異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!

明衣令央

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第2章・のんびりまったりスローライフ?

いろいろ買い取りしてもらった①

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「ところでユリウスって言ったな、お前、こいつを何人で倒したんだ?」

「何人って……」

 私とユリウスは顔を見合わせた。
 街道で襲われている馬車を助けた時には、私やジャンくんたちも手伝ったけれど、この巨大熊に関しては、倒したのはユリウス一人だ。

「もしかすると、一人か? だとしたら、お前、すげぇ倒し方しているな」

 ギルドマスターは巨大熊の遺骸を見て苦笑する。
 片腕を失くし、腹を焼かれ、首を飛ばされて絶命した巨大熊。
 ユリウスは今までにもいろんな獣を狩ってきたけれど、この倒し方は結構すごい。
 まぁ、それだけこの巨大熊が、黒の魔結晶の影響を受けて、強くなっていたんだろうけど。

「で、この熊はどうする? うちで解体と買い取りをしてもらっていいか? でかい熊だから、でかい皮が採れそうだ。魔物化していたから、魔結晶はなくとも、魔石はあるだろう」

「あぁ、それでいい。解体と買い取りを頼む。それから、他にもいくつか買取を頼みたいんだが、大丈夫か?」

「おう、いいぞ。珍しいものか?」

「いや、そうでもない。素材だけのもある」

 わかった、ゴムレスさんが頷くのを確認すると、ユリウスはマジックバックからいろいろ解体前の魔物や獣、解体後の素材を取り出して解体台へと積み上げていった。
 私も一緒に出していいかと確認して、自分のマジックバックから、貯め込んだ素材や魔石を出していく。
 解体台の上にできた魔物や獣、そして素材の山を見て、ゴムレスさんもジルさんも、ヴォークさんも呆れたように私たちを見つめた。

「お前たち、よくこれだけ貯め込んでいたな」

 まぁ、この二か月、狩った獲物のお肉は食べちゃったけど、素材はハロン商会が買い取り限界になっちゃったせいで、売る所がなかったから、貯まる一方だったしね。

「全部買い取りで頼みたい。できない物は処分でも構わない」

「いや、きっちり買い取りさせてもらう。まぁ、獲物のランクとしては魔物化しているものが少ないから低めだが、素材に傷が少ない、状態の良い物が多い。魔石も小粒だが数が結構な数だ。全て買い取らせてもらうよ」

 ただ数が多いから査定に時間がかかりそうで、少なくとも明日まで待ってほしいのだという。
 だから私たちは、また明日この冒険者ギルドに来る事にした。
 ここでお金を受け取ってから買い物に行けばいいよね。
 高値がつくといいなぁ。

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