わがままで口の悪い主人様はいつまでも子供

千崎

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プロローグ

ー路上の少年ー

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まだ1人、路上で生活していた頃…

「お腹空いたな…」

ポツリと零れた言葉に反応するように、目の前に美味しそうなパンが差し出された。
差し出すパンを持つ人物を見ると、俺から見たら大層大きな男がいて、肌触りが良さそうな服を着ている。

「な、なんですか。」

絞り出すように大男に話しかけると

「食え。お前をうちに向かえる。」

そう言われた。

何を言われたのか理解できず聞き返すと、また同じ返答が返ってくる。

どういう事…?
俺を目の前の大男の住んでる場所に連れてくってことなのかな…
だとしたら俺すごい金持ちになれるかもしれない…!
でも知らない人だし…どうしよう。

なんて気持ちが行ったり来たりしながらも、目の前の美味しそうなパンに誘われるようにして頷いた。
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