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【アルロード視点】眠れぬ夜
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「大丈夫か? 今日は殿下が悪かったな」
「いえ……でも、なぜイオスタ殿下はあのような事を? そもそも、殿下には関係がないだろう事をなぜご存知なのかも不思議で。何もかも分からないことだらけでちょっと混乱しているんだ」
「そうだよな。本当に申し訳ない」
兄さんが言葉通り、本当に申し訳なさそうに眉を下げる。
「なぜ兄さんが謝るのかも分からない」
「いや、実は……」
気まずそうな顔をした兄さんが、言いにくそうにぽつりぽつりと話し始める。
どうやら夜会で父母と共に兄さんが王族にご挨拶に伺った際に、僕の話題になってしまったらしい。僕にもそろそろ恋人のひとりやふたりできたんじゃないかという陛下の軽口をきっかけに、ぼくが婚約者を決めてくれと言って母に泣かれた話で盛り上がったらしく、殿下が興味を持ってしまったと。
世間話みたいにそんな話をしないで欲しい。
しかも王族と。
呆れる僕に、兄さんはさらに申し訳なさそうに頭を下げる。
「ごめんな、止められなくて」
しかもそんな話をしているところに、僕がルキノに声をかけたのが見えたものだから、ますます話が盛り上がってしまったのだという。
僕は知らなかったけれど、なんでもルキノは社交界では注目の人物だったらしい。
数が少ない男性オメガ。
しかもオメガと判定されたというのに、転科せずに今も騎士科に所属しているというのはかなり珍しい。
さらに父親が『護衛として扱ってくれていい』なんて条件で結婚相手を探している。
本人は夜会に出ても相手を探すでもなく、男女問わず雑談を交わし楽しげにしているものの、色恋の雰囲気はみじんも見せない。
そんな噂の人物に、僕が親しげに声をかけたものだからその場は沸きに沸いたらしい。
「多分彼はこのごろアルロードが学園で仲良くしている友人だと思う、恋人のような特別な関係じゃない筈だとちゃんと説明したんだが」
「ありがとう……!」
兄さんにルキノの事を話しておいて良かった。
以前、僕がこのところ楽しそうだと言ってくれたから、ルキノやドルフと仲良くなったこと、ルキノが話してくれる『あのお方』の話を聞くのがとても楽しいと伝えたことがあったのだった。
これまであまり特定の人物と行動を共にしなかった僕の変化を兄さんは喜んでくれていたから、それで夜会の時に僕が声をかけた人物をルキノだと判断してそう言ってくれたんだろう。
「だがイオスタ殿下は私の言葉だけでは納得してくれなくてね。あんな事になってしまった」
「兄さんありがとう、なぜイオスタ殿下からあんな話があったのかが分かってちょっとホッとしたよ」
「すまないな」
「よく考えたら別にルキノに迷惑がかかったわけでもないし、気にしなくて良いよ。イオスタ殿下も悪気はなかっただろうと思うし。それよりもルキノやルキノの御父君がそんなに注目されていたなんて知らなかった。嫌な思いをしていないだろうか」
「それはある程度あるかも知れないな」
兄さんに肯定されて、僕は苦い気持ちになった。
「オメガだったのは別に悪いことでもないし、ルキノのせいでもないのに、人の噂に晒されてしまうんだな……。そういえばルキノは御父君から夜会では目立たないようにと釘をさされていると言っていた。もしかして、噂を心配してのことだったんだろうか」
「噂から守ろうとしていたのかも知れないな。親密そうな相手ができたら噂に拍車がかかりそうだ」
「でも一方で自身も噂になるような行動を取っているのが理解できない。ルキノはまだ自分がオメガであることを受け入れ切れていない様子だった。なのに結婚相手を探すというのも性急すぎやしないだろうか」
「受け入れ切れていないのか……男性がオメガだと宣告されると、そうなりがちらしいけれど……ルキノ君も可哀相に」
「もう少し、ルキノの気持ちが落ち着くまで待ってあげられないものかと、つい思ってしまうんだけれど」
一瞬だけ見せたルキノの泣きそうな顔を思い出してしまう。
「そうだね。彼の父親……ラウマ男爵も苦戦しているようだしね。というか、どうもラウマ男爵が声がけをしている層がなかなか難しい層らしくて。あれは難航するだろうね」
「え?」
「さすがに王家も交えてルキノ君やラウマ男爵の話が出てしまったから、少し情報を集めてみて驚いたよ。ラウマ男爵はすでに妻がいる上位貴族の第二夫人としての縁談を重点的に探しているらしいんだよ」
「は!!!???」
思わずでかい声が出た。
「なんだよそれは! ルキノが男性オメガだからか!?」
ルキノが苦笑しながら言っていた「オレはオメガらしい繊細な美貌とかもないし、爵位もたいしたことないから普通の結婚は望めない。だから、護衛もできるってとこをウリにするらしいです」という言葉が頭の中をぐるぐると巡る。
まさか本当に、一般的な嫁ぎ先すらあたらずに第二夫人としての縁談を纏めようとしているだなんて。
ルキノは良い奴だ。笑顔が可愛いし、キラキラした目だって魅力的だ。話も面白いし、剣の腕だって確かだ。
けして軽んじられていい人物じゃない。
僕は込み上げてくる怒りを抑える事ができなくなった。
「そんなの、本当にただの護衛として扱われる可能性が高いじゃないか! 何を考えているんだ!」
最初は見合いや政略結婚でも、ルキノと話して一緒に過ごせばきっと伴侶になった人だって彼のいいところを分かってくれる筈だ。
それなのに。
ほぞを噛む思いで悔しがる僕に、兄さんはポツリとこう言った。
「それが狙いなんだろう」
「それが狙いって……どうして」
「アルロードはさっき、ルキノ君はまだ自分がオメガであることを受け入れ切れていない様子だったと言ったよな?」
僕はコク、と頷いた。
「ラウマ男爵家は昔から騎士の家系で、確かこれまでオメガは一度も排出していない筈だ。男爵自身も退役して家を継ぐまでは優秀な騎士だった。ルキノ君も騎士を目指していたんだろう?」
「それは……確かにそうだけれど」
「息子がオメガだと分かった時……例えば私がラウマ男爵の立場なら、同じ事をしたかも知れない」
「ど……どうして」
「きっとラウマ男爵は、ルキノ君のオメガとしての幸せではなく、彼の今現在の矜持を曲げない選択をしたんじゃないかな」
僕は息を呑んだ。
「だって不憫だろう。急にオメガだと言われてもきっと男に抱かれる覚悟ができていない。騎士を目指し、素質も普通にあったというのに、学園を卒業しても働き先も見つからず無為な時間が増えるほど、彼は絶望するかも知れない」
兄さんのあまりにも率直な見解に、僕は言葉を失った。
ルキノの気持ちが落ち着くまで、待ってあげられないのか。そう思っていた僕には考えつかなかった可能性に、気持ちがさらに重くなる。
「……ラウマ男爵はルキノ君の嫁ぎ先ではなく、就職先を探している。そう考えた方が理解できるかもしれないね」
何も言えなくて、黙り込んだまま必死に考える。
その方がルキノは幸せなんだろうか。
でも、どんなに嫌でも身体はオメガだ。
医師が言うとおり、年々ヒートも厳しくなる筈なのに、それで本当にいいんだろうか。
こればっかりはルキノ本人でないと分からない。
けれど、そんなセンシティブな事を本人に聞く勇気なんてもちろんない。
「そんな顔をするな」
苦笑した兄さんに、ポンポンと肩を叩かれた。
「まだまだ縁談が纏まるのは先の話だと思うよ。ラウマ男爵は一番お側で御身を守れます、とアピールしているらしいけれど、今は政争も落ち着いていてそこまで身の危険を感じることも少ないし、護衛としてオメガを娶るのも難しい話だからね」
コク、と頷くしかできなかった。
今日ルキノの事情を知った僕でさえ、こんなに胸が痛いんだ。
なのにルキノはいつも笑顔だった。
内心はどれほど辛かったんだろうか。
目を瞑るたびにルキノの泣きそうな顔がチラチラと目に浮かんで、その夜僕は、眠れぬ夜を過ごす事となった。
「いえ……でも、なぜイオスタ殿下はあのような事を? そもそも、殿下には関係がないだろう事をなぜご存知なのかも不思議で。何もかも分からないことだらけでちょっと混乱しているんだ」
「そうだよな。本当に申し訳ない」
兄さんが言葉通り、本当に申し訳なさそうに眉を下げる。
「なぜ兄さんが謝るのかも分からない」
「いや、実は……」
気まずそうな顔をした兄さんが、言いにくそうにぽつりぽつりと話し始める。
どうやら夜会で父母と共に兄さんが王族にご挨拶に伺った際に、僕の話題になってしまったらしい。僕にもそろそろ恋人のひとりやふたりできたんじゃないかという陛下の軽口をきっかけに、ぼくが婚約者を決めてくれと言って母に泣かれた話で盛り上がったらしく、殿下が興味を持ってしまったと。
世間話みたいにそんな話をしないで欲しい。
しかも王族と。
呆れる僕に、兄さんはさらに申し訳なさそうに頭を下げる。
「ごめんな、止められなくて」
しかもそんな話をしているところに、僕がルキノに声をかけたのが見えたものだから、ますます話が盛り上がってしまったのだという。
僕は知らなかったけれど、なんでもルキノは社交界では注目の人物だったらしい。
数が少ない男性オメガ。
しかもオメガと判定されたというのに、転科せずに今も騎士科に所属しているというのはかなり珍しい。
さらに父親が『護衛として扱ってくれていい』なんて条件で結婚相手を探している。
本人は夜会に出ても相手を探すでもなく、男女問わず雑談を交わし楽しげにしているものの、色恋の雰囲気はみじんも見せない。
そんな噂の人物に、僕が親しげに声をかけたものだからその場は沸きに沸いたらしい。
「多分彼はこのごろアルロードが学園で仲良くしている友人だと思う、恋人のような特別な関係じゃない筈だとちゃんと説明したんだが」
「ありがとう……!」
兄さんにルキノの事を話しておいて良かった。
以前、僕がこのところ楽しそうだと言ってくれたから、ルキノやドルフと仲良くなったこと、ルキノが話してくれる『あのお方』の話を聞くのがとても楽しいと伝えたことがあったのだった。
これまであまり特定の人物と行動を共にしなかった僕の変化を兄さんは喜んでくれていたから、それで夜会の時に僕が声をかけた人物をルキノだと判断してそう言ってくれたんだろう。
「だがイオスタ殿下は私の言葉だけでは納得してくれなくてね。あんな事になってしまった」
「兄さんありがとう、なぜイオスタ殿下からあんな話があったのかが分かってちょっとホッとしたよ」
「すまないな」
「よく考えたら別にルキノに迷惑がかかったわけでもないし、気にしなくて良いよ。イオスタ殿下も悪気はなかっただろうと思うし。それよりもルキノやルキノの御父君がそんなに注目されていたなんて知らなかった。嫌な思いをしていないだろうか」
「それはある程度あるかも知れないな」
兄さんに肯定されて、僕は苦い気持ちになった。
「オメガだったのは別に悪いことでもないし、ルキノのせいでもないのに、人の噂に晒されてしまうんだな……。そういえばルキノは御父君から夜会では目立たないようにと釘をさされていると言っていた。もしかして、噂を心配してのことだったんだろうか」
「噂から守ろうとしていたのかも知れないな。親密そうな相手ができたら噂に拍車がかかりそうだ」
「でも一方で自身も噂になるような行動を取っているのが理解できない。ルキノはまだ自分がオメガであることを受け入れ切れていない様子だった。なのに結婚相手を探すというのも性急すぎやしないだろうか」
「受け入れ切れていないのか……男性がオメガだと宣告されると、そうなりがちらしいけれど……ルキノ君も可哀相に」
「もう少し、ルキノの気持ちが落ち着くまで待ってあげられないものかと、つい思ってしまうんだけれど」
一瞬だけ見せたルキノの泣きそうな顔を思い出してしまう。
「そうだね。彼の父親……ラウマ男爵も苦戦しているようだしね。というか、どうもラウマ男爵が声がけをしている層がなかなか難しい層らしくて。あれは難航するだろうね」
「え?」
「さすがに王家も交えてルキノ君やラウマ男爵の話が出てしまったから、少し情報を集めてみて驚いたよ。ラウマ男爵はすでに妻がいる上位貴族の第二夫人としての縁談を重点的に探しているらしいんだよ」
「は!!!???」
思わずでかい声が出た。
「なんだよそれは! ルキノが男性オメガだからか!?」
ルキノが苦笑しながら言っていた「オレはオメガらしい繊細な美貌とかもないし、爵位もたいしたことないから普通の結婚は望めない。だから、護衛もできるってとこをウリにするらしいです」という言葉が頭の中をぐるぐると巡る。
まさか本当に、一般的な嫁ぎ先すらあたらずに第二夫人としての縁談を纏めようとしているだなんて。
ルキノは良い奴だ。笑顔が可愛いし、キラキラした目だって魅力的だ。話も面白いし、剣の腕だって確かだ。
けして軽んじられていい人物じゃない。
僕は込み上げてくる怒りを抑える事ができなくなった。
「そんなの、本当にただの護衛として扱われる可能性が高いじゃないか! 何を考えているんだ!」
最初は見合いや政略結婚でも、ルキノと話して一緒に過ごせばきっと伴侶になった人だって彼のいいところを分かってくれる筈だ。
それなのに。
ほぞを噛む思いで悔しがる僕に、兄さんはポツリとこう言った。
「それが狙いなんだろう」
「それが狙いって……どうして」
「アルロードはさっき、ルキノ君はまだ自分がオメガであることを受け入れ切れていない様子だったと言ったよな?」
僕はコク、と頷いた。
「ラウマ男爵家は昔から騎士の家系で、確かこれまでオメガは一度も排出していない筈だ。男爵自身も退役して家を継ぐまでは優秀な騎士だった。ルキノ君も騎士を目指していたんだろう?」
「それは……確かにそうだけれど」
「息子がオメガだと分かった時……例えば私がラウマ男爵の立場なら、同じ事をしたかも知れない」
「ど……どうして」
「きっとラウマ男爵は、ルキノ君のオメガとしての幸せではなく、彼の今現在の矜持を曲げない選択をしたんじゃないかな」
僕は息を呑んだ。
「だって不憫だろう。急にオメガだと言われてもきっと男に抱かれる覚悟ができていない。騎士を目指し、素質も普通にあったというのに、学園を卒業しても働き先も見つからず無為な時間が増えるほど、彼は絶望するかも知れない」
兄さんのあまりにも率直な見解に、僕は言葉を失った。
ルキノの気持ちが落ち着くまで、待ってあげられないのか。そう思っていた僕には考えつかなかった可能性に、気持ちがさらに重くなる。
「……ラウマ男爵はルキノ君の嫁ぎ先ではなく、就職先を探している。そう考えた方が理解できるかもしれないね」
何も言えなくて、黙り込んだまま必死に考える。
その方がルキノは幸せなんだろうか。
でも、どんなに嫌でも身体はオメガだ。
医師が言うとおり、年々ヒートも厳しくなる筈なのに、それで本当にいいんだろうか。
こればっかりはルキノ本人でないと分からない。
けれど、そんなセンシティブな事を本人に聞く勇気なんてもちろんない。
「そんな顔をするな」
苦笑した兄さんに、ポンポンと肩を叩かれた。
「まだまだ縁談が纏まるのは先の話だと思うよ。ラウマ男爵は一番お側で御身を守れます、とアピールしているらしいけれど、今は政争も落ち着いていてそこまで身の危険を感じることも少ないし、護衛としてオメガを娶るのも難しい話だからね」
コク、と頷くしかできなかった。
今日ルキノの事情を知った僕でさえ、こんなに胸が痛いんだ。
なのにルキノはいつも笑顔だった。
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