魔王から学ぶ魔王の倒し方

唯野bitter

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四十四話 侵略するんだったら海の家を拠点にするのは止めといた方がいいでゲソ

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───体内のMP───
この異世界の生物にはMPが存在し、そのMPを使ってスキルや魔法を使用する。これは魔物も例外ではなくスキルや魔装を使ってくる魔物は最低でもBランクの力が無いと討伐が難しくなる。また、体内のMPが急激に増減すると『MP酔い』という現象がおき、頭痛や吐き気といった症状、最悪は死に至る事もある。これは、MPが無限であるノエルも例外ではない。────Maoupediaより抜粋



☆   ☆   ☆   ☆



 次の日の朝、俺とフランはパラソルの下でケエワイビーチの海図とにらめっこしていた。


「この辺りはどうだ?」
「……そこにはいないな」
「ならここは?」
「……そこにもおらぬのう。魚ばかりじゃ」
「となると、もう少し奥か」


 俺たちが話し合っているとロワが後ろから顔をのぞかせる。


「おはようございます。何をしているんですか?」
「クラーケンの位置を特定している。俺がクラーケンがいそうな場所を予測しフランがスキルで確認している」
「そうなんですか、僕にお手伝いできることは(グウゥゥゥ)」


 言葉の途中でロワの腹が盛大に鳴り響く。


「あ、あの……」
「まだ時間がかかる。これでも食って待ってろ」


 顔を赤くして腹を押さえているロワにエナジーバーを3本渡す。


「ミエルとノエルにも渡しておいてくれ」
「これが朝ごはんですか?いつもよりも少ないような?」
「事情があってな。理由は後で話す」
「分かりました」


 ロワは少し不満そうな表情をしたが、おとなしくエナジーバーを3本持ってミエルとノエルの元へと向かっていった。


「じゃあ続けるぞ。次は──」



───10分後───



「ここはどうだ?」
「……ビンゴじゃ。奴は朝飯に魚を食っておる」
「了解、引き続き監視を頼む」
「うむ、任せておけ」


 パラソルの下にフランを残して3人の元へと向かう。


「ここをもうちょっとだけ……よし」
「これ取れる砂あります?」
「少しは取らなくてはダメだからな」


 3人は砂と木の棒を使って山崩しをしていた。今はノエルの番が終わり、緊張の面持ちのロワの番となる。砂山の砂はあまり残っておらず、棒はいつ倒れてもおかしくない。そんな砂山にロワは恐る恐る手を伸ばす。


「少しだけでいいんだ、少しだけ……あ!?」


 ロワの健闘もむなしく棒は重力に従い倒れる。
 その様子を見たノエルは飛び跳ねながら喜びを表現する。


「やったー!ノエルの勝ちー!」
「くぅー、悔しいです!もう一回勝負です!」
「悪いがそれは後にしてくれ」


 俺の言葉に3人の視線が俺の方へ向く。


「もう終わったのか?」
「ああ、今から説明を始めるぞ。今からクラーケンをロワが討伐する」
「……もう一度言ってくれません?」 
「今からクラーケンをロワが討伐する。ロワ、こっちに来てくれ」
「は、はい」


 俺の元へと来た不思議そうにしているロワにアイテムボックスからケースを取り出して渡す。


「なんですかこれ?」


 バイオリンが入る位の大きさのケースを受け取り首をひねる。俺はニヤリと笑って答える。


「ロワが確実に驚くものが入っている」
「僕が驚くもの?ケースいっぱいの金貨とかですかね?」
「今の状況で金はないだろう。ロワの昔の写真とかじゃないか?」
「それはお前が見たいだけだろ」
「はい!びっくり箱!」
「残念だがハズレだ」
「うーん、何でしょう?開けていいですか?」
「ああ、勿論だ」


 ロワは砂浜にケースを置いて、機嫌がよさそうに開け始める。


「なにがでるかな、なにがでるかな」


 歌を口ずさみながらケースの留め金を外し、勢いよく蓋を開ける。
 瞬間、今までの笑顔だったロワの表情が凍りつく。そして、目と口が大きく開いていき驚愕の表情へと変わっていく。
 ケースを開けてからロワが一言も発さない事を不思議に思ったのか、ミエルとフランが心配そうにする。


「どうしたんだロワ?」
「何が入ってたの?」


 二人はロワの後ろからケースの中を覗き込む。
 

「これは……」
「綺麗……」

 
 ケースの中身を覗き込んだ瞬間、二人は思わず言葉を失う。
 ケースの中には矢の先から羽に至るまで青く透き通ったクリスタルで出来た矢が5本入っていた。矢には複雑な模様が内部にまで施されており、太陽の光を受けて幻想的に光っている。
 矢の輝きをうっとりした様子で眺めていたノエルは思わずケースの中へと手を伸ばす。


「ノエルちゃんダメ!」
「痛っ!」

 
 ロワは思わず伸ばされていたノエルの手を荒々しく払いのける。そして、ケースの蓋を勢いよく閉めて留め具を留めるとケースに覆いかぶさる。
 ケースに覆いかぶさったロワは顔だけ俺に向け、非難の視線を注ぐ。


「ホウリさん」
「なんだ?」
「こういうことは先に言ってください!心臓が止まりかけたじゃないですか!」
「ちょっとしたサプライズだよ。驚いたか?」
「ええそりゃあもう!僕の人生でこれ以上に驚くことが無いと断言できます!」
「それは良かった」
「良くないですよ……」


 ケースの上にぐったりと突っ伏すロワ。そんなロワを見たミエルは不思議そうにする。


「なぜそんなに驚く?たかが矢だろう?」
「この矢はですね、とっても危険な物なんです。扱いを間違えると……」
「間違えると?」
「フランさん以外が死にます」
「……冗談だろ?」


 ロワの言葉を笑い飛ばすミエル。だが、その顔は引きつっている。
 そんなミエルにロワは弱々しく説明する。


「この矢の名前は『トリシューラ』。素材はMP効率が高いブルーライトクリスタルです」


 MP効率とは物質に込めたMPが何%の力が発揮されるかの指数だ。MP10を込めて5の力が発揮される武器の場合はMP効率が50%となる。


「ブルークリスタルのMP効率は99,9%、ほぼ100%です」
「それだけならば、ただの強い矢というだけだろう。特に危険はないのではないか?」


 ミエルの言葉をロワは首を振って否定する。


「問題はこの矢に彫られている模様にあります」
「模様?」
「この模様によって、MP効率は300%になりMPをほぼ無限に込めることが出来ます」
「へ?」


 ミエルが素っ頓狂な声を上げる。ミエルはしばらく惚けていたが、意味を理解すると徐々に顔が青くなっていく。


「それって威力が込めたMPの3倍の威力になって、無限に込められるってことか?」
「その通りです」
「つまり、ミエルが矢に触れて間違ってMPを込めてしまったら……」
「暴発して一帯が吹き飛ぶ可能性があります」


 ロワは説明を終えるとノエルの向き直り頭を下げる。


「ノエルちゃん、さっきは手を払っちゃってごめんね」
「大丈夫だよ。ノエルこそ勝手に触ろうとしてごめんなさい」

 
 ノエルもぺこりと頭を下げる。その様子を見ていたミエルは俺を非難がましい目で睨みつけてくる。


「貴様が一番謝らなければいけないと思うが?」
「ごめーんね☆」
「少しは申し訳なさそうにしろ」
「そんなことよりも、なんでこの矢がここにあるんですか?この矢、1本10億Gはしますよね?」
「じゅうおっ!」
 

 ミエルが目を見開きながら矢の入ったケースを凝視する。


「そんな高価なものどうやって手に入れたんだ!?まさか犯罪!?」
「違ぇよ、ダメルの領主から貰ったんだよ」
「こんな高価なものを5本も貰ったんですか?」
「領主とギャンブルしたって言ったろ?その時に気に入られてしまってな。ギャンブルが終わった後に貰ったんだ」
「何をしたんだ?」
「2、3回ほど命を賭けたら気に入られた」
「災難だったな」
「全くだ」


 命なんて賭けないに越したことは無い。これからあの街に行くのが憂鬱だ。


「それで、この矢でクラーケンを攻撃したらいいんですね?」
「ああ、威力のテストも兼ねているから思いっきりぶっ放していいぞ」


 ケースを開けて矢を取り出しロワに渡す。
 ロワは矢を受け取ろうと手を伸ばしたが、すぐに引っ込めて不安そうな表情になる。


「あの、ホウリさんを疑う訳じゃないんですが、大丈夫なんですよね?」
「フランも俺もいるから大丈夫だ。それに、ロワも矢の威力を知っていた方がいいだろ?」
「分かりました。矢をください」


 ロワは迷いを吹っ切った様子で矢を握る。そんなロワはを見てノエルは心配そうに声を掛ける。


「怖いのなら無理しなくていいのだぞ。フランも私もいるしクラーケンを倒す方法はいくつもあるんだからな」
「ありがとうございます。確かに少し怖いという気持ちもあります。ですが……」


 不安そうなミエルにロワは欲しかったおもちゃを手に入れた子供のような無邪気な笑顔を返す。


「それ以上にこの矢を使いたくてうずうずしてるんですよ」
「!?、わ、分かった」


 手で口元を押さえてロワから顔を背けるミエル。よく見るとほんのり頬が赤くなっている。相変わらず分かりやすい奴だ。
 説明も終わったし、そろそろフランを呼ぶか。


「フラーン、そろそろ始めるぞ~」
「今向かう!」


 海図を持ったフランがパラソルの下から俺の元へと寄ってくる。


「クラーケンの位置は?」
「ここじゃ。どうにも動きが鈍く先程と同じ所におる。お主の予想通りじゃな」
「了解。ロワ、構えろ。全力でやって良いからな」
「分かりました」

 
 ロワはトリシューラを矢に番えて海に向けて引き絞る。


「そのまま左に2度、下に0,5度下げてくれ」
「分かりました」


 フランが海図に刺している指を頼りに矢の発射する方向を指示する。


「右に0、02度……よし、そこでいい。俺が3秒数えたら矢を放つんだ」
「……はい」


 俺の言葉でロワの緊張が高まる。そんな中で俺は指を3本立てて1本ずつ折っていく。


「3……2……」
「…………」


 指が折れていく毎にロワの緊張が更に高まっていく。ミエルが手を合わせて祈っている中で、カウントダウンは更に進む。


「……1、発射!」


 ロワは目を見開き矢を放つ。

(ドゴオオオン)

 矢は轟音と共に海へと飛び出し、水平線の彼方まで海を割る。水中にいた魚は海の外へと放り出され空中を漂い、数キロ先まで露出している海底が矢の威力を物語っている。


「「「「「………………」」」」」


 降り注がれる海水を浴びながら俺たちは言葉もなく海を眺めていた。
 数秒とも数分にも感じられる時間が流れた後、突如ロワが体制を崩し膝をつく。


「ロワ!?」


 ミエルが思わずロワの元へと駆け寄る。すると、ロワは軽く手を挙げて弱々しい笑顔を作る。


「だ、大丈夫です。MPを一気に使いすぎて力が抜けただけです」
「バカ!MPの使いすぎは最悪命を落とすのだぞ!少しは自分の身を考えてくれ!」
「すみません……、以後気をつけます」
「分かればいいんだ。ほら、これを飲んでくれ。少しずつゆっくり飲むんだぞ?」
「ありがとうございます」

 
 顔に付けていた布を下げてミエルから受け取ったMPポーションに口を付けるロワ。そんなロワをミエルはうっとりとした様子で見ている。
 

「あの、そんなに見られると飲みづらいんですが……」
「……!?、す、すまない!」


 ロワの言葉を聞いたミエルは思わず顔を背ける。久々のロワの素顔に見とれてやがったな。


「なんだろうな、あの2人の空間だけピンク掛かっている気がする」
「そうじゃな。もう奴らは結婚しても言いと思うんじゃがな」
「それはもう少し先だな。それよりも今は」


 俺は視線を2人から外し海へと向ける。海は割れていた頃の面影は残っておらず、元の穏やかな海に戻っていた。だが、俺達の脳裏にはさっきの水平線まで割れた海の光景が焼き付いていた。

「フラン、クラーケンはどうなった?」
「無論、消し飛んだわい。海中にはドロップアイテムしかない」
「だろうな。耐えられたらドラゴンに匹敵する魔物になっちまう」
「それにしても、あの光景は凄かったのう。あの威力を出せる奴は世界に5人しか居ないじゃろうな」
「ああ、フランにダメージを与えられる方法の一つだ」
「確かにそうじゃな。しかし」


 フランは俺の顔をいたずらっ子の用な表情で除き込む。


「わしを倒すには程遠いがな」
「まあな」


 俺は意味ありげに笑い返す。ちなみに、俺はフランに隠している事がある。さっきの矢の威力は。まあ、少し準備がいるがな。
 俺はグロッキーなロワと解放しているミエル、心配そうにロワの顔を除き込んでいるノエルへと声を掛ける。


「少し休んだら沖に出るぞ。ケラーケンがドロップしたアイテムを回収しなくちゃいけないからな」
「船はあるのか?」
「うむ、用意してあるぞ」


 ミエルの言葉でフランがアイテムボックスから1隻の小型の船を海に出す。小型とはいえ船には小さなエンジンが積まれており10人は軽く乗れる程の大きさはある。


「結構立派ですね。これなら釣りとかダイビングも出来ますね」
「お、勘がいいな」
「どういうことです?」
「本当なら沖に出てから発表する予定だったんだがな。ノエル、端っこを持っててくれるか?」
「うん、分かった」


 俺はアイテムボックスから布を取り出してノエルに端を持たせる。


「こんな時になんだが、3回戦の勝負を発表する。3回戦の勝負は……」


 勢いよく布を広げて筆で書かれた文字をあらわにする。


「『魚獲り』だ」
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