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第1章 ようこそ!獣人の国クモード王国へ
第13話 元の世界へ戻る方法が見つかった件について②
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第13話 元の世界へ戻る方法が見つかった件について②
……………………………………………………
「…まずは、この4冊から探そう。見つかると良いな。」
あれから30分後…異世界転移に関連した本を3冊選び終わり、本を両手で抱え込み、座席へ向かった。
カツ カツ(足音)
カツ
「……(あっルビーちゃん)」
座席にはルビーちゃんが先に座っていて、本を読んでいた。ただ…彼女の両隣に置いている山積みの本…グラグラしているような。衝撃を与えないように移動を…。
そろー…と振動を出さないよう席つき、ルビーちゃんの様子を伺った。
すると…ルビーちゃんは『!!』という感じの驚いた表情となり、椅子から勢いよく立ち上がる。
ガタンッ!!!
立ち上がった振動で山積みの本が揺れ出してしまった。…あ…このままだと…まずい!ルビーちゃん!!!
「危ないっ…」
バサバサバサバサーー!!
私が駆け寄る前に山積みの本は雪崩のように崩れて、彼女を覆い被さった。そっそんな…ルビーちゃん軽いから本の重さでペシャンコに…早く掘り起こさないと!!
「ルビーちゃん!!」
ルビー「見つけたわ!!」ガバ!!
予想に反して、ルビーちゃんは本の山から勢いよく起き上がり、私と目が合うと興奮した様子で衝撃的な内容を言葉にした。
ルビー「ちょうど良かった都子ちゃん!見つけわよ。【元の世界へ戻る方法】!!」
……今なんと…「元の世界へ戻る方法」って言ったよね…
「えっ…本当?!まだ探し始めて1時間も立ってないのに…早い!!ありがとうございます。ルビーちゃん!!」
ルビー「うふふ、もっと褒めて良いわよ。…ただぁ…」しゅん…
「ただ?」
…何だろう。良くない事を見つけたのかな?少しドキマギしながら、彼女の言葉を待つと…
ドタ ドタ ドタ ドタ
ドタ ドタ ドタ
ドタ ドタ
突然、こちらに向かってくる足音が聞こえて。勢いよく扉が開いた。
バンッ!!(扉が開く音)
リール「大きな音がしたが、大丈夫か!!2人とも!!」
ルビー「リール国王!本日はメチル街の視察のはずじゃ?!」
足音の正体はリール国王だった。彼は急いで走ったのか、少し息を切らしていた。
……………………………………………………
………………………………
…………………………………………
【散らばった本を片付け中】
リール「さあて、俺の出番だな。」
ルビー「リール国王っ!散らばった本はこの私が原因なので、手を煩わせるには……って!ぇぇぇぇ!!」
リール「こんな重たいの。ルビーと都子ちゃんに持たせるわけにいかないだろ。」
ひょっいと数十冊の本をリール国王は軽々と持ち上げた。
リール「俺に任せとけって。あっ惚れても良いぞ。ルビー!」
ルビー「ほっ…惚れっ?!////~~私も片付けますっ」
ウィンクするリール国王、彼を見て頬をピンク色に染めるルビーちゃん。2人の様子を見て、何だか小●ちゃんキャンディーが食べたくなった。
…………………………………………
……………………………………………………
………………………………
3人でいや…殆どリール国王が本を机に整頓した後、話を再開した。
リール「つまり、ルビーは都子ちゃんの世界へ行く方法を見つけたと…」
「はいっこの本に【元の世界へ戻る方法】を見つけました。」
パラ パラパラ(ページを開く音)
ルビーちゃんは該当のページを開き、私たちに見せた。ページにはこの様に記載されていた。
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【元の世界へ戻る方法】
迷い込んでしまった異世界人へ
この本を手にした事は異世界人若しくは彼らの友人だね。
ここでは私が見つけた。元の世界に戻る方法をいくつか紹介をするね。
ひとつ。牡丹王国の「暁の社」。
この場所は⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎に繋がっているが、どこに繋がっているのか不明。
ふたつ。パンド王国の「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」。
この場所は色んな世界に繋がっている。しかしながら、生きた者が辿り着ける確率は低い。
みっつ。クモード王国の「ラピスラズリの森ー月夜の泉」満月の夜に、あるアイテムを身につけ、泉の前に立つと元の世界へ戻る事ができるよ。
私のおすすめは、クモード王国の「ラピスラズリの森ー月夜の泉」だよ。あるアイテムの作り方は別冊にまとめて、この書物室の何処かに隠しているよ。
見つける方法は⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎。
最後に本を見たら元の場所に戻し、協力者以外は内緒にする事。特に貴方に対して重い感情を持つ人に伝えてはいけない。
伝えたら最後…私の様に2度と元の世界へ帰れなくなるから。
まもなく、私はあの人に見つかる。…あぁ…故郷の遠江国に帰りたかった…長屋の皆んなに、ただいまって言いたかったな。
どうか貴方だけは私の様にならないで。
この情報が貴方の手助けになります様に。
最初の異世界転移者 雨森 澄香
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第13話 元の世界へ戻る方法が見つかった件について②
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「…まずは、この4冊から探そう。見つかると良いな。」
あれから30分後…異世界転移に関連した本を3冊選び終わり、本を両手で抱え込み、座席へ向かった。
カツ カツ(足音)
カツ
「……(あっルビーちゃん)」
座席にはルビーちゃんが先に座っていて、本を読んでいた。ただ…彼女の両隣に置いている山積みの本…グラグラしているような。衝撃を与えないように移動を…。
そろー…と振動を出さないよう席つき、ルビーちゃんの様子を伺った。
すると…ルビーちゃんは『!!』という感じの驚いた表情となり、椅子から勢いよく立ち上がる。
ガタンッ!!!
立ち上がった振動で山積みの本が揺れ出してしまった。…あ…このままだと…まずい!ルビーちゃん!!!
「危ないっ…」
バサバサバサバサーー!!
私が駆け寄る前に山積みの本は雪崩のように崩れて、彼女を覆い被さった。そっそんな…ルビーちゃん軽いから本の重さでペシャンコに…早く掘り起こさないと!!
「ルビーちゃん!!」
ルビー「見つけたわ!!」ガバ!!
予想に反して、ルビーちゃんは本の山から勢いよく起き上がり、私と目が合うと興奮した様子で衝撃的な内容を言葉にした。
ルビー「ちょうど良かった都子ちゃん!見つけわよ。【元の世界へ戻る方法】!!」
……今なんと…「元の世界へ戻る方法」って言ったよね…
「えっ…本当?!まだ探し始めて1時間も立ってないのに…早い!!ありがとうございます。ルビーちゃん!!」
ルビー「うふふ、もっと褒めて良いわよ。…ただぁ…」しゅん…
「ただ?」
…何だろう。良くない事を見つけたのかな?少しドキマギしながら、彼女の言葉を待つと…
ドタ ドタ ドタ ドタ
ドタ ドタ ドタ
ドタ ドタ
突然、こちらに向かってくる足音が聞こえて。勢いよく扉が開いた。
バンッ!!(扉が開く音)
リール「大きな音がしたが、大丈夫か!!2人とも!!」
ルビー「リール国王!本日はメチル街の視察のはずじゃ?!」
足音の正体はリール国王だった。彼は急いで走ったのか、少し息を切らしていた。
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【散らばった本を片付け中】
リール「さあて、俺の出番だな。」
ルビー「リール国王っ!散らばった本はこの私が原因なので、手を煩わせるには……って!ぇぇぇぇ!!」
リール「こんな重たいの。ルビーと都子ちゃんに持たせるわけにいかないだろ。」
ひょっいと数十冊の本をリール国王は軽々と持ち上げた。
リール「俺に任せとけって。あっ惚れても良いぞ。ルビー!」
ルビー「ほっ…惚れっ?!////~~私も片付けますっ」
ウィンクするリール国王、彼を見て頬をピンク色に染めるルビーちゃん。2人の様子を見て、何だか小●ちゃんキャンディーが食べたくなった。
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3人でいや…殆どリール国王が本を机に整頓した後、話を再開した。
リール「つまり、ルビーは都子ちゃんの世界へ行く方法を見つけたと…」
「はいっこの本に【元の世界へ戻る方法】を見つけました。」
パラ パラパラ(ページを開く音)
ルビーちゃんは該当のページを開き、私たちに見せた。ページにはこの様に記載されていた。
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【元の世界へ戻る方法】
迷い込んでしまった異世界人へ
この本を手にした事は異世界人若しくは彼らの友人だね。
ここでは私が見つけた。元の世界に戻る方法をいくつか紹介をするね。
ひとつ。牡丹王国の「暁の社」。
この場所は⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎に繋がっているが、どこに繋がっているのか不明。
ふたつ。パンド王国の「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」。
この場所は色んな世界に繋がっている。しかしながら、生きた者が辿り着ける確率は低い。
みっつ。クモード王国の「ラピスラズリの森ー月夜の泉」満月の夜に、あるアイテムを身につけ、泉の前に立つと元の世界へ戻る事ができるよ。
私のおすすめは、クモード王国の「ラピスラズリの森ー月夜の泉」だよ。あるアイテムの作り方は別冊にまとめて、この書物室の何処かに隠しているよ。
見つける方法は⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎。
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伝えたら最後…私の様に2度と元の世界へ帰れなくなるから。
まもなく、私はあの人に見つかる。…あぁ…故郷の遠江国に帰りたかった…長屋の皆んなに、ただいまって言いたかったな。
どうか貴方だけは私の様にならないで。
この情報が貴方の手助けになります様に。
最初の異世界転移者 雨森 澄香
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