【完結】真実の愛はおいしいですか?

ゆうぎり

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馬車の中でお母様はとても難しい顔をしています。女の子は気になりましたがどうしていいのかわかりません。

ジャマをしないようにそっとお母様から離れて静かに妖精たちと遊ぶことにしました。


『ちょっとだけ味するね』
『少しだね』
『これもまたいい』
『『『うすいやさしい味だね』』』


ちょっと小さくごわごわで勢いのある妖精たちはお構いなしに女の子にとんとんと体当たりをしています。

行きよりは目まぐるしくなかったのは、女の子が元気いっぱいではなかったせいでしょうか。
それでも楽しげに妖精たちは女の子とふれあいます。

やがて満足したのか大半が馬車の外に飛び出していきました。

残っている妖精たちはお屋敷までついてきてくれるようです。

女の子はごわごわの妖精たちを手のひらで包みくるくるとこね回しました。
するとどうでしょう。ごわごわだった妖精たちが少しふわふわになりました。


女の子は楽しくなり、たくさんの妖精たちとお屋敷に着くまでくるくるこねこねと遊び続けました。



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