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プレゼント⑺
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3本の指がスムーズに入るようになったころ「もう大丈夫かな……」と入っていた指がいっきに抜けて開放感。
「はぁ……」
「大丈夫か。へばってないか?」
「あ、は……い……だい…じょう…ぶ」
先生は「ちょっと待ってな」と軽くボクにキスをして起き上がると、カサカサと袋を開ける音が聞こえる。
「辛かったら、すぐに言って」
先生の昂ぶっているものが先程まで、指で慣らされていた部分に当てられ、周りを何度も擦る。
「力抜いて」
「んっ……あっ……った……」
さっきとは比べものにならない圧迫感と痛みに襲われる。
い……痛い……くるし……
「痛いよな。ごめん……今日はここまでにしておこう」
抜こうとしている先生の腕を掴んで止める。
「だい……じょうぶだから……やめない……で」
「でも……」
「おねがい……」
先生の指がそっとボクの目頭をぬぐう。
「そんな顔、させたくないんだけどな……」そう言って苦笑いする。
「これは……ボクの……誕生日……プレゼント…ですよね」
「はぁ……なんだよそれ。反則……じゃあ、もうちょっとだけ頑張って」
また、優しく口を塞がれて、舌が侵入してくる。ボクのと絡んで気持ちよくて身体の力が抜ける。下の圧迫感も入っていることに、徐々に慣れていく。慣れてきたとことで、先生は軽く身体を動かして、入口の浅いところを行ったり来たり……
あ……何かやばっ……
「痛くないか?」
「はぁっ……んっ……いたくは……ない」
「じゃあ気持ちいい?教えて、匠」
「んはっ……きもち……いい……」
先生はそう言うボクの声を聞くと「もう少し、奥にいくよ」と呟いて、今までよりグッと奥に押し込まれる。
「あっ……はぁっ……んっ」
くるしい……けど、さっきより痛くはない。
「全部入ったよ。んっ……はぁっ……オレも気持ちいい……少し動かずにこのままいるから」
先生はボクの髪を優しく撫でる。
「せんせ……うれし……やっと1つになれた」
「っ……匠……そんなに煽らないで……もう我慢できなくなる」
「動いて……いいですよ。痛くない……ですから」
先生はゆっくりと動き始めて、ボクのもう一つの気持ちいい部分を一緒に擦り始める。段々と速さが増して、手の動きも早まる。
「んあっ……もう……せんせ……」
「んはっ……名前……呼んで……たくみっ……」
「は……はると…さ……あっ……」
ドクッ……ドクッ……もう抑えられず一気に快楽が放出する。
「うわっ……あまり締めつけないで……うっ……んっ」
激しく動かしていた動きを止めて、先生はボクを抱きしめた。
少し落ち着くとお互いに顔を合わせて、ちょっと照れたように「ふふふっ」と表情を緩める。先生は、ボクの頭を撫でて、軽くキスをした。
「はぁ……」
「大丈夫か。へばってないか?」
「あ、は……い……だい…じょう…ぶ」
先生は「ちょっと待ってな」と軽くボクにキスをして起き上がると、カサカサと袋を開ける音が聞こえる。
「辛かったら、すぐに言って」
先生の昂ぶっているものが先程まで、指で慣らされていた部分に当てられ、周りを何度も擦る。
「力抜いて」
「んっ……あっ……った……」
さっきとは比べものにならない圧迫感と痛みに襲われる。
い……痛い……くるし……
「痛いよな。ごめん……今日はここまでにしておこう」
抜こうとしている先生の腕を掴んで止める。
「だい……じょうぶだから……やめない……で」
「でも……」
「おねがい……」
先生の指がそっとボクの目頭をぬぐう。
「そんな顔、させたくないんだけどな……」そう言って苦笑いする。
「これは……ボクの……誕生日……プレゼント…ですよね」
「はぁ……なんだよそれ。反則……じゃあ、もうちょっとだけ頑張って」
また、優しく口を塞がれて、舌が侵入してくる。ボクのと絡んで気持ちよくて身体の力が抜ける。下の圧迫感も入っていることに、徐々に慣れていく。慣れてきたとことで、先生は軽く身体を動かして、入口の浅いところを行ったり来たり……
あ……何かやばっ……
「痛くないか?」
「はぁっ……んっ……いたくは……ない」
「じゃあ気持ちいい?教えて、匠」
「んはっ……きもち……いい……」
先生はそう言うボクの声を聞くと「もう少し、奥にいくよ」と呟いて、今までよりグッと奥に押し込まれる。
「あっ……はぁっ……んっ」
くるしい……けど、さっきより痛くはない。
「全部入ったよ。んっ……はぁっ……オレも気持ちいい……少し動かずにこのままいるから」
先生はボクの髪を優しく撫でる。
「せんせ……うれし……やっと1つになれた」
「っ……匠……そんなに煽らないで……もう我慢できなくなる」
「動いて……いいですよ。痛くない……ですから」
先生はゆっくりと動き始めて、ボクのもう一つの気持ちいい部分を一緒に擦り始める。段々と速さが増して、手の動きも早まる。
「んあっ……もう……せんせ……」
「んはっ……名前……呼んで……たくみっ……」
「は……はると…さ……あっ……」
ドクッ……ドクッ……もう抑えられず一気に快楽が放出する。
「うわっ……あまり締めつけないで……うっ……んっ」
激しく動かしていた動きを止めて、先生はボクを抱きしめた。
少し落ち着くとお互いに顔を合わせて、ちょっと照れたように「ふふふっ」と表情を緩める。先生は、ボクの頭を撫でて、軽くキスをした。
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ありがとうございました。
引き続き応援いただけると幸いです。】
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