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第三百十三話 どこが変なのかなぁ☆
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「た、ただいま戻った……」
その日、仕事が終わったのは深夜12時を回ってからだった。
ヘトヘトになりながら、私は宿の扉を開ける。
「あ、ミエルちゃん、おかえりなさい」
「おかえりなさい、ミエルさん」
食堂にいたディーヌと先に帰っていたロワが出迎えてくれる。
「お疲れ様です」
「お疲れ様。何か食べる?」
「いただこう」
メニューを開いて適当な料理をディーヌに伝える。
「少し待っててね」
伝票に注文を書き込んで、ディーヌが厨房に引っ込んだ。今の食堂にはロワと私しかない。
「いやー、今日も疲れましたね」
「戦闘とはまた違った難しさがあるから、長時間の調整は堪えるな」
ロワも疲れ気味のようだ。調整に何日もかかっているのだし無理もないか。
「ですが、明日は久しぶりのお休みですよ」
「大体10日ぶりくらいか?」
「僕らは10日間も休みなしで働いていたんですか……」
私はもう少しいけるが、ロワは体力的に厳しそうだ。限界まで頑張らせると、もしもの時に出撃が出来ないし、休日を挟む必要があるのだろう。
「うーん?何しましょうか?」
「そういえば、私たちの部屋についてなんだが」
「部屋?」
「オダリムに来た初日に、他に部屋を探すといっただろう?」
「そういえばそうでしたね」
ロワと私が同じ部屋に泊まっているのは他に部屋が無いからだ。落ち着いたら部屋を探しにいくと最初に話をしていた筈だが、この様子だと忘れていたな?
「了解です。出発はお昼でいいですか?」
「そうだな」
こうして、私はロワと外出の約束を取り付けたのだった。
……あれ?これってデートでは?
☆ ☆ ☆ ☆
次の日、私たちは私服に着替えて街に繰り出していた。
目的は新しい宿の確保。一人は今の宿でいいから差ほど難しくはないはずだ。
「この辺りは宿も多いですし、簡単に見つかりそうですね」
「………………」
「ミエルさん?」
「あ、えっと、そうだな」
いけない、ロワに見とれてしまって話を聞いていなかった。
今日のロワはボーダーのシャツに短パンというラフな格好だ。最近暖かくなっているからだろう。
だが、問題なのは布面積の少なさだ。素肌が多いのが目に毒だ。
というか、最近は布を付けていてもロワに見とれることが多くなった。ロワはそのことに気付いているのだろうか?もしかして、知っててわざとカッコよく振舞っているのではないのだろうか?
「ミエルさん?考え事ですか?」
「ふぁっ!?あの、その、何でもないぞ」
不思議そうなロワに慌てて弁解する。
何を考えているんだ私は。きっと疲れが溜まっているに違いない。
「よし、切り替え切り替え」
軽く息を吐いて、今考えていたことを全て口から吐き出す。
今は宿探しに集中しないとな。
「あの宿はどうでしょうか?」
隣で歩いていたロワが角にある宿を指さす。外装は綺麗だし、街の外壁から近いから出撃も楽だ。
「良いんじゃないか?」
「じゃあ早速行きましょう」
ロワが意気揚々と宿へと向かい、私はその後に続く。
「すみませーん!」
宿の扉を勢いよく開けて、元気よく宿に入るロワ。昨日までの疲れを感じさせない動きだ。
宿が決まれば私たちのどちらかが出ていかなければならない。ロワはそんなに私と離れたいのだろうか?
胸の奥にチクりとしたトゲを感じながら、私も宿の中に入る。
宿の中はかなり綺麗だ。掃除されている綺麗さというより、出来たばかりという感じがする。新店舗なだろうか。
「いらっしゃいませ」
カウンターにいた男性がロワと対面する。
「1カ月ほど部屋を借りたいんですけど」
「申し訳ございません、もう部屋は3カ月先まで埋まってまして。お貸しできる部屋がございません」
男性が恭しく頭を下げる。
「それなら仕方ないですね。ミエルさん、次に行きますよ」
「あ、ああ……」
ロワは少しも落ち込まずに宿から出ていく。気合が入っていた割には、やけにあっさりと引いたな?少しはガッカリしてもよさそうなものだが。
戸惑いつつも私もロワの跡を追って宿を出る。
「一つ目ですし仕方ないですね。切り替えて次に行きましょう」
「そうだな」
少し引っ掛かりを覚えるが、ロワの言う事も最もだ。ダメだった時にいちいち落ち込んでいては先に進まない。
「数を撃てばいつかは当たるだろう。次に行くぞ」
「はい!」
こんな調子で私はロワと宿探しを続けたのだった。
☆ ☆ ☆ ☆
「なぜ見つからないのでしょうか?」
カフェでロワが物調面でストローを加える。
あの後、何十件もの宿に行ったが何処も満室だった。オダリムは有名な観光地とはいえ、ここまで宿が埋まっているのは不自然だ。
しかも、今は魔物が襲撃している最中。観光客はいつもより少ないはずだ。冒険者は増えたとはいえ、減った観光客を穴埋め出来るほどではないだろう。
「何者かの陰謀が働いているとしか思えないな」
コーヒーを啜りながら私は答える。
「何者か?まさか敵が?」
「敵よりも、その手の陰謀が得意な奴がいるだろう?」
「……ホウリさん?」
「恐らくな」
私の頭の中でホウリが悪い笑みを浮かべている。こんな大規模な事はあいつしか出来ないだろう。
「何のために?」
「嫌がらせじゃないか?」
「そんなまさか……」
ロワが首を振って否定する。だが、その顔には『ありえそう』と書いてあった。
まあ、本当の目的は「私とロワがいる時間を増やしたい」といったところだろう。あえてロワに説明する必要はないだろうが。
「そうなると、宿を探すのって無駄なんでしょうか?」
「今言ったことはあくまでも想像だ。確証が無い以上は宿探しは無駄ではないだろう」
「そうですね。僕達の新しい住処なんですから、諦めることは無いですよね」
ロワがストローを加えながら微笑む。ん?
「待ってくれ、今なんと言った?」
「諦めることはないですよね」
「その前だ」
「そうなると、宿を探すのって無駄なんでしょうか?」
「その後」
「そうですね」
「わざとやってないか!?」
ロワの察しが悪すぎて私は思わず立ち上がってしまう。
「『僕達の新しい住処』のところだ!」
「ああ、そっちですか。何か変ですか?」
「変だろうが!私達のどちらかが出ていくための宿探しをしているのだぞ!?」
私の言葉にロワの目が点になる。
その様子を見て冷静になった私は、周りの視線に気が付き椅子に座りなおす。
「……どっちかが出ていくなんて考えてませんでした」
「は?最初に宿を取った時に話しただろう?」
「そうでしたっけ?」
ロワがとぼけた表情で首を傾げる。
なんてことだ。宿探しの認識が根本的に異なっていたとは。
だが、これであの態度も納得だ。ロワは私と離れたい訳では無く、私と一緒に泊まる宿を探していたのだ。ロワにとってはちょっとした引っ越し程度の認識だったのだろう。
私が頭を抱えていると、ロワが控えめに手を上げた。
「あの、なんでどちらかが出ていくって話になったんでしたっけ?」
「年頃の男女が同じ部屋に泊まるのは問題があるからだ。他の者たち、特に騎士団の連中にバレたらなんと言われるか分かったものではない」
「そうですか?僕はミエルさんと一緒にいたいですけどね?」
「……は?」
ロワの言葉に胸の奥が掴まれたような感覚に陥る。
「ど、どういう意味だ?」
なんとか言葉を絞り出すと、ロワが雑談するような気やすい感じで話を続ける。
「ミエルさんといると安心するんですよね。だから、同じ部屋で眠るとぐっすり眠れるんです」
「ッ!?そんなこと今まで一度も言われたことがないが?」
「言う機会がなかったからですね。なので今言いました」
「ロワは本当に……」
そう言うことを恥ずかしげも無く言ってくるのだな。代わりにこちらが恥ずかしくなってくる。
「そう言う訳なので、僕としてはミエルさんとのお別れは寂しいです」
「だがな……」
「お、ロワとミエルじゃねえか」
そんな事を言い合っていると、背後から声を掛けられた。振り向いてみると、先ほど名前を出したホウリがいた。
「こんにちは。ホウリさんは何故ここに?」
「ここのプリンアラモードが美味くてな。近くに来たから寄った訳だ」
「ホウリさんらしいですね」
「お前らはなんでここに?」
「僕達は宿を探しに来ました」
「宿?本気か?」
「何か問題があるのか?」
「問題もなにも、この辺りの宿で空いている所はないぞ?」
「そうなのか?」
やはり、こいつが根回しを……
「言っておくが俺のせいじゃないぞ。最近は冒険者意外にも、技術者や商人が多いんだよ。バリスタの整備や物資の補給が必要だからな」
「それで宿の空きが無いんですね」
「そういうことだ。だから探すだけ無駄だぞ」
「そういうことだそうです!」
ロワが満面の笑みを私に向けて来る。
「……はぁ、分かった。これからもよろしく頼む」
「はい!よろしくお願いします!」
諦めと嬉しさが入り混じった、複雑な気持ちで私はロワと握手をしたのだった。
その日、仕事が終わったのは深夜12時を回ってからだった。
ヘトヘトになりながら、私は宿の扉を開ける。
「あ、ミエルちゃん、おかえりなさい」
「おかえりなさい、ミエルさん」
食堂にいたディーヌと先に帰っていたロワが出迎えてくれる。
「お疲れ様です」
「お疲れ様。何か食べる?」
「いただこう」
メニューを開いて適当な料理をディーヌに伝える。
「少し待っててね」
伝票に注文を書き込んで、ディーヌが厨房に引っ込んだ。今の食堂にはロワと私しかない。
「いやー、今日も疲れましたね」
「戦闘とはまた違った難しさがあるから、長時間の調整は堪えるな」
ロワも疲れ気味のようだ。調整に何日もかかっているのだし無理もないか。
「ですが、明日は久しぶりのお休みですよ」
「大体10日ぶりくらいか?」
「僕らは10日間も休みなしで働いていたんですか……」
私はもう少しいけるが、ロワは体力的に厳しそうだ。限界まで頑張らせると、もしもの時に出撃が出来ないし、休日を挟む必要があるのだろう。
「うーん?何しましょうか?」
「そういえば、私たちの部屋についてなんだが」
「部屋?」
「オダリムに来た初日に、他に部屋を探すといっただろう?」
「そういえばそうでしたね」
ロワと私が同じ部屋に泊まっているのは他に部屋が無いからだ。落ち着いたら部屋を探しにいくと最初に話をしていた筈だが、この様子だと忘れていたな?
「了解です。出発はお昼でいいですか?」
「そうだな」
こうして、私はロワと外出の約束を取り付けたのだった。
……あれ?これってデートでは?
☆ ☆ ☆ ☆
次の日、私たちは私服に着替えて街に繰り出していた。
目的は新しい宿の確保。一人は今の宿でいいから差ほど難しくはないはずだ。
「この辺りは宿も多いですし、簡単に見つかりそうですね」
「………………」
「ミエルさん?」
「あ、えっと、そうだな」
いけない、ロワに見とれてしまって話を聞いていなかった。
今日のロワはボーダーのシャツに短パンというラフな格好だ。最近暖かくなっているからだろう。
だが、問題なのは布面積の少なさだ。素肌が多いのが目に毒だ。
というか、最近は布を付けていてもロワに見とれることが多くなった。ロワはそのことに気付いているのだろうか?もしかして、知っててわざとカッコよく振舞っているのではないのだろうか?
「ミエルさん?考え事ですか?」
「ふぁっ!?あの、その、何でもないぞ」
不思議そうなロワに慌てて弁解する。
何を考えているんだ私は。きっと疲れが溜まっているに違いない。
「よし、切り替え切り替え」
軽く息を吐いて、今考えていたことを全て口から吐き出す。
今は宿探しに集中しないとな。
「あの宿はどうでしょうか?」
隣で歩いていたロワが角にある宿を指さす。外装は綺麗だし、街の外壁から近いから出撃も楽だ。
「良いんじゃないか?」
「じゃあ早速行きましょう」
ロワが意気揚々と宿へと向かい、私はその後に続く。
「すみませーん!」
宿の扉を勢いよく開けて、元気よく宿に入るロワ。昨日までの疲れを感じさせない動きだ。
宿が決まれば私たちのどちらかが出ていかなければならない。ロワはそんなに私と離れたいのだろうか?
胸の奥にチクりとしたトゲを感じながら、私も宿の中に入る。
宿の中はかなり綺麗だ。掃除されている綺麗さというより、出来たばかりという感じがする。新店舗なだろうか。
「いらっしゃいませ」
カウンターにいた男性がロワと対面する。
「1カ月ほど部屋を借りたいんですけど」
「申し訳ございません、もう部屋は3カ月先まで埋まってまして。お貸しできる部屋がございません」
男性が恭しく頭を下げる。
「それなら仕方ないですね。ミエルさん、次に行きますよ」
「あ、ああ……」
ロワは少しも落ち込まずに宿から出ていく。気合が入っていた割には、やけにあっさりと引いたな?少しはガッカリしてもよさそうなものだが。
戸惑いつつも私もロワの跡を追って宿を出る。
「一つ目ですし仕方ないですね。切り替えて次に行きましょう」
「そうだな」
少し引っ掛かりを覚えるが、ロワの言う事も最もだ。ダメだった時にいちいち落ち込んでいては先に進まない。
「数を撃てばいつかは当たるだろう。次に行くぞ」
「はい!」
こんな調子で私はロワと宿探しを続けたのだった。
☆ ☆ ☆ ☆
「なぜ見つからないのでしょうか?」
カフェでロワが物調面でストローを加える。
あの後、何十件もの宿に行ったが何処も満室だった。オダリムは有名な観光地とはいえ、ここまで宿が埋まっているのは不自然だ。
しかも、今は魔物が襲撃している最中。観光客はいつもより少ないはずだ。冒険者は増えたとはいえ、減った観光客を穴埋め出来るほどではないだろう。
「何者かの陰謀が働いているとしか思えないな」
コーヒーを啜りながら私は答える。
「何者か?まさか敵が?」
「敵よりも、その手の陰謀が得意な奴がいるだろう?」
「……ホウリさん?」
「恐らくな」
私の頭の中でホウリが悪い笑みを浮かべている。こんな大規模な事はあいつしか出来ないだろう。
「何のために?」
「嫌がらせじゃないか?」
「そんなまさか……」
ロワが首を振って否定する。だが、その顔には『ありえそう』と書いてあった。
まあ、本当の目的は「私とロワがいる時間を増やしたい」といったところだろう。あえてロワに説明する必要はないだろうが。
「そうなると、宿を探すのって無駄なんでしょうか?」
「今言ったことはあくまでも想像だ。確証が無い以上は宿探しは無駄ではないだろう」
「そうですね。僕達の新しい住処なんですから、諦めることは無いですよね」
ロワがストローを加えながら微笑む。ん?
「待ってくれ、今なんと言った?」
「諦めることはないですよね」
「その前だ」
「そうなると、宿を探すのって無駄なんでしょうか?」
「その後」
「そうですね」
「わざとやってないか!?」
ロワの察しが悪すぎて私は思わず立ち上がってしまう。
「『僕達の新しい住処』のところだ!」
「ああ、そっちですか。何か変ですか?」
「変だろうが!私達のどちらかが出ていくための宿探しをしているのだぞ!?」
私の言葉にロワの目が点になる。
その様子を見て冷静になった私は、周りの視線に気が付き椅子に座りなおす。
「……どっちかが出ていくなんて考えてませんでした」
「は?最初に宿を取った時に話しただろう?」
「そうでしたっけ?」
ロワがとぼけた表情で首を傾げる。
なんてことだ。宿探しの認識が根本的に異なっていたとは。
だが、これであの態度も納得だ。ロワは私と離れたい訳では無く、私と一緒に泊まる宿を探していたのだ。ロワにとってはちょっとした引っ越し程度の認識だったのだろう。
私が頭を抱えていると、ロワが控えめに手を上げた。
「あの、なんでどちらかが出ていくって話になったんでしたっけ?」
「年頃の男女が同じ部屋に泊まるのは問題があるからだ。他の者たち、特に騎士団の連中にバレたらなんと言われるか分かったものではない」
「そうですか?僕はミエルさんと一緒にいたいですけどね?」
「……は?」
ロワの言葉に胸の奥が掴まれたような感覚に陥る。
「ど、どういう意味だ?」
なんとか言葉を絞り出すと、ロワが雑談するような気やすい感じで話を続ける。
「ミエルさんといると安心するんですよね。だから、同じ部屋で眠るとぐっすり眠れるんです」
「ッ!?そんなこと今まで一度も言われたことがないが?」
「言う機会がなかったからですね。なので今言いました」
「ロワは本当に……」
そう言うことを恥ずかしげも無く言ってくるのだな。代わりにこちらが恥ずかしくなってくる。
「そう言う訳なので、僕としてはミエルさんとのお別れは寂しいです」
「だがな……」
「お、ロワとミエルじゃねえか」
そんな事を言い合っていると、背後から声を掛けられた。振り向いてみると、先ほど名前を出したホウリがいた。
「こんにちは。ホウリさんは何故ここに?」
「ここのプリンアラモードが美味くてな。近くに来たから寄った訳だ」
「ホウリさんらしいですね」
「お前らはなんでここに?」
「僕達は宿を探しに来ました」
「宿?本気か?」
「何か問題があるのか?」
「問題もなにも、この辺りの宿で空いている所はないぞ?」
「そうなのか?」
やはり、こいつが根回しを……
「言っておくが俺のせいじゃないぞ。最近は冒険者意外にも、技術者や商人が多いんだよ。バリスタの整備や物資の補給が必要だからな」
「それで宿の空きが無いんですね」
「そういうことだ。だから探すだけ無駄だぞ」
「そういうことだそうです!」
ロワが満面の笑みを私に向けて来る。
「……はぁ、分かった。これからもよろしく頼む」
「はい!よろしくお願いします!」
諦めと嬉しさが入り混じった、複雑な気持ちで私はロワと握手をしたのだった。
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