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第15章︰夢のような時間
第143話
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「わぁ…。」
扉を開けた先に、広々とした庭園が広がっていた。他の階と比べて大きく違うのは、太陽ではなく月が空に昇っている事だ。辺りは薄暗いが、道の両脇立てられた街灯が奥へ続く道を照らしている。
「…ルカ!」
前方から少女の声が聞こえ、ギルドメンバーのウナ・クラーレがこちらへ向かって駆けて来た。
「ウナ!なんでここに…」
「ミラ様の魔法のおかげ。ここにステラの妹いるから、連れてくるように言われたの。」
「ここにステラの妹が!?場所はどこだかわかる?」
「それは知らない…。」
「そっか…なら一緒に、探すの手伝ってくれる?」
「うん。」
彼女は僕に背を向け、来た道を引き返すように歩き出した。それを追いかけて後ろを着いていき、庭園の奥へとどんどん歩みを進めていく。
「あ…分かれ道…。」
「どっちに行こう…?」
右の道を見てみると、今まで以上に草木が多く生い茂り、左の道も同じような状況になっている。
「…こっち。」
彼女は一言だけそう口にすると、右の道を指さした。
「どうして?」
「人の声する。」
「それっても…」
彼女は言葉の途中で歩き出し、僕は慌てて背中を追いかけた。
「も、もしかして、それってステラの…」
「ううん。男の人の声。」
「男?…聞いた事のある声?」
「ううん。ない。」
「えっ…なら左の道にしておいた方がよかったんじゃ…」
「大丈夫。」
「そ、そう…?ならいいけど…。」
ウナは口下手で、伝える言葉が少ない。声が聞こえるという理由の他にも、彼女が右の道を選んだ訳があるのだろう。色々気になる事はあるが、とにかく今は彼女の意見に従う事にした。
「だから言っただろ?何の考えも無しに魔法を使うから…」
「だって………あ。」
「2人共…なんでいるの!?」
道を進んだ先に、使い魔のルナとミグの姿を見つけた。ルナは近くにある石に腰を下ろし、彼女の前にミグが膝をついている。
「ルカ…!その…話せば長くなるんだけど…。」
「それでもいいよ。まずはわかる範囲で、状況を把握しないと。」
「なら俺から話すよ。実は…」
彼の話によると、2人は僕が塔の1階へ進んだ後、しばらくヴェラ達と話をして身体の中に戻ったらしい。しかし、身体の中に戻るのではなく、気がついたらこの場所へと来ていたと言う。
「ここは塔の中なんだよね?2人はどうして存在出来てるの?」
「ここ、塔の頂上。すごく高いから浄化されない。」
「なるほど…高さがあるから結界の範囲内じゃないんだね。」
「…ところでこいつは誰だ?」
「私、ウナ。ウナ・クラーレ。」
「え、クラーレ?」
ルナとミグは、ウナがギルドメンバーだと言うことは知っているが実際に会った事はない。
「ウナは僕と同じで、クラーレさんが親代わりになってくれてるんだ。普段はディオース島にいるから、2人は会った事なかったよね。」
「…?ルナは会ったよ?」
「あー…あのルナは、ルナじゃなくて…ルナの姿をした僕で…」
「???」
ウナは僕の言葉を理解出来ないのか、首を傾げる仕草をした。
「ま、まぁこの話はいいや!そうだ。さっき魔法がどうとか言ってたのは、なんだったの?」
「それはこいつが…」
「な、なんでもないよ!私がちょっと魔法を使おうとしただけ!」
彼女は顔の前で両手を振り、ミグの言葉を遮った。何か隠しているようにも思えるが、彼女が冴えない表情をしているのを見て深く追及するのをやめた。
「2人、近く歩いた?人いた?」
「あ、うん。この辺を歩き回ったけど、誰もいなかったよ。」
「おかしいなぁ…ここに、ステラの妹がいるはずなんだ。」
「ここにステラの妹が?ハサミやらバケツやらの道具が落ちてるのは見たけど、人がいるような建物は何も無かったぞ。」
「そうなんだ…うーん………。」
「…とにかく歩いてみる?」
「平気か?足痛いんだろ?」
「平気平気!ルカに会ったら治ったよ!」
「んな訳あるか。疲れたらおぶってやるから、早めに言えよ?」
「はいはいわかったよ~。」
「お前なぁ…」
「だ、大丈夫みたいだし、進もうミグ!」
怒りをあらわにした彼をなだめつつ、4人で辺りを歩く事にした。奥へ進むにつれて石畳の道が砂地に変わり、道の脇に生える木々も1層深くなっていく。初めは庭園だと思っていた場所が、まるで森のようになっていた。
「さっきよりも暗さが増してきたね…。」
「なんか変。同じ所通った気がする…。」
「え?それってどういう…」
「言われてみると…あの赤いバケツ、さっきも見たような気がするな…。」
「これだけ歩いたのに、同じ所をグルグル回ってるって事!?」
「レジデンスみたいに魔法の結界がされてる…とか?」
「何か条件があるって事か?」
「た、多分だけどね…。」
自分の言った言葉に、あまり自信はなかった。ウナは同じ場所を通ったと言っているが、周りの風景はどこも同じように見えて、先に進んでいる感じも元に戻っている感覚も無いからだ。
「魔法の結界かぁ…。」
「あ、それでさっき…」
「さっき?」
「ぁ…。」
ルナは大きく口を開き、手でそれを覆い隠した。やはり彼女は、先程から何か隠している。
「おいルナ。何もルカに隠す事ないだろ?」
「け、けど…」
「隠すって何を…」
「…実はさっき、ルナが魔法を使ったんだ。やたらと木が多いから、魔法で切ってしまおうって話をしててな。風属性の魔法を詠唱したら何かに弾かれて、こっちに魔法が戻って来て…」
「だ、大丈夫だったの!?」
「ちょっと掠って脚が切れただけ…。ミグが止血してくれたから今は大丈夫。」
「怪我したのは自業自得だけど、 ルカに話したら心配すると思って言わなかったんだ。」
「なんだ…そんな理由だったんだ…。」
「ごめんルカ…。」
「魔法、使えるの?」
「え?うん…。発動出来たけど…」
「そっか…!2人がここに居るって事は、今は吸血鬼の力があるって事だよね!」
「言われてみるとそうだな。ミラ様は塔の中では結界の力で吸血鬼の力は失われるって言ってたけど、ここは高いから平気だって話をさっきしたしな。」
「でも危ないよルカ!私みたいに魔法が戻って来たら…」
「そっか…。なら、魔法で木を切るのはやめた方が良さそうだね。」
「何かこの状況を脱する為のいい方法は…」
道の真ん中で、僕達は頭を抱え始めた。見えない結界に閉ざされた庭園をどう進むべきか、しばらくの間僕達の論争は続いた。
「魔法の効果を無くす魔法…なんてないよね?」
「お前がエーリにいた頃、そんなもの聞いた覚えがあるか?」
「な、ないけど…。」
「そんな都合のいい魔法、ある訳ないだろ?」
「そんなの分かってるよ…!あーあ…空でも飛べたらなぁ。」
彼女はそう言うと、上を見上げて天を仰いだ。
「あれだけ魔法の勉強しといて、よくもまぁそんな突拍子も無い事…」
「そっか!飛べばいいんだ!」
「…なぁルカ。お前…背中に羽でも生えたのか?」
「そ、そういう訳じゃないけど…。ほら前に夢の中で、ルナと話した事があったでしょ?」
以前アリサがルドルフに連れ去られた時、彼女と共に人探しの方法を考えた事があった。その時も彼女は空が飛べたらいいのにと嘆き、最終的に風船を使って宙に浮くという方法を思いついたのだ。
「そんな話したっけ?」
「覚えてない?…まぁいっか。とにかくその方法を試してみるよ!」
魔法で大きな風船を作り出し、高さを調整する為の紐をミグに託した。以前は昼間だったおかげで見通しがよかったが、今回はそうもいかなかった。道を照らす街灯が、かなり遠くまで続いている事は確認出来る。
「ミグー!それ持ったまま、歩いてみてー!」
「わかったー!」
地上で紐を持っている彼が歩き出すと、それに合わせて風船も動き出した。下に見える街灯は、分かれ道のどちらかで途切れ、もう片方の道で奥へ続いている。どうやら、街灯の途切れている方の道に進むと、魔法の力で戻されてしまうようだ。歩き進めるミグに指示を出し、正しい方の道をゆっくりと進んで行った。
扉を開けた先に、広々とした庭園が広がっていた。他の階と比べて大きく違うのは、太陽ではなく月が空に昇っている事だ。辺りは薄暗いが、道の両脇立てられた街灯が奥へ続く道を照らしている。
「…ルカ!」
前方から少女の声が聞こえ、ギルドメンバーのウナ・クラーレがこちらへ向かって駆けて来た。
「ウナ!なんでここに…」
「ミラ様の魔法のおかげ。ここにステラの妹いるから、連れてくるように言われたの。」
「ここにステラの妹が!?場所はどこだかわかる?」
「それは知らない…。」
「そっか…なら一緒に、探すの手伝ってくれる?」
「うん。」
彼女は僕に背を向け、来た道を引き返すように歩き出した。それを追いかけて後ろを着いていき、庭園の奥へとどんどん歩みを進めていく。
「あ…分かれ道…。」
「どっちに行こう…?」
右の道を見てみると、今まで以上に草木が多く生い茂り、左の道も同じような状況になっている。
「…こっち。」
彼女は一言だけそう口にすると、右の道を指さした。
「どうして?」
「人の声する。」
「それっても…」
彼女は言葉の途中で歩き出し、僕は慌てて背中を追いかけた。
「も、もしかして、それってステラの…」
「ううん。男の人の声。」
「男?…聞いた事のある声?」
「ううん。ない。」
「えっ…なら左の道にしておいた方がよかったんじゃ…」
「大丈夫。」
「そ、そう…?ならいいけど…。」
ウナは口下手で、伝える言葉が少ない。声が聞こえるという理由の他にも、彼女が右の道を選んだ訳があるのだろう。色々気になる事はあるが、とにかく今は彼女の意見に従う事にした。
「だから言っただろ?何の考えも無しに魔法を使うから…」
「だって………あ。」
「2人共…なんでいるの!?」
道を進んだ先に、使い魔のルナとミグの姿を見つけた。ルナは近くにある石に腰を下ろし、彼女の前にミグが膝をついている。
「ルカ…!その…話せば長くなるんだけど…。」
「それでもいいよ。まずはわかる範囲で、状況を把握しないと。」
「なら俺から話すよ。実は…」
彼の話によると、2人は僕が塔の1階へ進んだ後、しばらくヴェラ達と話をして身体の中に戻ったらしい。しかし、身体の中に戻るのではなく、気がついたらこの場所へと来ていたと言う。
「ここは塔の中なんだよね?2人はどうして存在出来てるの?」
「ここ、塔の頂上。すごく高いから浄化されない。」
「なるほど…高さがあるから結界の範囲内じゃないんだね。」
「…ところでこいつは誰だ?」
「私、ウナ。ウナ・クラーレ。」
「え、クラーレ?」
ルナとミグは、ウナがギルドメンバーだと言うことは知っているが実際に会った事はない。
「ウナは僕と同じで、クラーレさんが親代わりになってくれてるんだ。普段はディオース島にいるから、2人は会った事なかったよね。」
「…?ルナは会ったよ?」
「あー…あのルナは、ルナじゃなくて…ルナの姿をした僕で…」
「???」
ウナは僕の言葉を理解出来ないのか、首を傾げる仕草をした。
「ま、まぁこの話はいいや!そうだ。さっき魔法がどうとか言ってたのは、なんだったの?」
「それはこいつが…」
「な、なんでもないよ!私がちょっと魔法を使おうとしただけ!」
彼女は顔の前で両手を振り、ミグの言葉を遮った。何か隠しているようにも思えるが、彼女が冴えない表情をしているのを見て深く追及するのをやめた。
「2人、近く歩いた?人いた?」
「あ、うん。この辺を歩き回ったけど、誰もいなかったよ。」
「おかしいなぁ…ここに、ステラの妹がいるはずなんだ。」
「ここにステラの妹が?ハサミやらバケツやらの道具が落ちてるのは見たけど、人がいるような建物は何も無かったぞ。」
「そうなんだ…うーん………。」
「…とにかく歩いてみる?」
「平気か?足痛いんだろ?」
「平気平気!ルカに会ったら治ったよ!」
「んな訳あるか。疲れたらおぶってやるから、早めに言えよ?」
「はいはいわかったよ~。」
「お前なぁ…」
「だ、大丈夫みたいだし、進もうミグ!」
怒りをあらわにした彼をなだめつつ、4人で辺りを歩く事にした。奥へ進むにつれて石畳の道が砂地に変わり、道の脇に生える木々も1層深くなっていく。初めは庭園だと思っていた場所が、まるで森のようになっていた。
「さっきよりも暗さが増してきたね…。」
「なんか変。同じ所通った気がする…。」
「え?それってどういう…」
「言われてみると…あの赤いバケツ、さっきも見たような気がするな…。」
「これだけ歩いたのに、同じ所をグルグル回ってるって事!?」
「レジデンスみたいに魔法の結界がされてる…とか?」
「何か条件があるって事か?」
「た、多分だけどね…。」
自分の言った言葉に、あまり自信はなかった。ウナは同じ場所を通ったと言っているが、周りの風景はどこも同じように見えて、先に進んでいる感じも元に戻っている感覚も無いからだ。
「魔法の結界かぁ…。」
「あ、それでさっき…」
「さっき?」
「ぁ…。」
ルナは大きく口を開き、手でそれを覆い隠した。やはり彼女は、先程から何か隠している。
「おいルナ。何もルカに隠す事ないだろ?」
「け、けど…」
「隠すって何を…」
「…実はさっき、ルナが魔法を使ったんだ。やたらと木が多いから、魔法で切ってしまおうって話をしててな。風属性の魔法を詠唱したら何かに弾かれて、こっちに魔法が戻って来て…」
「だ、大丈夫だったの!?」
「ちょっと掠って脚が切れただけ…。ミグが止血してくれたから今は大丈夫。」
「怪我したのは自業自得だけど、 ルカに話したら心配すると思って言わなかったんだ。」
「なんだ…そんな理由だったんだ…。」
「ごめんルカ…。」
「魔法、使えるの?」
「え?うん…。発動出来たけど…」
「そっか…!2人がここに居るって事は、今は吸血鬼の力があるって事だよね!」
「言われてみるとそうだな。ミラ様は塔の中では結界の力で吸血鬼の力は失われるって言ってたけど、ここは高いから平気だって話をさっきしたしな。」
「でも危ないよルカ!私みたいに魔法が戻って来たら…」
「そっか…。なら、魔法で木を切るのはやめた方が良さそうだね。」
「何かこの状況を脱する為のいい方法は…」
道の真ん中で、僕達は頭を抱え始めた。見えない結界に閉ざされた庭園をどう進むべきか、しばらくの間僕達の論争は続いた。
「魔法の効果を無くす魔法…なんてないよね?」
「お前がエーリにいた頃、そんなもの聞いた覚えがあるか?」
「な、ないけど…。」
「そんな都合のいい魔法、ある訳ないだろ?」
「そんなの分かってるよ…!あーあ…空でも飛べたらなぁ。」
彼女はそう言うと、上を見上げて天を仰いだ。
「あれだけ魔法の勉強しといて、よくもまぁそんな突拍子も無い事…」
「そっか!飛べばいいんだ!」
「…なぁルカ。お前…背中に羽でも生えたのか?」
「そ、そういう訳じゃないけど…。ほら前に夢の中で、ルナと話した事があったでしょ?」
以前アリサがルドルフに連れ去られた時、彼女と共に人探しの方法を考えた事があった。その時も彼女は空が飛べたらいいのにと嘆き、最終的に風船を使って宙に浮くという方法を思いついたのだ。
「そんな話したっけ?」
「覚えてない?…まぁいっか。とにかくその方法を試してみるよ!」
魔法で大きな風船を作り出し、高さを調整する為の紐をミグに託した。以前は昼間だったおかげで見通しがよかったが、今回はそうもいかなかった。道を照らす街灯が、かなり遠くまで続いている事は確認出来る。
「ミグー!それ持ったまま、歩いてみてー!」
「わかったー!」
地上で紐を持っている彼が歩き出すと、それに合わせて風船も動き出した。下に見える街灯は、分かれ道のどちらかで途切れ、もう片方の道で奥へ続いている。どうやら、街灯の途切れている方の道に進むと、魔法の力で戻されてしまうようだ。歩き進めるミグに指示を出し、正しい方の道をゆっくりと進んで行った。
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