77 / 158
第75話 青の導士と白の聖王国の三本の矢
しおりを挟む
フィーユは倒れたまま地面に手をついて俯いた。
「フィー!」
聞きなれた声を近くに聞き、フィーユは顔を上げる。
目にしたのはフィーユの方に駆け寄ってくるグレイの姿だった。
(グレイ!? 女騎士と戦っていたはずじゃ――)
その女騎士はグレイの背後に迫っていた。
フィーユの危機を見て、サーラとの戦闘を放棄してフィーユに向かったグレイを、そのまま行かせるほどサーラは甘い剣士ではない。すぐに後を追い無防備なグレイの大きな背中に斬り付けた。
血が舞い、グレイは顔を歪ませるが、その足は止まらない。
フィーユはそのまま近づいてきたグレイに右腕一本で抱きかかえられた。
「グレイ! 背中、大丈夫なの!?」
グレイは応えない。
背中の傷はそこまで深くない。サーラとの距離を広くとっていたおかげで、一撃で斬り伏せられるほどまでは近づかれずにすんでいた。
しかし、グレイは理解している。フィーユを抱える動作をした分、足が緩んだ。一撃目で仕留められなかったサーラが、その間に追いつき、すぐに再び斬りかかってくるであろうことを。
グレイは後ろを振り向き、迫るサーラの姿を確認すると、短剣を握った左手を伸ばし、サーラの剣戟に対抗しようとする。
「――――!?」
グレイに抱えられながら、同じように後ろを向いたフィーユが声にならない悲鳴を上げる。
短剣を持ったままのグレイの左手が宙を舞っていた。
サーラという剣士は、フィーユを抱えたまま左手一本でどうにかできるような相手ではなかった。彼女の二撃目はグレイの左腕を一刀のもとに切断していた。
だが、グレイは悲鳴一つ上げない。肘の先が途中から失われた左腕を振り、自分の血しぶきをめくらましのようにサーラに向けて飛ばす。
腕を失った男からこの状況でそんな攻撃を受けるとは、さすがにサーラも思っていなかった。ふいに目の前に飛んできた血しぶきに、サーラは反射的に目を閉じてしまう。
グレイは不安定な態勢ながら、そのサーラをルブルックの方向に蹴りつけた。
肉体的なものだけでいえばサーラは身の軽い女性でしかない。2メートル近い大男であるグレイから不意打ち的に蹴り飛ばされてはひとたまりもなかった。その身体は文字通り、ルブルックの方へと飛んでいく。
魔導砲への弾の装填を終えていたルブルックは、サーラを無視して魔導砲を撃てば、グレイかフィーユか、どちらかを確実に仕留められただろう。だが、彼は引き金を引くよりもサーラを優先した。腕を広げ、自分の方に飛んでくるサーラを抱きとめにかかった――が、勢いを止めきれず、そのままサーラを抱きかかえたまま地面を転がる。
サーラを下にし、ルブルックがそれに覆い被さるような形で二人は止まった。
ルブルックが「大丈夫か?」と声をかけようとする前に、体の下のサーラから険しい顔で鋭い声が飛んでくる。
「ルブルック、何をしているの!? 敵が逃げるわよ!?」
(その様子だと大丈夫そうだな)
ルブルックはやれやれという顔をしながら身を起こす。
「礼の一つくらい期待してたんだがな!」
ルブルックはサーラを蹴り飛ばしたグレイ達の姿を追う。見れば、フィーユとグレイの二人がルブルックの馬に跨っていた。
「行かせるか!」
ルブルックはグレイに狙いを付けて魔導砲を放つ。
だが、その前にグレイは馬を走らせていた。距離があるのに加え、動く相手を狙うのは容易なことではない。ルブルックの弾は目標をそれていった。
「追いかける? 相手は二人乗り、私なら追いつけるわよ」
ルブルックが上からどいたおかげで動けるようになったサーラが続いて身を起こし、自分の馬に目を向ける。ルブルックの馬はグレイに取られ、グレイの馬はサーラが斬り、フィーユの馬は見当たらず、この場に残された馬はその1頭のみだが、一人乗りならば今からでも追いつくのは不可能ではない。
「……いや、やめておこう」
「ここで仕留めなくていいの?」
ルブルックの甘く思える判断にサーラは眉をひそめる。
「十分な手傷は負わせた。……それに、サーラがその馬に乗っていくと、俺の乗る馬がなくなってしまう」
なんとも気が抜けてしまう理由に、身構えていたサーラの肩の力が抜ける。
「……あなたがそう言うのなら、私は構わないんだけどね」
「俺にはまだ仕事があるからな。馬がなくては困る。……というわけで、悪いが、聖騎士団の後ろまで乗せて行ってくれるか?」
「……二人乗りする気?」
「馬が1頭しか残っていないんだから仕方ないだろ」
サーラが馬に乗った後、ルブルックもサーラに引っ張り上げてもらいその後ろに乗った。
ルブルックが落とされないよう、手をサーラの体の前に回してホールドすると、サーラが一瞬身を固くしたが、ルブルックはそれに気づかない。
「人の後ろに乗るのはなかなかスリルがあるな。あんまり揺らさないでくれよ」
「注文が多いわね。せいぜい落ちないように掴まってなさい」
サーラは後ろに人を乗せていることに構わないような勢いで馬を、すでに聖騎士団と青の王国兵とがぶつかり合っている戦場の中心へと向かわせた。
◆ ◆ ◆ ◆
フィーユを前に乗せたまま、グレイは自陣に向けて馬を走らせていた。
「フィー、すまんが腕の血を止めてくれるか」
「あっ、ごめん!」
フィーユは水の魔法で、先のなくなったグレイの左腕を覆った。魔法では傷の治療をできないが、圧力を高めた水を傷口に被せることで、消毒と同時に体内から溢れ出る血を止めるくらいのことはできる。
「どうなら追っては来ていないようだな。助かったな……」
後ろを確認したグレイの体から力が抜けるのをフィーユは背中で感じた。
「グレイ?」
フィーユの背中に感じていたグレイの固い感触がふっと消える。
気が付けば、意識を失ったグレイの体は馬の揺れで大きく横に傾き、地面に向かって落ちていくところだった。
「水よ!」
咄嗟にフィーユは魔法を発動させ、水のクッションでグレイの体を支えて馬から落ちないようにする。
「こんなとこで死なせないから!」
フィーユは、グレイの手から離れた手綱を掴み、強く力を込めて握ると、目に涙を滲ませながら馬をレリアナ達のもとへと急がせた。
◆ ◆ ◆ ◆
聖騎士団はすでに青の王国軍の陣形に食い込み、王国軍の重装歩兵隊を押し込んでいた。
初戦の敗北やロムス将軍の死を受けても聖騎士団は意気消沈することなく、激しい気勢で敵を屠っていく。
ルブルックを後ろに乗せたサーラは、その聖騎士団の背後に馬をつけた。
「これ以上近づくと聖騎士団から狙われるわ。時間をかければ後ろの別部隊から攻撃を受けるから急いでよ」
「安心しろ、すぐに終わらせる」
ルブルックは聖騎士団に向けて右手を掲げて魔力を練り上げていく。
敵部隊と距離が近いほど範囲魔法に巻き込める人数は増えるが、今回は二人乗りで機動力が落ちることを考えて距離を開けている。とはいえ、今回はそれで問題なかった。聖騎士団の前衛はすでに青の王国兵達の中にまで進撃している。そこまで範囲に入れては味方まで巻き込んでしまう。そのため、今回の狙いは聖騎士団の後衛の騎士達だけだった。
ルブルックは味方に被害が及ばない範囲を頭の中でイメージする。
「海王波斬撃!」
ルブルックから扇型に伸びる青い光が、まだ接敵していなかった聖騎士団後衛を飲み込み、吹き飛ばした。
「これで十分だ。引き上げるぞ、サーラ」
「了解!」
すでに聖王国兵には発見されている。聖騎士団とは違う部隊から兵が向かっているのを横目で見ながら、サーラは自陣に戻るために馬を走らせた。
ルブルックのこの一撃により、形勢は逆転した。
後衛をやられた聖騎士団は前後入れ替わりながら戦うことができなくなり、青の王国兵に押し返されていく。次第に負傷兵を抱えるだけで手いっぱいとなっていき、ついには聖騎士団が崩された。
他の聖王国部隊がその穴埋めに動いたが、一度失った勢いを取り戻すことはできなかった。むしろ海王波斬撃を見て歓声を上げた青の王国兵は、さらに勢いづき戦場を支配していく。
白の聖王国軍と青の王国軍の二度目の戦いは、またも青の王国軍の勝利に終わった。
これにより、青の王国軍はさらに勢力範囲を広げることとなった。
「フィー!」
聞きなれた声を近くに聞き、フィーユは顔を上げる。
目にしたのはフィーユの方に駆け寄ってくるグレイの姿だった。
(グレイ!? 女騎士と戦っていたはずじゃ――)
その女騎士はグレイの背後に迫っていた。
フィーユの危機を見て、サーラとの戦闘を放棄してフィーユに向かったグレイを、そのまま行かせるほどサーラは甘い剣士ではない。すぐに後を追い無防備なグレイの大きな背中に斬り付けた。
血が舞い、グレイは顔を歪ませるが、その足は止まらない。
フィーユはそのまま近づいてきたグレイに右腕一本で抱きかかえられた。
「グレイ! 背中、大丈夫なの!?」
グレイは応えない。
背中の傷はそこまで深くない。サーラとの距離を広くとっていたおかげで、一撃で斬り伏せられるほどまでは近づかれずにすんでいた。
しかし、グレイは理解している。フィーユを抱える動作をした分、足が緩んだ。一撃目で仕留められなかったサーラが、その間に追いつき、すぐに再び斬りかかってくるであろうことを。
グレイは後ろを振り向き、迫るサーラの姿を確認すると、短剣を握った左手を伸ばし、サーラの剣戟に対抗しようとする。
「――――!?」
グレイに抱えられながら、同じように後ろを向いたフィーユが声にならない悲鳴を上げる。
短剣を持ったままのグレイの左手が宙を舞っていた。
サーラという剣士は、フィーユを抱えたまま左手一本でどうにかできるような相手ではなかった。彼女の二撃目はグレイの左腕を一刀のもとに切断していた。
だが、グレイは悲鳴一つ上げない。肘の先が途中から失われた左腕を振り、自分の血しぶきをめくらましのようにサーラに向けて飛ばす。
腕を失った男からこの状況でそんな攻撃を受けるとは、さすがにサーラも思っていなかった。ふいに目の前に飛んできた血しぶきに、サーラは反射的に目を閉じてしまう。
グレイは不安定な態勢ながら、そのサーラをルブルックの方向に蹴りつけた。
肉体的なものだけでいえばサーラは身の軽い女性でしかない。2メートル近い大男であるグレイから不意打ち的に蹴り飛ばされてはひとたまりもなかった。その身体は文字通り、ルブルックの方へと飛んでいく。
魔導砲への弾の装填を終えていたルブルックは、サーラを無視して魔導砲を撃てば、グレイかフィーユか、どちらかを確実に仕留められただろう。だが、彼は引き金を引くよりもサーラを優先した。腕を広げ、自分の方に飛んでくるサーラを抱きとめにかかった――が、勢いを止めきれず、そのままサーラを抱きかかえたまま地面を転がる。
サーラを下にし、ルブルックがそれに覆い被さるような形で二人は止まった。
ルブルックが「大丈夫か?」と声をかけようとする前に、体の下のサーラから険しい顔で鋭い声が飛んでくる。
「ルブルック、何をしているの!? 敵が逃げるわよ!?」
(その様子だと大丈夫そうだな)
ルブルックはやれやれという顔をしながら身を起こす。
「礼の一つくらい期待してたんだがな!」
ルブルックはサーラを蹴り飛ばしたグレイ達の姿を追う。見れば、フィーユとグレイの二人がルブルックの馬に跨っていた。
「行かせるか!」
ルブルックはグレイに狙いを付けて魔導砲を放つ。
だが、その前にグレイは馬を走らせていた。距離があるのに加え、動く相手を狙うのは容易なことではない。ルブルックの弾は目標をそれていった。
「追いかける? 相手は二人乗り、私なら追いつけるわよ」
ルブルックが上からどいたおかげで動けるようになったサーラが続いて身を起こし、自分の馬に目を向ける。ルブルックの馬はグレイに取られ、グレイの馬はサーラが斬り、フィーユの馬は見当たらず、この場に残された馬はその1頭のみだが、一人乗りならば今からでも追いつくのは不可能ではない。
「……いや、やめておこう」
「ここで仕留めなくていいの?」
ルブルックの甘く思える判断にサーラは眉をひそめる。
「十分な手傷は負わせた。……それに、サーラがその馬に乗っていくと、俺の乗る馬がなくなってしまう」
なんとも気が抜けてしまう理由に、身構えていたサーラの肩の力が抜ける。
「……あなたがそう言うのなら、私は構わないんだけどね」
「俺にはまだ仕事があるからな。馬がなくては困る。……というわけで、悪いが、聖騎士団の後ろまで乗せて行ってくれるか?」
「……二人乗りする気?」
「馬が1頭しか残っていないんだから仕方ないだろ」
サーラが馬に乗った後、ルブルックもサーラに引っ張り上げてもらいその後ろに乗った。
ルブルックが落とされないよう、手をサーラの体の前に回してホールドすると、サーラが一瞬身を固くしたが、ルブルックはそれに気づかない。
「人の後ろに乗るのはなかなかスリルがあるな。あんまり揺らさないでくれよ」
「注文が多いわね。せいぜい落ちないように掴まってなさい」
サーラは後ろに人を乗せていることに構わないような勢いで馬を、すでに聖騎士団と青の王国兵とがぶつかり合っている戦場の中心へと向かわせた。
◆ ◆ ◆ ◆
フィーユを前に乗せたまま、グレイは自陣に向けて馬を走らせていた。
「フィー、すまんが腕の血を止めてくれるか」
「あっ、ごめん!」
フィーユは水の魔法で、先のなくなったグレイの左腕を覆った。魔法では傷の治療をできないが、圧力を高めた水を傷口に被せることで、消毒と同時に体内から溢れ出る血を止めるくらいのことはできる。
「どうなら追っては来ていないようだな。助かったな……」
後ろを確認したグレイの体から力が抜けるのをフィーユは背中で感じた。
「グレイ?」
フィーユの背中に感じていたグレイの固い感触がふっと消える。
気が付けば、意識を失ったグレイの体は馬の揺れで大きく横に傾き、地面に向かって落ちていくところだった。
「水よ!」
咄嗟にフィーユは魔法を発動させ、水のクッションでグレイの体を支えて馬から落ちないようにする。
「こんなとこで死なせないから!」
フィーユは、グレイの手から離れた手綱を掴み、強く力を込めて握ると、目に涙を滲ませながら馬をレリアナ達のもとへと急がせた。
◆ ◆ ◆ ◆
聖騎士団はすでに青の王国軍の陣形に食い込み、王国軍の重装歩兵隊を押し込んでいた。
初戦の敗北やロムス将軍の死を受けても聖騎士団は意気消沈することなく、激しい気勢で敵を屠っていく。
ルブルックを後ろに乗せたサーラは、その聖騎士団の背後に馬をつけた。
「これ以上近づくと聖騎士団から狙われるわ。時間をかければ後ろの別部隊から攻撃を受けるから急いでよ」
「安心しろ、すぐに終わらせる」
ルブルックは聖騎士団に向けて右手を掲げて魔力を練り上げていく。
敵部隊と距離が近いほど範囲魔法に巻き込める人数は増えるが、今回は二人乗りで機動力が落ちることを考えて距離を開けている。とはいえ、今回はそれで問題なかった。聖騎士団の前衛はすでに青の王国兵達の中にまで進撃している。そこまで範囲に入れては味方まで巻き込んでしまう。そのため、今回の狙いは聖騎士団の後衛の騎士達だけだった。
ルブルックは味方に被害が及ばない範囲を頭の中でイメージする。
「海王波斬撃!」
ルブルックから扇型に伸びる青い光が、まだ接敵していなかった聖騎士団後衛を飲み込み、吹き飛ばした。
「これで十分だ。引き上げるぞ、サーラ」
「了解!」
すでに聖王国兵には発見されている。聖騎士団とは違う部隊から兵が向かっているのを横目で見ながら、サーラは自陣に戻るために馬を走らせた。
ルブルックのこの一撃により、形勢は逆転した。
後衛をやられた聖騎士団は前後入れ替わりながら戦うことができなくなり、青の王国兵に押し返されていく。次第に負傷兵を抱えるだけで手いっぱいとなっていき、ついには聖騎士団が崩された。
他の聖王国部隊がその穴埋めに動いたが、一度失った勢いを取り戻すことはできなかった。むしろ海王波斬撃を見て歓声を上げた青の王国兵は、さらに勢いづき戦場を支配していく。
白の聖王国軍と青の王国軍の二度目の戦いは、またも青の王国軍の勝利に終わった。
これにより、青の王国軍はさらに勢力範囲を広げることとなった。
0
あなたにおすすめの小説
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜
大好き丸
ファンタジー
異世界「エデンズガーデン」。
広大な大地、広く深い海、突き抜ける空。草木が茂り、様々な生き物が跋扈する剣と魔法の世界。
ダンジョンに巣食う魔物と冒険者たちが日夜戦うこの世界で、ある冒険者チームから1人の男が追放された。
彼の名はレッド=カーマイン。
最強で最弱の男が織り成す冒険活劇が今始まる。
※この作品は「小説になろう、カクヨム」にも掲載しています。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
チートスキルより女神様に告白したら、僕のステータスは最弱Fランクだけど、女神様の無限の祝福で最強になりました
Gaku
ファンタジー
平凡なフリーター、佐藤悠樹。その人生は、ソシャゲのガチャに夢中になった末の、あまりにも情けない感電死で幕を閉じた。……はずだった! 死後の世界で彼を待っていたのは、絶世の美女、女神ソフィア。「どんなチート能力でも与えましょう」という甘い誘惑に、彼が願ったのは、たった一つ。「貴方と一緒に、旅がしたい!」。これは、最強の能力の代わりに、女神様本人をパートナーに選んだ男の、前代未聞の異世界冒険譚である!
主人公ユウキに、剣や魔法の才能はない。ステータスは、どこをどう見ても一般人以下。だが、彼には、誰にも負けない最強の力があった。それは、女神ソフィアが側にいるだけで、あらゆる奇跡が彼の味方をする『女神の祝福』という名の究極チート! 彼の原動力はただ一つ、ソフィアへの一途すぎる愛。そんな彼の真っ直ぐな想いに、最初は呆れ、戸惑っていたソフィアも、次第に心を動かされていく。完璧で、常に品行方正だった女神が、初めて見せるヤキモチ、戸惑い、そして恋する乙女の顔。二人の甘く、もどかしい関係性の変化から、目が離せない!
旅の仲間になるのは、いずれも大陸屈指の実力者、そして、揃いも揃って絶世の美女たち。しかし、彼女たちは全員、致命的な欠点を抱えていた! 方向音痴すぎて地図が読めない女剣士、肝心なところで必ず魔法が暴発する天才魔導士、女神への信仰が熱心すぎて根本的にズレているクルセイダー、優しすぎてアンデッドをパワーアップさせてしまう神官僧侶……。凄腕なのに、全員がどこかポンコツ! 彼女たちが集まれば、簡単なスライム退治も、国を揺るがす大騒動へと発展する。息つく暇もないドタバタ劇が、あなたを爆笑の渦に巻き込む!
基本は腹を抱えて笑えるコメディだが、物語は時に、世界の運命を賭けた、手に汗握るシリアスな戦いへと突入する。絶体絶命の状況の中、試されるのは仲間たちとの絆。そして、主人公が示すのは、愛する人を、仲間を守りたいという想いこそが、どんなチート能力にも勝る「最強の力」であるという、熱い魂の輝きだ。笑いと涙、その緩急が、物語をさらに深く、感動的に彩っていく。
王道の異世界転生、ハーレム、そして最高のドタバタコメディが、ここにある。最強の力は、一途な愛! 個性豊かすぎる仲間たちと共に、あなたも、最高に賑やかで、心温まる異世界を旅してみませんか? 笑って、泣けて、最後には必ず幸せな気持ちになれることを、お約束します。
【収納】スキルでダンジョン無双 ~地味スキルと馬鹿にされた窓際サラリーマン、実はアイテム無限収納&即時出し入れ可能で最強探索者になる~
夏見ナイ
ファンタジー
佐藤健太、32歳。会社ではリストラ寸前の窓際サラリーマン。彼は人生逆転を賭け『探索者』になるも、与えられたのは戦闘に役立たない地味スキル【無限収納】だった。
「倉庫番がお似合いだ」と馬鹿にされ、初ダンジョンでは荷物持ちとして追放される始末。
だが彼は気づいてしまう。このスキルが、思考一つでアイテムや武器を無限に取り出し、敵の魔法すら『収納』できる規格外のチート能力であることに!
サラリーマン時代の知恵と誰も思いつかない応用力で、地味スキルは最強スキルへと変貌する。訳ありの美少女剣士や仲間と共に、不遇だった男の痛快な成り上がり無双が今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる