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第2章 色んな種族さん!こんにちは〜材料集め編ー空色の革布〜
間話 都子の昔話~動物園編⑤~
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間話 都子の昔話~動物園編⑤~
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異世界転移してから、何度も小さかった頃の夢をみる。
また今回も…
この日は料理コンテストの前日で、時間内に料理を作れるか確認したり、味付けの調整をしたりと…慣れない事ばかりで疲れが溜まっていて、
その日の夜は…
「…明日…コンテストだ……すぅ」
ベッドに入った瞬間、すぐに意識を失い夢の世界へと旅立った。
ーーーーー
ーーーーー
今回の夢の内容は…どうやらクロ君に首を噛まれた後の様子だった。
「グスッ グスッ クロ君…」
自宅のソファに座って啜り泣いてる7歳の私。首には包帯が巻かれていて『なんで、どうして』って何度も呟いてた。
その両隣には、お父さんとお母さんが私を優しく宥めている。
父「都子…よしよし。もう大丈夫だから。」
お父さんは私を安心させる為、頭を優しく撫でていた。その優しい手つきに私は落ち着きを取り戻す。
母「青さん…都子…ごめんなさい。私のせいであなた達を巻き込んでしまった…」
一方、お母さんは悲痛な表情で私の手を握り、うなだれている。この時は分からなかった。何故お母さんは私達に謝ってるのかだなんて。
父「ミリゼ…君のせいじゃないよ。君は今もNo.96の計画を必死に止めようとしているじゃないか。」
母「でも…都子に怪我を…」
父「それはオイラの監督不足が原因だ。…オイラがNo.96の事をもっと理解していれば、防げていたはずだ。ごめんな…都子。」
お母さんに続いてお父さんも私に謝って、ギュッと抱きしめた。
数秒抱きしめた後、私から離れて、お母さんに向けてこう言った。
父「ミリゼ、もう都子をNo.96に会わせるのはやめよう。これ以上はどうなるか…」
「……!!」
お父さんの言葉に驚いた。『会わせるのをやめる。』だなんて…えっ…クロ君にはもう会えないの?…クロ君の事は…今はとても怖い。また食べられるんじゃないかって。でも…
母「えぇ。前々から考えていたわ。…最初から間違っていたのよ。人間と動物の共存だなんて。もっと早くから止めるべきだった。」
でも…でもっ!このままクロ君の気持ちを聞かずにお別れするのは…もっと嫌だ。
母「都子…今まで巻き込んでごめんね。怖い思いをさせてごめんね。もうクロ君とは…」
「……もう一回だけ。」
母「都子…?」
「クロ君にゴメンナサイしたい。私のせいでクロ君…怒らせちゃったから。お母さん。お父さん。…これでお終いにする。」
お願い…と私は2人に向けて、わがままを言った。クロ君に会うのが難しい事ぐらい…子供ながら分かっていた。会う時間も日数も決められていたから。
父「ミリゼ…」
母「青さん…大丈夫。私も同じ意見よ。」
お父さんとお母さんは、互いに顔を見合わせて、笑みをこぼして、私に向けてこう言った。
母「都子、クロ君に会うのは構わない。けれど…これで最後になるわ。また今回は防護服を着る事。それでも良いかしら?」
父「プラスして、面会にオイラ達も付き添う。都子とクロ君を見守る為だ。」
クロ君に会えるなら…当然、私の答えは既に決まっていた。
「うん、もちろん!ありがとうお母さん!お父さん!」
ダメ元で聞いたお願いがオッケーをもらえた!嬉しさのあまり、2人めがけて抱きついた。
ーーーーー
ーーーーー
私は、あの日の事をずっと後悔している。
もしも、あの日…
「もう1回、クロ君に会いたい。」とワガママを言わず…お母さんの言う事を素直に聞いていたら…
お父さんとお母さんは…死ぬ事なんてなかったから。
間話 都子の昔話~動物園編 終了
→ 間話 都子の昔話~燃えさかる動物園編へ続く
間話 都子の昔話~動物園編⑤~
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異世界転移してから、何度も小さかった頃の夢をみる。
また今回も…
この日は料理コンテストの前日で、時間内に料理を作れるか確認したり、味付けの調整をしたりと…慣れない事ばかりで疲れが溜まっていて、
その日の夜は…
「…明日…コンテストだ……すぅ」
ベッドに入った瞬間、すぐに意識を失い夢の世界へと旅立った。
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今回の夢の内容は…どうやらクロ君に首を噛まれた後の様子だった。
「グスッ グスッ クロ君…」
自宅のソファに座って啜り泣いてる7歳の私。首には包帯が巻かれていて『なんで、どうして』って何度も呟いてた。
その両隣には、お父さんとお母さんが私を優しく宥めている。
父「都子…よしよし。もう大丈夫だから。」
お父さんは私を安心させる為、頭を優しく撫でていた。その優しい手つきに私は落ち着きを取り戻す。
母「青さん…都子…ごめんなさい。私のせいであなた達を巻き込んでしまった…」
一方、お母さんは悲痛な表情で私の手を握り、うなだれている。この時は分からなかった。何故お母さんは私達に謝ってるのかだなんて。
父「ミリゼ…君のせいじゃないよ。君は今もNo.96の計画を必死に止めようとしているじゃないか。」
母「でも…都子に怪我を…」
父「それはオイラの監督不足が原因だ。…オイラがNo.96の事をもっと理解していれば、防げていたはずだ。ごめんな…都子。」
お母さんに続いてお父さんも私に謝って、ギュッと抱きしめた。
数秒抱きしめた後、私から離れて、お母さんに向けてこう言った。
父「ミリゼ、もう都子をNo.96に会わせるのはやめよう。これ以上はどうなるか…」
「……!!」
お父さんの言葉に驚いた。『会わせるのをやめる。』だなんて…えっ…クロ君にはもう会えないの?…クロ君の事は…今はとても怖い。また食べられるんじゃないかって。でも…
母「えぇ。前々から考えていたわ。…最初から間違っていたのよ。人間と動物の共存だなんて。もっと早くから止めるべきだった。」
でも…でもっ!このままクロ君の気持ちを聞かずにお別れするのは…もっと嫌だ。
母「都子…今まで巻き込んでごめんね。怖い思いをさせてごめんね。もうクロ君とは…」
「……もう一回だけ。」
母「都子…?」
「クロ君にゴメンナサイしたい。私のせいでクロ君…怒らせちゃったから。お母さん。お父さん。…これでお終いにする。」
お願い…と私は2人に向けて、わがままを言った。クロ君に会うのが難しい事ぐらい…子供ながら分かっていた。会う時間も日数も決められていたから。
父「ミリゼ…」
母「青さん…大丈夫。私も同じ意見よ。」
お父さんとお母さんは、互いに顔を見合わせて、笑みをこぼして、私に向けてこう言った。
母「都子、クロ君に会うのは構わない。けれど…これで最後になるわ。また今回は防護服を着る事。それでも良いかしら?」
父「プラスして、面会にオイラ達も付き添う。都子とクロ君を見守る為だ。」
クロ君に会えるなら…当然、私の答えは既に決まっていた。
「うん、もちろん!ありがとうお母さん!お父さん!」
ダメ元で聞いたお願いがオッケーをもらえた!嬉しさのあまり、2人めがけて抱きついた。
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私は、あの日の事をずっと後悔している。
もしも、あの日…
「もう1回、クロ君に会いたい。」とワガママを言わず…お母さんの言う事を素直に聞いていたら…
お父さんとお母さんは…死ぬ事なんてなかったから。
間話 都子の昔話~動物園編 終了
→ 間話 都子の昔話~燃えさかる動物園編へ続く
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