「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜

大好き丸

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6章

53、地竜の復讐

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「ギャオオオォォッ!!」

 ドラゴンの咆哮が響き渡る。寝静まった街トルメルンは寝耳に水の事態に騒然となっていた。

「すぐに避難してください!繰り返します!すぐに避難を……!!」

 一般市民は逃げ惑い、街の中央にある避難場所へと駆け込む。衛兵たちは避難誘導に人員をき、滞在していた冒険者たちはほぼ全員ドラゴン襲撃に備えて街の外に布陣した。

「なぁこれってさ……あれだよな」
「ドラゴンっつったら……なぁ?」

 冒険者たちは武器を構えながら口々に言い合う。当然昼頃に起こったディロンのドラゴン単独撃破のことだ。
 この近辺にあるダンジョンの1つに地竜の巣が存在する。予想では15~20階層まであるとされるダンジョンで、10階層以降に住み着いている頂点捕食者。
 岩のようなゴツゴツとした鱗。翼はないが、土の中を移動するのに特化した鋭く大きな爪。頭にはドリルを想起させる一本角。アースドラゴンとも呼ばれ、ドラゴン族随一の頑強さを誇る。空を飛ばないドラゴンなので地上戦がメインだ。
 冒険者にとって空中戦を強いられる風竜や水中戦に持ち込まれる海竜に比べれば地竜は戦いやすい部類だ。強すぎて勝ち目がないという点を除けば。

「でもまさかドラゴンを倒したらカチコミ入れてくるなんて思わねぇだろ?!どうすんだよこれっ!」
「いや、ドラゴンを倒した話は他にもあるだろ。今回だけが特別ってことだ……」
「んだ?そりゃもしかして殺っちまったドラゴンがヤバかったってことか?」
「仮にそうだとしてだ!なんでドラゴン相手に戦わなきゃいけないんだ?!俺たちは傷一つ付けてないってのに!!」

 冒険者たちは口々に死にたくないと呟く。経験を積んだベテランチームもドラゴン相手と聞いて震え上がる。一方的に囲んで攻撃するなら話は別だが、真正面から街を守るためにその身をさらさなければならない。それも竜殺しドラゴンスレイヤーの称号を手に入れた男の尻拭いのために。

「……はなからオメーらに期待なんざしてねぇよ」

 グチグチとさえずる冒険者たちの背後にいつの間に居たのかディロンが立っていた。全員が驚きのあまり目を剥いて距離を取る。

「ディ……ディロン=ディザスター……!?」
「とっとと下がれ。目障りだ」

 ディロンはギロリと睨み付けた後、地面を踏み抜いて飛んだ。平地から4~5mを超える跳躍。森という障害物を飛び越えていく物理法則を無視したような動きは、控えめに言って超人である。

「「「おぉ……!」」」

 観客席で演者の宙返りを見る一般客のようなリアクションをしながら呆然と立ち尽くす。レッドとオリーも例にもれず最後尾でその様子を見ていた。

「……すごいなぁ。単独で突っ込んでいけるなんて人間やめてるよ……」
『ちょっとレッド!何をそんなに落ち着いているんですか?!ドラゴンを単独撃破出来る実力を持っていても相手が悪すぎます!助けに行きましょう!』
「えぇっ?!……俺には無理だよ。勝ち目なんてないだろ?」
「そんなことはない。レッドなら地竜の1頭や2頭余裕で倒せる」
『ほら!オリーだってこう言ってますよ!』
「いや、持ち上げすぎでしょ……でもみんな行く気はないみたいだな……」

 レッドはそわそわし始める。行こうか行くまいか悩んでいるのだ。レッドだけならきっと行かなかっただろうが今はオリーがいる。チラチラと視線を感じたオリーはニコッと微笑んで見せた。

「私はいつでも行けるぞ。レッドが決めてくれ」

 悩んでいたレッドの心をオリーの笑顔が絆した。

「……行こう」
『そうこなくては!』

 ミルレースはパチンと指を鳴らした。



 ゴゴゴッと地を鳴らし、トルメルンに向けてやって来る地竜。地を這う6頭は森の木々をなぎ倒しながら、同族殺しの復讐のために練り歩く。

「行けぇっ!!あたいらのサミュエルを食い殺した人間を滅殺するのだ!!」

 一際大きな地竜に仁王立ちの人型生物。額に大きな一本角。成長途上と取れる幼い体に褐色の肌。全身を這う白い刺青タトゥーのような模様に大事なところを隠すような鱗の配置。銀色の長髪をたなびかせ、猫のように愛らしい生意気そうな顔。
 見た目は女児だが中身は頂点捕食者。その名も地竜王ウルラドリス。地竜族の長がダンジョンの最奥から堂々と姿を現した。

「ギャウオオオォォッ!!」
「そうだハビエラ!人間を食っても良し!切り裂くも良し!踏み潰すのもまた良しだ!!」
「グロォォォオッ!!」
「案ずるなボルテナ!サミュエルを殺したのやつが分からないならあの街全部を蹂躙するまでだ!!」
「キシャアアァァッ!!」
「考えるなドローレス!ただ進み、破壊の限りを尽くせ!!みんな行くぞぉっ!!」
「「「ギャオオオォォッ!!!」」」

 ウルラドリスの命令に呼応して吼える地竜。そこに1人の男が立ち塞がる。

 ──ザンッ

 着地と同時に砂埃を上げながらぬぅっと立ち上がる。手には無骨な戦斧を持ち、その男が一介の戦士ウォリアーであることを教えてくれた。
 現れた男に地竜は立ち止まる。気付くのに一瞬遅れたウルラドリスは訝しみながら下を確認した。

「ん?人間か?!見たところ戦士のようだが、1人で出てくるなんて馬鹿じゃないのか!?」
「……」

 ディロンはウルラドリスを睨み付ける。

「ガキか……」
「ガキぃ?!ふざけるなっ!!あたいはガキじゃない!!」
「はっ!こんな生意気なクソガキが地竜を操っていたとはな……」
「話を聞け!!あたいはガキなんかじゃないぞ!!」
「ならなんだ?クソガキ」
「……~っ!!」

 バッと地竜から飛び降りてディロンの前に立ちはだかる。

「あたいの名は地竜王ウルラドリス!あたいはガキじゃない!!そしてお前は何者だ!!名を名乗れ!!」
「……名前などに意味はない。オメーが探しているのはオメーの同胞を殺した人間だろ?」
「それは……そうだけど……ん~っ!まずはお前の名前だ!!それから次の話だ!1つ1つ順番にやるんだ!」
「なるほど、細かいところが気になるタイプか。なら教えてやろう。俺の名はディロン=ディザスター……そして地竜を殺したのは俺だ」
「……なんだと?」
「はぁ……まったく。何度も言わせるなよ?地竜を殺したのは俺だ」
「いやいや違う違う、そうじゃない。お前が1人で殺したと?……そんなのあり得ない」
「そうか信じられないか。じゃそのまま俺の力のかてとなれ」

 ディロンが戦斧を振り上げて地面を叩く。凄まじい膂力で殴りつけた地面は、ゴドンッという音を立ててクレーターを作った。ウルラドリスはおっとっととバランスを崩しながら手をバタバタさせる。ディロンはその隙をついてウルラドリスに一息で詰め寄った。

(取った)

 ウルラドリスは目を見開いて驚いているように見える。完全に隙を付いたディロンは戦斧を横薙ぎに払い、ウルラドリスを真っ二つにしようとした。

 ドンッ

 ディロンにはワケが分からなかった。振り抜くはずだった刃先はウルラドリスの足の裏で止められた。両者の踏ん張った地面が抉れ、顔を突き合わす形となった。

 ズ……ズズッ

 ディロンの踏ん張った足が後ろに下がる。赤ちゃんと大人ほど違う大きさをものともしないウルラドリスの力にディロンが圧されている。

「こんなもので……こんなものでサミュエルを切り裂いたのか!!」

 ドッ

 思いっきり前に押し出されたディロンは吹き飛ぶ。木に激突する寸前、地面に足をついてブレーキを掛け、接触によるダメージはなんとか免れた。だが戦斧はウルラドリスの攻撃に耐えられるほど硬くはない。ビキビキとヒビが走り、パラパラと刃先が壊れた。

「馬鹿な……」

 頑強なだけが頼りの戦斧がたった一撃で使い物にならなくなった。昼間地竜とやり合ったせいでダメージがあるにせよ、経験上まだあと5頭は地竜を倒せるはずだった。
 ディロンは顔を上げる。そこには肩を怒らせ、今にも飛びかかって来そうなウルラドリスが見える。じわっと滲む脂汗。殴られでもしたら途端に致命傷で死んでしまう。
 地竜を1頭ずつ地道に倒せば終わると思っていた。全部倒せると確信していた。だが違っていた。この世界はその背格好に見合わない化け物が存在する。ディロンの中でウルラドリスがその一例に加えられた。

 ゴバッ

 ウルラドリスは地面を蹴る。凄まじい脚力で蹴られた地面は地雷が爆発したかのように弾け、飛び出したウルラドリスはまるで弾丸のような速度を持ってディロンに突進した。もし当たれば四方八方に肉が飛び散り、粉々になったディロンは絶命する。

 ギィンッ

 衝撃波が突風となって辺りに吹き荒れる。思わず目を瞑ったディロンは自分が生きていることに驚いた。何が起こったのかを確認すると、ウルラドリスはディロンにぶち当たる寸前で止められていた。それも剣1本で。

「ひぇ~凄い力だ。こりゃ斧も壊れる」
「「っ!?!?」」

 ディロンもウルラドリスも何が起こったのか理解出来なかった。戦斧を軽く破壊するウルラドリスの全力の攻撃をいとも簡単に止め、何事もなかったかのように感想まで言い放つこの男。

「オ、オメーはレッド……レッド=カーマインか?」
「あ、ど、どうも……」

 肩越しにペコっと挨拶をしてウルラドリスに視線を移す。どもりながら返答する自信なさげな言葉からは考えられないほどの安心感をその背に宿していた。
 バッと背後に飛んでレッドと距離を取るウルラドリス。まじまじとレッドを見る。

「あ、新手か!?で、でも……!!」

 ウルラドリスは困惑しながらレッドと、剣で受け止められた肩を交互に確認する。頑丈な肩には傷1つなかったが、受け止められた剣にも傷1つ見当たらない。

「え?え?」

 困惑から脱せれないウルラドリスを放っておいて、レッドはディロンに目を向けた。

「あの……大丈夫ですか?」
「レッド……オメーは……」
「あ、ごめんなさい!余計なお世話でしたよね……でもその……武器が壊れてたから……」
「……どうやってあれを止めた?」
「え?あ、これですよ。剣」

 何でも無いように話すレッドにディロンは閉口する。ウルラドリスは自分が無視されていると感じて頭を沸騰させながら叫んだ。

「ちょっとぉ!あたいを無視しないで!!」
「あぁ、ごめん。無視してたわけじゃないけど……その……」
「ごめ……!って、え?」

 素直に謝ったレッドにウルラドリスはさらに困惑する。むしろディロンの敵対反応こそが、苛つきはすれど自分の中では一般的である。

「に、人間!名前は!」
「え?レ、レッド=カーマインだ」
「……レッド=カーマインレッド=カーマインレッド=カーマイン……うん。レッド=カーマイン!あたいらの邪魔をする気か!」
「そうだ。ディロンさんは傷付けさせないぞ」
「そいつはあたいらの同胞を殺した奴だ!復讐を止めるならお前も容赦しないぞ!!」
「えぇ!?勘弁して下さい!ドラゴンには敵いません!!」
「え?えぇ……?」

 ウルラドリスは混乱した。レッドのチグハグさが理解不能だったから。

「レッド。大丈夫か」
『お?もう戦っているようですね』

 そこにオリーとミルレースが遅れてやって来た。

「むっ!お前……ウルレイシア!何でここに……いや、その姿はなんだ?!まるで人間のような……!?」
「私はオリー=ハルコンだ。そういうお前は地竜王ウルラドリスか。人間の街を襲いに来るとは意外だな」
「え?は?ちょっ……何を言って……~っ!?て、撤退だ!撤退ーっ!!」

 ウルラドリスは地面を蹴って飛び去り、地竜に乗って巣に帰っていった。それを見送っていた4人は何故引き返したのか分からないまま惚けていた。

「地竜って復讐しにくるのか……おいそれと傷つけられないな……」
『魔獣もある程度知能があると仇討ちを考えるのですね。勉強になります』
「いや、珍しいことだ。ウルラドリスがこんな強行に出るなんて相当のことをやったとしか思えない。ディロン=ディザスター。お前が何をしたのか、それが問題だ」

 オリーがチラリとディロンを見る。その目を睨み返したが、すぐに視線を切って唇を尖らせた。

『どうやら話す気は無さそうですね。レッド。もう街に戻りましょうよ』
「あー……その……とりあえず街に戻るかなぁ……ディ、ディロンさんも良かったらどうですか?一緒に……」

 レッドは何とか話し掛けてディロンと街に戻ることを促す。ディロンも逆らうことなく踵を返して街に歩き出した。
 街に戻るとディロンは地竜を単独で追い返した英雄として崇拝の眼差しを向けられる。この日、歴史上の英雄の中の1人にディロンの名が刻まれ、地竜の群れを単独で追い返した逸話が「トルメルンの戦い」として語り継がれることになる。
 冒険者ギルドはディロンの功績を称え、大々的に功労賞を授与した。それは金銭でも宝石でもない。新たな職業ジョブを作り、ディロンに与えるというもの。
 ニールの魔法剣士マジックセイバー、ライトの武器の主ウェポンマスターに次ぐ番外。
 その名を完璧な戦士パーフェクトウォリアー
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