【完結】真実の愛はおいしいですか?

ゆうぎり

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今日はお父様とお母様、お姉様がお城へお別れのご挨拶に出かけました。
女の子はお留守です。

お父様が「このままではらちが明かない」と言って強引に挨拶の予定を入れたんだってお母様が笑って教えてくれました。

ご挨拶が終わると翌日には領地へ向かうそうです。

女の子もお庭の妖精たちにお別れのご挨拶をしようかと考えましたがお別れは明日です。
まだまだ遊び足りないと今日も遊ぶことにしました。

今お庭には元からいた妖精たちとお城へ行った際着いてきた妖精。
それと、ここ最近お父様のお洋服に付いていた妖精たちがいます。

お父様のお洋服に付いていた妖精たちも最初に比べるとたくさん増えました。

お父様がお城から帰ってくると女の子が「元気になあれ」と願いを込めてお父様に抱きつくのです。

そうすると不思議なことに妖精たちが一瞬輝きお父様の洋服から浮き上がるのです。


『……ほぅ』
『……あたたかい』
『……ここがいい』
『『『あぁ、しんせんな味がするなぁ』』』


消えてなくなってしまう妖精たちもいますが、ずいぶん残るようになりました。


そして、お父様が内心女の子のおかえりの挨拶を楽しみにしていることは内緒です。



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