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沈黙
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一太くんに引っ張られるように乗せられたタクシー。
西野から解放された俺たちは手と手を取り合い、平和に微笑み合う。
なんていうことはなく、車内は沈黙に満ちていた。
俺が泊まっているホテルの名前を運転手に告げてから、一太くんは一言も発していない。俺も一太くんの無言に気圧されて、何も言い出せていなかった。
これ、めちゃくちゃ怒ってるよね?
どう見ても一太くんは怒っている。
西野と対峙していた時はわからなかったけど、ふたりきりになった今、俺に対しての怒っているのが嫌でもわかる。
どうしようと心中穏やかではないのを隠して、とりあえず会話の糸口を提供しようと俺は口を開いた。
「えっと、一太くん。助けてくれて、ありがとう。いつも世話になるばかりで」
「いえ、大丈夫です」
会話終了。
一太くんはチラッと俺を見ただけで、また窓の外を見始める。
やばい、どうしよう、嫌われた?
もっとなにを聞くべきか検討すべきなのに、焦った俺は一太くんの気を引こうとして「あの、怒ってる?」と怒ってる人に1番聞いてはいけないことを聞いてしまった。
「怒ってます」
やっと俺に身体を向けた一太くんは、真剣な顔でそう言った。俺を見てくれたことに安心はするけど、怒っていると言葉にされたことで、俺の胸にグサグサと何かが刺さる。
「ごめん……」
反射的に謝ると、一太くんは一瞬肩を強張らせた。
「……どうして、理由もわからないのに謝るんですか」
怒っているはずの一太くんが少し悲しそうな声を出すので、それもまた俺の胸に刺さった。
「とにかく……ごめん。あの、俺ここで降りるよ。このまま一太くんに乗って帰ってもらえれば」
「ダメです」
グッと腕を掴まれ、その力強さに場違いにドキドキした。俺の胸はグサグサ傷ついたり勝手にドキドキしたり情緒が安定しない。
「俺、怒ってるって言いましたけど」
一太くんはちょっと悲しそうな顔をする。
その表情は怒りなれてないんだろうと思わせて、怒りなれてない人を怒らせてしまって申し訳なさが募る。
「話したいことあるんです。一緒にいてください」
真剣な眼差しに、俺は否定とも肯定とも取れない動きで頭を動かした。
しばらくまた無言でタクシーに乗り続けて、俺たちはホテルについた。
タクシー代をどちらが支払うかでひと悶着あったけど、一太くんが「俺が勝手にクリニック行ったんで」と主張したのを俺が「事務所のタクチケがあるから!」と跳ね返し、無事事務所のタクチケが消費された。
俺の部屋まで一緒に行きドアを開けると、一太くんは踏みとどまって部屋に入ってこない。
「一太くん?」
「あ、いや帰らないです」
帰るのか聞いたわけではなかったけど、何か決意したような顔で一太くんは俺を見た。
促して部屋に入ってもらい、ふたり並んでソファに腰かける。ここで映画を観たのはつい数時間前のことなのに、遠い昔のように思えた。
「一太くん、話があるって言ってたけど……まず俺から話してもいい?」
隣を見るとどうぞと頷かれ、俺は息を吸った。
「タクシーの中でずっとなんで一太くんを怒らせちゃったのか考えてたんだけど」
今もずっと考えている。
「俺が……告白なんてしたから、かなって」
急に告げられて、衝撃だっただろう。
部屋で過ごすのだって添い寝だって抜き合いだって、お互い『友達』だからギリギリ許容されていた。そこに恋愛感情が乗ってしまっては、すべてに性欲が付きまとい意味が変わってしまう。男なんかに向けられる性欲なんて、恐ろしさ以外何もない。
「一太くんは面倒な俺とずっと友達でいてくれたのに、裏切っちゃってゴメン」
頭を下げるとすぐに一太くんが肩に手を置いた。
それに促されて俺が顔を上げると、一太くんが思ったより至近距離にいて肩が跳ねる。
「言いたいことはそれだけですか」
俺の答えが間違っているからそう言ってるのか。
それとも、さらに怒らせた原因があるってことなのか。
一太くんの真っ直ぐな目からは読み取れなかったけど、俺には他にも心当たりがあった。
「あの、あとは……西野を追い払うために、俺と付き合うってウソついてくれたでしょ。そんなこと言わせちゃったこと……かな。普通ウソでも言いたくないと思うし……」
一太くんの顔色を伺いつつ言ってみると、一太くんは肩の手を離した。
「俺の怒りの原因について、それがファイナルアンサーですか」
怒っているような呆れているような、でもちょっと切なそうにも見える顔だ。どの感情が本当の一太くんの気持ちなのかはかりかねる。
「……フ、ファイナルアンサーです。あ、今言ったことふたつ合わせて怒らせちゃってると思ってます」
ふざけてると思われるかもと不安になりながら、とりあえず一太くんの言い回しに乗った。
一太くんは腕を組んで大きめにため息をはいた。
「どっちも違います」
「えっ、ウソ」
「ウソじゃないです。まず、告白されたこと自体に怒ってるなら、あのままバスに乗って帰ります。わざわざタクシー飛ばして久遠さんを探し回らないです」
タクシー飛ばして探し回ってくれたんだ。
その内心が顔に出ていたのか、一太くんは「バス降りて戻ったらホテルにいないから焦りましたよ」と付け加えた。
「お手数おかけしました……」
「いえ、そのことも俺が勝手に探したことなんでいいんです。怒ってないです。それから西野の前で交際宣言をしたこと、これも俺が勝手に言ったことなので言わせられたとか思ってないですし、全く怒ってないです」
一気にそこまで言って、一太くんは腕組みを解いた。
「あと、交際宣言については西野を追い払うためのウソじゃないです」
「そうなんだ……え?」
え?
今なんて言った?
クリニックの駐車場で言われたときも混乱に見舞われたけど、落ち着いて考えれば俺のためにウソをついてくれたという以外ない。
と、思っていたんだけどウソじゃないってなに?
「ちょっと待って。なに言ってんの?」
「だから、交際宣言がウソじゃないって言ってます」
先程と同じ事を、いや先程よりもより分かりやすくした内容を一太くんが繰り返す。
冗談でしょ、と愛想笑いを浮かべることも出来ずに、俺はアホみたいに口を開けたまま一太くんを呆然と見つめた。
西野から解放された俺たちは手と手を取り合い、平和に微笑み合う。
なんていうことはなく、車内は沈黙に満ちていた。
俺が泊まっているホテルの名前を運転手に告げてから、一太くんは一言も発していない。俺も一太くんの無言に気圧されて、何も言い出せていなかった。
これ、めちゃくちゃ怒ってるよね?
どう見ても一太くんは怒っている。
西野と対峙していた時はわからなかったけど、ふたりきりになった今、俺に対しての怒っているのが嫌でもわかる。
どうしようと心中穏やかではないのを隠して、とりあえず会話の糸口を提供しようと俺は口を開いた。
「えっと、一太くん。助けてくれて、ありがとう。いつも世話になるばかりで」
「いえ、大丈夫です」
会話終了。
一太くんはチラッと俺を見ただけで、また窓の外を見始める。
やばい、どうしよう、嫌われた?
もっとなにを聞くべきか検討すべきなのに、焦った俺は一太くんの気を引こうとして「あの、怒ってる?」と怒ってる人に1番聞いてはいけないことを聞いてしまった。
「怒ってます」
やっと俺に身体を向けた一太くんは、真剣な顔でそう言った。俺を見てくれたことに安心はするけど、怒っていると言葉にされたことで、俺の胸にグサグサと何かが刺さる。
「ごめん……」
反射的に謝ると、一太くんは一瞬肩を強張らせた。
「……どうして、理由もわからないのに謝るんですか」
怒っているはずの一太くんが少し悲しそうな声を出すので、それもまた俺の胸に刺さった。
「とにかく……ごめん。あの、俺ここで降りるよ。このまま一太くんに乗って帰ってもらえれば」
「ダメです」
グッと腕を掴まれ、その力強さに場違いにドキドキした。俺の胸はグサグサ傷ついたり勝手にドキドキしたり情緒が安定しない。
「俺、怒ってるって言いましたけど」
一太くんはちょっと悲しそうな顔をする。
その表情は怒りなれてないんだろうと思わせて、怒りなれてない人を怒らせてしまって申し訳なさが募る。
「話したいことあるんです。一緒にいてください」
真剣な眼差しに、俺は否定とも肯定とも取れない動きで頭を動かした。
しばらくまた無言でタクシーに乗り続けて、俺たちはホテルについた。
タクシー代をどちらが支払うかでひと悶着あったけど、一太くんが「俺が勝手にクリニック行ったんで」と主張したのを俺が「事務所のタクチケがあるから!」と跳ね返し、無事事務所のタクチケが消費された。
俺の部屋まで一緒に行きドアを開けると、一太くんは踏みとどまって部屋に入ってこない。
「一太くん?」
「あ、いや帰らないです」
帰るのか聞いたわけではなかったけど、何か決意したような顔で一太くんは俺を見た。
促して部屋に入ってもらい、ふたり並んでソファに腰かける。ここで映画を観たのはつい数時間前のことなのに、遠い昔のように思えた。
「一太くん、話があるって言ってたけど……まず俺から話してもいい?」
隣を見るとどうぞと頷かれ、俺は息を吸った。
「タクシーの中でずっとなんで一太くんを怒らせちゃったのか考えてたんだけど」
今もずっと考えている。
「俺が……告白なんてしたから、かなって」
急に告げられて、衝撃だっただろう。
部屋で過ごすのだって添い寝だって抜き合いだって、お互い『友達』だからギリギリ許容されていた。そこに恋愛感情が乗ってしまっては、すべてに性欲が付きまとい意味が変わってしまう。男なんかに向けられる性欲なんて、恐ろしさ以外何もない。
「一太くんは面倒な俺とずっと友達でいてくれたのに、裏切っちゃってゴメン」
頭を下げるとすぐに一太くんが肩に手を置いた。
それに促されて俺が顔を上げると、一太くんが思ったより至近距離にいて肩が跳ねる。
「言いたいことはそれだけですか」
俺の答えが間違っているからそう言ってるのか。
それとも、さらに怒らせた原因があるってことなのか。
一太くんの真っ直ぐな目からは読み取れなかったけど、俺には他にも心当たりがあった。
「あの、あとは……西野を追い払うために、俺と付き合うってウソついてくれたでしょ。そんなこと言わせちゃったこと……かな。普通ウソでも言いたくないと思うし……」
一太くんの顔色を伺いつつ言ってみると、一太くんは肩の手を離した。
「俺の怒りの原因について、それがファイナルアンサーですか」
怒っているような呆れているような、でもちょっと切なそうにも見える顔だ。どの感情が本当の一太くんの気持ちなのかはかりかねる。
「……フ、ファイナルアンサーです。あ、今言ったことふたつ合わせて怒らせちゃってると思ってます」
ふざけてると思われるかもと不安になりながら、とりあえず一太くんの言い回しに乗った。
一太くんは腕を組んで大きめにため息をはいた。
「どっちも違います」
「えっ、ウソ」
「ウソじゃないです。まず、告白されたこと自体に怒ってるなら、あのままバスに乗って帰ります。わざわざタクシー飛ばして久遠さんを探し回らないです」
タクシー飛ばして探し回ってくれたんだ。
その内心が顔に出ていたのか、一太くんは「バス降りて戻ったらホテルにいないから焦りましたよ」と付け加えた。
「お手数おかけしました……」
「いえ、そのことも俺が勝手に探したことなんでいいんです。怒ってないです。それから西野の前で交際宣言をしたこと、これも俺が勝手に言ったことなので言わせられたとか思ってないですし、全く怒ってないです」
一気にそこまで言って、一太くんは腕組みを解いた。
「あと、交際宣言については西野を追い払うためのウソじゃないです」
「そうなんだ……え?」
え?
今なんて言った?
クリニックの駐車場で言われたときも混乱に見舞われたけど、落ち着いて考えれば俺のためにウソをついてくれたという以外ない。
と、思っていたんだけどウソじゃないってなに?
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「だから、交際宣言がウソじゃないって言ってます」
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