【完結】捨てられた双子のセカンドライフ

mazecco

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学院編:オヴェルニー学院

【116話】ウィルク王子の誕生日パーティー2

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「アーサー様!」

「ジュリア王女」

ジュリア王女がアーサーに駆け寄ってきた。さすがは王族の血を引いているだけある。ドレスも最高級のものを見に付けており、彼女自身も気品に満ち溢れている。アーサーは跪いて王女の手の甲にキスをした。

「とても綺麗です」

「ありがとう。アーサー様も素敵ですわ」

「光栄です」

二人はお喋りを楽しみながら軽食をつまんだ。モニカと話している王子の元へ行き、お祝いの言葉をかける。

「ウィルク、誕生日おめでとう。11歳になったんだからいい加減しっかりしなさいよね」

「お姉さま!誕生日くらい説教をするのはおやめください」

「ふふ。そうね。…この前の議論、楽しかったわ。これからはあなたとそういった話をたくさんできると嬉しい」

「!!」

姉にそんなこと言われたことがなかったのだろう。ウィルク王子は驚いた顔をしたあと、顔を赤らめた。もじもじとしながら「僕も楽しかったです…」と小さな声で呟く。アーサーとモニカはこっそり目を合わせて嬉しそうに頬を緩めた。

「あっ、でもあなた、友人の教育はもう少しきっちりした方がいいわよ」

「だから!説教はおやめください!」

クスクス笑いながら、アーサーは王子の前に跪きお祝いの言葉をかけた。

「ウィルク王子、お誕生日おめでとうございます」

「ああ」

王子はそう言っただけだった。アーサーのことは変わらず大嫌いだ。矮小貴族のくせに女子からも先生からチヤホヤされている気に食わないやつ。何度貶めようとしても自分の思い通りにならないやつ。毒を盛られたことを分かっていながら怒るどころか鬱陶しいくらい構いにくるようになった気味の悪いやつ。

始めは王子を恐れてゴマをすっているのだと思っていた。だがそんなこともないらしい。王子が怒ってもビクビク様子を伺うこともなく、遠回しに自分の家をアピールしてくることもない。命令をしても言うことを聞かないし、言葉遣いは丁寧だがそもそもウィルクのことを王子として接する気がないように見えた。それが腹立たしくもあり、どこかホッとしてしまう。

他の学院内の人たちや城内の使用人と話していると、王子はどこか虚しさを感じることがあった。だがアーサーには虚しさを感じない。それがなぜなのか、心のどこかで気付いていたのかもしれないが認めたくはなかった。複雑な感情をアーサーに抱いている今のウィルク王子にとって、アーサーは一番関わりたくない相手だった。

ウィルク王子はアーサーから顔を背け、モニカを連れてその場を離れて行った。モニカはアーサーに小さく手を振っている。妹に手を振り返した後、アーサーは立ち上がりジュリア王女と再び軽食をつまんで回った。彼女のもとにノアとチャドが焼き菓子を持ってやってきた。

「王女!今回こそはノアの焼き菓子より俺んとこの焼き菓子の方がおいしいって言わせてみせますよ!」

「今回もうちの焼き菓子の方がうまいって言っていただけますよね!」

姫の前に焼き菓子を差し出して跪く二人を見てジュリア王女はクスクス笑った。

「今回も競い合っているの?いいわ、どちらが私の好みか決めてあげる。前回はチャドのものの方が好きだったけど、今回はどちらかしらねえ。アーサー様もどうぞ」

「わ、ありがとうございます。おいしそう!」

アーサーと王女が焼き菓子を一口頬張るのを、ノアとチャドは固唾を呑んで見守っていた。チャドの焼き菓子を口にして王女はとろけるような表情をする。

「ああ、とってもおいしいわ。何度いただいてもチャドの焼き菓子は飽きないわね」

「本当だ!すっごくおいしい!僕、こんなにおいしい焼き菓子食べたことないよ!」

二人が絶賛する様子にチャドがガッツポーズをしている。続いてノアの焼き菓子を口にする。

「まあ、ノア。以前と味が違うわね?」

「さすが王女!実はそうなんです。前回のご助言を参考にレシピを再考したうえで、王女のお口に合うようブランデーの種類を変えたそうですよ。おかげさまで王子にも気に入っていただけました」

「ええ!私のすごく好きな味だわ。うーん、とっても悩むところだけれど、今回はノアの勝ちかしら」

「よっしゃああああ!!!」

「ぐぅぅ!そこまでしてたのか!完敗だな!すげえなノアんとこ!」

「へへ!お前んとこに負けっぱなしはいやだからな!」

「ふふ。二人は良い関係ね。これからも頑張りなさい」

「ありがとうございます!!」

「…そういやさっきからアーサーが静かだけど、どうした?口に合わなかったか?」

ノアが心配そうにアーサーの顔を覗くと、アーサーはとろんとした目で見つめ返した。

「おい、アーサー?」

「なあに?」

「おい、こいつ酔ってねえか?」

「うそ。アーサー様、もしかしてお酒に弱いんですか?」

「おさけ?のんだことない」

「飲んだことない…?リリー寮レベルの貴族はだいたい13歳から酒を嗜むんだがな…」

「リングイール家は社交界に出ない貴族なのかな」

「ああ、だから名を知られてないのかもな」

「ノア。このおかしおいしい。食べたらふわふわした」

アーサーはそう言ってかじった焼き菓子を口に放り込んだ。王女、ノア、チャドが「わー!」と叫びながら慌てて残りの焼き菓子を取り上げた。アーサーは不満げに頬を膨らませている。

「それ、僕のだよ!もっとたべたい!」

「だ、だめですわアーサー様!あなた、きっととてもお酒に弱いと思いますの!それ以上食べたらお体にさわります!」

「そうだぞアーサー!酒ってのはこわいんだ!俺は酒でぶっ倒れたことがある!」

「だからこれは没収だ!俺の焼き菓子やるから、な?!」

「むぅぅ…」

「おいアーサー…。頼むからそんな可愛い顔して拗ねないでくれよ。あげたくなるだろ」

「チャド、気持ちは分かるけれど渡してはいけないわよ」

「おうじょぉ…」

「ううっ…」

「王女!耐えるんですよ!焼き菓子は俺たちが預かります!そして速やかにここから去りますので、アーサーのこと、よろしくお願いしますよ!」

「え、ええ!分かったわ。あなたたち、おいしい焼き菓子をありがとう」

「こちらこそ、ありがとうございます!!では!」

チャドとノアは逃げるようにその場を立ち去った。ジュリア王女はアーサーをソファに座らせて、酔いが冷めるまで世話をした。

「ひめぇ、ノアのやきがしも、チャドのやきがしもおいしかったねぇ」

「ええ、おいしかったですわね。アーサー様は甘いものがお好きなんですのね」

「うん。すきだよ。ジュリアもあまいのすき?」

「っ」

突然アーサーに「ジュリア」と呼ばれて姫は顔を真っ赤にした。酔っているせいで言葉も砕けており、甘えているような声に心臓がバクバクする。

「あれ?」

アーサーは王女の頬に手を当ててじっと顔を見た。

「かおがあかいよジュリア。どうしたの?だいじょうぶ?」

「あ…あ…」

「どうしたの口をぱくぱくして。あはは、ジュリアかわいい」

「ふぁー」

いつも高慢そうな表情をしている妹が間抜けな顔をしていたのでかわいいと思い、酔っているアーサーはそう言って笑った。だが王女本人にもはた目から見ても、今のアーサーは王女を口説いているようにしか見えない。ジュリア王女はこっそり自分の手の甲をつねり必死に平静を装った。幸いモニカが王子と話に夢中で兄の様子を見ていなかったので氷河期にならずに済んだ。

アーサーがお酒のせいで気分が悪くなり静かになったのを見計らって、生徒たちが王女に名産を渡しに来た。

「王女、ファンタン地の名産であるチーズをどうぞ」

「ありがとう、いただくわ」

「お、王女。ほ、ほ、干し肉を食べてください!」

「ありがとう。…うん、おいしいわ」

「グレープジュースもどうぞ」

「まあ、とてもおいしいわ」

「王女さま!砂糖菓子もぜひ!…ロイいい加減待ちなさいよってばー!!」

王女と王子のまわりに、名産品を持ってきた生徒が群がる。二人は全てを口にして感想を伝えた。ジュリア王女もウィルク王子も、おいしいものはおいしい、まずいものはまずいとはっきり口にする。生徒たちはその言葉に一喜一憂していた。王族に気に入られたものは間違いなく流行し、その逆はまずい食べ物としてのレッテルを貼られる。彼女らが気に入ったものはノアの焼き菓子、ロイのグレープジュース、マーサの砂糖菓子、ライラの干し肉だった。

アーサーの酔いが冷めた頃には、生徒たちの名産宣伝はほぼほぼ終わっていた。ずっと隣に座って水を飲ませたり背中をさすってくれていたジュリア王女にお礼とお詫びをして、アーサーとジュリア王女は再び軽食をつまみながら話に花を咲かせた。

◇◇◇
パーティーも終わりに近づいた頃、アーサーはモニカが談話室にいないことに気が付いた。王女に断ってから談話室を出てモニカを探す。妹の名前を呼びながらうろうろしていると、か細い声がアーサーを呼ぶのが聞こえた。

「アーサー…」

「モニカ!」

トイレから顔色の悪いモニカが顔を出した。アーサーはかけより妹の容態を診た。

「モニカ、ひどい顔だ。どうしたの?!」

「分からない…。急に気分が悪くなって…」

座り込んだモニカをアーサーが支える。ぼうっとしたモニカは兄の体に手を回し、首にかぷりと噛みついた。アーサーは面食らった顔で妹を見る。

「えっ?」

「……」

「ど、どうしたの、モニカ?」

「分からない…でもなんだか、欲しい…」

「欲しい?何を?」

兄の首元に歯を立てながら、モニカは小さな声で言った。

「血…」

「…モニカ、今の症状を教えてくれる?」

「すごく…喉が渇くの…。あと、吐きそう…それに、手がプルプルする…」

「それって…」

アーサーはその症状を経験したことがある。チムシーに寄生されたときだ。チムシーは人に寄生する魔物で、寄生された人間は人の血を求める。血を飲まなかったら禁断症状が出てしまう。

アーサーはモニカのドレスを脱がせた。体のどこにもチムシーは寄生していない。考えられることは、チムシーに寄生された人の血を飲んでしまった可能性だ。

モニカの症状をおさめるためにアーサーは手首を切ってモニカに血を飲ませた。モニカは夢中になって血を啜っている。禁断症状がおさまるまで血を飲ませ、モニカが落ち着いたころにアーサーは問いただした。

「モニカ、最近誰かの血を飲んだ?」

「飲んでないわ…」

「気分が悪くなったのはいつ?」

「パーティーで、ウィルク王子と軽食を取ってるとき…」

「…軽食の中に血を混ざっていたのか?」

アーサーはモニカのドレスを整えてトイレから出た。談話室へ戻るとパーティーは終わっていて生徒たちはいなくなっていた。妹の口元についた自分の血を指で拭い、頭を撫でながら優しく声をかけた。

「いい?血を飲みたくなったらいつでも僕のところへ来ていいからね。我慢しなくていいから」

「うん…ありがとうアーサー」

「どのくらい摂取してしまったか分からないけど…2,3日でおさまると思うから…」

「うん…」

アーサーの予想通り、モニカの吸血欲は2日でおさまった。モニカの求める血の量は、アーサーの小さい体ではかなり負担になった。ことあるごとに増血薬を飲みなんとか意識を保ちながら、2日間、モニカに大量の血を与えた。
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