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悶々⑴
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奥田先生と連絡先を交換してから、もう何度もご飯に行っていた。先生は、安くて美味しいお店をいくつも知っていて、会うたび案内してくれた。その中でも特に、先生の大学時代の友達夫婦が切り盛りしている〝まんぷく屋〟は、料理もお店の雰囲気も、店主の夫妻もとても落ち着く場所だった。
先生の友人兼店主は、園田泰輔さん、奥さんは夕花里さんといって、今ではすっかり顔なじみになった。
「今日の日替わりは……っと。コロッケ定食かぁ。いいねー。泰輔の作るコロッケは絶品なんだよ。それにポテトとクリームのセットが、また、たまらないんだよ」
「コロッケ定食いいですね。ボクも大好きです。それにしようかな」
いつものように、料理が来るまで軽くビールを飲んで喉を潤す。今でも、こんな風に先生とお酒を飲んだり、ご飯を食べたりするのは夢みたいだった。
「ごちそうさまでした」
泰輔さんと夕花里さんに声をかけてお店を出る。そんなに飲んでないはずなのに、足がフワフワして歩きづらい。
「あっ……」
気づいたときにはもう遅く、何かに躓いて大きくバランスを崩した。ヤバイと思ったが、予想に反して目の前にあるのは地面ではなく、先生の体だった。
「あーもう、何やってんだよ」
「す……すみません……」
先生の顔が近くて、ドキリと心臓が大きく鳴る。
ドキドキドキドキ……
「あっ……もう大丈夫です」
そう言うが、先生はボクを支えたまま、もっと体を密着させて抱きしめられる。
「えっ……あ……先生?」
ドッドッドッドッド……
さっきよりもうるさく心臓が鳴る。
「ずっと、こうしたいって思ってたんだよ」
先生が耳元で囁く。
「なっ……何言って……え?……ど……どういうこと……」
ドッドッドッドッド……
うるさい……心臓……静まれ……
「ん?言葉通りの意味だよ。これ以上のこともやりたいんだけどね……」
至近距離で見つめてきて、平然とそんなことを言う。
「えっ……」
これ以上って……どういうこと……
そんなことを考えているうちに、先生の顔が近づいてくる。
「うわーーー!!」
飛び起きると、そこはいつもの自分の部屋で、ベットの上だった。
「ゆ……夢……?」
ドッドッドッドッド……
目が覚めたのに、夢の中と同じく心臓がうるさく鼓動する。
「はぁーなんで、先生が……ん!?」
股間に違和感を覚えて、布団をめくって覗く。その部分はこんもりテントを張っているのが見てわかる。
「……なんでだよ……」
朝から、何とも言えない気持ちにで、しばらくそこから動けない。
先生の友人兼店主は、園田泰輔さん、奥さんは夕花里さんといって、今ではすっかり顔なじみになった。
「今日の日替わりは……っと。コロッケ定食かぁ。いいねー。泰輔の作るコロッケは絶品なんだよ。それにポテトとクリームのセットが、また、たまらないんだよ」
「コロッケ定食いいですね。ボクも大好きです。それにしようかな」
いつものように、料理が来るまで軽くビールを飲んで喉を潤す。今でも、こんな風に先生とお酒を飲んだり、ご飯を食べたりするのは夢みたいだった。
「ごちそうさまでした」
泰輔さんと夕花里さんに声をかけてお店を出る。そんなに飲んでないはずなのに、足がフワフワして歩きづらい。
「あっ……」
気づいたときにはもう遅く、何かに躓いて大きくバランスを崩した。ヤバイと思ったが、予想に反して目の前にあるのは地面ではなく、先生の体だった。
「あーもう、何やってんだよ」
「す……すみません……」
先生の顔が近くて、ドキリと心臓が大きく鳴る。
ドキドキドキドキ……
「あっ……もう大丈夫です」
そう言うが、先生はボクを支えたまま、もっと体を密着させて抱きしめられる。
「えっ……あ……先生?」
ドッドッドッドッド……
さっきよりもうるさく心臓が鳴る。
「ずっと、こうしたいって思ってたんだよ」
先生が耳元で囁く。
「なっ……何言って……え?……ど……どういうこと……」
ドッドッドッドッド……
うるさい……心臓……静まれ……
「ん?言葉通りの意味だよ。これ以上のこともやりたいんだけどね……」
至近距離で見つめてきて、平然とそんなことを言う。
「えっ……」
これ以上って……どういうこと……
そんなことを考えているうちに、先生の顔が近づいてくる。
「うわーーー!!」
飛び起きると、そこはいつもの自分の部屋で、ベットの上だった。
「ゆ……夢……?」
ドッドッドッドッド……
目が覚めたのに、夢の中と同じく心臓がうるさく鼓動する。
「はぁーなんで、先生が……ん!?」
股間に違和感を覚えて、布団をめくって覗く。その部分はこんもりテントを張っているのが見てわかる。
「……なんでだよ……」
朝から、何とも言えない気持ちにで、しばらくそこから動けない。
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