76 / 94
74 成長した大公様
しおりを挟む
ルドヴィカが大公妃になってから5年の月日が流れた。
5年も経てば基本的な仕事はすぐに済ませられるようになった。
とはいえ、安心したところでケアレスミスが発生する。
そんな時にいてくれて助かるのが女官たちであった。
「大公妃殿下、こちらの計算がずれています」
マリー・ベルタは提出前の書類をチェックしてルドヴィカに指摘した。
「あら、本当」
簡単なミスであるが、人の生活がかかっているのであり積もれば大事になっていた。
「大公妃殿下、書類作成終わりました。問題なければ印をいただきたいのですが」
再計算している間に、クラリス・ハイリッヒが作成した書類の束を持ってきてくれた。
「ちょっと待ってて。急がないのならこっちに置いておいてくれる。これが終わったら確認するから」
ルドヴィカがそういうとクラリスは頷き指定された場所へ置いた。
「あ、オリンドさん。戻ってきたばかりで悪いのですが、こちらの書類を財務官の方へ届けてください」
マリー・ベルタは部屋へ入ってくるオリンドに声をかけた。
成人姿のオリンドは従僕見習いから正式にルドヴィカ大公妃の従僕となっていた。本業は魔法棟の魔法使いなので、週3勤務でその他は魔法棟でルフィーノの助手として働いていた。
ルフィーノも超音波魔法をさらに洗練させ、他の魔法使いたちに学ばせていた。絵の得意なものが優先的に選ばれ、治療院で役立てている。
そのデータを収集して、統計化しているのはヴィートであった。
今年中に論文が完成できそうだとヴィートが張り切っていた。論文の連盟にも記載されているのと、学会発表ではヴィートが演者をするとか。
オリンドはお留守番だという。残りの研究の管理を任されているし、彼は特に気にした様子はなかった。ヴィートが学会で発表し少しでも名を残せる方がよいと考えている。
確かにオリンドであれば10年しないうちに単独で何かしらの発表ができそうだし。
フランチェスカはというと2年前に修道院へと帰還した。身の安全は保障された為という。
今は大公領内の修道院、教会を巡回しているが、ジャンルイジ大公曰くそろそろ限界だろうとのことだった。
「窮屈な暮らしが肌に合わないからな。ヒポポに乗って、他国巡礼の旅にでかけるだろう」
昨晩、そのようなことを言っていたのを思い出した。
フランチェスカが大公城に長居していたのは、自由に過ごせるからだったようだ。
一応聖女候補だし、色々大変なんだな。
暗殺の件に関しては、今回はルフィーノから護身用の護符やスクロールを大量に拝借したから心配ないとのことだった。
一応手紙が送られてくるので元気にしているようである。
あと、巡礼の途中に聖国から再度聖女叙任式の打診がかかったという。
たいへん喜ばしいことであるが、次は無事終われるのだろうか。
「大公妃殿下」
部屋を一度出ていたマリー・ベルタが戻ってきた。
彼女は外に対して礼をして一歩下がる。部屋に現れたのはジャンルイジ大公であった。
5年前は一人で歩くこともままならなかったというのに、今は問題なく歩き回ることができる。
恰幅の良い体格は今ではすらりと細くなっていた。太っていた時期と比較すると細くみえるが、よくよく見れば鍛え上げられた筋肉質を全体的に感じることができる。
肖像画の姿をそのまま年を重ねた厚みのある偉丈夫の姿となっていた。
5年でここまで成長するなんて。
長い間減量計画につきあっていたルドヴィカは思わずほろりと涙をこぼしてしまいそうになる。
彼の努力に感服しつつ、一番に感じるのは子の成長の母の心境であった。
「殿下、いかがいたしましたか」
「少し話したいことがあるのだが……外が折角よい天気なのだから、庭園でお茶を飲まないか?」
ほんの些細なデートの誘いである。城内であるが初々しい夫婦のやりとりに周りの女官たちは思わずきゅんとしてしまっていた。
「あー、少し待っていただけるかしら。この部分の計算だけ先にすませたくて」
軽い計算直しと思っていたが、間違った部分を訂正するのに思ったよりもてこずっていた。
「大公妃様、それは後でもいいですよ」
特に急いでいる訳でもないのだからとマリア・ベルタは叱咤した。
「でも、あなたたちの仕事に響くし」
「それくらい問題ありません。他の仕事を先にこなしていますのでゆっくりじっくりと過ごされてください」
でもと呟くルドヴィカにジャンルイジ大公は彼女の傍まで近づき、じっとルドヴィカの持つ書類を見つめた。
「ここを、このように直せば問題ないだろう」
指を差した部分をみてルドヴィカは「あ」と口を開いた。
「ありがとうございます」
ルドヴィカは急いで、言われた部分を訂正する。もう一度マリア・ベルタに見せて、問題ないのを確認して印をつけた。
「さぁ、後は私に任せて行ってください」
マリア・ベルタに追い出されるような形でルドヴィカは執務室を出た。
ルドヴィカはジャンルイジ大公の腕をとり、彼の勧めるまま庭園へと向かった。
2階の執務室から1階へと階段を下り、建物の外へと出る。
「すっかりエレベーターがいらなくなりましたね」
「ああ、だが道具を入れた荷台を運ぶのに利用するから問題ないだろう」
治療院でも実用化されて、スタッフの負担が大きく減ったという。
食事を運んだり、動けない患者を上の部屋へと搬送するのに役立っていた。
「治療院から感謝の品が届いているから後で確認するといい」
「感謝だなんて……エレベーターは建設でも利用されているし、私独自の発案ではありませんわ」
何だか気恥ずかしかった。前世の記憶でこういうのがあればいいなと無理して建物内に、階段横に設置させただけである。
「室内に設営するのははじめてだし、色々と実用可能と気づかせてもらったのだから気にすることはない」
治療院で設置されるとき当初は病人を荷物のように乗せるなどもっての他だと否定されたが、他でもないジャンルイジ大公がそれに乗って1階から3階を行き来していたと聞き大公城内のエレベーターを見学させたらすぐに受け入れてくれた。
時の権力者が新しいことをはじめるとすんなりと受け入れてくれるのはよくあることだ。
東の庭園には今は桜が見ごろであった。
ルドヴィカが桜を好んでいると知り、ジャンルイジ大公が庭師に依頼して植えさせた。
正確にはルドヴィカの前世朱美が桜を見るのが好きだったのであるが。
花びら舞う中、テーブルにはお茶の準備を整えたパルドンがいた。
席につき、温かい紅茶を飲みルドヴィカはふぅっと息を吐き桜を眺めた。
小ぶりな木であるが、記憶と変わらぬ桜の姿にルドヴィカは安らいだ。
「それで、お話というのは」
ルドヴィカは本題に乗り出した。
ジャンルイジ大公はパルドンに目配せした。パルドンは手紙を載せた盆を持ってきた。
「皇帝家から手紙が届けられた。私宛とお前宛に……」
ルドヴィカ宛てという手紙を確認すると、差出人の名はアリアンヌであった。
そういえば、そろそろ前世のビアンカ大公が叛意を示した頃合いだったはず。
前世とは違う道のりの世界ですっかり忘れてしまっていた。
この5年、皇帝家から特に大きな動きがなかったためもう破滅への道は途切れたのだろうと思ってしまっていた。
やはり切っては切れないのね。
ルドヴィカはため息をつき、手紙の内容を確認した。
『お姉様、いかがおすごしですか。
私は1カ月前に男の子を出産しました。待望の皇太子です。
盛大にお祝いのパーティーを開く予定ですので是非いらしてくださいね。
昔のことは気にしないでください。陛下も待望の皇太子の誕生で多くの者たちに恩赦を出すと言っていましたので。
来てくれるのを楽しみにしております。
アリアンヌ』
ルドヴィカの表情はくもっていった。
「行きたくないのであれば行く必要はない。代理をたてよう」
既にジャンルイジ大公にも同様の招待状を届けられたようである。
「行かなければ何といわれるか」
皇帝家の祝いごとに大公家が出席しないとなると後で波風が立つかもしれない。
この数年、皇帝家は思った以上に静かであった。自身が送りつけたスパイが捕らえられて自殺した為、大公家がどう出るかと警戒していたようにも思える。少しでも不審な点があれば、潰すつもりなのだったがその証拠を掴めずについにしびれを切らし呼び出すことにした。
ジャンルイジ大公はそう考えた。
「行きます。私のことは気にせず」
「では、私も準備をしよう」
ジャンルイジ大公はパルドンに命じて祝賀会用の服を仕立てるよう指示を出した。翌日には大公家お抱えのテーラーが訪問してくる。
「ルカのドレスもそこに依頼しよう。できれば色を合わせたいが……希望の色はあるか?」
「え、いえ……とくには」
ルドヴィカはじぃっとジャンルイジ大公を見つめた。
「何だ?」
「いえ、皇帝家に行っても大丈夫なのですか? アリアンヌがいるのに」
当然拝謁しなければならない。アリアンヌがいるであろう場所で。
ジャンルイジ大公を破滅させようとした女である。
ルドヴィカの妹であるが、彼にとっては忘れたい存在であろう。
「一応大公だし、いつまでも隠れるわけにはいかないだろう」
ジャンルイジ大公は苦笑いした。
「それにお前が嫌な想いをしないように配慮するのが私の役目だ」
「あ、ありがとうございます」
全面的に味方になってくれると言われルドヴィカは頬を赤くした。
最近ジャンルイジ大公は妙に頼もしく見えてしまう。
あの初々しいジャンルイジ大公はどこへ行ってしまったのだと少し寂しくも思える。
5年も経てば基本的な仕事はすぐに済ませられるようになった。
とはいえ、安心したところでケアレスミスが発生する。
そんな時にいてくれて助かるのが女官たちであった。
「大公妃殿下、こちらの計算がずれています」
マリー・ベルタは提出前の書類をチェックしてルドヴィカに指摘した。
「あら、本当」
簡単なミスであるが、人の生活がかかっているのであり積もれば大事になっていた。
「大公妃殿下、書類作成終わりました。問題なければ印をいただきたいのですが」
再計算している間に、クラリス・ハイリッヒが作成した書類の束を持ってきてくれた。
「ちょっと待ってて。急がないのならこっちに置いておいてくれる。これが終わったら確認するから」
ルドヴィカがそういうとクラリスは頷き指定された場所へ置いた。
「あ、オリンドさん。戻ってきたばかりで悪いのですが、こちらの書類を財務官の方へ届けてください」
マリー・ベルタは部屋へ入ってくるオリンドに声をかけた。
成人姿のオリンドは従僕見習いから正式にルドヴィカ大公妃の従僕となっていた。本業は魔法棟の魔法使いなので、週3勤務でその他は魔法棟でルフィーノの助手として働いていた。
ルフィーノも超音波魔法をさらに洗練させ、他の魔法使いたちに学ばせていた。絵の得意なものが優先的に選ばれ、治療院で役立てている。
そのデータを収集して、統計化しているのはヴィートであった。
今年中に論文が完成できそうだとヴィートが張り切っていた。論文の連盟にも記載されているのと、学会発表ではヴィートが演者をするとか。
オリンドはお留守番だという。残りの研究の管理を任されているし、彼は特に気にした様子はなかった。ヴィートが学会で発表し少しでも名を残せる方がよいと考えている。
確かにオリンドであれば10年しないうちに単独で何かしらの発表ができそうだし。
フランチェスカはというと2年前に修道院へと帰還した。身の安全は保障された為という。
今は大公領内の修道院、教会を巡回しているが、ジャンルイジ大公曰くそろそろ限界だろうとのことだった。
「窮屈な暮らしが肌に合わないからな。ヒポポに乗って、他国巡礼の旅にでかけるだろう」
昨晩、そのようなことを言っていたのを思い出した。
フランチェスカが大公城に長居していたのは、自由に過ごせるからだったようだ。
一応聖女候補だし、色々大変なんだな。
暗殺の件に関しては、今回はルフィーノから護身用の護符やスクロールを大量に拝借したから心配ないとのことだった。
一応手紙が送られてくるので元気にしているようである。
あと、巡礼の途中に聖国から再度聖女叙任式の打診がかかったという。
たいへん喜ばしいことであるが、次は無事終われるのだろうか。
「大公妃殿下」
部屋を一度出ていたマリー・ベルタが戻ってきた。
彼女は外に対して礼をして一歩下がる。部屋に現れたのはジャンルイジ大公であった。
5年前は一人で歩くこともままならなかったというのに、今は問題なく歩き回ることができる。
恰幅の良い体格は今ではすらりと細くなっていた。太っていた時期と比較すると細くみえるが、よくよく見れば鍛え上げられた筋肉質を全体的に感じることができる。
肖像画の姿をそのまま年を重ねた厚みのある偉丈夫の姿となっていた。
5年でここまで成長するなんて。
長い間減量計画につきあっていたルドヴィカは思わずほろりと涙をこぼしてしまいそうになる。
彼の努力に感服しつつ、一番に感じるのは子の成長の母の心境であった。
「殿下、いかがいたしましたか」
「少し話したいことがあるのだが……外が折角よい天気なのだから、庭園でお茶を飲まないか?」
ほんの些細なデートの誘いである。城内であるが初々しい夫婦のやりとりに周りの女官たちは思わずきゅんとしてしまっていた。
「あー、少し待っていただけるかしら。この部分の計算だけ先にすませたくて」
軽い計算直しと思っていたが、間違った部分を訂正するのに思ったよりもてこずっていた。
「大公妃様、それは後でもいいですよ」
特に急いでいる訳でもないのだからとマリア・ベルタは叱咤した。
「でも、あなたたちの仕事に響くし」
「それくらい問題ありません。他の仕事を先にこなしていますのでゆっくりじっくりと過ごされてください」
でもと呟くルドヴィカにジャンルイジ大公は彼女の傍まで近づき、じっとルドヴィカの持つ書類を見つめた。
「ここを、このように直せば問題ないだろう」
指を差した部分をみてルドヴィカは「あ」と口を開いた。
「ありがとうございます」
ルドヴィカは急いで、言われた部分を訂正する。もう一度マリア・ベルタに見せて、問題ないのを確認して印をつけた。
「さぁ、後は私に任せて行ってください」
マリア・ベルタに追い出されるような形でルドヴィカは執務室を出た。
ルドヴィカはジャンルイジ大公の腕をとり、彼の勧めるまま庭園へと向かった。
2階の執務室から1階へと階段を下り、建物の外へと出る。
「すっかりエレベーターがいらなくなりましたね」
「ああ、だが道具を入れた荷台を運ぶのに利用するから問題ないだろう」
治療院でも実用化されて、スタッフの負担が大きく減ったという。
食事を運んだり、動けない患者を上の部屋へと搬送するのに役立っていた。
「治療院から感謝の品が届いているから後で確認するといい」
「感謝だなんて……エレベーターは建設でも利用されているし、私独自の発案ではありませんわ」
何だか気恥ずかしかった。前世の記憶でこういうのがあればいいなと無理して建物内に、階段横に設置させただけである。
「室内に設営するのははじめてだし、色々と実用可能と気づかせてもらったのだから気にすることはない」
治療院で設置されるとき当初は病人を荷物のように乗せるなどもっての他だと否定されたが、他でもないジャンルイジ大公がそれに乗って1階から3階を行き来していたと聞き大公城内のエレベーターを見学させたらすぐに受け入れてくれた。
時の権力者が新しいことをはじめるとすんなりと受け入れてくれるのはよくあることだ。
東の庭園には今は桜が見ごろであった。
ルドヴィカが桜を好んでいると知り、ジャンルイジ大公が庭師に依頼して植えさせた。
正確にはルドヴィカの前世朱美が桜を見るのが好きだったのであるが。
花びら舞う中、テーブルにはお茶の準備を整えたパルドンがいた。
席につき、温かい紅茶を飲みルドヴィカはふぅっと息を吐き桜を眺めた。
小ぶりな木であるが、記憶と変わらぬ桜の姿にルドヴィカは安らいだ。
「それで、お話というのは」
ルドヴィカは本題に乗り出した。
ジャンルイジ大公はパルドンに目配せした。パルドンは手紙を載せた盆を持ってきた。
「皇帝家から手紙が届けられた。私宛とお前宛に……」
ルドヴィカ宛てという手紙を確認すると、差出人の名はアリアンヌであった。
そういえば、そろそろ前世のビアンカ大公が叛意を示した頃合いだったはず。
前世とは違う道のりの世界ですっかり忘れてしまっていた。
この5年、皇帝家から特に大きな動きがなかったためもう破滅への道は途切れたのだろうと思ってしまっていた。
やはり切っては切れないのね。
ルドヴィカはため息をつき、手紙の内容を確認した。
『お姉様、いかがおすごしですか。
私は1カ月前に男の子を出産しました。待望の皇太子です。
盛大にお祝いのパーティーを開く予定ですので是非いらしてくださいね。
昔のことは気にしないでください。陛下も待望の皇太子の誕生で多くの者たちに恩赦を出すと言っていましたので。
来てくれるのを楽しみにしております。
アリアンヌ』
ルドヴィカの表情はくもっていった。
「行きたくないのであれば行く必要はない。代理をたてよう」
既にジャンルイジ大公にも同様の招待状を届けられたようである。
「行かなければ何といわれるか」
皇帝家の祝いごとに大公家が出席しないとなると後で波風が立つかもしれない。
この数年、皇帝家は思った以上に静かであった。自身が送りつけたスパイが捕らえられて自殺した為、大公家がどう出るかと警戒していたようにも思える。少しでも不審な点があれば、潰すつもりなのだったがその証拠を掴めずについにしびれを切らし呼び出すことにした。
ジャンルイジ大公はそう考えた。
「行きます。私のことは気にせず」
「では、私も準備をしよう」
ジャンルイジ大公はパルドンに命じて祝賀会用の服を仕立てるよう指示を出した。翌日には大公家お抱えのテーラーが訪問してくる。
「ルカのドレスもそこに依頼しよう。できれば色を合わせたいが……希望の色はあるか?」
「え、いえ……とくには」
ルドヴィカはじぃっとジャンルイジ大公を見つめた。
「何だ?」
「いえ、皇帝家に行っても大丈夫なのですか? アリアンヌがいるのに」
当然拝謁しなければならない。アリアンヌがいるであろう場所で。
ジャンルイジ大公を破滅させようとした女である。
ルドヴィカの妹であるが、彼にとっては忘れたい存在であろう。
「一応大公だし、いつまでも隠れるわけにはいかないだろう」
ジャンルイジ大公は苦笑いした。
「それにお前が嫌な想いをしないように配慮するのが私の役目だ」
「あ、ありがとうございます」
全面的に味方になってくれると言われルドヴィカは頬を赤くした。
最近ジャンルイジ大公は妙に頼もしく見えてしまう。
あの初々しいジャンルイジ大公はどこへ行ってしまったのだと少し寂しくも思える。
0
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ツンデレ王子とヤンデレ執事 (旧 安息を求めた婚約破棄(連載版))
あみにあ
恋愛
公爵家の長女として生まれたシャーロット。
学ぶことが好きで、気が付けば皆の手本となる令嬢へ成長した。
だけど突然妹であるシンシアに嫌われ、そしてなぜか自分を嫌っている第一王子マーティンとの婚約が決まってしまった。
窮屈で居心地の悪い世界で、これが自分のあるべき姿だと言い聞かせるレールにそった人生を歩んでいく。
そんなときある夜会で騎士と出会った。
その騎士との出会いに、新たな想いが芽生え始めるが、彼女に選択できる自由はない。
そして思い悩んだ末、シャーロットが導きだした答えとは……。
表紙イラスト:San+様(Twitterアカウント@San_plus_)
※以前、短編にて投稿しておりました「安息を求めた婚約破棄」の連載版となります。短編を読んでいない方にもわかるようになっておりますので、ご安心下さい。
結末は短編と違いがございますので、最後まで楽しんで頂ければ幸いです。
※毎日更新、全3部構成 全81話。(2020年3月7日21時完結)
★おまけ投稿中★
※小説家になろう様でも掲載しております。
「殿下、人違いです」どうぞヒロインのところへ行って下さい
みおな
恋愛
私が転生したのは、乙女ゲームを元にした人気のライトノベルの世界でした。
しかも、定番の悪役令嬢。
いえ、別にざまあされるヒロインにはなりたくないですし、婚約者のいる相手にすり寄るビッチなヒロインにもなりたくないです。
ですから婚約者の王子様。
私はいつでも婚約破棄を受け入れますので、どうぞヒロインのところに行って下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる