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第119話 青の王国のセオドル
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廊下で護衛達による心理戦が展開されている一方、応接室の中ではルルー、キッド、セオドルの厳かな対談が行われていた。
王女の部屋のソファよりも華美な来客用のソファにかけたセオドルの対面に、ルルーとキッドが並んで座っている。
「セオドル王子、私達にお話があるとのことですが、どのようなご用件なのでしょうか?」
笑顔で尋ねるルルーの横で、キッドは渋い顔を浮かべて何やら思案していた。
(青の王国は、第1王子のセオドルと第2王子のレオンハルトとの後継者問題があると聞いている。順当に行けば長男であるセオドルが時期王となるのが筋だが、前王妃はセオドルを産んですぐに崩御され、次の王妃との間に生まれたのがレオンハルト。つまり二人は異母兄弟だ。王宮内では現王妃の影響力が強く、二人の後継者争いは混沌としているとの噂もある。青の王国が白の聖王国に攻め込んだのも、レオンハルトの力を国内外に示しためとの見方もあるくらいだ。今回、セオドルがこの地に来たのも、後継者問題に絡んでか? レオンハルトと違い、外交面でアピールするため? いや、それにしてはあまりにも秘密裡に動き過ぎているな。これでは国内的にもまったくアピールにならないだろう。……もしかして、後継者争いに敗れた時のことを考えて、亡命の算段という可能性もありうるか?)
キッドは失礼がない程度に対面の男に視線を向け、セオドルという男を値踏みする。
そのキッドの視線を受けても、セオドルは貴公子然たるスマイルを崩しはしない。
「今回、この地に参りましたのは、我が国と貴国との同盟についてお話するためです」
「――――!?」
「……同盟ですか?」
キッドは想定外の申し出に眉をひそめ、ルルーも訝しげな表情を浮かべる。
これまで紺の王国と青の王国の間に友好的な関係があったわけでもなく、唐突な同盟の提案は不可解というしかなかった。
「しかし、セオドル王子は個人的な外遊によるご訪問で、ライゼル王の命は何も受けておられないとおっしゃっていたはずでは?」
「はい。ですので、同盟のお話も、青の王国からの正式な申し出というわけでなく、時期も今すぐにというわけではありません」
ルルーの指摘にも表情を変えず笑みを浮かべたままのセオドルに、ルルーとキッドは思わず顔を見合わせた。二人ともセオドルの言っていることが理解できず困惑するしかない。
「……セオドル王子、おっしゃってる意味がよくわからないのですが? 青の王国からの正式な申し出ではないというのはどういうことですか?」
「父のライゼルはこのことに関与しておらず、あくまで私個人からの提案ということです」
「……失礼ですが、セオドル様は、今は王子というお立場です。セオドル様が王というお立場ならば、そのような申し出に対して我が国も正式に検討することになりますが、王子の独断によるお話ということであれば、申し訳ありませんが、我が国としては王宮内で議論することさえかないません」
ルルーは相手の心証を悪くすることを承知の上でそう言い切った。セオドルの話はどう考えても外交と言えるレベルの代物ではない。
だが、ルルーにそう言われてもセオドルは、気にした様子も見せなかった。
「ええ、もちろん、それはわかっています。国と国の話ならとても馬鹿げた申し出だと私も思います。ルルー王女が憤慨されるのも当然でしょう。ですが、今、私がしたいのは国同士の話ではなく、個人と個人の話なのです」
セオドルの顔から笑みが消え、真剣なものに変わった。
「私は我が青の王国とこの紺の王国とが争うのを望んではいません。我が父王も含め、大国の王は皆、自国によるこの島の統一を目指しています。ですが、ルルー殿、そしてキッド殿は必ずしもそういったお考えではないと私は見ています。黒の帝国の侵攻により乱世が始まりましたが、国と国との絆による天下泰平がありえると私は思っています。ですので、私が王となり、青の王国と紺の王国とが国境を接するようになれば、まずは両国間で不戦協定を結び、やがてはそれを同盟へと発展させたいと考えています」
熱く語ってみせるセオドルから、ルルーは偽りの気配を感じはしなかった。
ルルーとて必ずしも紺の王国による統一を目指しているわけではない。同盟により無駄な争いなく平和を得られるのなら、むしろそちらを望んでいる。そのため、セオドルの申し出はルルーの理想に反するものではない。だが、ルルーには一つ引っ掛かることがあった。
「……セオドル王子は、我が国と青の王国が国境を接するようになればとおっしゃいましたが、それは青の王国が白の聖王国を征服すればということでしょうか?」
青の王国の西には白の聖王国、北には赤の王国が存在している。青の王国と紺の王国が国境を接するということは、少なくとも白か赤、どちらかの国が征服されることを意味している。現状、青の王国と争っているのは白の聖王国だ。セオドルの言葉を素直に取るのならば、青の王国が白の聖王国を征服し、紺の王国と国境が接するようになった際の話をしているということになる。
「両国が国境を接する可能性はそれだけではないと思いますが?」
セオドルは再びにこやかな顔に戻ってそう言った。
確かに、可能性ならば、紺の王国が赤の王国を征服して、紺と青の国境が接するということもありえる。とはいえ、紺の王国は現状赤の王国から3度も侵攻を受け、防戦を続けている状況だ。紺の王国が大国である赤の王国に対して、ここから攻勢を仕掛けて、赤の王国を征服する時のことを今から心配してこんな提案をしてきているとはとても思えなかった。
(セオドル王子は、私がキッドさんとルイセさんを白の聖王国に援軍として向かわせたことを知り、青の王国との関係を悪化させたくないのならこれ以上、白の聖王国と青の王国との戦いに介入するなと釘を刺しに来たのでしょうか?)
ルルーはセオドルの真意を探ろうとするが、その笑顔の仮面の下にある本心は、まだまだ経験不足のルルーに見抜けそうになかった。
「……我が紺の王国は白の聖王区と正式な関係は結んでおりませんが、私は聖王レリアナ様と懇意にさせていただいています。そして、二人のこの関係が、両国の関係にまで広がれば良いと思っております」
それは、青の王国よりも白の聖王国を取るというルルーの強気のメッセージだった。
ルルーはこれによりセオドルとの対談がここで物別れに終わっても仕方ないと覚悟を決めてそこまで言い切った。
だが、セオドルはまるでルルーの意を介していないかのように、さらなる笑みを浮かべる。
「それはとてもよいことだと思います。ですので、私もルルー王女、そしてキッド殿とそのような関係を結べればと思っています」
ルルーとキッドは再び困惑した顔で顔を見合わせる。
(私の言いたいことが伝わらなかったのでしょうか?)
(いいえ。それを理解した上で言っていると思います。その真意までは読めませんが……)
ルルーとキッドは視線だけで会話のやりとりをする。二人の関係はそれができるくらいにまでには深まっていた。とはいえ、視線で簡単なやりとりができても、セオドルの心が読めない状況は変わらない。
今度はキッドが再びセオドルに顔を向けて口を開く。
「……ところで、セオドル王子。ルルー王女はともかく、なぜ私ともなんでしょうか? 私はただの軍師にすぎません。王子が関係を構築するには役者不足かと思いますが?」
「ご謙遜を。この国の政の最終決定はルルー王女がすべてなさっていますが、そこに至る道筋を整えていらっしゃるのはキッド殿だとお見受けしています。それにルルー王女のご決断には、キッド殿の助言が大きく影響しているとも思っています。だとしたら、ルルー王女とキッド殿はもは切っても切り離せぬ関係と言えるでしょう。これからの世のことをお話させていただくのなら、お二人一緒にと考えるのは当然のことかと」
(――――!! この人、まるで私の心を見透かしているかのようによく見抜いています! 私に近しい人ならともかく、私と初めて会ったというのにどうしてそこまでわかっているんですか!?)
(……なかなか鋭い分析力だ。理想論を語っているだけの王子ではないということか。だとしたら、さっきまでの言葉はどこまでが本気で、何をその裏で考えているというんだ?)
いまだ笑顔を続けるセオドルという男の底が測れず、二人は彼をただ見つめることしかできない。
「今回はお二人とこうして直接お話できて嬉しく思います。今の私はたいして力のない王子に過ぎません。お二人もご存じのことと思いますが、我が国は後継者問題で揺れており、私も第一王子でありながら、次の王位が約束されているわけではないという、お恥ずかしいばかりの立場です。ですが、私は他国の王と違い、この世の乱れを誰よりも憂う者であるということを、お二人には少しでもわかっていただきたい」
「……将来的な同盟に関するお話につきましては、現段階ではイエスともノーとも言いかねます。ですが、セオドル様の想いは受け取ったつもりです」
自らの危うい立場を赤裸々に語るセオドルにほだされたわけではないが、ルルーは出来るだけの誠意を返した。怪しむべき点はあるが、争いのある今の世を嘆くセオドルのその言葉をルルーは信じたいと思った。
「ありがとうございます、ルルー王女」
セオドルは立ち上がり、ルルーに右手を差し出す。
ルルーもそれに応じ、立ち上がり握手を交わした。
次にキッドの前にも右手が差し出され、ルルー同様キッドもそれに応じる。
こうして、紺の王国の王女と青の王国の王子との話は終わった。
具体的に何か両国間で取り決めがされたわけではないが、ルルーとキッド、二人の胸中に、セオドルという男が深く印象付けられたことだけは間違いなかった。
王女の部屋のソファよりも華美な来客用のソファにかけたセオドルの対面に、ルルーとキッドが並んで座っている。
「セオドル王子、私達にお話があるとのことですが、どのようなご用件なのでしょうか?」
笑顔で尋ねるルルーの横で、キッドは渋い顔を浮かべて何やら思案していた。
(青の王国は、第1王子のセオドルと第2王子のレオンハルトとの後継者問題があると聞いている。順当に行けば長男であるセオドルが時期王となるのが筋だが、前王妃はセオドルを産んですぐに崩御され、次の王妃との間に生まれたのがレオンハルト。つまり二人は異母兄弟だ。王宮内では現王妃の影響力が強く、二人の後継者争いは混沌としているとの噂もある。青の王国が白の聖王国に攻め込んだのも、レオンハルトの力を国内外に示しためとの見方もあるくらいだ。今回、セオドルがこの地に来たのも、後継者問題に絡んでか? レオンハルトと違い、外交面でアピールするため? いや、それにしてはあまりにも秘密裡に動き過ぎているな。これでは国内的にもまったくアピールにならないだろう。……もしかして、後継者争いに敗れた時のことを考えて、亡命の算段という可能性もありうるか?)
キッドは失礼がない程度に対面の男に視線を向け、セオドルという男を値踏みする。
そのキッドの視線を受けても、セオドルは貴公子然たるスマイルを崩しはしない。
「今回、この地に参りましたのは、我が国と貴国との同盟についてお話するためです」
「――――!?」
「……同盟ですか?」
キッドは想定外の申し出に眉をひそめ、ルルーも訝しげな表情を浮かべる。
これまで紺の王国と青の王国の間に友好的な関係があったわけでもなく、唐突な同盟の提案は不可解というしかなかった。
「しかし、セオドル王子は個人的な外遊によるご訪問で、ライゼル王の命は何も受けておられないとおっしゃっていたはずでは?」
「はい。ですので、同盟のお話も、青の王国からの正式な申し出というわけでなく、時期も今すぐにというわけではありません」
ルルーの指摘にも表情を変えず笑みを浮かべたままのセオドルに、ルルーとキッドは思わず顔を見合わせた。二人ともセオドルの言っていることが理解できず困惑するしかない。
「……セオドル王子、おっしゃってる意味がよくわからないのですが? 青の王国からの正式な申し出ではないというのはどういうことですか?」
「父のライゼルはこのことに関与しておらず、あくまで私個人からの提案ということです」
「……失礼ですが、セオドル様は、今は王子というお立場です。セオドル様が王というお立場ならば、そのような申し出に対して我が国も正式に検討することになりますが、王子の独断によるお話ということであれば、申し訳ありませんが、我が国としては王宮内で議論することさえかないません」
ルルーは相手の心証を悪くすることを承知の上でそう言い切った。セオドルの話はどう考えても外交と言えるレベルの代物ではない。
だが、ルルーにそう言われてもセオドルは、気にした様子も見せなかった。
「ええ、もちろん、それはわかっています。国と国の話ならとても馬鹿げた申し出だと私も思います。ルルー王女が憤慨されるのも当然でしょう。ですが、今、私がしたいのは国同士の話ではなく、個人と個人の話なのです」
セオドルの顔から笑みが消え、真剣なものに変わった。
「私は我が青の王国とこの紺の王国とが争うのを望んではいません。我が父王も含め、大国の王は皆、自国によるこの島の統一を目指しています。ですが、ルルー殿、そしてキッド殿は必ずしもそういったお考えではないと私は見ています。黒の帝国の侵攻により乱世が始まりましたが、国と国との絆による天下泰平がありえると私は思っています。ですので、私が王となり、青の王国と紺の王国とが国境を接するようになれば、まずは両国間で不戦協定を結び、やがてはそれを同盟へと発展させたいと考えています」
熱く語ってみせるセオドルから、ルルーは偽りの気配を感じはしなかった。
ルルーとて必ずしも紺の王国による統一を目指しているわけではない。同盟により無駄な争いなく平和を得られるのなら、むしろそちらを望んでいる。そのため、セオドルの申し出はルルーの理想に反するものではない。だが、ルルーには一つ引っ掛かることがあった。
「……セオドル王子は、我が国と青の王国が国境を接するようになればとおっしゃいましたが、それは青の王国が白の聖王国を征服すればということでしょうか?」
青の王国の西には白の聖王国、北には赤の王国が存在している。青の王国と紺の王国が国境を接するということは、少なくとも白か赤、どちらかの国が征服されることを意味している。現状、青の王国と争っているのは白の聖王国だ。セオドルの言葉を素直に取るのならば、青の王国が白の聖王国を征服し、紺の王国と国境が接するようになった際の話をしているということになる。
「両国が国境を接する可能性はそれだけではないと思いますが?」
セオドルは再びにこやかな顔に戻ってそう言った。
確かに、可能性ならば、紺の王国が赤の王国を征服して、紺と青の国境が接するということもありえる。とはいえ、紺の王国は現状赤の王国から3度も侵攻を受け、防戦を続けている状況だ。紺の王国が大国である赤の王国に対して、ここから攻勢を仕掛けて、赤の王国を征服する時のことを今から心配してこんな提案をしてきているとはとても思えなかった。
(セオドル王子は、私がキッドさんとルイセさんを白の聖王国に援軍として向かわせたことを知り、青の王国との関係を悪化させたくないのならこれ以上、白の聖王国と青の王国との戦いに介入するなと釘を刺しに来たのでしょうか?)
ルルーはセオドルの真意を探ろうとするが、その笑顔の仮面の下にある本心は、まだまだ経験不足のルルーに見抜けそうになかった。
「……我が紺の王国は白の聖王区と正式な関係は結んでおりませんが、私は聖王レリアナ様と懇意にさせていただいています。そして、二人のこの関係が、両国の関係にまで広がれば良いと思っております」
それは、青の王国よりも白の聖王国を取るというルルーの強気のメッセージだった。
ルルーはこれによりセオドルとの対談がここで物別れに終わっても仕方ないと覚悟を決めてそこまで言い切った。
だが、セオドルはまるでルルーの意を介していないかのように、さらなる笑みを浮かべる。
「それはとてもよいことだと思います。ですので、私もルルー王女、そしてキッド殿とそのような関係を結べればと思っています」
ルルーとキッドは再び困惑した顔で顔を見合わせる。
(私の言いたいことが伝わらなかったのでしょうか?)
(いいえ。それを理解した上で言っていると思います。その真意までは読めませんが……)
ルルーとキッドは視線だけで会話のやりとりをする。二人の関係はそれができるくらいにまでには深まっていた。とはいえ、視線で簡単なやりとりができても、セオドルの心が読めない状況は変わらない。
今度はキッドが再びセオドルに顔を向けて口を開く。
「……ところで、セオドル王子。ルルー王女はともかく、なぜ私ともなんでしょうか? 私はただの軍師にすぎません。王子が関係を構築するには役者不足かと思いますが?」
「ご謙遜を。この国の政の最終決定はルルー王女がすべてなさっていますが、そこに至る道筋を整えていらっしゃるのはキッド殿だとお見受けしています。それにルルー王女のご決断には、キッド殿の助言が大きく影響しているとも思っています。だとしたら、ルルー王女とキッド殿はもは切っても切り離せぬ関係と言えるでしょう。これからの世のことをお話させていただくのなら、お二人一緒にと考えるのは当然のことかと」
(――――!! この人、まるで私の心を見透かしているかのようによく見抜いています! 私に近しい人ならともかく、私と初めて会ったというのにどうしてそこまでわかっているんですか!?)
(……なかなか鋭い分析力だ。理想論を語っているだけの王子ではないということか。だとしたら、さっきまでの言葉はどこまでが本気で、何をその裏で考えているというんだ?)
いまだ笑顔を続けるセオドルという男の底が測れず、二人は彼をただ見つめることしかできない。
「今回はお二人とこうして直接お話できて嬉しく思います。今の私はたいして力のない王子に過ぎません。お二人もご存じのことと思いますが、我が国は後継者問題で揺れており、私も第一王子でありながら、次の王位が約束されているわけではないという、お恥ずかしいばかりの立場です。ですが、私は他国の王と違い、この世の乱れを誰よりも憂う者であるということを、お二人には少しでもわかっていただきたい」
「……将来的な同盟に関するお話につきましては、現段階ではイエスともノーとも言いかねます。ですが、セオドル様の想いは受け取ったつもりです」
自らの危うい立場を赤裸々に語るセオドルにほだされたわけではないが、ルルーは出来るだけの誠意を返した。怪しむべき点はあるが、争いのある今の世を嘆くセオドルのその言葉をルルーは信じたいと思った。
「ありがとうございます、ルルー王女」
セオドルは立ち上がり、ルルーに右手を差し出す。
ルルーもそれに応じ、立ち上がり握手を交わした。
次にキッドの前にも右手が差し出され、ルルー同様キッドもそれに応じる。
こうして、紺の王国の王女と青の王国の王子との話は終わった。
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