国を追放された魔導士の俺。他国の王女から軍師になってくれと頼まれたから、伝説級の女暗殺者と女騎士を仲間にして国を救います。

登場人物等紹介【第1話開始時点】

◆第1話開始時点での登場人物紹介

キッド
　魔導士。緑の公国に仕え、宮廷魔導士を務めていたが、国を追放され、現在は山奥に籠っている。見た目は、痩躯のあまり冴えない外見。緑の公国に仕える前は、ミュウやジャンと共に冒険者をしていた。

ルルー
　紺の王国の王女。王位継承権第1位。茶色の髪をおさげにした少女。現王はルルーの父であるが、病床に臥しているため、現在国務は王女であるルルーが王に代わって行っている。

ミュウ
　緑の公国の騎士。緑の公国の三英雄の一人でもある。金の髪の美女。美しさと強さと清廉さに加え、少女の可愛さとあどけなさをも秘めている。緑の公国に仕える前は、キッドやジャンと共に冒険者をしていた。

ジャン
　緑の公国の騎士。緑の公国の三英雄の一人。次期公王候補。赤髪で端正な顔立ちをしている。出自は緑の公国の貴族。かつて、家を離れて、キッドやミュウと共に冒険者をしていたこともある。

シャドウウィンド
　その姿を見て生き延びた者はいないと言われた伝説級の暗殺者。二刀流の剣と魔法の腕はどちらも一流。冒険者時代のキッドやミュウはこのシャドウウィンドと戦い、撃退している。シャドウウィンドと戦って生き延びたのは二人が初めてである。なお、それ以降シャドウウィンドが現れたという記録はない。


◆第1話開始時点での国の紹介

紺の王国
　黒の帝国の南側に位置する小国。

緑の公国
　王族による世襲の統治をよしとしない貴族達によって興った国。帝国の西側に位置する。貴族会議で選ばれた貴族が公王となるが、世襲はしない。公王が退いた場合、新たな公王が貴族会議にて選出される。

黒の帝国
　北西地域にある大国。もともと、黒の王国であったが、現在の皇帝が王に即位した後、黒の帝国を名乗り、周辺地域に侵攻を開始した。それが契機となり、今の戦乱の時代が訪れることとなった。

紫の王国
　帝国の南側、紺の王国の東側に位置する国。勢力拡大を続ける黒の帝国に対抗するために、隣国である紺の王国への侵攻を計画している。