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第3章~⑧~
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7月27日(火) 天候・晴れ
夏休みらしい猛暑は、さらに続く。
恒例行事のように、午前九時に図書館に集合したオレ達は、いつものように、館内で別フロアに別れて、それぞれの業務(?)に入った。
前日、あんなことがあったにもかかわらず、夕方からの『実験』が楽しみなのだろうか、小嶋夏海は、体調不良など感じさせないくらい心身ともに好調のようすだ。
午前中、順調に各自の課題が進んだことを確認しつつ、昼食は、暗黙の了解でショッピング・モールに向かうことは避け、図書館から徒歩五分ほどの場所にある私鉄のターミナル駅の駅ナカにあるファーストフード店でとった。
その後、午後も各々の課題に取り組み、図書館の窓に差し込む陽射しが傾いてきたことを確認できる時間帯になると、コカリナの調査に取り組むパートナーから、メッセージが届いた。
==============
そろそろ今日の調査を
終わろうと思う。
坂井は、どうする?
==============
こちらも、数学の課題冊子のページを終えたところだったので、
==============
こっちも、そろそろ
切り上げようと思っていた。
片付けたら、一階に降りる。
==============
と、すぐにメッセージを返し、学習室をあとにする準備を始めた。
◆
図書館一階の交流ルームで合流したオレ達は、前日の午後と同じく、自転車で小嶋家の方角を目指した。
真夏の太陽は、角度が低くなっても相変わらず強烈な陽射しを提供しつづけ、アスファルトに蓄えられた熱気は、今夜も寝苦しい夜になることを予想させる。
そんな環境でも、前日とは違い、小嶋夏海は足取り軽くペダルを漕いでいるように見えた。
すこぶる機嫌の良さそうな彼女に、気になっていることをたずねる。
屋外を動き回る猫の生態について詳しくないため、昨日の昼間、公園で寝転がっていたあの猫がどんな行動を取っているのか予測がつかない。
「オレが昨日見たネコと、小嶋が言っているネコが同じなのかはワカランが、今日も公園に居ると思うか?」
「だいたい、夕方くらいから公園に居ることが多いから、今日も大丈夫なんじゃないかな?あの子が昼間に公園に居ることは珍しいから、会えた坂井はラッキーだったね」
公園に居着いている猫に遭遇することが、幸運なのかどうかは判断に迷うところだが、昨日あの猫を目撃することがなければ、こうして、公園に向かうこともなかったかも知れない。
(その意味では、ツキがあったと言えるのかもな)
などと、取り留めもないことを考えながら、ペダルを漕ぎ続け、目的の公園に到着した。
小嶋夏海は、自宅の敷地内に自転車を停めに行ったので、自分は公園の鉄棒とベンチの近くに自転車を置き、コカリナを首に掛けて、昨日、目撃した猫を探す。
人気のない児童公園を周回しながら猫探索を行うと、自転車を停めたのと反対側の小さな藤棚が設置されている場所の草むらの近くに、あの猫がいた!
藤棚が作る日陰と草むらになっている地面は居心地が良いのだろうか、あくびをしながら、のんびりと、くつろいでいるように見える。
昨日のように、不用意に近づいて逃げられないよう、五メートルほど距離を置いてキジトラ模様(と聞いた気がする)を観察していると、足音を忍ばせた小嶋夏海が、そばに寄って来ていた。
(あのネコか!?)
指を差しつつ、無言で確認すると、
コクリ――――――。
と、彼女も、言葉を発することなく、うなずく。
やや暴走気味だった小嶋夏海の猫に関する考察は、どうやら間違っていなかったようだ。
二人で息を殺すようにキジトラ猫を見つめていると、観察対象は、再びあくびをしたあと、前脚をグッと伸ばして、全身を反らしたあと、ゴロンと草むらに寝転んだ。
「!!」
思わず、二人で目を見合わせ、今度は互いに、小さくうなずきあい、オレは首に掛けていた『トカリナ』を手に取り、隣に立つ実験のパートナーに触れるように促す。
コクリ――――――。
ふたたび首をタテに振った彼女がコカリナに触れたことを確認すると、左手の親指だけを穴にあて、吹口から大きく息を吹き込んだ。
==========Time Out==========
甲高く鋭い音と耳鳴りを感じたあとに、草むらの猫に目をやると、獣の本能なのか、コカリナの音色に反応するかのように、こちら側に顔を向けている。
「もう! 音を鳴らしたら、あの子が驚くじゃない!?」
小嶋夏海は、抗議の声を上げたが、切り替えスイッチを使用する三十秒間の短時間停止では、十分に時間が取れないとの判断から、あえて音の鳴る長時間停止を選んだ。
高音のドの音階を選んだので、二分間は時間が止まっているハズだ。
「とにかく、あの子のそばに行こう! 」
そう言って猫に向かって駆け出した彼女を追い、藤棚近くの草むらに向かう。
一足先にキジトラ猫の元にたどり着いた彼女は、猫の腹の側にしゃがみ込みながら、そのようすを観察している。
急に聞こてきた音に不思議そうな表情で反応し、固まったままの姿は、猫に愛着のない自分にも、どことなく愛らしく感じられる。
「ねぇ、撫でていいよね?」
猫への問い掛けなのか、こちらへの問い掛けなのか、判然としない質問を発したあと、彼女は、キジトラ猫の背中を毛並みに沿って、優しく撫で始めた。
「わ~、モフモフ!」
喜びの声を上げて、今度は少し上向きのあごの下に指をあて、優しく掻くように撫でた。
顔の周りに触れたことで、キジトラ猫の表情が変化する。
心なしか、その面持ちは、心地よさそうに見えた。
「ほら、坂井も触らせてもらいなよ」
彼女が声を掛けてきたので、固まったままの猫に近づき、おそるおそる背中の毛に触れてみた。
「柔らかい毛だな」
一人言のように感想をつぶやくと、
「でしょう? とっても、気持ちいいよね?」
と、彼女は、こちらの言葉に反応したあと、縞模様の額の辺りをさすりながら、まさに、猫撫で声といった声色で、キジトラ猫に話しかけた。
「いつもは、すぐに逃げちゃうからね~。撫でさせてくれてありがとう~」
=========Time Out End=========
その瞬間、ピクリと猫の身体が動く。
背中に触れていたオレも、額から頭の部分を撫でていた小嶋夏海も、ビクリとして手を引っ込めた。
夢中で猫に触れている間に、どうやら停止時間を終えてしまっていたようだ。
緊張感が解けないまま、キジトラ猫に目を向けると、知らぬ間に現れた人間二人に囲まれ、許可のないまま身体に触れられたにもかかわらず、すぐに逃げ出してしまうのではないか――――――という予想に反して、
ゴロゴロ
と、喉を鳴らし、寝そべっていた猫は、小嶋夏海の脚元に頭部を擦り寄せていった。
「!!」
その意外な反応に、またも、オレ達は顔を見合わせる。
フニャ~ン
と、キジトラ猫は、心地よさそうな声で鳴きながら、彼女に何度か額を擦りつけたあと、こちらを向いて、
ミャ~
と鳴き、今度は、こちらの脚元に寄ってきた。
さらに、自分の方にも頭部を擦りつけてきたので、優しく背中を撫でてやると、また、
ゴロゴロ
と、喉を鳴らし始める。
「スゴイ! 今まで、一度も撫でさせてくれたことなんて無かったのに!!」
驚きの声を上げた小嶋夏海は、続けて、突拍子もないことを言い出した。
「このコカリナには、ネコ寄せの能力もあるの!? 」
「どんな能力だよ!」
思わずツッコミを入れてしまう。
そもそも、猫をおびき寄せる能力など、そんなにニーズがあるモノなのか、という疑問が最初に湧く。
さらに、猫を呼び寄せるなら、コカリナの音色よりも、飼い主の声か、おやつやキャットフードの袋を開ける音の方が効果が高いのではないか?
猫という生物に執着のない人間からすると、そんな疑問を抱くのだが――――――。
「また、新しい謎が立ちはだかってきた……『トカリナ』恐ろしい子――――――」
と、つぶやきながら、こちらの冷静な指摘など、耳に入っていないかのように、彼女は、自分の世界に没入し、探究心の炎をたぎらせていた。
その旺盛な知的好奇心が、明後日の方向に暴走しなければ良いが……と、考えつつ、無断で撫でさせてもらったキジトラ猫の背中をさすりながら、
「勝手に撫でたりしてゴメンな。また会う機会があったら、ヨロシク」
そう語り掛けると、脚元の猫は、挨拶するように、
ミャ~
と、一声鳴いて公園の隅の方に去って行った。
夏休みらしい猛暑は、さらに続く。
恒例行事のように、午前九時に図書館に集合したオレ達は、いつものように、館内で別フロアに別れて、それぞれの業務(?)に入った。
前日、あんなことがあったにもかかわらず、夕方からの『実験』が楽しみなのだろうか、小嶋夏海は、体調不良など感じさせないくらい心身ともに好調のようすだ。
午前中、順調に各自の課題が進んだことを確認しつつ、昼食は、暗黙の了解でショッピング・モールに向かうことは避け、図書館から徒歩五分ほどの場所にある私鉄のターミナル駅の駅ナカにあるファーストフード店でとった。
その後、午後も各々の課題に取り組み、図書館の窓に差し込む陽射しが傾いてきたことを確認できる時間帯になると、コカリナの調査に取り組むパートナーから、メッセージが届いた。
==============
そろそろ今日の調査を
終わろうと思う。
坂井は、どうする?
==============
こちらも、数学の課題冊子のページを終えたところだったので、
==============
こっちも、そろそろ
切り上げようと思っていた。
片付けたら、一階に降りる。
==============
と、すぐにメッセージを返し、学習室をあとにする準備を始めた。
◆
図書館一階の交流ルームで合流したオレ達は、前日の午後と同じく、自転車で小嶋家の方角を目指した。
真夏の太陽は、角度が低くなっても相変わらず強烈な陽射しを提供しつづけ、アスファルトに蓄えられた熱気は、今夜も寝苦しい夜になることを予想させる。
そんな環境でも、前日とは違い、小嶋夏海は足取り軽くペダルを漕いでいるように見えた。
すこぶる機嫌の良さそうな彼女に、気になっていることをたずねる。
屋外を動き回る猫の生態について詳しくないため、昨日の昼間、公園で寝転がっていたあの猫がどんな行動を取っているのか予測がつかない。
「オレが昨日見たネコと、小嶋が言っているネコが同じなのかはワカランが、今日も公園に居ると思うか?」
「だいたい、夕方くらいから公園に居ることが多いから、今日も大丈夫なんじゃないかな?あの子が昼間に公園に居ることは珍しいから、会えた坂井はラッキーだったね」
公園に居着いている猫に遭遇することが、幸運なのかどうかは判断に迷うところだが、昨日あの猫を目撃することがなければ、こうして、公園に向かうこともなかったかも知れない。
(その意味では、ツキがあったと言えるのかもな)
などと、取り留めもないことを考えながら、ペダルを漕ぎ続け、目的の公園に到着した。
小嶋夏海は、自宅の敷地内に自転車を停めに行ったので、自分は公園の鉄棒とベンチの近くに自転車を置き、コカリナを首に掛けて、昨日、目撃した猫を探す。
人気のない児童公園を周回しながら猫探索を行うと、自転車を停めたのと反対側の小さな藤棚が設置されている場所の草むらの近くに、あの猫がいた!
藤棚が作る日陰と草むらになっている地面は居心地が良いのだろうか、あくびをしながら、のんびりと、くつろいでいるように見える。
昨日のように、不用意に近づいて逃げられないよう、五メートルほど距離を置いてキジトラ模様(と聞いた気がする)を観察していると、足音を忍ばせた小嶋夏海が、そばに寄って来ていた。
(あのネコか!?)
指を差しつつ、無言で確認すると、
コクリ――――――。
と、彼女も、言葉を発することなく、うなずく。
やや暴走気味だった小嶋夏海の猫に関する考察は、どうやら間違っていなかったようだ。
二人で息を殺すようにキジトラ猫を見つめていると、観察対象は、再びあくびをしたあと、前脚をグッと伸ばして、全身を反らしたあと、ゴロンと草むらに寝転んだ。
「!!」
思わず、二人で目を見合わせ、今度は互いに、小さくうなずきあい、オレは首に掛けていた『トカリナ』を手に取り、隣に立つ実験のパートナーに触れるように促す。
コクリ――――――。
ふたたび首をタテに振った彼女がコカリナに触れたことを確認すると、左手の親指だけを穴にあて、吹口から大きく息を吹き込んだ。
==========Time Out==========
甲高く鋭い音と耳鳴りを感じたあとに、草むらの猫に目をやると、獣の本能なのか、コカリナの音色に反応するかのように、こちら側に顔を向けている。
「もう! 音を鳴らしたら、あの子が驚くじゃない!?」
小嶋夏海は、抗議の声を上げたが、切り替えスイッチを使用する三十秒間の短時間停止では、十分に時間が取れないとの判断から、あえて音の鳴る長時間停止を選んだ。
高音のドの音階を選んだので、二分間は時間が止まっているハズだ。
「とにかく、あの子のそばに行こう! 」
そう言って猫に向かって駆け出した彼女を追い、藤棚近くの草むらに向かう。
一足先にキジトラ猫の元にたどり着いた彼女は、猫の腹の側にしゃがみ込みながら、そのようすを観察している。
急に聞こてきた音に不思議そうな表情で反応し、固まったままの姿は、猫に愛着のない自分にも、どことなく愛らしく感じられる。
「ねぇ、撫でていいよね?」
猫への問い掛けなのか、こちらへの問い掛けなのか、判然としない質問を発したあと、彼女は、キジトラ猫の背中を毛並みに沿って、優しく撫で始めた。
「わ~、モフモフ!」
喜びの声を上げて、今度は少し上向きのあごの下に指をあて、優しく掻くように撫でた。
顔の周りに触れたことで、キジトラ猫の表情が変化する。
心なしか、その面持ちは、心地よさそうに見えた。
「ほら、坂井も触らせてもらいなよ」
彼女が声を掛けてきたので、固まったままの猫に近づき、おそるおそる背中の毛に触れてみた。
「柔らかい毛だな」
一人言のように感想をつぶやくと、
「でしょう? とっても、気持ちいいよね?」
と、彼女は、こちらの言葉に反応したあと、縞模様の額の辺りをさすりながら、まさに、猫撫で声といった声色で、キジトラ猫に話しかけた。
「いつもは、すぐに逃げちゃうからね~。撫でさせてくれてありがとう~」
=========Time Out End=========
その瞬間、ピクリと猫の身体が動く。
背中に触れていたオレも、額から頭の部分を撫でていた小嶋夏海も、ビクリとして手を引っ込めた。
夢中で猫に触れている間に、どうやら停止時間を終えてしまっていたようだ。
緊張感が解けないまま、キジトラ猫に目を向けると、知らぬ間に現れた人間二人に囲まれ、許可のないまま身体に触れられたにもかかわらず、すぐに逃げ出してしまうのではないか――――――という予想に反して、
ゴロゴロ
と、喉を鳴らし、寝そべっていた猫は、小嶋夏海の脚元に頭部を擦り寄せていった。
「!!」
その意外な反応に、またも、オレ達は顔を見合わせる。
フニャ~ン
と、キジトラ猫は、心地よさそうな声で鳴きながら、彼女に何度か額を擦りつけたあと、こちらを向いて、
ミャ~
と鳴き、今度は、こちらの脚元に寄ってきた。
さらに、自分の方にも頭部を擦りつけてきたので、優しく背中を撫でてやると、また、
ゴロゴロ
と、喉を鳴らし始める。
「スゴイ! 今まで、一度も撫でさせてくれたことなんて無かったのに!!」
驚きの声を上げた小嶋夏海は、続けて、突拍子もないことを言い出した。
「このコカリナには、ネコ寄せの能力もあるの!? 」
「どんな能力だよ!」
思わずツッコミを入れてしまう。
そもそも、猫をおびき寄せる能力など、そんなにニーズがあるモノなのか、という疑問が最初に湧く。
さらに、猫を呼び寄せるなら、コカリナの音色よりも、飼い主の声か、おやつやキャットフードの袋を開ける音の方が効果が高いのではないか?
猫という生物に執着のない人間からすると、そんな疑問を抱くのだが――――――。
「また、新しい謎が立ちはだかってきた……『トカリナ』恐ろしい子――――――」
と、つぶやきながら、こちらの冷静な指摘など、耳に入っていないかのように、彼女は、自分の世界に没入し、探究心の炎をたぎらせていた。
その旺盛な知的好奇心が、明後日の方向に暴走しなければ良いが……と、考えつつ、無断で撫でさせてもらったキジトラ猫の背中をさすりながら、
「勝手に撫でたりしてゴメンな。また会う機会があったら、ヨロシク」
そう語り掛けると、脚元の猫は、挨拶するように、
ミャ~
と、一声鳴いて公園の隅の方に去って行った。
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