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第1章 ようこそ!獣人の国クモード王国へ
第2話 ようこそ!クモード王国へ!…の件について①
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第2話 ようこそ!クモード王国へ!…の件について①
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⁇?「ありがとう…私を助けてくれて…ありがとう…」
女性は瞳を潤ませながら、私の手をきゅっと握る。握られている手は微かに震えていたのが分かった。
…このお姉さん…今までよっぽど怖い思いをしてきたんだろうな。ならっ…!ここはひとつ面白いギャグでも言って和ませよ。
彼女の前で大きく手を広げてみた。
???「えっと…恩人さん?」
「怖い思いをしたなら…私の身体をかします!贅肉が良いクッション代わりになって、リラクゼーション効果が得られますよ。……なんちゃって」
???「……っうぅ…とても怖かったです」だきっ
「………おっ」
意外にも女性は私に抱きついてくれた。あっ…フローラルの良い香りが…ふわっと…
女性の良い香りにドギマギしながら…私が次に取るべき行動を考えた…これは…頭を撫でて落ち着かせる流れではないのかと…
少し背伸びをして…女性の頭を撫でようとした途端…城の中で何かを落とす音がした。
ドスン!
びっくりして振り返ると…
???「なっなっ…」
王族衣装を身を包んだ男性がワナワナと震えていた。ちなみに狼の耳と尻尾が付いている。
???「……浮気か…ルビー(涙)…」
おっと…なんか変な勘違いをしているぞ。この男性。私…女なのに…どうしてそう見えた?
ルビー「浮気!?リッリール国王っなっ何をおっしゃってっ…違います!!」
ルビーさんは前に出て私を守るように両手を広げた。
ルビー「この子は私の命の恩人です!!」
リール「……命の恩人…だと?!本当かっ!」
ルビー「はいっ証拠にじっ地面を見てください。」
リール「地面を…!!なんだっ!この魔力がこもったナイフは!」
リール王子はナイフを見つけ、拾い上げると…【手から炎を出して】ナイフを燃やした。
ゴォォォォォ…バチッバチ
やがてナイフは黒焦げになり、最終的には粉々になって跡形も無くなった。
「………」
いやいや待って待って!可笑しいって!!
……私は何を見せられているのかな??ありえない!手から炎を出すなんてっ人間に出来る芸当じゃないよ!!
いや…炎出す以前に…服装も景色もファンタジー要素満載!極め付けはこの2人の動物耳が生きているように動いている。
つまり…この世界は……
リール「よくもっ俺の女にっ……すまないお嬢さん」くるっ
ナイフを粉々にし終えた男性は私に振り向くと笑顔でこう言った。
リール「ルビーを助けれくれてありがとうな。お礼をしなくては…その前に…初めまして俺はリール・ブランシェ。クモード王国の国王だ!」
クモード王国…聞いた事がない。
リール国王の自己紹介で確定した。
私…『異世界』へ転移したんだと。
第2話 ようこそ!クモード王国へ!…の件について①
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⁇?「ありがとう…私を助けてくれて…ありがとう…」
女性は瞳を潤ませながら、私の手をきゅっと握る。握られている手は微かに震えていたのが分かった。
…このお姉さん…今までよっぽど怖い思いをしてきたんだろうな。ならっ…!ここはひとつ面白いギャグでも言って和ませよ。
彼女の前で大きく手を広げてみた。
???「えっと…恩人さん?」
「怖い思いをしたなら…私の身体をかします!贅肉が良いクッション代わりになって、リラクゼーション効果が得られますよ。……なんちゃって」
???「……っうぅ…とても怖かったです」だきっ
「………おっ」
意外にも女性は私に抱きついてくれた。あっ…フローラルの良い香りが…ふわっと…
女性の良い香りにドギマギしながら…私が次に取るべき行動を考えた…これは…頭を撫でて落ち着かせる流れではないのかと…
少し背伸びをして…女性の頭を撫でようとした途端…城の中で何かを落とす音がした。
ドスン!
びっくりして振り返ると…
???「なっなっ…」
王族衣装を身を包んだ男性がワナワナと震えていた。ちなみに狼の耳と尻尾が付いている。
???「……浮気か…ルビー(涙)…」
おっと…なんか変な勘違いをしているぞ。この男性。私…女なのに…どうしてそう見えた?
ルビー「浮気!?リッリール国王っなっ何をおっしゃってっ…違います!!」
ルビーさんは前に出て私を守るように両手を広げた。
ルビー「この子は私の命の恩人です!!」
リール「……命の恩人…だと?!本当かっ!」
ルビー「はいっ証拠にじっ地面を見てください。」
リール「地面を…!!なんだっ!この魔力がこもったナイフは!」
リール王子はナイフを見つけ、拾い上げると…【手から炎を出して】ナイフを燃やした。
ゴォォォォォ…バチッバチ
やがてナイフは黒焦げになり、最終的には粉々になって跡形も無くなった。
「………」
いやいや待って待って!可笑しいって!!
……私は何を見せられているのかな??ありえない!手から炎を出すなんてっ人間に出来る芸当じゃないよ!!
いや…炎出す以前に…服装も景色もファンタジー要素満載!極め付けはこの2人の動物耳が生きているように動いている。
つまり…この世界は……
リール「よくもっ俺の女にっ……すまないお嬢さん」くるっ
ナイフを粉々にし終えた男性は私に振り向くと笑顔でこう言った。
リール「ルビーを助けれくれてありがとうな。お礼をしなくては…その前に…初めまして俺はリール・ブランシェ。クモード王国の国王だ!」
クモード王国…聞いた事がない。
リール国王の自己紹介で確定した。
私…『異世界』へ転移したんだと。
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