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第222話 名誉なき騎士
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心臓の鼓動が、まだ収まりきらない。
ステージ上では、舞踏会にて運命的な出会いを果たしたラインハルトとエリシアが、吟遊詩人達の優雅な演奏に合わせて踊っていた。
……それにしても、まさか、メイ相手にここまでドキドキさせられると思わなかった。
「少しは落ち着いたか?」
隣で、メイが優しく声をかけてくれる。
――でもな、その原因は君なんだよ、ホントに。
「……ありがと。ちょっと頭を冷やしてくる」
「ショウの出番は近いんだから、あまり遠くへ行かないようにな」
「ああ、わかってる」
彼女のそばにいると、さらに余計なことを考えてしまいそうで、俺は一人、少し離れた場所へ移動する。深く息を吸い、意識を切り替えるように吐き出した。
「楽譜のために芝居に集中しなきゃいけないのに……俺は、何をやってるんだか」
自嘲気味につぶやきながら、自分の頬を軽く叩く。
ゲーム内だから痛みは再現されないが、それでも少し頭がクリアになる気がした。
「――よし、もう大丈夫だ」
ステージを見ると、場面はラインハルトの屋敷の中へと移っていた。
侍女のミコトさん相手に、彼は運命の出会いの話を熱っぽく語っているところだ。
黒いリネン地のワンピースに白いエプロン姿のミコトさんは、まるでコンセプトカフェのメイドさんみたいで、実に可愛らしい。
こんな娘が侍女としてそばにいたら、普通になら惚れてしまってもおかしくないのに、ラインハルトにそんな気配は微塵もない。……まあ、そういう役どころなんだから当然か。
ミコトさんは嬉しそうに微笑みながら、「おめでとうございます」なんて言っていた。
哀しみを隠しながら主を祝う、切ない片想い――なんて展開も面白そうだが、今回の芝居はそこまで複雑じゃない。
ミコトさんは、主の恋の始まりを心から喜ぶ、純粋な侍女をきっちり演じていた。
「……俺も頑張らないとな」
次の場面へ備え、俺の衣装が銀の騎士鎧へと自動で切り替わる。
これは、出番が迫ってきた合図だ。
客席からのプレッシャーと魅力的すぎたメイの存在、すでに二度もセリフを飛ばしかけている。もうこれ以上、醜態をさらすわけにはいかない。
「今度こそ、ちゃんとやってみせる」
俺は顔を上げ、次の場面へと転換されたステージへと向かった。
――とはいえ、気合を入れたからといって、そういう場面がなければ、見せ場を作りようがない。
何しろ俺が演じているのは「落ちこぼれ騎士」ショーン。
いくら上手に演じても、見栄えのする場面はほとんどなくて、むしろ、うまく演技すればするほど情けなさが際立ってしまうキャラだ。
……まったく、不憫だよな、ショーン。
そんなふうに自分の配役であるショーンのことを慮りながらも、俺は滞りなく演技を進めていった。
「ショーンの奴、またやらかしたらしいぜ」
「今度は敵前逃亡だとさ」
「本当かよ。騎士の風上にもおけねえな」
舞台の端では、ほかの騎士役の二人がそう言って俺をなじっている。
俺は反対側で肩を落とし、うつむいたまま、その言葉を黙って聞いていた。
――言葉は台本通り。でも、役に入り込んでいるからか、あるいは、ショーンが俺自身の境遇に似ているせいか、まるで本当に俺自身に浴びせられているような気がしてくる。
自然と顔が沈み、身体が小さくなっていく。演技というより、もはや素だ。
そんな俺の肩に、そっと手が置かれた。
舞台袖から現れたラインハルトが、静かに立っている。
「ほかの連中の言うことなんて気にするな、ショーン。君が山賊達を恐れて逃げたんじゃなく、襲われていた商人を、無事に街まで送り届けるために敢えて戦場から離れたんだって、俺はわかっているよ」
「ラインハルト……」
顔を上げると、彼はまっすぐに俺を見つめ、優しく微笑んだ。
……イケメンで、しかも中身もいい奴って、反則じゃないか。
これが芝居だってわかってるのに、一瞬本気でそう思ってしまった。
さっきの魔物退治のシーンでも彼は大活躍だったし、観客の目はすでに彼に釘付けだろう。
俺はその引き立て役ってわけだ。
……ショーンに同情してしまうぜ。
――とはいえ、ショーンの苦難はまだ終わらない。
むしろ、これからが本番だった。
王女の馬車を護衛していた騎士団一行が、魔物の群れに襲われた。
応戦の最中、馬車の車輪が壊れて立ち往生。騎士達の奮戦で魔物の侵入は防がれたものの、王女は馬車から降りた際に転び、膝を擦りむいてしまった。
そばにいたショーンは、「お前のせいだ」と、王女から理不尽な怒りをぶつけられる。
そのとき、少し離れた場所で採集していた村娘に魔物が迫る。
王女の叱責を振り切り、ショーンは咄嗟に村娘の救出に走った。
結果的に、村娘も王女も無事で済み、被害は馬車の破損程度だったが――
王女は、自分よりも村娘を優先したショーンに激怒し、「あの者のせいで傷を負った」と、王に誇張して伝えた。
そして、王の鶴の一声で、ショーンは騎士資格を剥奪されてしまったのだった。
「……力になれなくて、すまない。何度も騎士団長にかけあったんだが……」
ステージ上には俺とラインハルトの二人。
彼は銀色に輝く騎士団の鎧に身を包み、苦しげな表情で頭を下げている。
一方の俺は、平服姿。騎士の称号を失ったショーンは、もうあの鎧を着ることさえ許されない。
そのコントラストは、あまりに残酷なほど鮮やかだった。
「……お前が謝ることじゃないさ。俺が王女のそばを離れたのは事実だしな」
「でも、王女のそばにはほかの騎士もいて、護衛としては十分だった。あそこで君が村の娘を救おうと動いたのは、騎士として誇るべき行動だったと、俺は思っている」
「……ありがとう。お前だけでも、そう言ってくれるなら、それで十分だ」
「ショーン……」
「なに、来月にはまた騎士団の入団試験がある。お前とは同期ではなくなるが、その試験を受けて、また一から騎士をやり直すつもりだ」
「……そうか。君の腕なら、きっとまた騎士に戻れる」
「そのときは――今度は先輩としてよろしく頼むな」
「ああ、もちろんだ!」
固く握手を交わすと、ラインハルトが舞台を去り、場面は転換される。
新たな照明が灯ると、そこはメイリンの屋敷の前。
舞踏会と同じ、淡い青のドレスに身を包んだメイリン役のメイが登場する。
何度見ても綺麗だ。舞台用のライトが彼女のドレスに反射して、まるで本物の貴族令嬢のように見える。
……でも、大丈夫。俺はもう冷静だ。最初のときみたいにドギマギしたりはしない。
俺は彼女の前に立ち、静かに項垂れる。
「……メイリン、実は――」
「話は聞いたよ」
「そうか……。俺は騎士じゃなくなってしまった。改めて騎士団の入団試験を受けるつもりではあるけれど……君の名誉を汚さないためにも、婚約は一旦白紙に――」
婚約解消を口にしかけた瞬間、彼女の手が俺の手をギュッと握った。
柔らかくて、でも意外と力強い。
「白紙になんて、しないよ」
俺は静かに顔を上げる。
「こんなときこそ支えるのが婚約者の務めだよ。騎士じゃなくても、ショーンはショーンじゃない。私にはそれで十分だよ」
メイの演技は舞台女優も顔負けするほど上手かった。演技じゃなくて本気なのではと錯覚するほどだった。
さっきまでの彼女も上手かったけど、今のこれは……別格だ。
――にしても、このメイリンって、すごくいい女だよな。
こんな女性が妻だったら、きっと幸せなんだろうな……。
ふいに脳裏に浮かんだのは、困難を乗り越えて、笑顔で寄り添う夫婦の姿。
一人は俺で、その隣にはリアルの姿のメイがいて――思わず自分で驚いた。
……いやいやいや、何を考えてんだ俺!
慌てて妄想を振り払い、目の前に浮かんでいるセリフに集中する。
「……ありがとう、メイリン。俺、頑張るから」
その言葉に、メイは静かに、でも力強くうなずいてくれた。
ここまでなら、ちょっと理不尽な運命に翻弄されつつも、信頼と絆で立ち上がる感動の物語――と、言えたかもしれない。
だが、俺は知っている。台本を最後まで読んだからこそ、わかっている。
この後、ショーンとメイリンをさらなる悲劇が襲うことを。
……誰だよ、こんなクソシナリオを書いた奴は!
ステージ上では、舞踏会にて運命的な出会いを果たしたラインハルトとエリシアが、吟遊詩人達の優雅な演奏に合わせて踊っていた。
……それにしても、まさか、メイ相手にここまでドキドキさせられると思わなかった。
「少しは落ち着いたか?」
隣で、メイが優しく声をかけてくれる。
――でもな、その原因は君なんだよ、ホントに。
「……ありがと。ちょっと頭を冷やしてくる」
「ショウの出番は近いんだから、あまり遠くへ行かないようにな」
「ああ、わかってる」
彼女のそばにいると、さらに余計なことを考えてしまいそうで、俺は一人、少し離れた場所へ移動する。深く息を吸い、意識を切り替えるように吐き出した。
「楽譜のために芝居に集中しなきゃいけないのに……俺は、何をやってるんだか」
自嘲気味につぶやきながら、自分の頬を軽く叩く。
ゲーム内だから痛みは再現されないが、それでも少し頭がクリアになる気がした。
「――よし、もう大丈夫だ」
ステージを見ると、場面はラインハルトの屋敷の中へと移っていた。
侍女のミコトさん相手に、彼は運命の出会いの話を熱っぽく語っているところだ。
黒いリネン地のワンピースに白いエプロン姿のミコトさんは、まるでコンセプトカフェのメイドさんみたいで、実に可愛らしい。
こんな娘が侍女としてそばにいたら、普通になら惚れてしまってもおかしくないのに、ラインハルトにそんな気配は微塵もない。……まあ、そういう役どころなんだから当然か。
ミコトさんは嬉しそうに微笑みながら、「おめでとうございます」なんて言っていた。
哀しみを隠しながら主を祝う、切ない片想い――なんて展開も面白そうだが、今回の芝居はそこまで複雑じゃない。
ミコトさんは、主の恋の始まりを心から喜ぶ、純粋な侍女をきっちり演じていた。
「……俺も頑張らないとな」
次の場面へ備え、俺の衣装が銀の騎士鎧へと自動で切り替わる。
これは、出番が迫ってきた合図だ。
客席からのプレッシャーと魅力的すぎたメイの存在、すでに二度もセリフを飛ばしかけている。もうこれ以上、醜態をさらすわけにはいかない。
「今度こそ、ちゃんとやってみせる」
俺は顔を上げ、次の場面へと転換されたステージへと向かった。
――とはいえ、気合を入れたからといって、そういう場面がなければ、見せ場を作りようがない。
何しろ俺が演じているのは「落ちこぼれ騎士」ショーン。
いくら上手に演じても、見栄えのする場面はほとんどなくて、むしろ、うまく演技すればするほど情けなさが際立ってしまうキャラだ。
……まったく、不憫だよな、ショーン。
そんなふうに自分の配役であるショーンのことを慮りながらも、俺は滞りなく演技を進めていった。
「ショーンの奴、またやらかしたらしいぜ」
「今度は敵前逃亡だとさ」
「本当かよ。騎士の風上にもおけねえな」
舞台の端では、ほかの騎士役の二人がそう言って俺をなじっている。
俺は反対側で肩を落とし、うつむいたまま、その言葉を黙って聞いていた。
――言葉は台本通り。でも、役に入り込んでいるからか、あるいは、ショーンが俺自身の境遇に似ているせいか、まるで本当に俺自身に浴びせられているような気がしてくる。
自然と顔が沈み、身体が小さくなっていく。演技というより、もはや素だ。
そんな俺の肩に、そっと手が置かれた。
舞台袖から現れたラインハルトが、静かに立っている。
「ほかの連中の言うことなんて気にするな、ショーン。君が山賊達を恐れて逃げたんじゃなく、襲われていた商人を、無事に街まで送り届けるために敢えて戦場から離れたんだって、俺はわかっているよ」
「ラインハルト……」
顔を上げると、彼はまっすぐに俺を見つめ、優しく微笑んだ。
……イケメンで、しかも中身もいい奴って、反則じゃないか。
これが芝居だってわかってるのに、一瞬本気でそう思ってしまった。
さっきの魔物退治のシーンでも彼は大活躍だったし、観客の目はすでに彼に釘付けだろう。
俺はその引き立て役ってわけだ。
……ショーンに同情してしまうぜ。
――とはいえ、ショーンの苦難はまだ終わらない。
むしろ、これからが本番だった。
王女の馬車を護衛していた騎士団一行が、魔物の群れに襲われた。
応戦の最中、馬車の車輪が壊れて立ち往生。騎士達の奮戦で魔物の侵入は防がれたものの、王女は馬車から降りた際に転び、膝を擦りむいてしまった。
そばにいたショーンは、「お前のせいだ」と、王女から理不尽な怒りをぶつけられる。
そのとき、少し離れた場所で採集していた村娘に魔物が迫る。
王女の叱責を振り切り、ショーンは咄嗟に村娘の救出に走った。
結果的に、村娘も王女も無事で済み、被害は馬車の破損程度だったが――
王女は、自分よりも村娘を優先したショーンに激怒し、「あの者のせいで傷を負った」と、王に誇張して伝えた。
そして、王の鶴の一声で、ショーンは騎士資格を剥奪されてしまったのだった。
「……力になれなくて、すまない。何度も騎士団長にかけあったんだが……」
ステージ上には俺とラインハルトの二人。
彼は銀色に輝く騎士団の鎧に身を包み、苦しげな表情で頭を下げている。
一方の俺は、平服姿。騎士の称号を失ったショーンは、もうあの鎧を着ることさえ許されない。
そのコントラストは、あまりに残酷なほど鮮やかだった。
「……お前が謝ることじゃないさ。俺が王女のそばを離れたのは事実だしな」
「でも、王女のそばにはほかの騎士もいて、護衛としては十分だった。あそこで君が村の娘を救おうと動いたのは、騎士として誇るべき行動だったと、俺は思っている」
「……ありがとう。お前だけでも、そう言ってくれるなら、それで十分だ」
「ショーン……」
「なに、来月にはまた騎士団の入団試験がある。お前とは同期ではなくなるが、その試験を受けて、また一から騎士をやり直すつもりだ」
「……そうか。君の腕なら、きっとまた騎士に戻れる」
「そのときは――今度は先輩としてよろしく頼むな」
「ああ、もちろんだ!」
固く握手を交わすと、ラインハルトが舞台を去り、場面は転換される。
新たな照明が灯ると、そこはメイリンの屋敷の前。
舞踏会と同じ、淡い青のドレスに身を包んだメイリン役のメイが登場する。
何度見ても綺麗だ。舞台用のライトが彼女のドレスに反射して、まるで本物の貴族令嬢のように見える。
……でも、大丈夫。俺はもう冷静だ。最初のときみたいにドギマギしたりはしない。
俺は彼女の前に立ち、静かに項垂れる。
「……メイリン、実は――」
「話は聞いたよ」
「そうか……。俺は騎士じゃなくなってしまった。改めて騎士団の入団試験を受けるつもりではあるけれど……君の名誉を汚さないためにも、婚約は一旦白紙に――」
婚約解消を口にしかけた瞬間、彼女の手が俺の手をギュッと握った。
柔らかくて、でも意外と力強い。
「白紙になんて、しないよ」
俺は静かに顔を上げる。
「こんなときこそ支えるのが婚約者の務めだよ。騎士じゃなくても、ショーンはショーンじゃない。私にはそれで十分だよ」
メイの演技は舞台女優も顔負けするほど上手かった。演技じゃなくて本気なのではと錯覚するほどだった。
さっきまでの彼女も上手かったけど、今のこれは……別格だ。
――にしても、このメイリンって、すごくいい女だよな。
こんな女性が妻だったら、きっと幸せなんだろうな……。
ふいに脳裏に浮かんだのは、困難を乗り越えて、笑顔で寄り添う夫婦の姿。
一人は俺で、その隣にはリアルの姿のメイがいて――思わず自分で驚いた。
……いやいやいや、何を考えてんだ俺!
慌てて妄想を振り払い、目の前に浮かんでいるセリフに集中する。
「……ありがとう、メイリン。俺、頑張るから」
その言葉に、メイは静かに、でも力強くうなずいてくれた。
ここまでなら、ちょっと理不尽な運命に翻弄されつつも、信頼と絆で立ち上がる感動の物語――と、言えたかもしれない。
だが、俺は知っている。台本を最後まで読んだからこそ、わかっている。
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