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第220話 侍女と恋人役
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「侍女役をミコトさん、落ちこぼれ騎士の恋人役を――メイで」
みんなの視線が集まる中、俺はそう口にした。
「……ちなみに、どうして私が侍女役なんですか?」
ミコトさんがどこか不機嫌そうな声音で、俺を睨むように見つめてきた。
……もしかして、出番が多い役をやりたかったのだろうか?
「いや、その……美形の主人公騎士の侍女なら、やっぱり若くて可愛いミコトさんが一番絵になると思って……」
「……ショウさんがそう思ってくれてるなら、まあいいですけど」
咄嗟に出た言い訳だったが、どうにか納得してくれたようだ。
正直、ここでミコトさんを恋人役に選ぶ勇気は、俺にはなかった。なにしろ、リアルのミコトさんは女子高生だ――いや、もう学校をやめてしまったから現役ではないけど、少なくとも年齢的には女子高生だ。そんな彼女を、いい歳した俺が恋人役に選ぶって、さすがにちょっと……いろいろと気まずい。クマサンやメイに変な誤解をされても困るし。
それに、役とはいえ、恋人として舞台の上でミコトさんを目の前にしたら、緊張してしまって劇どころじゃなくなってしまう可能性がある。なにしろ、アバターのミコトさんは、本人にそのつもりがあったのかどうかわからないけど、現実のミコトさんにちょっと似ていて、かなり可愛い。さすがに普段は気にならなくなってきたけど、いざ恋人だと思うと、変に意識してしまいそうだ。
その点、メイが相手ならその心配はない。
緑のおさげ髪と素朴な顔立ちは可愛らしいが、それはどこか小動物的な愛嬌で、女性として意識させられることはない。
加えて、彼女のさっぱりした性格と飾らない言動は、性別を気にさせない、気の置けない女友達のような存在だ。
たとえ恋人役を演じることになっても、変に気まずくなる心配はない。
それに――
今回の劇では、落ちこぼれ騎士は魔剣の力を解放するために、恋人を自らの手で殺めるという展開がある。
お芝居とはいえ、ミコトさんをこの手にかけるっていうのは、さすがに気が引ける。
もちろん、メイだから気軽に殺せるってわけじゃない。でも、彼女なら俺も向こうも、役に引きずられたりせず、スパッと割り切れる――そんな安心感がある。
――と、一人でいろいろ考えていたら、メイが細めた目でじっと俺を見ていることに気づいた。
「……おい、ショウ。今の言い方だと、私が若くも可愛くもないって聞こえるんだが?」
……あっ。
確かに、「若くて可愛いミコトさんが侍女に似合う」と言った時点で、逆にメイはそうじゃないと暗に言っているようなものだった。
しかも実際、俺の中では「緊張しなくて済む」とか「殺しても平気そう」とか、相当ひどい理由でメイを選んだわけで――いやホント、申し訳ない。
……これから恋人役をしてもらうっていうのに、早くも機嫌を損ねてしまったか?
そう思っておそるおそるメイの顔を見ると――あれ? なんか、怒ってるというより、むしろちょっと照れてるような……?
女の子の反応っていうのは、本当によくわからない。
とはいえ、女性に慣れていない俺が単に見誤っているだけという可能性は高い。ここはちゃんとフォローしなきゃまずいだろう。
「ち、違うって。ほら、落ちこぼれ騎士の恋人役なんだから、やっぱり経験豊富で大人っぽい女性がふさわしいだろ? そういう意味で、メイが一番適任だと思ったんだよ」
勘のいい人は気づいているだろうが、今思いついた理由だ。
リアルのメイならともかく、この世界のメイから「大人の女性」なんてものを感じたことは一度もない。
「な、なんだよ……ショウにはそう見えてたのかよ……。ま、まあ……私もこれまで、大人の女として、いろいろ恋愛してきたしな……。経験豊富な私に任せたいって気持ちは……わからなくもないな」
メイは照れた様子を天井を見上げ、しどろもどろになりながらそんなことを言った。
……うん、こいつもあんまり恋愛してきてないな。
知り合いに恋愛経験を聞かれたときの、俺の反応と同じだからすぐに察した。
リアルのメイは美人なのは間違いない。ただ、ちょっと近寄りがたい雰囲気があって、それが彼女の周囲から男性を遠ざけていたのかもしれない。実際に付き合ってみれば、中身も含めていい奴だってすぐにわかるのになぁ。
「――なんとか配役も決まったようだな。台本を渡しておくから、本番までに目を通しておいてくれ。練習部屋も用意したから、すぐにそっちに移ってくれ」
イザークの声が、それ以上の感傷を遮るように響いた。
こうして、ステージ開始までの短い間ではあるが、俺達は練習時間を与えられた。
それなりにセリフと立ち回りを確認するくらいの余裕はあるらしい。
俺はシステムメッセージとして表示された台本を読み進め、自分のセリフは実際に声にも出してみる。
……にしても、マジで俺の出番が多いんだが。
読み進めるたびに、その事実が重くのしかかってくる。
まあ、主人公と対になる「もう一人の主人公」みたいな立ち位置だから、仕方ないとは思うけど……。
今さら配役をどうこう言うつもりはないが……やっぱり不安は拭えない。
こんなことになるんなら、サブ職業を吟遊詩人か役者にでもしておくんだった……。
普段なら、クエスト中でもマイルームに戻ってサブ職業を変更することができる。
でも今回はそうはいかなかった。この練習部屋から出ようとすると、【練習を終えて本番に進みますがよろしいですか?】なんてメッセージが出てきやがる。
つまり、この部屋を出たら強制的に本番ってわけだ。サブ職業を変更するのなら、この吟遊詩人ギルドに来るまでにしておかなければならなかったらしい。
でも、あの段階でこんな演劇クエストが待ち構えているなんて、想像できるわけがないって話だ。
ちなみに、今の俺のサブ職業は武闘家。
武器が包丁一択な俺は、ステータスアップの効果が大きい武闘家がサブ職業としてはベストな選択の一つなのだ。とはいえ、武闘家では演劇には何の役にも立たない。吟遊詩人も役者もサブ職業レベルは1だが、それでも武闘家よりはマシだったろうに。せめて、武闘家じゃなく舞踏家だったら……なんて冗談を心の中でつぶやいてみたが、虚しさが増すだけだった。
そんなふうに俺がため息をついていると――いつの間に近づいてきたのか、クマサンが俺の隣に立っていた。
クマサンの出番は少ない。きっと自分のセリフはすでに確認し終えたのだろう。
「……ショウ、気合いが入ってるじゃないか」
どうやら、クマサンには俺の必死さがやる気に見えたらしい。本当は不安と焦りしかないというのに……。
何か言い返そうとした瞬間、クマサンがぽつりとつぶやく。
「……もしかして、メイが恋人役だからか?」
…………。
おいおい、何を言い出すんだこの人は。
……もしかして、からかって緊張をほぐそうとしてくれているのだろうか?
だったら気持ちはありがたいけど……本音を言えば、練習に集中させてほしい。なにしろ、まだ最後までセリフを確認すらできていないんだから。
「何言ってるんだよ。こんなことになったのは、クマサンが獣人の男キャラをやってるからだろ。クマサンが女キャラだったら、間違いなくクマサンを相手役に選んでたのにさ」
「――――!?」
クマサンだったら、二人のシーンで俺が多少とちったところですぐにフォローしてくれるに違いない。そのくらい俺はクマサンの演技力とアドリブ力には信頼を置いている。
とはいえ、クマサンが獣人じゃなく普通の女キャラだったら、そもそも今のように仲良くなっていたかどうかはわからない。俺はクマサンが男だと思っていたから、気軽に話せたわけだし。……そう考えるといろいろと複雑だ。
俺は運命ってやつをつい考えてしまったが、ふと横を見れば、クマサンはなぜか妙に動揺していた。
さっきまでの余裕はどこへやら、戸惑いを隠せない表情で立ち尽くしている。
「……ん? クマサン、どうかした?」
「な、なんでもない。……そうか、そうなんだな。……うん、頑張ってくれ、応援しているぞ」
そんなことを言い残し、クマサンはそそくさと離れていってしまった。
……一体、何だったんだ?
正直よくわからないけど、今は考えている余裕はない。
俺は気を取り直して、再び台本に視線を戻した。
そして、俺が一通り自分のセリフ練習を終えたところで、本番の時間がやってきた。部屋を出れば強制的に本番だが、時間経過でも本番を迎えるらしい。
……ああ、もう! 緊張してきた!
みんなの視線が集まる中、俺はそう口にした。
「……ちなみに、どうして私が侍女役なんですか?」
ミコトさんがどこか不機嫌そうな声音で、俺を睨むように見つめてきた。
……もしかして、出番が多い役をやりたかったのだろうか?
「いや、その……美形の主人公騎士の侍女なら、やっぱり若くて可愛いミコトさんが一番絵になると思って……」
「……ショウさんがそう思ってくれてるなら、まあいいですけど」
咄嗟に出た言い訳だったが、どうにか納得してくれたようだ。
正直、ここでミコトさんを恋人役に選ぶ勇気は、俺にはなかった。なにしろ、リアルのミコトさんは女子高生だ――いや、もう学校をやめてしまったから現役ではないけど、少なくとも年齢的には女子高生だ。そんな彼女を、いい歳した俺が恋人役に選ぶって、さすがにちょっと……いろいろと気まずい。クマサンやメイに変な誤解をされても困るし。
それに、役とはいえ、恋人として舞台の上でミコトさんを目の前にしたら、緊張してしまって劇どころじゃなくなってしまう可能性がある。なにしろ、アバターのミコトさんは、本人にそのつもりがあったのかどうかわからないけど、現実のミコトさんにちょっと似ていて、かなり可愛い。さすがに普段は気にならなくなってきたけど、いざ恋人だと思うと、変に意識してしまいそうだ。
その点、メイが相手ならその心配はない。
緑のおさげ髪と素朴な顔立ちは可愛らしいが、それはどこか小動物的な愛嬌で、女性として意識させられることはない。
加えて、彼女のさっぱりした性格と飾らない言動は、性別を気にさせない、気の置けない女友達のような存在だ。
たとえ恋人役を演じることになっても、変に気まずくなる心配はない。
それに――
今回の劇では、落ちこぼれ騎士は魔剣の力を解放するために、恋人を自らの手で殺めるという展開がある。
お芝居とはいえ、ミコトさんをこの手にかけるっていうのは、さすがに気が引ける。
もちろん、メイだから気軽に殺せるってわけじゃない。でも、彼女なら俺も向こうも、役に引きずられたりせず、スパッと割り切れる――そんな安心感がある。
――と、一人でいろいろ考えていたら、メイが細めた目でじっと俺を見ていることに気づいた。
「……おい、ショウ。今の言い方だと、私が若くも可愛くもないって聞こえるんだが?」
……あっ。
確かに、「若くて可愛いミコトさんが侍女に似合う」と言った時点で、逆にメイはそうじゃないと暗に言っているようなものだった。
しかも実際、俺の中では「緊張しなくて済む」とか「殺しても平気そう」とか、相当ひどい理由でメイを選んだわけで――いやホント、申し訳ない。
……これから恋人役をしてもらうっていうのに、早くも機嫌を損ねてしまったか?
そう思っておそるおそるメイの顔を見ると――あれ? なんか、怒ってるというより、むしろちょっと照れてるような……?
女の子の反応っていうのは、本当によくわからない。
とはいえ、女性に慣れていない俺が単に見誤っているだけという可能性は高い。ここはちゃんとフォローしなきゃまずいだろう。
「ち、違うって。ほら、落ちこぼれ騎士の恋人役なんだから、やっぱり経験豊富で大人っぽい女性がふさわしいだろ? そういう意味で、メイが一番適任だと思ったんだよ」
勘のいい人は気づいているだろうが、今思いついた理由だ。
リアルのメイならともかく、この世界のメイから「大人の女性」なんてものを感じたことは一度もない。
「な、なんだよ……ショウにはそう見えてたのかよ……。ま、まあ……私もこれまで、大人の女として、いろいろ恋愛してきたしな……。経験豊富な私に任せたいって気持ちは……わからなくもないな」
メイは照れた様子を天井を見上げ、しどろもどろになりながらそんなことを言った。
……うん、こいつもあんまり恋愛してきてないな。
知り合いに恋愛経験を聞かれたときの、俺の反応と同じだからすぐに察した。
リアルのメイは美人なのは間違いない。ただ、ちょっと近寄りがたい雰囲気があって、それが彼女の周囲から男性を遠ざけていたのかもしれない。実際に付き合ってみれば、中身も含めていい奴だってすぐにわかるのになぁ。
「――なんとか配役も決まったようだな。台本を渡しておくから、本番までに目を通しておいてくれ。練習部屋も用意したから、すぐにそっちに移ってくれ」
イザークの声が、それ以上の感傷を遮るように響いた。
こうして、ステージ開始までの短い間ではあるが、俺達は練習時間を与えられた。
それなりにセリフと立ち回りを確認するくらいの余裕はあるらしい。
俺はシステムメッセージとして表示された台本を読み進め、自分のセリフは実際に声にも出してみる。
……にしても、マジで俺の出番が多いんだが。
読み進めるたびに、その事実が重くのしかかってくる。
まあ、主人公と対になる「もう一人の主人公」みたいな立ち位置だから、仕方ないとは思うけど……。
今さら配役をどうこう言うつもりはないが……やっぱり不安は拭えない。
こんなことになるんなら、サブ職業を吟遊詩人か役者にでもしておくんだった……。
普段なら、クエスト中でもマイルームに戻ってサブ職業を変更することができる。
でも今回はそうはいかなかった。この練習部屋から出ようとすると、【練習を終えて本番に進みますがよろしいですか?】なんてメッセージが出てきやがる。
つまり、この部屋を出たら強制的に本番ってわけだ。サブ職業を変更するのなら、この吟遊詩人ギルドに来るまでにしておかなければならなかったらしい。
でも、あの段階でこんな演劇クエストが待ち構えているなんて、想像できるわけがないって話だ。
ちなみに、今の俺のサブ職業は武闘家。
武器が包丁一択な俺は、ステータスアップの効果が大きい武闘家がサブ職業としてはベストな選択の一つなのだ。とはいえ、武闘家では演劇には何の役にも立たない。吟遊詩人も役者もサブ職業レベルは1だが、それでも武闘家よりはマシだったろうに。せめて、武闘家じゃなく舞踏家だったら……なんて冗談を心の中でつぶやいてみたが、虚しさが増すだけだった。
そんなふうに俺がため息をついていると――いつの間に近づいてきたのか、クマサンが俺の隣に立っていた。
クマサンの出番は少ない。きっと自分のセリフはすでに確認し終えたのだろう。
「……ショウ、気合いが入ってるじゃないか」
どうやら、クマサンには俺の必死さがやる気に見えたらしい。本当は不安と焦りしかないというのに……。
何か言い返そうとした瞬間、クマサンがぽつりとつぶやく。
「……もしかして、メイが恋人役だからか?」
…………。
おいおい、何を言い出すんだこの人は。
……もしかして、からかって緊張をほぐそうとしてくれているのだろうか?
だったら気持ちはありがたいけど……本音を言えば、練習に集中させてほしい。なにしろ、まだ最後までセリフを確認すらできていないんだから。
「何言ってるんだよ。こんなことになったのは、クマサンが獣人の男キャラをやってるからだろ。クマサンが女キャラだったら、間違いなくクマサンを相手役に選んでたのにさ」
「――――!?」
クマサンだったら、二人のシーンで俺が多少とちったところですぐにフォローしてくれるに違いない。そのくらい俺はクマサンの演技力とアドリブ力には信頼を置いている。
とはいえ、クマサンが獣人じゃなく普通の女キャラだったら、そもそも今のように仲良くなっていたかどうかはわからない。俺はクマサンが男だと思っていたから、気軽に話せたわけだし。……そう考えるといろいろと複雑だ。
俺は運命ってやつをつい考えてしまったが、ふと横を見れば、クマサンはなぜか妙に動揺していた。
さっきまでの余裕はどこへやら、戸惑いを隠せない表情で立ち尽くしている。
「……ん? クマサン、どうかした?」
「な、なんでもない。……そうか、そうなんだな。……うん、頑張ってくれ、応援しているぞ」
そんなことを言い残し、クマサンはそそくさと離れていってしまった。
……一体、何だったんだ?
正直よくわからないけど、今は考えている余裕はない。
俺は気を取り直して、再び台本に視線を戻した。
そして、俺が一通り自分のセリフ練習を終えたところで、本番の時間がやってきた。部屋を出れば強制的に本番だが、時間経過でも本番を迎えるらしい。
……ああ、もう! 緊張してきた!
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