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20、繋がり
しおりを挟む一気に甘い空気になった室内に、ラルが僕の唇を啄むリップ音だけが響く。
その慣れた感じに少し眉を寄せると、すぐにそれに気付いたラルが「どうした?」と声を掛けてきた。
「…だって、ラル慣れてるから。僕の知らない所で女遊びしてたなら腹立つなって…。」
正直に白状すればラルは僕の顔中にキスしながら頬を緩ませる。
「お前、本当に素直だな。俺が神官なの忘れたのか?…あーあ、さっさと手出してればもっと早くこう出来たのにな。」
するりと服の下に入ってきたラルの手が僕の肌を撫で回し、何度も乳首を擦った。
その刺激に息を乱しているとラルの呼吸も荒くなって来て、僕はぎゅっと目を瞑る。
「ぁ、や…ラル、何かやらしい…。」
「やらしいことしてんだから当たり前だろ。」
たまらず顔を両手で隠しているうちに裸にされ、全身をラルの舌が這い回る。
途中じっとしていられず逃げ腰になったりしたが、その都度ラルに優しく腰を引かれ元の位置に戻された。
「ラル、恥ずかしいよ。」
「…ん。でも俺はレヴィウスともっと触れ合いたいから。」
お互いの股間を重ね腰を押し付けられればくちゅりくちゅりと音が鳴る。
あまりの恥ずかしさにラルに抱き着けばギュウッと抱き締められ、僕も一緒に腰を動かした。
「ぁ、あ、ラル、これすっごく卑猥だ。でも気持ちいい。」
「ん。本当に気持ち良さそうな顔してるな…可愛い。」
ラルも気持ち良さそう、と返す前に僕の身体がビクンと跳ねる。
気付けば二人共既に股間が精液まみれになっていて、それでも僕達は腰を押し付け合うのを止められなかった。
「あぁ、腰止まんない、もっとしたい…」
「ん…分かってる。今もっと深く繋がれるように準備してるから…。」
そう言うラルの指はいつの間にか僕のお尻を掻き回していて、僕は『あぁ、これからラルと交尾するんだ。』と期待に胸が躍る。
暫くするとラルに「人型になれるか?」と問われたのですぐに頷き翼を仕舞えば、ラルは僕の太腿を押し開きゆっくり陰茎の先をお尻に押し挿れた。
「ぁあっ、ラルが入ってくる…っ」
「……ッ……」
ぱちゅっと結合部が密着すれば、僕は恍惚と息を吐いて中に入ったラルの感触を感じる。
かなり大きめの陰茎はラルの儚い容姿とは真逆で、僕はゆっくり腹を撫でながらラルを見上げた。
「ぁ…凄い。ラルのおっきいね…。」
「やだ?」
「ううん、好き…。」
二人でちゅうっと唇を合わせれば、自然と抽挿が始まる。
ねっとり中を確かめる様な動き方にシーツを掴んで喘いでいると、ラルがじっと僕を見詰めていることに気付いた。
「ぁっ、あんま見ないで…っ」
「何で?レヴィウスのこんな姿俺しか見れないのに、俺が見なくてどうすんだよ。」
そのまま速く激しくなる動きに僕も何とか付いていく。
暫くして腹の奥が熱く満たされるのを感じると、ぐちゃぐちゃになった下半身を見たラルが肩で息をしながらふっと笑った。
「はぁ…俺、神官なのに、思いっきり規律破っちまったわ。」
「規律?」
「そ。神官はこういうやらしい事しちゃいけねぇの。」
そう言いながら僕の唇を啄むラルに、大人しく唇を差し出す。
「…でもそれって人間相手でしょ?僕は魔人だから、大丈夫。」
「そういう問題じゃねぇんだけど…あぁ、でももうどうでもいいか。お前と愛し合えるなら神官じゃなくなっても良いよ。」
ラルの言葉に僕は嬉しくなって微笑むと、唇の隙間から舌が入ってきて僕の舌に絡みついた。
僕達はその後も二人で密着して何度も口付けして、腰を動かす。
気付けば辺りはすっかり明るくなっていて、僕はどこか心地良い疲労感の中、ラルの腕の中で微睡みながら短い眠りについた。
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