異世界へ行って帰って来た

バルサック

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ステラー

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ドートレ会社の開発部がキューブに言われるままあるものを開発。

その商品は【ステラー】

腕にするタイプの装着バングル。

厚み5ミリにみたない薄型バングルで、自身のステータスを見る事ができる。
一般人をHP10と表示して、スキル覚醒者ならHP25が普通。
トップランカーならHP40と表示される者までいる。

損傷ヶ所もワンタッチで表示。
死に至る場合は、死へのカウントダウンまで表示。

状態異常も表示。
毒状態   自然に治る場合は、時間表示あり
麻痺状態  麻痺の治る時間表示
睡眠状態  目覚め時間を表示
病気状態  一般的な病名まで表示


魔法士ならば、MPも表示。
MPを見ながら魔力残量がわかる仕組みだ。

表示の仕組みは簡単だ。
火魔法士なら火球1つがMP1で、MP20なら20回は火球を放てる。
ただしMP0で気絶するのは検証済み。


そして魔物に対して、【ステラー】を向けて光線を照射。
魔物のステータスも表示される仕組みになっている。
ただし魔物データが確認された場合に限る。
※データ無しの場合でもPHとMPは表示。

名称   通常的に呼ばれる名
PH   ゴブリンならHP15
PM   リザードマンならMP30

スキル  素早さアップや力アップまで確認されている
魔法   火魔法・水魔法など

弱点   一撃で死ぬレベルや、1番弱い耐性を表示

その事から魔物のランク付けがなされた。
F ゴブリンとコボルトレベルの魔物
E オークレベルの魔物 
D リーザードマンレベルの魔物



社長室で数人による話し合いがなされている。

田中専務「社長、開発部の奴らは勝手に【ステラー】な怪しいものを開発して、どうしたらよいのか・・・」

土井副社長「キューブが作らせたに違いありません。新田の勝手な振る舞いも容認できませんよ」

神須社長「しかし、開発して売り出さないのも問題だぞ。覚醒者なら必ず買いそうな気がするがな・・・それに開発費に1億円以上使ってGOサインしたのは君だろ・・・」

土井副社長「そこが大問題で、私はGOサインなど出してません。私が承認したように見せかけて許せません。キューブが勝手に操作して開発費の承認をしたらしいく・・・確かな確証はありませんが、それ以外考えられません」

神須社長「まあまあ、販売してダメなら問題にする事でどうだ。それに新田は、なんて言ってるんだ」

土井副社長「キューブにだまされたと言ってます。本当かどうかわかりませんが」

神須社長「それなら新田をめるのは無理がありそうだぞ。キューブ自体が我らをバカにしてるからな・・・」

田中専務「わたしはそんなキューブが好きですよ」

土井副社長「君までそんな事を言うのかね」

神須社長「それに世界シェアを狙ってるのか、翻訳ほんやくにも手がけているらしいな」

田中専務「そうなんです。翻訳家を雇ってやってましたね」


ノックがないままドアが開けられた。

「大変です。テレビをつけて下さい。【ステラー】の記者会見が行なわれます」

土井副社長「なんだと!・・・キューブの仕業か・・・」

モニターがテレビ画面に切り替わった。

新田と佐々木が並んで【ステラー】の説明をしてる場面が映しだされている。

フラッシュ撮影が「パシャ、パシャ、パシャ、パシャ」とたかれている。
まぶしかったのか新田は、手で顔をおおい隠した。

「海外にも売り出す予定はありますか」

勿論もちろんです。今も翻訳中で近日中には販売します。ご期待ください」

「誰の発明ですか・・・教えてください」

「企業秘密ですよ」



又も慌てた社員が駆け込んできた。

「大変です社長、ステラーの注文が殺到してます。アメリカ大使の秘書官の方からも電話がきてます」

土井副社長「わたしが応対してきます」

そう言って出て行った。




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