると、すぐにおっさんが気づいて、陛下の前に立つ。
もう、邪魔なんだけど、おっさん。ちょっと、どいていてよ。
「陛下、あの、お話があって。私、留学生のリーリア・ブランでございます」
とりあえず、優雅に、美しい淑女の礼を取った。
のに、なんで、ブモ音が鳴るのよ?
公女の最高級の礼節をなんだと思っているのかしら?
「御令嬢、陛下に、不用意に近づいてくるのは、無礼ですよ?」
無礼なのは貴方なのよ、と思いながら。
私は陛下に、クロウのことで大事な話があると告げる。
遠くの方で、ブモブモ鳴ってはいるけれど。
小首を傾げて、可愛い角度で陛下をみつめたら。お優しい陛下は、おっさんを後ろに下げてくれた。
あらぁ? 陛下ったら。案外ちょろいかもね?
「留学生の御令嬢が、クロウについて、なにか?」
見てよ、この優しげな顔。陛下は、私をお気に召しているのよ。
おっさんにはわからないかしらね? という気持ちで、くまさんを見やる。
すると、ブモッて、また鳴った。
ま、人を見下げるのはちょっと、はしたなかったかしら?
でも、私は高貴な出自だから、仕方がないの。同じく、高貴な出の陛下ならわかってくださるわ。
さて。ここからは、私の見せ場よ?
男なんか、ちょっと泣いたら、コロリなんだから。
私は、不遇な目に合っているお姫様。その気持ちで、目に涙をためて、ウルル。
こういう女の涙に、弱いでしょう? 陛下。
「陛下、私。クロウ様に嫌がらせをされているのです…」
私は、思いつく悪役令嬢的嫌がらせを、クロウがやったら、こんな感じって。リアリティーを出して、陛下にこんこんと訴えた。
なのに、ブモブモ音が、遠くから、どんどん近づいてくる感じよ。
待って、待って、こっちに来ないで?
つか、信じてないってこと? 可愛い女の子が泣いているのにっ。
「リーリア・ブラン。いや、リーリア・アルガル嬢。クロウは貴方が、ただの留学生ではなく、公女だと知っているのだ。クロウは聡明ゆえ、隣国とトラブルを起こすような所業はしない」
「な、なんで陛下が、公女だって知ってんのよ? ふたを開けたら公女だったっていうところで盛り上がるのに」
「は?」
あっ、つい、口から出ちゃった。
でも、小声で早口だったから、陛下には聞こえなかったみたいよ? セーフ。
つか、なんで、私が公女だってことを、知られているのかしら?
もう、これ、どう収集つけたらいいのかしら?
ヤバいわ。マジで、ピンチ。私が嘘つきみたいになっちゃってる。もう、めんどくさっ。
「いえ、陛下。私は嘘なんか言っていないのです」
とりあえず、嘘つきではないと、強調しておきたい。
そうでないと、挽回できなくなるわ。
そう。私が公女だってバレていても、クロウが嫌がらせしていないってことにはならないわ。よし。
「く、クロウ様は、私に嫉妬しているのですわ? だから、あのような嫌がらせを…えぇ、ようやく、わかりましたわ。クロウ様は私が公女だから、嫌がらせをしてきたということを」
「クロウが、貴方に嫉妬?」
よし、陛下は食いついてきた。
クロウの性格が、アイキンⅡの悪役令嬢並みに悪かったなら。陛下もクロウと縁を切りたがっていて、彼を貶めるきっかけを探っているかもしれないものね?
よし。ここから畳み掛けていくわよっ。
陛下に、近づけない。
攻略対象が、もう、陛下とカッツェしか残っていなくて、私は焦っていた。
もう、攻略対象を本命の陛下に絞ろうと、食堂での一件があったあとで、思ったのだけど。
そもそも、陛下とまだちゃんと、話せてもいないわ。
だって、陛下は。学園内でも、ひとりになることが全然ないの。
従者であるベルナルドとカッツェ、もしくはシオン様が護衛をされているし。
そして、ほぼ確実に、あのモブが陛下の隣を陣取っている。
あぁっ、マジ、ウザッ。あのモブ!
陛下と話をするには、シオン様に、陛下の休憩場所を教えてもらわないとならない。
その、最初のイベントに失敗したから。
丘の上で、ハンカチを差し上げるイベントも。
昼休み、久しぶりに学園に登校した陛下と、お昼寝イベントも。
バラ園でハチに追われて、一緒に逃げるキャッキャウフフのイベントも。
全部。あのモブにかっさらわれてしまったわ? あり得ない。
イベントをするには。とにかく、陛下がひとりになるところで、会わないとならないのよ。
それに、まだお話もできていないから。好感度も低いだろうし。
陛下の休憩室を、独自に探し当てようとしたけど。
特別教室棟に入ろうとすると、どこからか、職員が現れて。これ以上はお控えください。と言われてしまう。
まぁ、さすがに、一国の王だから。警備は万全よね?
頬が引きつっちゃうけど。国防としては、大事よ。うん。
それで、まずは。やはり、私の味方になってもらう人を、捕まえようと思って。
カッツェにコナをかけてみた。
カッツェと仲良くなったら、陛下に大事なお話があるんだけどぉ…と意味深に言ったら、きっと橋渡ししてくれるんじゃないかしらぁ? なんて思っちゃって。
やだぁ、私、天才じゃね?
カッツェはね、簡単なのよ。
カッツェには、優秀な兄がふたりいて、目の上のたんコブというか。兄たちのせいで、自分がどれだけ頑張っても、父である公爵に評価してもらえないって。それを悩んでいて。
カッツェは三男だから、公爵になることもないし。
騎士になって、大成するしかなくて。その道だけは極めようと、精進しているってわけ。
だから。
「カッツェ様はお強いですわ? お兄様のことなど忘れて、カッツェ様はカッツェ様の剣を貫いていけば、よいと思うの」
なんて、おだてると。
「真に、俺の気持ちを理解してくれるのは、君だけだ」
ってなるわけよ。
夕暮れの屋内剣闘技場で、ひとり鍛錬するカッツェに近づき。そう告げると。
今度は、ブモブモ音は鳴らなかった。
やった。これは成功したんじゃないかしら?
がっつかないで、いったんその場をあとにして。カッツェが追ってくるのを待った。
私が廊下を歩いていると、いきなり手首を掴んで。
ちょっと、チャラい雰囲気のカッツェが。真剣な目つきで、告げるのよ?
君しかいないって。
でも…来ないわね。なんでかしら?
翌日も、彼の視界に入るところに行ってみたけど。彼が、私に話しかけに来ることはなかった。
えぇ? なんでなのぉ?
つか、カッツェ。モブのことをジッと見ているみたいなんだけど。なんなのかしら?
私のことが見えていないのかしら?
そんなことないわよね? だって私は、この世で一番可愛くデザインされているのですもの?
それにしても、カッツェとお友達イベントが不発で。どうしようかしらと。食堂で、特別席に座る陛下たちを、遠くから、うらめしげに見やる。
そうしたら、なんか、変な、またまたモブっぽい、薄茶メガネ少女が。特別席に招待されている。
悪役令嬢シャーロットの、お友達みたい。
やだぁ、そこは私が座るはずの席よぉ?
陛下の特別なお友達になった私が、攻略対象の男たちに囲まれて、ちやほやされる…その席に座っているのは、クロウだけど。
なんで公女の私を差し置いて、特別席にある、数少ない椅子に、ポッと出の女モブが座るのよ?
許せないんですけどぉ。モウ、サイアク。
そこで、もたもたしていたら。剣術大会の日になっちゃったじゃない。
なにもできないままに、ゲームの半分が消化されてしまったことになる。
もう、そんなに大きなイベントは残っていないわ。これは、いよいよヤバいわよ。
陛下とお近づきになれないと。陛下を落とせないと。留学期間が過ぎたら本国に戻らされて。見知らぬ男と結婚させられるわ。
嫌よ、そんなの。
直に陛下を目にして、その美しさ、高潔さに、惚れ惚れしたわ。絶対に、彼をモノにするのよ。
剣術大会で、貴賓席に座って、のほほんと試合を観戦しているクロウ。
その貴賓席に座っているのも、私だったはずなのに。公女が、なんで、一般人と並んでいなきゃならないの?
腹立つわ。クロウは、ほのぼの笑顔だけど。
そうやって、ヘラへラ笑っていられるのも、今のうちよ。
私には、奥の手があるわ。
すぐにも、貴方を陛下の婚約者の座から引きずりおろしてやる。
意を決して、私は、観客席を立った。
いち早く、決勝進出を決めた陛下は。次の対戦相手が決まる試合を、関係者用通路で見ていた。
護衛は、えんじの騎士服を着るおっさんのみ。
陛下とふたりきりじゃないけど。もう、仕方がないわね。とにかく、陛下と接点を作らなきゃ。
つか、騎士服の陛下、超格好いい。やっぱ、第一攻略対象だけあるわ。
光沢のある紺色の騎士服と、金髪が、キラキラよ。他の攻略対象とは、格が違うわ?
もっと、近くで見たくなって。軽やかに、私は駆け寄る。
すると、すぐにおっさんが気づいて、陛下の前に立つ。
もう、邪魔なんだけど、おっさん。ちょっと、どいていてよ。
「陛下、あの、お話があって。私、留学生のリーリア・ブランでございます」
とりあえず、優雅に、美しい淑女の礼を取った。
のに、なんで、ブモ音が鳴るのよ?
公女の最高級の礼節をなんだと思っているのかしら?
「御令嬢、陛下に、不用意に近づいてくるのは、無礼ですよ?」
無礼なのは貴方なのよ、と思いながら。
私は陛下に、クロウのことで大事な話があると告げる。
遠くの方で、ブモブモ鳴ってはいるけれど。
小首を傾げて、可愛い角度で陛下をみつめたら。お優しい陛下は、おっさんを後ろに下げてくれた。
あらぁ? 陛下ったら。案外ちょろいかもね?
「留学生の御令嬢が、クロウについて、なにか?」
見てよ、この優しげな顔。陛下は、私をお気に召しているのよ。
おっさんにはわからないかしらね? という気持ちで、くまさんを見やる。
すると、ブモッて、また鳴った。
ま、人を見下げるのはちょっと、はしたなかったかしら?
でも、私は高貴な出自だから、仕方がないの。同じく、高貴な出の陛下ならわかってくださるわ。
さて。ここからは、私の見せ場よ?
男なんか、ちょっと泣いたら、コロリなんだから。
私は、不遇な目に合っているお姫様。その気持ちで、目に涙をためて、ウルル。
こういう女の涙に、弱いでしょう? 陛下。
「陛下、私。クロウ様に嫌がらせをされているのです…」
私は、思いつく悪役令嬢的嫌がらせを、クロウがやったら、こんな感じって。リアリティーを出して、陛下にこんこんと訴えた。
なのに、ブモブモ音が、遠くから、どんどん近づいてくる感じよ。
待って、待って、こっちに来ないで?
つか、信じてないってこと? 可愛い女の子が泣いているのにっ。
「リーリア・ブラン。いや、リーリア・アルガル嬢。クロウは貴方が、ただの留学生ではなく、公女だと知っているのだ。クロウは聡明ゆえ、隣国とトラブルを起こすような所業はしない」
「な、なんで陛下が、公女だって知ってんのよ? ふたを開けたら公女だったっていうところで盛り上がるのに」
「は?」
あっ、つい、口から出ちゃった。
でも、小声で早口だったから、陛下には聞こえなかったみたいよ? セーフ。
つか、なんで、私が公女だってことを、知られているのかしら?
もう、これ、どう収集つけたらいいのかしら?
ヤバいわ。マジで、ピンチ。私が嘘つきみたいになっちゃってる。もう、めんどくさっ。
「いえ、陛下。私は嘘なんか言っていないのです」
とりあえず、嘘つきではないと、強調しておきたい。
そうでないと、挽回できなくなるわ。
そう。私が公女だってバレていても、クロウが嫌がらせしていないってことにはならないわ。よし。
「く、クロウ様は、私に嫉妬しているのですわ? だから、あのような嫌がらせを…えぇ、ようやく、わかりましたわ。クロウ様は私が公女だから、嫌がらせをしてきたということを」
「クロウが、貴方に嫉妬?」
よし、陛下は食いついてきた。
クロウの性格が、アイキンⅡの悪役令嬢並みに悪かったなら。陛下もクロウと縁を切りたがっていて、彼を貶めるきっかけを探っているかもしれないものね?
よし。ここから畳み掛けていくわよっ。
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