26 / 42
26
しおりを挟む
朝になってもお姉様の涙が止まりません。
女の子はお姉様の瞳が溶けてしまわないか心配になりました。
お父様もお母様も心配して昨日と違う馬車にお姉様と女の子を乗せました。
周りを囲った馬車ではなく、風通しのいい馬車です。馬の餌の干し草が積んであり、風景がよく見えます。
お姉様には少しでも気持ちが和らぐ様にとの思いです。女の子には退屈しないようにする為です。
女の子はお母様に暴れて落ちない様に言われました。
女の子は「そんなことしないもん」と言いながら目がきょろきょろしています。
干し草の上にシーツを乗せその上にお姉様と女の子は座りました。
少しちくちくしますが干し草はふわふわと弾みます。
ぱふぱふ女の子が弾んで遊んでいる横でお姉様は大人しく座っています。
相変わらず涙は流れています。
そんなお姉様を見て女の子は考え思い出しました。
お父様におかえりと抱きつくとお父様が喜んで元気になった事を。
女の子は「元気になりますように」と願いを込めてお姉様に抱きつきました。
するとお姉様から流れる涙のしずくに柔らかな膜が掛かりぽろんぽろんとこぼれ転がりました。
ころころころころ転がります。
シーツの上にも転がります。干し草の中にも転がります。
妖精たちに当たったしずくはぽんと跳ねて道へと転がっていきます。
『もうはいらないよね』
『おなかいっぱいだよね』
『ほかにあげようね』
『『『みちしるべだね』』』
道に転がっていったしずくに他の妖精たちは気づくのでしょうか?
女の子はお姉様の瞳が溶けてしまわないか心配になりました。
お父様もお母様も心配して昨日と違う馬車にお姉様と女の子を乗せました。
周りを囲った馬車ではなく、風通しのいい馬車です。馬の餌の干し草が積んであり、風景がよく見えます。
お姉様には少しでも気持ちが和らぐ様にとの思いです。女の子には退屈しないようにする為です。
女の子はお母様に暴れて落ちない様に言われました。
女の子は「そんなことしないもん」と言いながら目がきょろきょろしています。
干し草の上にシーツを乗せその上にお姉様と女の子は座りました。
少しちくちくしますが干し草はふわふわと弾みます。
ぱふぱふ女の子が弾んで遊んでいる横でお姉様は大人しく座っています。
相変わらず涙は流れています。
そんなお姉様を見て女の子は考え思い出しました。
お父様におかえりと抱きつくとお父様が喜んで元気になった事を。
女の子は「元気になりますように」と願いを込めてお姉様に抱きつきました。
するとお姉様から流れる涙のしずくに柔らかな膜が掛かりぽろんぽろんとこぼれ転がりました。
ころころころころ転がります。
シーツの上にも転がります。干し草の中にも転がります。
妖精たちに当たったしずくはぽんと跳ねて道へと転がっていきます。
『もうはいらないよね』
『おなかいっぱいだよね』
『ほかにあげようね』
『『『みちしるべだね』』』
道に転がっていったしずくに他の妖精たちは気づくのでしょうか?
31
あなたにおすすめの小説
【完結】ジュリアはバツイチ人生を謳歌する
ariya
恋愛
エレン王国の名門貴族・アグリア伯爵家に嫁いだジュリア・アグリア(旧姓ベルティー)。
夫のアベル・アグリア伯爵は、騎士として王妃の護衛任務に没頭し、結婚翌日からほぼ別居状態。
社交界のパーティーでは妻のエスコートを代理人に任せ、父の葬儀にも顔を出さず、事務的な会話と手紙のやり取りだけの日々が続く。
ジュリアは8年間の冷遇に耐え抜いたが、ある朝の食事中、静かに切り出す。
「私たち、離婚しましょう」
アベルは絶句するが、ジュリアは淡々と不満を告げる。
どれも自分のしでかしたことにアベルは頭を抱える。
彼女はすでに離婚届と慰謝料の用意を済ませ、夫の仕事に理解を示さなかった「有責妻」として後腐れなく別れるつもりだった。
アベルは内心で反発しつつも、ジュリアの決意の固さに渋々サイン。
こうしてジュリア・アグリアは、伯爵夫人としての全てを置き去りにし、バツイチ人生を開始する。
完結 やっぱり貴方は、そちらを選ぶのですね
ポチ
恋愛
卒業式も終わり
卒業のお祝い。。
パーティーの時にソレは起こった
やっぱり。。そうだったのですね、、
また、愛する人は
離れて行く
また?婚約者は、1人目だけど。。。
婚約破棄ですか、すでに解消されたはずですが
ふじよし
恋愛
パトリツィアはティリシス王国ラインマイヤー公爵の令嬢だ。
隣国ルセアノ皇国との国交回復を祝う夜会の直前、パトリツィアは第一王子ヘルムート・ビシュケンスに婚約破棄を宣言される。そのかたわらに立つ見知らぬ少女を自らの結婚相手に選んだらしい。
けれど、破棄もなにもパトリツィアとヘルムートの婚約はすでに解消されていた。
※現在、小説家になろうにも掲載中です
【完結】義妹に全て奪われた私。だけど公爵様と幸せを掴みます!
朝日みらい
恋愛
リリアナは美貌の義妹イザベラにすべてを奪われて育ち、公爵アルノーとの婚約さえも破棄される。
役立たずとされて嫁がされたのは、冷徹と噂される公爵アルノー。
アルノーは没落した家を立て直し、成功を収めた強者。
新しい生活で孤立を感じたリリアナだが、アルノーの態度に振り回されつつも、少しずつ彼の支えを感じ始め――
【完結】研究一筋令嬢の朝
彩華(あやはな)
恋愛
研究二徹夜明けすぐに出席した、王立学園高等科、研究科卒業式後のダンスパーティ。そこで、婚約者である第二王子に呼び出された私こと、アイリ・マクアリス。婚約破棄?!いじめ?隣の女性は誰?なんでキラキラの室長までもが来るの?・・・もう、どうでもいい!!私は早く帰って寝たいの、寝たいのよ!!室長、後は任せます!!
☆初投稿になります。よろしくお願いします。三人目線の三部作になります。
私が、全てにおいて完璧な幼なじみの婚約をわざと台無しにした悪女……?そんなこと知りません。ただ、誤解されたくない人がいるだけです
珠宮さくら
恋愛
ルチア・ヴァーリは、勘違いされがちな幼なじみと仲良くしていた。周りが悪く言うような令嬢ではないと心から思っていた。
そんな幼なじみが婚約をしそうだとわかったのは、いいなと思っている子息に巻き込まれてアクセサリーショップで贈り物を選んでほしいと言われた時だった。
それを拒んで、証言者まで確保したというのにルチアが幼なじみの婚約を台無しにわざとした悪女のようにされてしまい、幼なじみに勘違いされたのではないかと思って、心を痛めることになるのだが……。
姉と妹の常識のなさは父親譲りのようですが、似てない私は養子先で運命の人と再会できました
珠宮さくら
恋愛
スヴェーア国の子爵家の次女として生まれたシーラ・ヘイデンスタムは、母親の姉と同じ髪色をしていたことで、母親に何かと昔のことや隣国のことを話して聞かせてくれていた。
そんな最愛の母親の死後、シーラは父親に疎まれ、姉と妹から散々な目に合わされることになり、婚約者にすら誤解されて婚約を破棄することになって、居場所がなくなったシーラを助けてくれたのは、伯母のエルヴィーラだった。
同じ髪色をしている伯母夫妻の養子となってからのシーラは、姉と妹以上に実の父親がどんなに非常識だったかを知ることになるとは思いもしなかった。
侯爵家を守るのは・・・
透明
恋愛
姑に似ているという理由で母親に虐げられる侯爵令嬢クラリス。
母親似の妹エルシーは両親に愛されすべてを奪っていく。
最愛の人まで妹に奪われそうになるが助けてくれたのは・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる