二人のアルファは変異Ωを逃さない!

コプラ@貧乏令嬢〜コミカライズ12/26

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これは死ぬる

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多分俺が浮かれたのが悪かったんだろう。体液で身体中をべとつかせて、俺は生きも絶え絶えだった。口の中はすっかり使い過ぎて痺れてるし、唇も腫れぼったくて感覚がない。胸は触れられないくらい痛い気がするし、お尻は熱を持ってる。

「岳、今湯船にお湯溜めてるからな。」

そう言って大判のバスタオルで俺を包み込んで抱え上げたのは新だった。そのままソファに座ると俺は何となく目も開かなくなって、新の腕の中で二人の会話の音声をぼんやり耳にしていた。


気がつけば、俺は新に支えられて鼻歌混じりの叶斗に泡だらけにされていた。

「こうしてるとお人形さんみたいだよねぇ、岳って。色も白いし。一年の時はここまで白くなかったよ。やっぱりΩホルモンが肌の透明感を上げるのかな。そう考えるとΩホルモンって美人ホルモンだよねぇ。」

腫れぼったいところは優しく指先で撫でられて、俺はうっとりするような心地よさに溜息をついた。


「岳、起きたか。悪かったな、無茶させて。」

俺は新のすまなそうな声に反応して目を閉じたまま言った。

「本当だよ。発情期でもないのに、二人で貪られたら流石に俺死ぬ。もう、あちこちやばいでしょ。…叶斗後で薬塗ってくれよ?」

すると柔らかなシャワーを浴びせられて、新が俺を抱えて湯船に沈んだ。少しぬるめのお風呂はため息が出るくらい気持ちが良かった。俺はふと目を開けて周囲を見回した。

ここは家のお風呂らしくて丸いジェットバスの様な大きなものだった。いや、普通の家にこんなのは無い。俺は心配そうに俺を覗き込んでいた叶斗に尋ねた。


「ここって、家の風呂?」

叶斗は首を振って言った。

「ここはね、番い用の風呂だね。だから広いでしょ。うちは親が番いだし、姉貴も番いだから、親専用と来客用の二つあるんだ。姉貴が家に住んでた頃に使ってたな。」

俺は顔を引き攣らせていた。こんなでかい風呂が二つあるとかどれだけ金持ちなんだ、叶斗の家は。さすが社長さんだ。とはいえ、三人でゆっくり入れるこの風呂はすっかり気に入った。湯船の中に金具が沢山光ってるからジャグジーにもなりそうだ。


「俺が岳と番いたいって言ってたから、すげえ喜んでるよ。まぁ、可愛い息子ちゃんが意中の人と番えるんだから親も大満足って感じだよ。親は岳がラビットケースってのは薄々知ってるみたいだ。流石にアルファのネットワークは侮れないよ。情報戦が飛び交ってるからね。

ここだけの話、岳がどう考えてるかは置いておいて、今度の発情期に番った方がいいと思う。実は親父曰く、外国から調査というかちょっかいが入ってるみたいだから。岳は世界のアルファから特殊ケースで狙われてるってことだよ。」


俺はすっかりリラックスしてぼんやりしていた意識が目覚めて、変な汗が出てきた気がした。




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