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結局俺の中で番は自然に決まっていた気がする。灰原さんとサンプリングしたおかげで、叶斗と新の俺にとっての位置付けがはっきりしたのは確かだった。残り一名は改めて他のアルファを試すより、灰原さんで良い気がした。
ていうか本当にもう一人必要なのかな。あの時は初めての発情期だったから、強かっただけの可能性もありそうだ。そうは言っても灰原さんの包容力にすっかり絆されてしまった。
俺がそんな意志表明したせいか、叶斗が全く使えない奴になってしまった。あんなにぐいぐい俺に絡んで来たのに、妙に顔を赤らめて呆然としている。俺は肩をすくめて叶斗の手を引いて教室へ戻った。ぼんやりしている叶斗を教室に送り届けて、自分の教室に戻ると、俺の机で新が人待ち顔で座っていた。
「岳、おはよう。叶斗に捕まったの見えたからもう授業サボりかなって思ってたんだけど、良く離してもらえたな。」
そう言って、俺を探るように見た。
俺はクスッと笑って、新に近づくとやっぱり柔らかく唇を押し付けて言った。
「新は言ってる事と表情が合ってないな。叶斗はちょっとぼんやりしちゃったからね。後で話あるから。」
目を見開いた新は、そう言う俺をぐいっと引っ張り寄せて机をガタガタと鳴らしながら俺に舌を突っ込んで貪った。こんな朝の教室でする事じゃない気がしたけど、新の心の葛藤を感じて俺も思わず応えてしまった。
「おいっ、先生来るぞ!」
耳元で相川の慌てたような声がして新を引き剥がすと、新は少し戸惑う顔をしながらも俺の頭を撫でて自分の席に戻って行った。新を驚かせたのはちょっと楽しく感じたけれど、相川が顔を赤らめながら口を尖らせて言った忠告に思わず反省した。
「…東、あのさ、お前たちがそう言う事するのは当たり前なのかもしれないけど、こんな所でされたら流石に俺たちも目に毒っていうか!」
俺はチラッと教室を振り返って、そう言われたら顔を赤らめた皆が俺と目を合わせてくれないなと苦笑して言った。
「悪い。ちょっと事情があってさ。もうしないように気をつける。」
すると相川が俺をじっと見つめて言った。
「こうして考えると、東って見かけも変わったけど、行動とかも随分変わったよな。前は孤高の人って感じだったのに。まぁ、今もそんなとこは有るけど、でも随分丸くなったよ。」
そう、言いたい事だけ言うと、前を向いた相川にお前は昔から変わらな過ぎだと口元を緩めた。まぁ、ちょっと俺も番を決めて浮かれてるのかもしれないな。反省だ。
ていうか本当にもう一人必要なのかな。あの時は初めての発情期だったから、強かっただけの可能性もありそうだ。そうは言っても灰原さんの包容力にすっかり絆されてしまった。
俺がそんな意志表明したせいか、叶斗が全く使えない奴になってしまった。あんなにぐいぐい俺に絡んで来たのに、妙に顔を赤らめて呆然としている。俺は肩をすくめて叶斗の手を引いて教室へ戻った。ぼんやりしている叶斗を教室に送り届けて、自分の教室に戻ると、俺の机で新が人待ち顔で座っていた。
「岳、おはよう。叶斗に捕まったの見えたからもう授業サボりかなって思ってたんだけど、良く離してもらえたな。」
そう言って、俺を探るように見た。
俺はクスッと笑って、新に近づくとやっぱり柔らかく唇を押し付けて言った。
「新は言ってる事と表情が合ってないな。叶斗はちょっとぼんやりしちゃったからね。後で話あるから。」
目を見開いた新は、そう言う俺をぐいっと引っ張り寄せて机をガタガタと鳴らしながら俺に舌を突っ込んで貪った。こんな朝の教室でする事じゃない気がしたけど、新の心の葛藤を感じて俺も思わず応えてしまった。
「おいっ、先生来るぞ!」
耳元で相川の慌てたような声がして新を引き剥がすと、新は少し戸惑う顔をしながらも俺の頭を撫でて自分の席に戻って行った。新を驚かせたのはちょっと楽しく感じたけれど、相川が顔を赤らめながら口を尖らせて言った忠告に思わず反省した。
「…東、あのさ、お前たちがそう言う事するのは当たり前なのかもしれないけど、こんな所でされたら流石に俺たちも目に毒っていうか!」
俺はチラッと教室を振り返って、そう言われたら顔を赤らめた皆が俺と目を合わせてくれないなと苦笑して言った。
「悪い。ちょっと事情があってさ。もうしないように気をつける。」
すると相川が俺をじっと見つめて言った。
「こうして考えると、東って見かけも変わったけど、行動とかも随分変わったよな。前は孤高の人って感じだったのに。まぁ、今もそんなとこは有るけど、でも随分丸くなったよ。」
そう、言いたい事だけ言うと、前を向いた相川にお前は昔から変わらな過ぎだと口元を緩めた。まぁ、ちょっと俺も番を決めて浮かれてるのかもしれないな。反省だ。
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