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17章 龍球王国 前編
297、オオトリ家
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「それじゃまずはここから行こうか」
アキマサに連れられてやって来た大きな屋敷は、アキマサがレッドたちに提供してくれた屋敷よりもさらに輪をかけて大きく見えた。壁が凄まじく長い。入り口に近付くまで何のための仕切りかと思っていたが、それが一つの大きな屋敷であることを知った時は度肝を抜かれた。
「うへぇっ広い。どっかの城の外周くらいあるんじゃないかな?」
「それは言い過ぎです」
レッドの言葉にモミジがツッコむ。
「いやいや、そう見えちまうのも仕方ないぜ。なにせこの国一番の大金持ちの家だからな」
その言葉にグルガンも興味を持って尋ねる。
「あのマークはなんだ? 鳥が炎に巻かれているように見えるが……」
「あれはオオトリ家の家紋だ。不死鳥と呼ばれる伝説の鳥が炎の中から復活する様子が描かれているのさ」
「ほう? 家紋だったのか。由緒正しい家柄のようだ。確か貴公の屋敷にもあったな。あれには月とウサギが描かれていた」
「おっ! よく見てんなぁ。そいつはリクゴウ家の家紋だ。神秘的だろ? これから行く家々にはそれぞれ家紋があるから楽しみにしといてくれよ」
そう言いながら大きな門の右端に付いた人1人通れるくらいの小さな門をドンドンと叩いた。
一歩下がって待っていると程なくして小さいながらも重そうな扉が内側に開き、使用人と思われるやせ型の初老の男性が顔を覗かせた。
「おやっ? これはこれはリクゴウ様。お待たせして申し訳ございません。本日は何かホウヨク様とお約束などされていましたでしょうか?」
「いや、していないさ。元気にしてたか? じーじ」
「はい、この通りに。少しお待ちいただけますか? ホウヨク様にお目通りをお願いして参ります」
「頼む」
じーじと呼ばれた男性は会釈をして一旦下がる。レッドは何も言わずとも伝わる初老の男性とアキマサとの『つーかー』の間柄に憧れを抱いた。尊敬とも取れる眼差しに気付いたアキマサは照れくさそうに微笑む。
「いや、ははっ……古い間柄なんだ」
「良いですねそういうのっ。世代を越えた昔からの友人なんて持てる人の方が少ないですよっ」
「ああまぁ。俺たち龍球の民はあんまり外に行ったりしないから自然と交友が深くなっちまうのさ。その分、嫌われたりしたら大変だけどな」
「へぇ~。アレン君が言ってたみんなが優しいってのは信頼関係の上になり立ってるものなんですね」
「おっ! 良いこと言うね。正にその通りだ。レッドたちも今の自然体のままならすぐに受け入れてもらえるさ」
アキマサが上機嫌になったところで大きい方の門が開かれる。開かれたその先に立っていたのは2mを超える大男。
「おぉっ! アキマサっ!! 久しぶりではないかっ!!」
男の名はホウヨク=オオトリ。筋骨隆々で快活な男は手を広げて迎え入れる。
「おうっ! ホウヨクっ! お前に合わせたい奴らが居たから連れて来たっ!」
「そうかそうかっ! 客人共々歓迎しようっ!」
ホウヨクの手招きに応じ、屋敷へと入る。
レッドはリクゴウ家の屋敷と比べながら造りや装飾品などに感動していたが、モミジはあまりいい顔をしていない。それに気付いたグルガンは何かあるのかと不安になり小声で尋ねる。
「……面白くなさそうな顔をしているようだが、何かあるのか?」
「あ、いや全然。そういうわけでは……まぁ、個人的に……」
モミジは恥ずかしそうに俯く。その時、背後から「あ~~~っ!!」と耳をつんざく声が響き渡った。
その声に振り向くと、ホウヨクと同じくオレンジのメッシュが入った燃えるような赤髪の小柄な少女が立っていた。
長くパーマ掛かった髪の癖もホウヨクにそっくりで、大男をかわいい少女にしたような存在。
ツリ目に赤いアイメイク、長いまつ毛、ホウヨクに似たオレンジ掛かった緋色の瞳。フワフワの白いショーテールと赤を基調とした豪華な服を身に纏っている。
「アキマサ様ではありませんかっ! お約束通りあたくしの屋敷に来ていただいたのですねっ!」
「おぅっ! アゲハっ! お邪魔してるぜっ!」
アゲハ=オオトリ。ホウヨクの10個下の妹。
年の頃は10代前半とかなり若いが、小柄で華奢な割に大きな双丘が布を押し上げ、立派な女性であることを強調する。
パァッと花咲いたように嬉しそうに走り寄るアゲハ。動くたびに弾む2つのたわわな胸を見てモミジは口を真一文字に結んだ。
「あらっ? モミジもいらしてたのね。ご機嫌いかが?」
「うぐっ……ま、まぁまぁってとこ」
「あらあら。少しは成長していることを願いますわ。腕も胸も」
「なっ!? このっ!……ふんっ! 余計なお世話っ!」
ツンとするモミジと勝ち誇るアゲハ。その後すぐに猫なで声になりながらアキマサにすり寄る。
「アキマサ様ぁ~っずっとお待ちしてましたのよ~?」
「すまんすまん。最近忙しくてなぁ。久方ぶりに戻ったばかりなんだ」
「そうでしたの? それは大変でございましたね。今日は、その……お、お泊りになられたりされるのですか?」
アゲハは腰をくねらせもじもじしながらアキマサを上目遣いで誘惑する。
「はしたないぞアゲハっ! お前にはまだ誘惑は早いっ!」
「なっ!? あたくしだってもう大人ですわっ!」
「だとしても兄様はまだお前の嫁入りを許したりなどしないからなっ!」
「そんなのあたくしの勝手ですわっ!」
急な兄弟喧嘩にあわあわするレッド。アキマサはアゲハの頭をポンポンと軽く叩き、アゲハの目線と合わせるように屈む。
「兄貴の言う通りだ。まだアゲハには勉強してもらわなきゃいけないことがたくさんある。今が一番成長にいい時期なんだ。嫁いじまったら勉学に励む暇がなくなっちまう。アゲハには知見を広げて多くを学んで欲しい」
「アキマサ様……。畏まりました。あたくしあなた様に相応しい女になりますわ」
「それは光栄だ。お前に気に入られて俺も鼻が高い。だけどよ、外に目を向ければもっと良い男も見つかるかもしれないぜ? 例えばこういう奴らとか」
そうしてレッドたちに指を差す。アゲハは一気に訝しい顔になってレッドたちを睨み付けた。
「……どなたですの?」
「えっ?…… あっ、お、俺は……」
レッドが答えるよりも早くアキマサが「自己紹介は奥の間でっ!」と言って遮る。ホウヨクとアゲハに連れられて奥の間へと到着したレッドたちは互いに自己紹介を交わし、すぐさま本題へと入った。
アキマサに連れられてやって来た大きな屋敷は、アキマサがレッドたちに提供してくれた屋敷よりもさらに輪をかけて大きく見えた。壁が凄まじく長い。入り口に近付くまで何のための仕切りかと思っていたが、それが一つの大きな屋敷であることを知った時は度肝を抜かれた。
「うへぇっ広い。どっかの城の外周くらいあるんじゃないかな?」
「それは言い過ぎです」
レッドの言葉にモミジがツッコむ。
「いやいや、そう見えちまうのも仕方ないぜ。なにせこの国一番の大金持ちの家だからな」
その言葉にグルガンも興味を持って尋ねる。
「あのマークはなんだ? 鳥が炎に巻かれているように見えるが……」
「あれはオオトリ家の家紋だ。不死鳥と呼ばれる伝説の鳥が炎の中から復活する様子が描かれているのさ」
「ほう? 家紋だったのか。由緒正しい家柄のようだ。確か貴公の屋敷にもあったな。あれには月とウサギが描かれていた」
「おっ! よく見てんなぁ。そいつはリクゴウ家の家紋だ。神秘的だろ? これから行く家々にはそれぞれ家紋があるから楽しみにしといてくれよ」
そう言いながら大きな門の右端に付いた人1人通れるくらいの小さな門をドンドンと叩いた。
一歩下がって待っていると程なくして小さいながらも重そうな扉が内側に開き、使用人と思われるやせ型の初老の男性が顔を覗かせた。
「おやっ? これはこれはリクゴウ様。お待たせして申し訳ございません。本日は何かホウヨク様とお約束などされていましたでしょうか?」
「いや、していないさ。元気にしてたか? じーじ」
「はい、この通りに。少しお待ちいただけますか? ホウヨク様にお目通りをお願いして参ります」
「頼む」
じーじと呼ばれた男性は会釈をして一旦下がる。レッドは何も言わずとも伝わる初老の男性とアキマサとの『つーかー』の間柄に憧れを抱いた。尊敬とも取れる眼差しに気付いたアキマサは照れくさそうに微笑む。
「いや、ははっ……古い間柄なんだ」
「良いですねそういうのっ。世代を越えた昔からの友人なんて持てる人の方が少ないですよっ」
「ああまぁ。俺たち龍球の民はあんまり外に行ったりしないから自然と交友が深くなっちまうのさ。その分、嫌われたりしたら大変だけどな」
「へぇ~。アレン君が言ってたみんなが優しいってのは信頼関係の上になり立ってるものなんですね」
「おっ! 良いこと言うね。正にその通りだ。レッドたちも今の自然体のままならすぐに受け入れてもらえるさ」
アキマサが上機嫌になったところで大きい方の門が開かれる。開かれたその先に立っていたのは2mを超える大男。
「おぉっ! アキマサっ!! 久しぶりではないかっ!!」
男の名はホウヨク=オオトリ。筋骨隆々で快活な男は手を広げて迎え入れる。
「おうっ! ホウヨクっ! お前に合わせたい奴らが居たから連れて来たっ!」
「そうかそうかっ! 客人共々歓迎しようっ!」
ホウヨクの手招きに応じ、屋敷へと入る。
レッドはリクゴウ家の屋敷と比べながら造りや装飾品などに感動していたが、モミジはあまりいい顔をしていない。それに気付いたグルガンは何かあるのかと不安になり小声で尋ねる。
「……面白くなさそうな顔をしているようだが、何かあるのか?」
「あ、いや全然。そういうわけでは……まぁ、個人的に……」
モミジは恥ずかしそうに俯く。その時、背後から「あ~~~っ!!」と耳をつんざく声が響き渡った。
その声に振り向くと、ホウヨクと同じくオレンジのメッシュが入った燃えるような赤髪の小柄な少女が立っていた。
長くパーマ掛かった髪の癖もホウヨクにそっくりで、大男をかわいい少女にしたような存在。
ツリ目に赤いアイメイク、長いまつ毛、ホウヨクに似たオレンジ掛かった緋色の瞳。フワフワの白いショーテールと赤を基調とした豪華な服を身に纏っている。
「アキマサ様ではありませんかっ! お約束通りあたくしの屋敷に来ていただいたのですねっ!」
「おぅっ! アゲハっ! お邪魔してるぜっ!」
アゲハ=オオトリ。ホウヨクの10個下の妹。
年の頃は10代前半とかなり若いが、小柄で華奢な割に大きな双丘が布を押し上げ、立派な女性であることを強調する。
パァッと花咲いたように嬉しそうに走り寄るアゲハ。動くたびに弾む2つのたわわな胸を見てモミジは口を真一文字に結んだ。
「あらっ? モミジもいらしてたのね。ご機嫌いかが?」
「うぐっ……ま、まぁまぁってとこ」
「あらあら。少しは成長していることを願いますわ。腕も胸も」
「なっ!? このっ!……ふんっ! 余計なお世話っ!」
ツンとするモミジと勝ち誇るアゲハ。その後すぐに猫なで声になりながらアキマサにすり寄る。
「アキマサ様ぁ~っずっとお待ちしてましたのよ~?」
「すまんすまん。最近忙しくてなぁ。久方ぶりに戻ったばかりなんだ」
「そうでしたの? それは大変でございましたね。今日は、その……お、お泊りになられたりされるのですか?」
アゲハは腰をくねらせもじもじしながらアキマサを上目遣いで誘惑する。
「はしたないぞアゲハっ! お前にはまだ誘惑は早いっ!」
「なっ!? あたくしだってもう大人ですわっ!」
「だとしても兄様はまだお前の嫁入りを許したりなどしないからなっ!」
「そんなのあたくしの勝手ですわっ!」
急な兄弟喧嘩にあわあわするレッド。アキマサはアゲハの頭をポンポンと軽く叩き、アゲハの目線と合わせるように屈む。
「兄貴の言う通りだ。まだアゲハには勉強してもらわなきゃいけないことがたくさんある。今が一番成長にいい時期なんだ。嫁いじまったら勉学に励む暇がなくなっちまう。アゲハには知見を広げて多くを学んで欲しい」
「アキマサ様……。畏まりました。あたくしあなた様に相応しい女になりますわ」
「それは光栄だ。お前に気に入られて俺も鼻が高い。だけどよ、外に目を向ければもっと良い男も見つかるかもしれないぜ? 例えばこういう奴らとか」
そうしてレッドたちに指を差す。アゲハは一気に訝しい顔になってレッドたちを睨み付けた。
「……どなたですの?」
「えっ?…… あっ、お、俺は……」
レッドが答えるよりも早くアキマサが「自己紹介は奥の間でっ!」と言って遮る。ホウヨクとアゲハに連れられて奥の間へと到着したレッドたちは互いに自己紹介を交わし、すぐさま本題へと入った。
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