「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜

大好き丸

文字の大きさ
75 / 354
8章

75、決心

しおりを挟む
 グルガンの領地シャングリラで休息に入るレッド一行。案内された宿の豪華さ、使用人の礼儀正しさにおののいたレッドだったが、ライトの毅然とした態度でその場は何とか取り繕えた。
 1階が食堂や応接間、使用人たちが過ごすスペースがあり、2階にレッドたちの宿泊スペースを用意したとのことだった。ライトからの熱い要望でそれぞれの部屋を用意してもらったレッドたちは、夕食まで各自部屋で過ごすことになった。
 ベッドに寝転がりながら天井を見るレッドの視界にはミルレースがふよふよと浮いている。

「……なぁミルレース」
『ん?何ですかレッド』
「俺には分からないことがたくさんあるんだ。別に知らなくても良いこともあるんだろうけどさ……」
『誰しもそうですよ。私だって女神ではありますが、いろんなことを知りません。人の営みや魔族の営み。規則や常識。物の価値や知識、存在理由に至る様々な事柄。こうして力を封印されなければ……レッドに出会わなければ私は……無知蒙昧のまま、いずれ来る世界の終わりまで復活出来なかったことでしょう』
「お、大げさだな……けど、それだけ俺を頼ってくれてるって思ったほうが良いのかな?」
『はいっ!』
「そっか……そんなミルレースに聞きたいんだけど……」
『……ん?なんですか?』
「あ、えっと……いや、何でもない」
『も~何なんですか?ちゃんと言葉にしてもらわないと分かりませんよ?』
「……」
『……』

 レッドとミルレースの間に沈黙が訪れる。ミルレースは自嘲気味に笑い、遠くを見つめた。

『……石の下で永きに渡り閉じ込められてきた年月は辛く苦しく、そして寂しいものでした。あなたが救ってくれたのです』
「単なる偶然だよ」
『そう、出会いは偶然でした。しかしあなたは私の願いを二つ返事で受け入れ、復活の目処を立ててくれました。それに報いたいと考えているのです』

 レッドは身を起こしてベッドの端に座る。ミルレースを見ないように目を逸らしつつ呟くように口を開いた。

「……俺は、その……普通の人間だ。みんな何を期待しているのか分かんないけど、俺はただ仲間と一緒に冒険がしたいだけなんだ。グルガンさんは俺に何かしらの想いを乗せてくるし、ライトさんのキラキラした眼差しも正直キツい。ミルレースは復活したら一緒に旅出来ない……オリーだけだよ癒しはさ……」
『期待を掛けられることが悪い風に聞こえますね……確かに私は離脱することになるでしょう。でもそれはみんな同じです。旅の終わりは誰にでも来ます。気持ちよく送り出してあげるのが、私を含め一番その方のためになるのです。ですが私はあなたに対する御恩を生涯忘れはしません。どんなに離れていても、あなたのことをいつも思います』
「うん……俺はミルレースを絶対に復活はさせる」
『きゃーっ!うれしーっ!!……って、待ってください。なんですか『復活は』って、その持って回った言い回しは?』
「いや、その……グルガンさんの子供たちを見てさ、喉につっかえてるものがあるんだよ。あの子達がすくすく育って生きていけるような世界であって欲しい。けど俺のやろうとしていることは本当に正しいのかどうかってさ……」
『え?あ、そういうことですか。レッドは私が邪神だの破壊神だのという噂を信じるのですね。私と過ごしてきた冒険をもうお忘れですか?』
「わ、忘れるわけがないだろ?……だから不安なんじゃないか……」
『お?どういう意味ですか?』
「俺はミルレースに命令したり強要したりなんて出来ない。ただお願いすることしか出来ないけど、手荒なことはどうかしないで欲しい」

 ミルレースは黙ってレッドの顔を見る。レッドはチラチラと視線を合わせては逸らすを繰り返しながらキョドキョドと落ち着きがなくなってきた。

『私を信じられないのですか?』
「し、信じてるよ。だからお願いしているんだ。俺が聞いた話が全部嘘で、今言ったことで傷ついたのなら謝る。ごめん!……でもこれは、その……念のためって奴だからさ」
『もう知らないです!』

 ミルレースは部屋を透過して廊下に出て行く。レッドは「あぁ……」と情けない声を出し、引き止めることも出来ずにかざした手を静かに下ろした。



「何?ミルレースと喧嘩したって?」

 レッドが助けを求めたのはライトだった。オリーだと一方的にミルレースを糾弾する恐れもあったため、ライトに仲介してもらおうと考えてのことだった。

「……今まで喧嘩した時にはどんな風に接してきたんだ?」
「え、えっと……ちょっと言い争いくらいで喧嘩には、その……」
「そうか。まぁ、お互いの主張が食い違えば喧嘩も起きるさ。ニールとはどうしてきたんだ?昔の記憶を思い起こせば自ずと道が見えてくるものだよ」
「ニールとはステージが違ってたから……ほ、ほら、喧嘩は同じレベルの者でないと起きないって言いますよね?ニールはずっと先に行ってたから、俺なんかとは比べ物にならなくて……」
「……そうか。そうでなくともレッドは喋り慣れていないからな。引っ込み思案という奴だろう」
「で、でしょうね……」
「ミルレースが部屋に戻ってきたら少し間を置いて、ちょっとずつ話しかけてみてはどうかな?最初は独り言でも良いんだ。トイレを申告してみたり、鼻歌を歌ってみたり、今後のスケジュールを立ててみたりな。普段通りに生活して相手がそわそわし始めたところで声をかけて反応を見るんだ。頃合いを見計らって謝罪しながら会話を試みればいつのまにか機嫌が直ってる。要は『時間が解決してくれる』の短縮版といったところかな」
「おおっ!それって実体験です?」
「ふふ……そんなところだ。相手だっていつまでも喧嘩していたいわけじゃない。どこかで修復出来ないかと機をうかがっているものさ」

 ライトは備え付けのピッチャーを傾けてコップに水を注ぐ。レッドにも水を渡すと、先ほどと雰囲気が変わったように表情を引き締めた。

「レッド。ミルレースのことなんだが……復活させた後のことは何か考えているのか?」
「後のこと、ですか?ミルレースは復活したら俺たちとの旅は出来なくなります。寂しいですけどミルレースもそれを望んで……」
「すまない、言葉が足りなかった。彼女は強大な力だ。俺はなんとか精霊を視認するレベルにまで達したが、彼女の足下にも及ばない。最悪の事態を想定して対策を練るべきではないかと思ってな」
「そんなっ!ミルレースは……!あっそうか、こういう気持ちだったんだな……」

 レッドは手に持っていたコップの水を呷り、決心したような顔つきで立ち上がる。

「俺はミルレースを信じてみようと思います。もしミルレースが最後の一線を踏み越えることがあれば、俺が責任を持って何とかします。だからその……俺を信じてミルレースの復活を見守ってください。お願いします」
「……覚悟の上か。分かった、レッドを信じよう」
「あ、ありがとうございます!」
「ただし、何かあったらすぐに俺も手を出すからな」
「あ、はい。もしもの時は、その……よろしくお願いします」

 レッドはぺこりと頭を下げてそそくさと部屋を後にする。部屋の外でホッと一息をつくと、ズイッとミルレースが顔を覗き込んできた。

「おわっ!ミルレース!」
『どこに行ったのかと思えばライトの部屋ですか。オリーに全肯定してもらいに行ったのかと思いましたよ』
「むっ……べ、別に良いだろそんなこと……」
『いやいや、何を言ってるんですか。素晴らしい成長ですよ!オリーに慰めてもらっているようでは凝り固まって幼稚になるばかり。その点ライトなら多少レッドの味方しても中立の立場からものを見ることが出来る。自分の非を認めることが出来るのは立派ですよ』
「な、なんだよ……褒め殺しか?」

 レッドはミルレースの急に軟化した態度に驚きながら自分の部屋に戻ろうと歩き出す。ふとライトから言われたことを思い出した。『相手だっていつまでも喧嘩していたいわけじゃない。どこかで修復出来ないかと機をうかがっているもの』と。

「……あ、あのさ、ミルレース。さっきはさ……本当にごめん。俺はちょっと、流されやすいところがあって……」
『知ってますよそんなこと。こちらこそ知っていながらレッドの気持ちに応えられず、感情的に怒鳴ってしまって申し訳なく思ってます。でもレッドにだけは見放して欲しくなかったのです。女神という存在でありながらお恥ずかしい限りです……』
「全然恥ずかしくなんてない!……あ、ごめん……うるさかったよな。見放して欲しくないって気持ちはよく分かるつもりだからつい……」
『私たちは似た者同士というわけですね?』
「……みたいだな」

 2人は静かに笑い合う。少しだけ気まずい空気が流れつつ部屋の前に立った時、レッドは意を決してミルレースに目を向けた。

「……やるか」
『え?何をです?』
「ミルレースの復活だよ。せっかく宿まで用意してもらったけど、もう待ってられなくなってきた」
『おおっ!急ですねぇ!』
「やる気っていうのはそういうものだよな。何故かこう、急に湧き上がってくるんだ」

 ドアノブにかけた手を離し、スッと廊下の先を見る。

「グルガンさんに伝えに行こう」

 レッドはオリーの部屋もライトの部屋も無視して使用人の元に向かった。使用人の部屋を訪れ、グルガンに取り次いで欲しい旨をお願いしたが、女性使用人は難色を示した。

「あまり帰郷されない方なのでご家族との団欒をお楽しみかと……明日の朝というわけにはいかないでしょうか?」
「えぇ……」
『そんな。せっかくレッドが……ふぅ……仕方ないですか』

 出鼻を挫かれるレッドとミルレース。当然だが誰しも予定はある。諦めて部屋に戻ろうとした時、血相を変えたデーモンが入ってきた。

「お?!あなたがレッド=カーマイン?丁度良い、グルガン様より知らせがあってきたのだ。『少し用事が出来たため町から離れる。御一行は夕食を食べてしっかり休まれよ』とのことで」
「あら、帰郷されたばかりだというのに大変なのですね……ところでどちらに行ってしまわれたのでしょうか?」
「ダンジョンに向かわれた。侵入者だろう」
「え?グルガン様がお相手を?冒険者や魔獣では相手にならないのでは?」
「それはその……人間や魔獣ではないとだけ言っておく!」
『となれば皇魔貴族ですね。もう話し合いは終わったものと思ってましたがまだ何かありそうですね』
「……もしかして欠片が今ダンジョンに集まってるんじゃないか?」
『そうですよ!早速ダンジョンに行きましょう!!』

 鼻息荒く提案するミルレースだったが、デーモンには丸聞こえだった。

「ダメだって!部屋でおとなしくしててくれないと!」

 デーモンに叱られ、すごすごと部屋に戻るレッド。しかし一度点いた火を簡単に消すことは出来ない。実体のないミルレースは壁をすり抜けてライトとオリーに事情を話し、2階の窓からみんなで脱出を試みることになった。
 身体能力の高い3人は難なく地面に着地し、デーモンの制止を振り切って町を出た。女神の気配を追えば延々と追跡出来るデーモンたちだったが、町を守る使命を優先してレッドたちを逃がしてしまう。森に入ったことで撒くことに成功したのだと考えたレッドたちは足を止めて周囲を見渡した。

「思ったよりもすんなり撒けたな」
『レッドたちならば当然のことでしょう』
「待っていればよかったんじゃないか?他の皇魔貴族と会っているということは欠片を回収している真っ最中だろうに……」
『待っているのに疲れました。目と鼻の先に栄光が待っているならば、飛びつくのは真理というもの。あなただって修行のためにチームを解散させたでしょう?行動の根底にある覚悟と勢いは誰にも止められないのですよ』
「それは……そうだが」
「私は良いと思う。レッドがやる気に満ち満ちているのが分かるからな」
「ああ、もうビンビンだぞ」
「それはそうとレッド。くだんのダンジョンはどこにあるのだ?」
「あ……」
『ヤバって顔をしましたね?フッフーン!私に任せなさい!今やそれなりに力が戻っていて、自分自身を探すことが容易になっているのです!!さぁ私について来て!欠片はこっちです!』

 レッドたちははしゃぐミルレースの案内でグルガンのダンジョン目指して歩き出した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~

楠富 つかさ
ファンタジー
 ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。  そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。 「やばい……これ、動けない……」  怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。 「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」  異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!

悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~

蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。 情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。 アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。 物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。 それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。 その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。 そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。 それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。 これが、悪役転生ってことか。 特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。 あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。 これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは? そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。 偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。 一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。 そう思っていたんだけど、俺、弱くない? 希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。 剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。 おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!? 俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。 ※カクヨム、なろうでも掲載しています。

お帰り転生―素質だけは世界最高の素人魔術師、前々世の復讐をする。

永礼 経
ファンタジー
特性「本の虫」を選んで転生し、3度目の人生を歩むことになったキール・ヴァイス。 17歳を迎えた彼は王立大学へ進学。 その書庫「王立大学書庫」で、一冊の不思議な本と出会う。 その本こそ、『真魔術式総覧』。 かつて、大魔導士ロバート・エルダー・ボウンが記した書であった。 伝説の大魔導士の手による書物を手にしたキールは、現在では失われたボウン独自の魔術式を身に付けていくとともに、 自身の生前の記憶や前々世の自分との邂逅を果たしながら、仲間たちと共に、様々な試練を乗り越えてゆく。 彼の周囲に続々と集まってくる様々な人々との関わり合いを経て、ただの素人魔術師は伝説の大魔導士への道を歩む。 魔法戦あり、恋愛要素?ありの冒険譚です。 【本作品はカクヨムさまで掲載しているものの転載です】

リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~

灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」 魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。 彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。 遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。 歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか? 己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。 そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。 そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。 例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。 過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る! 異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕! ――なろう・カクヨムでも連載中――

修復スキルで無限魔法!?

lion
ファンタジー
死んで転生、よくある話。でももらったスキルがいまいち微妙……。それなら工夫してなんとかするしかないじゃない!

風魔法を誤解していませんか? 〜混ぜるな危険!見向きもされない風魔法は、無限の可能性を秘めていました〜

大沢ピヨ氏
ファンタジー
地味で不遇な風魔法──でも、使い方しだいで!? どこにでもいる男子高校生が、意識高い系お嬢様に巻き込まれ、毎日ダンジョン通いで魔法検証&お小遣い稼ぎ! 目指せ収入UP。 検証と実験で、風と火が火花を散らす!? 青春と魔法と通帳残高、ぜんぶ大事。 風魔法、実は“混ぜるな危険…

さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。

ヒツキノドカ
ファンタジー
 誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。  そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。  しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。  身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。  そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。  姿は美しい白髪の少女に。  伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。  最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。 ーーーーーー ーーー 閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります! ※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!

処理中です...