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運命の発情期
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「ご馳走様。新、色々買ってきてくれてありがとう。」
俺がそう言うと珍しくソワソワした様子で、新は椅子から立ち上がった。
「俺、風呂入ってくる。」
新の後ろ姿を見送りながら、叶斗はイライラした様子で呟いた。
「俺が一番の筈だったのに…。」
俺はクスッと笑うと、叶斗に渡された避妊薬を飲んだ。
「ありがと。そんなに順番大事?どっちみち番うんだから一緒だろ?」
すると叶斗が俺をジロジロ見て言った。
「なんか落ち着いた?普通発情期って一気に来るものなんだけど、岳はちょっと違うよね。」
確かにさっきよりも落ち着いてる気がしたけれど、身体の奥に燻り続けている火種がいつ燃え上がってもおかしくない感覚があった。
「…どうだろ。前回も店の前で倒れてから、一瞬は正気に戻ったけどね。叶斗は俺の発情期感じる?自分じゃ匂いとか分からないから。考えられる今のうちにやる事あるかな。誠がこの部屋辿り着く手筈は…。」
叶斗は俺から離れた窓辺に寄り掛かって言った。
「…誠さんには俺の実家にこの部屋の鍵受け取りに行ってもらう事になってるから。…岳はいつもよりずっと甘い匂いだよ。俺はあんまりフェロモン出さない様に頑張ってる。取り敢えず新が戻って来るまで岳を発情させたら不味いだろうからね。」
その時、風呂場の方から強烈な甘い匂いを感じた。目の端で叶斗が顔を顰めるのが見えたけど、俺はフラフラと立ち上がってそのフェロモンに誘われる様に歩き出した。新が前方から腰タオルの前を突き立てながら俺に向かって歩いて来た。
「…うわ、エゲツな。」
後ろで叶斗の不機嫌な声が聞こえたけれど、俺は身体が焼け付く様な飢餓感を感じて苦しさに思わず蹲った。
「岳?大丈夫か?」
そう言って俺を抱き抱える新の首をグッと引き寄せて、俺は自分でも聞いたことの無い甘い声を出していた。
「早く…、キス。」
ベッドまで辿り着く間もなく、俺たちは夢中でキスしていた。新の唾液が飲みたくて、強請る様に舌で新の口の中を掻き混ぜた。覆い被さる様にぎゅっと抱きしめられて、俺は自分の身体が軋む音を聞いた。
不意に身体を縛った力が緩んで目を開けると、後ろから汗の出る様な濃いフェロモンを匂わせた叶斗が、新の腕を振り解いていた。
「新…、気をつけて。確かに岳は煽りまくるけど、そうは言っても俺たちが本気で抱きしめたら不味いだろ。…くそっ、堪んない。」
新と叶斗にベッドに連れて行かれた俺は自分で這い上がると、目の前の獲物たちを見上げて呟いていた。
「ね、味わわせて…。」
俺がそう言うと珍しくソワソワした様子で、新は椅子から立ち上がった。
「俺、風呂入ってくる。」
新の後ろ姿を見送りながら、叶斗はイライラした様子で呟いた。
「俺が一番の筈だったのに…。」
俺はクスッと笑うと、叶斗に渡された避妊薬を飲んだ。
「ありがと。そんなに順番大事?どっちみち番うんだから一緒だろ?」
すると叶斗が俺をジロジロ見て言った。
「なんか落ち着いた?普通発情期って一気に来るものなんだけど、岳はちょっと違うよね。」
確かにさっきよりも落ち着いてる気がしたけれど、身体の奥に燻り続けている火種がいつ燃え上がってもおかしくない感覚があった。
「…どうだろ。前回も店の前で倒れてから、一瞬は正気に戻ったけどね。叶斗は俺の発情期感じる?自分じゃ匂いとか分からないから。考えられる今のうちにやる事あるかな。誠がこの部屋辿り着く手筈は…。」
叶斗は俺から離れた窓辺に寄り掛かって言った。
「…誠さんには俺の実家にこの部屋の鍵受け取りに行ってもらう事になってるから。…岳はいつもよりずっと甘い匂いだよ。俺はあんまりフェロモン出さない様に頑張ってる。取り敢えず新が戻って来るまで岳を発情させたら不味いだろうからね。」
その時、風呂場の方から強烈な甘い匂いを感じた。目の端で叶斗が顔を顰めるのが見えたけど、俺はフラフラと立ち上がってそのフェロモンに誘われる様に歩き出した。新が前方から腰タオルの前を突き立てながら俺に向かって歩いて来た。
「…うわ、エゲツな。」
後ろで叶斗の不機嫌な声が聞こえたけれど、俺は身体が焼け付く様な飢餓感を感じて苦しさに思わず蹲った。
「岳?大丈夫か?」
そう言って俺を抱き抱える新の首をグッと引き寄せて、俺は自分でも聞いたことの無い甘い声を出していた。
「早く…、キス。」
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「新…、気をつけて。確かに岳は煽りまくるけど、そうは言っても俺たちが本気で抱きしめたら不味いだろ。…くそっ、堪んない。」
新と叶斗にベッドに連れて行かれた俺は自分で這い上がると、目の前の獲物たちを見上げて呟いていた。
「ね、味わわせて…。」
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