貴方がLv1から2に上がるまでに必要な経験値は【6億4873万5213】だと宣言されたけどレベル1の状態でも実は最強な村娘!!

ルシェ(Twitter名はカイトGT)

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船旅③

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「まずはその魔石に左手を置いて」

「これ?」

 私がその魔石に手を置くと魔力が吸われ始めました。

「そう、そのまま足元にある右のペダルを踏んでください」

「これか」

 私がペダルを踏むとゆっくりと進み出す【エリーゼ号】。

「おっ、進んだ」

「そして右手で前のハンドルを動かして左右に動くんですよ、バックは魔力を左手の魔石に送り込みながら風を操作して波の力でバックするんですけど...、今は使わなくてもいいですね」

 彼女はそれだけ呟くと船室にあるソファに寝転びました。

「3時間も海図を見ながら運転していたのでちょっと疲れました...、少し眠りますので後はお願いしますね」

 と言われたので全力で船を動かし始める私。

 初めてちゃんとした船を動かすのにちょっと説明されただけで運転できるものなのでしょうか?。

 そう思っていた時期が私にもありました。

「おおっ!? 意外に楽しいな! 船動かすのって!」

 私が全開で魔力を込めると物凄いスピードで船が前進します!。

 波を切り裂いて名もなき島々の横を走りさり、海図を見ながら確実に目的地へと進む私!。

「ケロナお姉ちゃん!! 早すぎ!!」

「お姉様! 流石にこのスピードは...!」

 2人ともチキってしまっているが問題ない。

「なぁに、今日中に【カニン】大陸に着いたら後の旅が楽でしょ? ちょっとスピードを上げてるだけだし何も問題はないよ」

 と笑顔で返したのだが、2人とも何故か震えていました。

 確かにレイナが運転している時よりも荒々しいとは思いますけど、当人のレイナはそんな状況でもすやすや眠っている所を見る限りでは、そこまで私の運転は下手ではないのでしょう。

「2人共落ち着いて、大丈夫全部私に任せてくれればすぐに大陸に着くからね!」

「落ち着くのはお姉ちゃんだよ!」

「落ち着くのはお姉様ですわ!」

 私は大声で叫ぶ2人の静止を振りきり、凄まじいスピードのまま海を疾走するのでした。
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