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第3章 王都 学園中等部生活編
第59話 国王と神器
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ユーリの後をついて行って、城の中を歩いていると、重厚な扉にたどり着いた。
「ユーリ...ここって...」
「ここは謁見の間だよ」
謁見の間?!そんなとこいったら心臓破裂するよ!?
「こ、ここに入るの?」
「ふふふっ。大丈夫だよ。お父様に会うのは執務室にしてもらったから」
ほ、よかった...ユーリも元日本人として、私のことを考えてくれたのかな?
「そう言えばユーリのお父さんはあれ知ってるの?」
あれ、とはつまり、転生者であることだ。
「うん、話してるよ。だからこそ、こうしてフィリアちゃんを連れてこれた訳だし」
確かに今考えれば、例え友達だったとしても、一国の王に会うのは容易いことではないよね。
「なんて呼べばいいかな?」
さっきはユーリのお父さんと言ったけど、流石に本人の前でそれはだめだよねぇ...
「別にさっきの呼び方でもいいと思うよ?」
「いや、流石にだめじゃない?」
「うーん、そうかな?そこまで堅い訳じゃないし...まぁ会ってみたら分かるよ」
なんかそう言われてロビンが頭でチラついたけど、気のせいだよね!
「あ、ここだよ」
着いたのは謁見の間の扉より豪華ではないけど、社長室みたいな厳かな感じがある扉だった。え?社長室の扉なんてみたことないだろって?...まぁ見たことないですよ、ええ。でもこんな感じってイメージぐらいあるじゃない?
「入らないの?」
「あ、こめん」
私が心の中で自問自答している間に、ユーリは扉を開けて待っていた。ノックとか要らないの?
「お父様、私と同じ、友達のフィリアちゃんです」
中に入ると、ユーリが私のことを説明した。中には男の人が1人だけいた。この人がユーリのお父さんだろうか。
「初めまして、フィリアといいいます」
そう言って私は頭を下げた。
「いや、そんなことはいい。ユーリの友ならば、快く歓迎するよ」
低く、でもどことなく安心する声が響いた。口調からして、ユーリの言う通り話しやすそうだね。
「で、そちらは?」
「あ、こちらは六大英雄のカトリーナさんです」
「六大英雄か、まさか会えるとは...」
うん?確かに六大英雄は凄いけど、一国の王が会えないものなのかな?
「ええ、私たちは貴族が嫌いだからそこまで接点がないのよね」
な、なるほど...。
「ならばなぜ?」
「このフィリアちゃんのためよ」
「保護者という立場か?」
「まぁそう捉えてもらって構わないわ」
するとユーリのお父さんは私のことを探るような目で見ていたけど、途端に納得したような表情になった。
「(なるほど...六大英雄の娘か...)」
小声でそう聞こえた。その事はユーリにしか言っていないから、多分念話で話したんだろう。まぁ国王だし、秘密は守れるだろう。
「(そのことは内密に...)」
「(ああ、分かっている)」
私になんも相談せず話したユーリには少し怒りがあったけど、ごめんね、と目で訴えていたので、多分断ることが出来なかったんだろう。それならば仕方ないと思って、ユーリを許すことにした。
「で、魔力内包症を治すために、この国の神器を使いたいという要件だったな」
「はい、使えるでしょうか?」
「無論だ。ユーリの友なのだからな。ただ...」
「ただ?」
そう聞き返すと、顔を近づけて小声で聞いてきた。
「(ユーリの前にいた世界について、少し教えて貰ってもいいだろうか?)」
「それは構いませんが...何故です?」
「(...少しでもユーリと仲良くなりたいのだ)」
そう言って照れくさそうに顔を逸らした。...ユーリ、愛されてるね。私もロビンにこういう程よい距離感を持って欲しいよ...
「では神器のところに行こう。ついてきてくれ」
ユーリのお父さんはそう言って部屋から出ていったので、その後をついて行った。
「そういえば名前を聞いていませんでした」
「うん?そういえばそうだな。私の名前は"ガルシア"だ。それと、別に普段ユーリと話す感じで話してくれて構わないぞ?」
ガルシアさんからそう言われたけど、まだ無理そうかな...
しばらく歩くと、謁見の間の扉とは違う、豪華な扉の前にたどり着いた。
「ここに神器がある。入ってくれ」
...なんか軽いな。神器ってかなり特別なものじゃないの?そんな疑問は心に仕舞い、部屋に足を踏み入れた。そこは明かりの魔道具で明るく照らされた、とても広い部屋だった。そしてその真ん中に台座に宝玉が鎮座していた。あれが神器だろうか?
「いきなりで済まないが、さっそく始めて欲しい」
「それはいいんですけど、なんで急ぐんです?」
「やはり森があのままでは、魔物が街に出てきてしまうからな。早く直したいのだ」
と言われてしまっては断れない。いや、断る気なんてなかったけど、なまじ原因が私であるから余計に、だ。
「分かりました。普通に触れて魔力を込めればいいんですか?」
「ああ、それで構わない」
私は宝玉に近づく。近づくにつれ、ただ綺麗な丸い水晶ではなく、繊細な模様が彫られていることが分かった。ここまでの技術はこの世界にはないだろう。
宝玉に手を触れ、魔力を流す。すると、前に使った板より強力に吸われる感覚がした。体に溜まっていた熱いものが、するすると抜けていく。次第に宝玉から光が漏れ出す。それはとても優しい光だった。
「凄い...」
「ああ...さすがユーリの友だな」
いやそこ関係ないと思う。
心の中でツッコミを入れつつ、魔力を流し続ける。だんだん吸う力が弱まってきたので、流す量を少なくしていく。流石にこれを割るのはヤバい。
「ふぅ...」
吸う力が完全に無くなったので、手を離す。最初のときより、なんだか体の中にあったつっかえみたいなのが無くなって、気持ちが良くなった。
「大丈夫なの?そんなに流して」
リーナが心配してくれた。けど、私が流したのは、体に溜まっていると感じていた魔力だけ。だからまだまだ魔力は残ってる。
「大丈夫だよ?」
だから私は笑ってリーナに答えた。
「そう...で、溜まっていたものは無くなった?」
「うん。スッキリと」
「良かったわ...」
リーナがそう言って涙を流した。そこまで心配させていたんだね。
「大丈夫?」
「...ええ。もう大丈夫よ」
リーナが笑ってそう言うので、私も笑い返した。
「今回は助かった」
ガルシアさんが頭を下げる。けれど、私は自分も責任があるって思ってるから、とても気まずい。そんな気持ちを察してくれたのか、ユーリが部屋に戻ることを提案してくれた。
「ではあの件はその時に」
「あー...それなんですけど...」
流石にリーナに聞かせる訳にはいかない。そんな気持ちでリーナを見ると、リーナは察してくれたのか、ため息をつきながら
「はぁ...分かったわよ。外で待ってればいいんでしよ?」
「うん。ごめんね」
「いいのよ。誰にだって一つや二つ聞かれたくないことだってあるもの」
リーナの場合は年齢...いえ!なんでもないです!!
リーナから睨まれたので、そそくさとガルシアさんについて行った。
「では話してもらえるかな?」
執務室に入ってそうそう本題に入ったガルシアさんに苦笑しつつ、答えた。
「何が知りたいんです?」
「そうだな...あのユーリが作る料理のことが知りたい。私もユーリを驚かせたい」
ガルシアさんは微笑みながら、すこし顔を逸らした。恥ずかしいんだろうね。ちなみにユーリはお店に戻った。もう混み始める時間だかららしい。
さて、料理か...私は両親を亡くしてそこから自炊はしていた。だから色々作れるけど、それはユーリも同じだと思う。むしろユーリはそれが本業だったんだから、素人である私は到底及ばない。ならばどうするか?ユーリが知らない料理を教えればいい。どんな料理を知らないのかは無論分からないけど、色々出せばそのどれかは食べたことがない料理だろう...っていう力論。まぁ再現できるかわかんないけどね。
「じゃあ色々な料理を教えますね。驚かせたいのなら、ユーリが知らない料理のほうがいいですし」
「確かにそうだな...分かった。それを教えてくれるか?」
「分かりました。うーん...ユーリが食べたことが無さそうな料理は...ボルシチやムサカ、ケジャリー...」
「ま、待ってくれ!そもそもどんな料理なんだ?」
「あ、すいません...えっとボルシチはビーツを...」
「びーつとはなんだ?」
「あ...えっと赤いカブみたいな?」
「赤い?かぶ?どれくらい赤いんだ?かぶとはなんだ?どんな形なんだ?」
「え、えっと...」
...うん、説明大変でした。そうだよねぇ...この世界に同じ食材があるとは限らないよねぇ...頑張って探してください、愛娘の為に...ついでに私の為にも。
執務室を後にして来た道を戻り、城から出る。するとリーナが眠って待っていたので、体を揺すって起こした。
「リーナ、終わったよ」
「うぅぅん...あら、ふぁ...終わったの?」
「うん」
「じゃあもう用はないわね」
「ないよ。ユーリにもお礼言ったしね」
ユーリがこの城から出ていく時に、お礼はしておいた。それとまた来るっていう約束もした。転移魔法を覚えたらすぐ来れるしね。
「じゃあ帰りましょうか」
行きと同じくリーナと手を繋ぎ、転移する。まだ感覚が慣れないから、目をつぶった。そしてリーナに言われて目を開けると、そこはいつもの屋敷の前だった。
「じゃあもう疲れたでしょ?ご飯食べてお風呂入って寝ましょうか」
そう言われた途端に疲れがどっと出てきたので、その言葉に甘えることにした。屋敷に入るともうベルが帰ってきていた。なんでも今日はシリルとランクアップの依頼を受けてきたらしい。大した問題もなく、お昼すぎには戻ってきたんだって。私も久しぶりに依頼受けようかなぁ...
『明日は特訓だからね!』
「はいはい」
どうやら依頼はまだ受けれないようです...翡翠と明日の約束をして、私はベットに入り、意識を手放した。
「ユーリ...ここって...」
「ここは謁見の間だよ」
謁見の間?!そんなとこいったら心臓破裂するよ!?
「こ、ここに入るの?」
「ふふふっ。大丈夫だよ。お父様に会うのは執務室にしてもらったから」
ほ、よかった...ユーリも元日本人として、私のことを考えてくれたのかな?
「そう言えばユーリのお父さんはあれ知ってるの?」
あれ、とはつまり、転生者であることだ。
「うん、話してるよ。だからこそ、こうしてフィリアちゃんを連れてこれた訳だし」
確かに今考えれば、例え友達だったとしても、一国の王に会うのは容易いことではないよね。
「なんて呼べばいいかな?」
さっきはユーリのお父さんと言ったけど、流石に本人の前でそれはだめだよねぇ...
「別にさっきの呼び方でもいいと思うよ?」
「いや、流石にだめじゃない?」
「うーん、そうかな?そこまで堅い訳じゃないし...まぁ会ってみたら分かるよ」
なんかそう言われてロビンが頭でチラついたけど、気のせいだよね!
「あ、ここだよ」
着いたのは謁見の間の扉より豪華ではないけど、社長室みたいな厳かな感じがある扉だった。え?社長室の扉なんてみたことないだろって?...まぁ見たことないですよ、ええ。でもこんな感じってイメージぐらいあるじゃない?
「入らないの?」
「あ、こめん」
私が心の中で自問自答している間に、ユーリは扉を開けて待っていた。ノックとか要らないの?
「お父様、私と同じ、友達のフィリアちゃんです」
中に入ると、ユーリが私のことを説明した。中には男の人が1人だけいた。この人がユーリのお父さんだろうか。
「初めまして、フィリアといいいます」
そう言って私は頭を下げた。
「いや、そんなことはいい。ユーリの友ならば、快く歓迎するよ」
低く、でもどことなく安心する声が響いた。口調からして、ユーリの言う通り話しやすそうだね。
「で、そちらは?」
「あ、こちらは六大英雄のカトリーナさんです」
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うん?確かに六大英雄は凄いけど、一国の王が会えないものなのかな?
「ええ、私たちは貴族が嫌いだからそこまで接点がないのよね」
な、なるほど...。
「ならばなぜ?」
「このフィリアちゃんのためよ」
「保護者という立場か?」
「まぁそう捉えてもらって構わないわ」
するとユーリのお父さんは私のことを探るような目で見ていたけど、途端に納得したような表情になった。
「(なるほど...六大英雄の娘か...)」
小声でそう聞こえた。その事はユーリにしか言っていないから、多分念話で話したんだろう。まぁ国王だし、秘密は守れるだろう。
「(そのことは内密に...)」
「(ああ、分かっている)」
私になんも相談せず話したユーリには少し怒りがあったけど、ごめんね、と目で訴えていたので、多分断ることが出来なかったんだろう。それならば仕方ないと思って、ユーリを許すことにした。
「で、魔力内包症を治すために、この国の神器を使いたいという要件だったな」
「はい、使えるでしょうか?」
「無論だ。ユーリの友なのだからな。ただ...」
「ただ?」
そう聞き返すと、顔を近づけて小声で聞いてきた。
「(ユーリの前にいた世界について、少し教えて貰ってもいいだろうか?)」
「それは構いませんが...何故です?」
「(...少しでもユーリと仲良くなりたいのだ)」
そう言って照れくさそうに顔を逸らした。...ユーリ、愛されてるね。私もロビンにこういう程よい距離感を持って欲しいよ...
「では神器のところに行こう。ついてきてくれ」
ユーリのお父さんはそう言って部屋から出ていったので、その後をついて行った。
「そういえば名前を聞いていませんでした」
「うん?そういえばそうだな。私の名前は"ガルシア"だ。それと、別に普段ユーリと話す感じで話してくれて構わないぞ?」
ガルシアさんからそう言われたけど、まだ無理そうかな...
しばらく歩くと、謁見の間の扉とは違う、豪華な扉の前にたどり着いた。
「ここに神器がある。入ってくれ」
...なんか軽いな。神器ってかなり特別なものじゃないの?そんな疑問は心に仕舞い、部屋に足を踏み入れた。そこは明かりの魔道具で明るく照らされた、とても広い部屋だった。そしてその真ん中に台座に宝玉が鎮座していた。あれが神器だろうか?
「いきなりで済まないが、さっそく始めて欲しい」
「それはいいんですけど、なんで急ぐんです?」
「やはり森があのままでは、魔物が街に出てきてしまうからな。早く直したいのだ」
と言われてしまっては断れない。いや、断る気なんてなかったけど、なまじ原因が私であるから余計に、だ。
「分かりました。普通に触れて魔力を込めればいいんですか?」
「ああ、それで構わない」
私は宝玉に近づく。近づくにつれ、ただ綺麗な丸い水晶ではなく、繊細な模様が彫られていることが分かった。ここまでの技術はこの世界にはないだろう。
宝玉に手を触れ、魔力を流す。すると、前に使った板より強力に吸われる感覚がした。体に溜まっていた熱いものが、するすると抜けていく。次第に宝玉から光が漏れ出す。それはとても優しい光だった。
「凄い...」
「ああ...さすがユーリの友だな」
いやそこ関係ないと思う。
心の中でツッコミを入れつつ、魔力を流し続ける。だんだん吸う力が弱まってきたので、流す量を少なくしていく。流石にこれを割るのはヤバい。
「ふぅ...」
吸う力が完全に無くなったので、手を離す。最初のときより、なんだか体の中にあったつっかえみたいなのが無くなって、気持ちが良くなった。
「大丈夫なの?そんなに流して」
リーナが心配してくれた。けど、私が流したのは、体に溜まっていると感じていた魔力だけ。だからまだまだ魔力は残ってる。
「大丈夫だよ?」
だから私は笑ってリーナに答えた。
「そう...で、溜まっていたものは無くなった?」
「うん。スッキリと」
「良かったわ...」
リーナがそう言って涙を流した。そこまで心配させていたんだね。
「大丈夫?」
「...ええ。もう大丈夫よ」
リーナが笑ってそう言うので、私も笑い返した。
「今回は助かった」
ガルシアさんが頭を下げる。けれど、私は自分も責任があるって思ってるから、とても気まずい。そんな気持ちを察してくれたのか、ユーリが部屋に戻ることを提案してくれた。
「ではあの件はその時に」
「あー...それなんですけど...」
流石にリーナに聞かせる訳にはいかない。そんな気持ちでリーナを見ると、リーナは察してくれたのか、ため息をつきながら
「はぁ...分かったわよ。外で待ってればいいんでしよ?」
「うん。ごめんね」
「いいのよ。誰にだって一つや二つ聞かれたくないことだってあるもの」
リーナの場合は年齢...いえ!なんでもないです!!
リーナから睨まれたので、そそくさとガルシアさんについて行った。
「では話してもらえるかな?」
執務室に入ってそうそう本題に入ったガルシアさんに苦笑しつつ、答えた。
「何が知りたいんです?」
「そうだな...あのユーリが作る料理のことが知りたい。私もユーリを驚かせたい」
ガルシアさんは微笑みながら、すこし顔を逸らした。恥ずかしいんだろうね。ちなみにユーリはお店に戻った。もう混み始める時間だかららしい。
さて、料理か...私は両親を亡くしてそこから自炊はしていた。だから色々作れるけど、それはユーリも同じだと思う。むしろユーリはそれが本業だったんだから、素人である私は到底及ばない。ならばどうするか?ユーリが知らない料理を教えればいい。どんな料理を知らないのかは無論分からないけど、色々出せばそのどれかは食べたことがない料理だろう...っていう力論。まぁ再現できるかわかんないけどね。
「じゃあ色々な料理を教えますね。驚かせたいのなら、ユーリが知らない料理のほうがいいですし」
「確かにそうだな...分かった。それを教えてくれるか?」
「分かりました。うーん...ユーリが食べたことが無さそうな料理は...ボルシチやムサカ、ケジャリー...」
「ま、待ってくれ!そもそもどんな料理なんだ?」
「あ、すいません...えっとボルシチはビーツを...」
「びーつとはなんだ?」
「あ...えっと赤いカブみたいな?」
「赤い?かぶ?どれくらい赤いんだ?かぶとはなんだ?どんな形なんだ?」
「え、えっと...」
...うん、説明大変でした。そうだよねぇ...この世界に同じ食材があるとは限らないよねぇ...頑張って探してください、愛娘の為に...ついでに私の為にも。
執務室を後にして来た道を戻り、城から出る。するとリーナが眠って待っていたので、体を揺すって起こした。
「リーナ、終わったよ」
「うぅぅん...あら、ふぁ...終わったの?」
「うん」
「じゃあもう用はないわね」
「ないよ。ユーリにもお礼言ったしね」
ユーリがこの城から出ていく時に、お礼はしておいた。それとまた来るっていう約束もした。転移魔法を覚えたらすぐ来れるしね。
「じゃあ帰りましょうか」
行きと同じくリーナと手を繋ぎ、転移する。まだ感覚が慣れないから、目をつぶった。そしてリーナに言われて目を開けると、そこはいつもの屋敷の前だった。
「じゃあもう疲れたでしょ?ご飯食べてお風呂入って寝ましょうか」
そう言われた途端に疲れがどっと出てきたので、その言葉に甘えることにした。屋敷に入るともうベルが帰ってきていた。なんでも今日はシリルとランクアップの依頼を受けてきたらしい。大した問題もなく、お昼すぎには戻ってきたんだって。私も久しぶりに依頼受けようかなぁ...
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