65 / 100
第5章 太陽と月の力
65話 太陽の塔攻略準備2日目②
しおりを挟む
メリーさんの件が片付いたボクは北の王国エリアのネズミエリアに移動。待ち合わせ場所に来るとカリナさんはすでに来ていた。
「お待たせしました」
「私もさっき来たところです」
「そうですか、それでは遅くならない内に素材採取して帰りましょう」
「はい、よろしくお願いします」
狙うモンスターは大死黒天ネズミ。七福の虹鼠の次に強いと言われているモンスター。
7日ネズミとも言われる七福の虹鼠。以前倒した七福の虹鼠は3日目の七福の虹鼠で大死黒天ネズミよりも弱いモンスター。
大死黒天ネズミは破壊神の異名を持つ人型のネズミモンスター。大きな木槌と大きな袋を持つパワー系モンスター。北の王国エリアは近距離攻撃と相性がいいモンスターが多いので遠距離攻撃や魔法攻撃とは相性が悪い。
「このモンスターは人型ですので太陽の塔にも出てくる可能性があるモンスターです。遠距離攻撃と魔法攻撃ばかりの合同クランでは苦戦するかもしれないモンスターですので、ここで慣れておけば出てきた時スムーズに突破出来ると思います」
「わかりました」
カリナさんには出てくるかもしれないと言ったが、ボクの見立てではこのモンスターは出てくると思っている。
太陽の塔は全18階層で構成されている。その半分を過ぎた10層目で超アクティブモンスターが出てきて、氷の攻撃でボクは死んだ。
あのモンスターは氷ゴリラというモンスター。火属性に弱いモンスターで溶岩真珠の攻撃には特に弱い。
一度遭遇した事のあるモンスターは情報屋から情報を聞く事が出来るため、この情報を仕入れる事が出来た。
溶岩真珠といえば、アテナの骨を作る時にナノ粉末にした時の苦労が思い出される。あの時はもう二度とやりたくない、コリゴリラって思ったもんだ。
太陽の塔の1層目はキャンサーモンキーという超アクティブモンスターで生産者殺しモンスター。10層目に出てくる氷ゴリラも超アクティブモンスターで生産者殺しモンスター。
と考えると11層は遠距離殺しモンスターが出る事が予想出来る。2層目に出てきたカラーモンキー。地形的な事情もあって至近距離での攻撃を強いられたカリナさんはこのモンスターにやられてしまった。
大死黒天ネズミも遠距離殺しのモンスター。このモンスターは10メートルの範囲外からの攻撃を無効にするモンスター。それでいて魔法攻撃を半減する特性もあるため、近距離物理攻撃以外では大変なモンスター。
カリナさんは至近距離での戦いが苦手なのか倒すのにずいぶんと時間がかかっている。
「すみません、少し休憩してもいいでしょうか?」
「時間はまだたっぷりありますから大丈夫ですよ。こういう事を込みで段取り組んでますから、ゆっくりと時間をかけてモンスターに慣れていってください」
「わかりました…………アイツがこう動いたら、私はこう動いて攻撃して、イヤ、ここはフェイントをかけた方がいいか……」
カリナさんはブツブツと言いながら、どうしたらいいか考えながら休憩しているようだ。でもまだ本質を捉えてないみたい。ちょっとアドバイスしてみるか。
「ずいぶん悩んでるみたいですね。もっとシンプルに考えたらどうでしょう。大死黒天ネズミは近距離攻撃と相性のいいモンスターです。だから至近距離で戦えばいいんですよ」
「……たしかにそう言われるとそうですね」
「カリナさんならもう一歩、いや、もう二歩踏み込んで超至近距離で戦えば、すぐに倒せますよ」
「わかりました。頑張ってみます」
アドバイスをした後はあっという間に大死黒天ネズミを撃破。今日はパーティーを組んでいないため、採取権がフリーになったところで採取開始。
『大死黒天ネズミの袋を採取しました』
これでアイナさんの防具の素材は揃った。大死黒天ネズミが持っていた袋と金白金鉱石で作る大死黒天ゴールドアーマー。暗黒属性を高める効果と高い防御力を持つ軽鎧。
「今日は遅くなったので、ここら辺で終わりましょう。明日もよろしくお願いします。お疲れ様でした」
「…お疲れ様でした」
ボクはカリナさんと別れてマイハウスに移動。
「よし、アイナさんの防具と属性重視の人の弓を作るか」
属性重視の人の弓は虹の木の枝を使うシンプルな武器。この武器を使う人の好みやクセは知らないから、サクッと成形作業で弓の形にして終了。
続けてアイナさんの防具生産に取り掛かる。先程手に入れた大死黒天ネズミの袋と金白金鉱石を9つ使い、大死黒天ゴールドアーマーの完成。
「明日はマリナさんの防具生産だ。だから夢幻水晶を金白金鉱石から切り替えるとするか」
スマホを取り出し夢幻水晶の画面を開き、金白金鉱石から青白金鉱石へ変更。
「よし、これで準備完了。今日はもう寝るとするか。って思ったけど、ちょっと気になるところがあるんだよな」
ボクが気になった部分。それは氷ゴリラの存在。溶岩真珠のナノ粉末を思い出させたのには意味があるはず。
だけど今のボクは溶岩真珠のナノ粉末を作っている余裕はないため、金眼の現場猫に製作依頼。
「ナノ粉末を作る作業は大変な作業だニャー。この作業はボク達の不満を溜める作業だから気をつけた方がいいニャー。溶岩真珠のナノ粉末の件は了解ニャー」
金眼の現場猫は作業を開始。
「溶岩真珠のナノ粉末は第1章のキーアイテムでもあるから、都合良く何度も作れないって事か。おそらく不満を溜めていけばボイコットされて作業をしなくなるはず。気をつけた方がいいな」
気になっていた部分も解消したため、ボクは超フカフカのベッドに横になり、眠りについた。
「お待たせしました」
「私もさっき来たところです」
「そうですか、それでは遅くならない内に素材採取して帰りましょう」
「はい、よろしくお願いします」
狙うモンスターは大死黒天ネズミ。七福の虹鼠の次に強いと言われているモンスター。
7日ネズミとも言われる七福の虹鼠。以前倒した七福の虹鼠は3日目の七福の虹鼠で大死黒天ネズミよりも弱いモンスター。
大死黒天ネズミは破壊神の異名を持つ人型のネズミモンスター。大きな木槌と大きな袋を持つパワー系モンスター。北の王国エリアは近距離攻撃と相性がいいモンスターが多いので遠距離攻撃や魔法攻撃とは相性が悪い。
「このモンスターは人型ですので太陽の塔にも出てくる可能性があるモンスターです。遠距離攻撃と魔法攻撃ばかりの合同クランでは苦戦するかもしれないモンスターですので、ここで慣れておけば出てきた時スムーズに突破出来ると思います」
「わかりました」
カリナさんには出てくるかもしれないと言ったが、ボクの見立てではこのモンスターは出てくると思っている。
太陽の塔は全18階層で構成されている。その半分を過ぎた10層目で超アクティブモンスターが出てきて、氷の攻撃でボクは死んだ。
あのモンスターは氷ゴリラというモンスター。火属性に弱いモンスターで溶岩真珠の攻撃には特に弱い。
一度遭遇した事のあるモンスターは情報屋から情報を聞く事が出来るため、この情報を仕入れる事が出来た。
溶岩真珠といえば、アテナの骨を作る時にナノ粉末にした時の苦労が思い出される。あの時はもう二度とやりたくない、コリゴリラって思ったもんだ。
太陽の塔の1層目はキャンサーモンキーという超アクティブモンスターで生産者殺しモンスター。10層目に出てくる氷ゴリラも超アクティブモンスターで生産者殺しモンスター。
と考えると11層は遠距離殺しモンスターが出る事が予想出来る。2層目に出てきたカラーモンキー。地形的な事情もあって至近距離での攻撃を強いられたカリナさんはこのモンスターにやられてしまった。
大死黒天ネズミも遠距離殺しのモンスター。このモンスターは10メートルの範囲外からの攻撃を無効にするモンスター。それでいて魔法攻撃を半減する特性もあるため、近距離物理攻撃以外では大変なモンスター。
カリナさんは至近距離での戦いが苦手なのか倒すのにずいぶんと時間がかかっている。
「すみません、少し休憩してもいいでしょうか?」
「時間はまだたっぷりありますから大丈夫ですよ。こういう事を込みで段取り組んでますから、ゆっくりと時間をかけてモンスターに慣れていってください」
「わかりました…………アイツがこう動いたら、私はこう動いて攻撃して、イヤ、ここはフェイントをかけた方がいいか……」
カリナさんはブツブツと言いながら、どうしたらいいか考えながら休憩しているようだ。でもまだ本質を捉えてないみたい。ちょっとアドバイスしてみるか。
「ずいぶん悩んでるみたいですね。もっとシンプルに考えたらどうでしょう。大死黒天ネズミは近距離攻撃と相性のいいモンスターです。だから至近距離で戦えばいいんですよ」
「……たしかにそう言われるとそうですね」
「カリナさんならもう一歩、いや、もう二歩踏み込んで超至近距離で戦えば、すぐに倒せますよ」
「わかりました。頑張ってみます」
アドバイスをした後はあっという間に大死黒天ネズミを撃破。今日はパーティーを組んでいないため、採取権がフリーになったところで採取開始。
『大死黒天ネズミの袋を採取しました』
これでアイナさんの防具の素材は揃った。大死黒天ネズミが持っていた袋と金白金鉱石で作る大死黒天ゴールドアーマー。暗黒属性を高める効果と高い防御力を持つ軽鎧。
「今日は遅くなったので、ここら辺で終わりましょう。明日もよろしくお願いします。お疲れ様でした」
「…お疲れ様でした」
ボクはカリナさんと別れてマイハウスに移動。
「よし、アイナさんの防具と属性重視の人の弓を作るか」
属性重視の人の弓は虹の木の枝を使うシンプルな武器。この武器を使う人の好みやクセは知らないから、サクッと成形作業で弓の形にして終了。
続けてアイナさんの防具生産に取り掛かる。先程手に入れた大死黒天ネズミの袋と金白金鉱石を9つ使い、大死黒天ゴールドアーマーの完成。
「明日はマリナさんの防具生産だ。だから夢幻水晶を金白金鉱石から切り替えるとするか」
スマホを取り出し夢幻水晶の画面を開き、金白金鉱石から青白金鉱石へ変更。
「よし、これで準備完了。今日はもう寝るとするか。って思ったけど、ちょっと気になるところがあるんだよな」
ボクが気になった部分。それは氷ゴリラの存在。溶岩真珠のナノ粉末を思い出させたのには意味があるはず。
だけど今のボクは溶岩真珠のナノ粉末を作っている余裕はないため、金眼の現場猫に製作依頼。
「ナノ粉末を作る作業は大変な作業だニャー。この作業はボク達の不満を溜める作業だから気をつけた方がいいニャー。溶岩真珠のナノ粉末の件は了解ニャー」
金眼の現場猫は作業を開始。
「溶岩真珠のナノ粉末は第1章のキーアイテムでもあるから、都合良く何度も作れないって事か。おそらく不満を溜めていけばボイコットされて作業をしなくなるはず。気をつけた方がいいな」
気になっていた部分も解消したため、ボクは超フカフカのベッドに横になり、眠りについた。
56
あなたにおすすめの小説
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
もふもふと味わうVRグルメ冒険記 〜遅れて始めたけど、料理だけは最前線でした〜
きっこ
ファンタジー
五感完全再現のフルダイブVRMMO《リアルコード・アース》。
遅れてゲームを始めた童顔ちびっ子キャラの主人公・蓮は、戦うことより“料理”を選んだ。
作るたびに懐いてくるもふもふ、微笑むNPC、ほっこりする食卓――
今日も炊事場でクッキーを焼けば、なぜか神様にまで目をつけられて!?
ただ料理しているだけなのに、気づけば伝説級。
癒しと美味しさが詰まった、もふもふ×グルメなスローゲームライフ、ここに開幕!
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
出来損ないと虐げられた公爵令嬢、前世の記憶で古代魔法を再現し最強になる~私を捨てた国が助けを求めてきても、もう隣で守ってくれる人がいますので
夏見ナイ
ファンタジー
ヴァインベルク公爵家のエリアーナは、魔力ゼロの『出来損ない』として家族に虐げられる日々を送っていた。16歳の誕生日、兄に突き落とされた衝撃で、彼女は前世の記憶――物理学を学ぶ日本の女子大生だったことを思い出す。
「この世界の魔法は、物理法則で再現できる!」
前世の知識を武器に、虐げられた運命を覆すことを決意したエリアーナ。そんな彼女の類稀なる才能に唯一気づいたのは、『氷の悪魔』と畏れられる冷徹な辺境伯カイドだった。
彼に守られ、その頭脳で自身を蔑んだ者たちを見返していく痛快逆転ストーリー!
コストカットだ!と追放された王宮道化師は、無数のスキルで冒険者として成り上がる。
あけちともあき
ファンタジー
「宮廷道化師オーギュスト、お前はクビだ」
長い間、マールイ王国に仕え、平和を維持するために尽力してきた道化師オーギュスト。
だが、彼はその活躍を妬んだ大臣ガルフスの陰謀によって職を解かれ、追放されてしまう。
困ったオーギュストは、手っ取り早く金を手に入れて生活を安定させるべく、冒険者になろうとする。
長い道化師生活で身につけた、数々の技術系スキル、知識系スキル、そしてコネクション。
それはどんな難関も突破し、どんな謎も明らかにする。
その活躍は、まさに万能!
死神と呼ばれた凄腕の女戦士を相棒に、オーギュストはあっという間に、冒険者たちの中から頭角を現し、成り上がっていく。
一方、国の要であったオーギュストを失ったマールイ王国。
大臣一派は次々と問題を起こし、あるいは起こる事態に対応ができない。
その方法も、人脈も、全てオーギュストが担当していたのだ。
かくしてマールイ王国は傾き、転げ落ちていく。
目次
連載中 全21話
2021年2月17日 23:39 更新
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる