聖女の力は使いたくありません!

三谷朱花

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番外編②

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「キャサリン、知ってる?」

 ソファーの隣に座って、私の膨らんだおなかを愛おしそうになでるメリルに、私は首を傾げる。

「何のこと?」
「この国は、今幸せの国と呼ばれているらしいよ?」
「そうなの? でも、間違いないわ。私はすっごく幸せだから!」

 私の薬師としての仕事も順調だし、メリルは自警団の一員として働きだして、その真面目さから、自警団の中でも信頼されている。
 贅沢な暮らしができるわけではないけど、私が思い描いていた幸せは、間違いなくここにある。

 ぽこり、とおなかが蹴られる。

「ふふ。ほら、この子も、幸せだって言ってるわ」

 私がメリルに微笑むと、メリルが私を抱き寄せる。

「そうだね。私だって幸せだよ」

 その甘い囁きに、私の心は満たされる。

 ほら、幸せはここにある。

 完
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感想 1

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みんなの感想(1件)

kokekokko
2024.01.03 kokekokko

新年早々一気読みさせていただきました。そしてすっごく満足しました!終わっちゃうのが残念なくらい。また読みに来ます。

2024.01.03 三谷朱花

感想ありがとうございます。楽しんでいただけたようで何よりです。

解除

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