無表情な黒豹騎士に懐かれたら、元の世界に戻れなくなりました!〜個性豊かな獣人の国からコンニチハ!〜

カントリー

文字の大きさ
21 / 68
第1章 ようこそ!獣人の国クモード王国へ

第4話 和食パワーで黒豹騎士と仲良くなる件について③

しおりを挟む
…………………………………………
第4話 和食パワーで黒豹騎士と仲良くなる件について③
…………………………………………

「配膳ありがとうございます!ルビーちゃん、ツバルさん、ニャリンガさん。後は私に任せてください」にっこり

何ともない様に笑顔を見せているけど、内面は心臓がドッキドキ!!決して!きゃっ♡ダークさんって素敵♡とかじゃない!!!

先程のダークさんが唸っている場面を見た事により、今更ながら危機感が湧いてしまった…唸る姿は…肉食獣そのもの…

嫌なタイミングで小さい頃、動物園の黒豹に迫られた記憶を思い出だして、更なる恐怖が積み重なった。

なんで!このタイミングでっ!!
…そう私も3人と同様…ダークさんメッチャ怖っ!!の状態に…

相変わらず彼は無表情だけど、耳と尻尾は猫の様に逆立っていて、怒っているのは私でも気づいた。


ルビー「ヨーグルちゃんっありがとう(涙)」

ツバル「後は任せた!僕たちは壁で見守ってるよ」

ニャリンガ「何かあったら、即!料理長を呼ぶににゃ!!」


3人それぞれの想いを叫ぶと、すぐに壁際へ走り出した。

ちょっ!!3人とも私を置いてかないでっ…私だって!!…あぁ、顔を青ざめてブンブン首を横に振っているよ…

私よりメッチャ怯えてるじゃん…

…わっ分かったから、そんな涙目にならないでっ…

状況を見てルビーちゃん、ツバルさん、ニャリンガさんは戦闘不能。覚悟を決めて私はダークさんと会話を試みる事にした。


「お待たせしました。ミソスープを持ってきました。それと合わせてホカホカの白ご飯と漬物も食べてみて下さい。」

それぞれの品物を机に置いて、ダークさんの様子を伺う。

ダーク「………」スンスン

彼は品物の匂いを嗅ぐと目を細めた。おもむろにミソスープが入ったお椀を持つ。

ダーク「……頂く」

ミソスープに口をつけると、彼はカッと目を開き、尻尾をゆらゆらと振りだした。これは…もしかして喜んでいらっしゃる?!

ダーク「…うまい…」

ダークさんは一言そう呟くと、続け様に白ご飯と漬物もガツガツ食べ始めた。

おぉすごい食べっぷり…よほど「和食」が気に入ったのかな。こころなしか笑みを浮かべている様に見える。

あっ…耳もピコピコ動いている。


「お口にあえて良かったです!」ほっ

ダーク「…………」

うぉぉぉ良かったぁぁ…怒りが縮小している!!みんなっやったよ!肉食獣の怒りをおさめたよ←失礼

壁際にいるルビーちゃん達にサムズアップをした。

3人も心なしかホッとした表情でサムズアップを返してくれた。



ーーーー
ーーーー



この後…

ダークさんはと言うと…気に入ったのか、ミソスープを3杯おかわりしてくれて

全ての料理をたいらげると、私にお金と綺麗な宝石を手渡した。

ダーク「馳走になった。次も頼む」

「えっ?!受け取れっ……!!わぁぁ嬉しいです。チップですね!!ありがとうございますぅぅ」怯え

お金と宝石は…ダークさんに睨まれたような気がして…受け取ってしまった。チップにしては豪華すぎるよ。近いうちにちゃんと返そう。

ダーク「…また明日。」

大袈裟に喜ぶ私を見て満足してから、食堂場から出て行った。

ダークさんが見えなくなった瞬間、ドッと疲労感が増した。働いて1週目でこの対応はハードすぎない?!

まあ…何がともあれ大事にならなくて良かった。…仕事場は厨房だし2度と会う事は……あっあれ…頼むって??また明日って??

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

行き遅れのお節介令嬢、氷の公爵様と結婚したら三人娘の母になりました

鳥柄ささみ
恋愛
お節介焼きで困っている人を放っておけないシアは、数多のご令嬢達から人気の令嬢だ。毎日ファンレターが届き、社交界に出れば令嬢に取り囲まれるほどである。 けれど、それに反比例するように男性からの人気はなく、二十七だというのに嫁の貰い手もないため、毎日母から小言をもらっていた。 そんなある日のこと、突然公爵家から縁談の話が。 シアは公爵家がなぜ自分に縁談など持ち掛けるのかと訝しく思いつつ話を受けると、なんと公爵の後妻として三人の娘の母代わりになれと言われる。 困惑するも、自分へ縁談を持ちかけた理由を聞いて、お節介なシアは嫁ぐこと決めたのだった。 夫になるレオナルドはイケメンなのに無表情で高圧的。三人の娘も二女のアンナを除いて長女のセレナも三女のフィオナもとても反抗的。 そんな中でもお節介パワーを発揮して、前向きに奮闘するシアの物語。 ※他投稿サイトにも掲載中

隣国のモフモフ騎士団長様、番ではない私でよろしいのですか?

こころ ゆい
恋愛
ジャスミン・リーフェント。二十歳。 歴史あるリーフェント公爵家の一人娘だが、 分厚い眼鏡に地味な装い、常に本を読んでいる変わり者。皆が自分のことをそう言っているのは知っていた。 モーリャント王国の王太子殿下、コーネル・モーリャントとの婚約が王命で決まってから十三年。王妃教育を終えても婚姻は進まず、宙ぶらりん状態。 そんな中、出席した舞踏会でいつも通り他の女性をエスコートする王太子殿下。 それだけならまだ良かったが、あろうことか王太子の連れた女性が事件を巻き起こす。その最中で言い渡された婚約破棄。 「....婚約破棄、お受けいたします」 そのあと、ジャスミンは一人旅に出てある人物と出会った。 これは、婚約破棄された女性が獣人国で知らぬうちに番と出会い、運命に翻弄されていく物語。

【完】麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜

こころ ゆい
恋愛
※完結しました!皆様のおかげです!ありがとうございました! ※既に完結しておりますが、番外編②加筆しました!(2025/10/17)  狼獣人、リードネストの番(つがい)として隣国から攫われてきたモモネリア。  突然知らない場所に連れてこられた彼女は、ある事情で生きる気力も失っていた。  だが、リードネストの献身的な愛が、傷付いたモモネリアを包み込み、徐々に二人は心を通わせていく。  そんなとき、二人で訪れた旅先で小さなドワーフ、ローネルに出会う。  共に行くことになったローネルだが、何か秘密があるようで?  自分に向けられる、獣人の深い愛情に翻弄される番を描いた、とろ甘溺愛ラブストーリー。

【恋愛】目覚めたら何故か騎士団長の腕の中でした。まさかの異世界トリップのようです?

梅花
恋愛
日下美南(くさかみなみ)はある日、ひょんなことから異世界へとトリップしてしまう。 そして降り立ったのは異世界だったが、まさかの騎士団長ベルゴッドの腕の中。 何で!? しかも、何を思ったのか盛大な勘違いをされてしまって、ベルゴッドに囲われ花嫁に? 堅物騎士団長と恋愛経験皆無の喪女のラブロマンス?

ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…

ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。 一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。 そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。 読んでいただけると嬉しいです。

じゃない方の私が何故かヤンデレ騎士団長に囚われたのですが

カレイ
恋愛
 天使な妹。それに纏わりつく金魚のフンがこの私。  両親も妹にしか関心がなく兄からも無視される毎日だけれど、私は別に自分を慕ってくれる妹がいればそれで良かった。  でもある時、私に嫉妬する兄や婚約者に嵌められて、婚約破棄された上、実家を追い出されてしまう。しかしそのことを聞きつけた騎士団長が何故か私の前に現れた。 「ずっと好きでした、もう我慢しません!あぁ、貴方の匂いだけで私は……」  そうして、何故か最強騎士団長に囚われました。

英雄の番が名乗るまで

長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。 大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。 ※小説家になろうにも投稿

【完結】たれ耳うさぎの伯爵令嬢は、王宮魔術師様のお気に入り

楠結衣
恋愛
華やかな卒業パーティーのホール、一人ため息を飲み込むソフィア。 たれ耳うさぎ獣人であり、伯爵家令嬢のソフィアは、学園の噂に悩まされていた。 婚約者のアレックスは、聖女と呼ばれる美少女と婚約をするという。そんな中、見せつけるように、揃いの色のドレスを身につけた聖女がアレックスにエスコートされてやってくる。 しかし、ソフィアがアレックスに対して不満を言うことはなかった。 なぜなら、アレックスが聖女と結婚を誓う魔術を使っているのを偶然見てしまったから。 せめて、婚約破棄される瞬間は、アレックスのお気に入りだったたれ耳が、可愛く見えるように願うソフィア。 「ソフィーの耳は、ふわふわで気持ちいいね」 「ソフィーはどれだけ僕を夢中にさせたいのかな……」 かつて掛けられた甘い言葉の数々が、ソフィアの胸を締め付ける。 執着していたアレックスの真意とは?ソフィアの初恋の行方は?! 見た目に自信のない伯爵令嬢と、伯爵令嬢のたれ耳をこよなく愛する見た目は余裕のある大人、中身はちょっぴり変態な先生兼、王宮魔術師の溺愛ハッピーエンドストーリーです。 *全16話+番外編の予定です *あまあです(ざまあはありません) *2023.2.9ホットランキング4位 ありがとうございます♪

処理中です...