「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜

大好き丸

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10章 過去編

117、プロローグ

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 世界は広い。
 そう思えたのはいつの頃か。
 渡り歩くごとに思う。
 どの世界も醜く弱く狭い。

 そして至る。
 すべてを統治し、すべてを統合し、世界を1つにしよう。
 各世界の壁を取り払い、すべてを手中に収める。何もかもが合わされば、より広くより深みのある強大な世界へと生まれ変わる。

 差し当たって必要なのは世界征服だ。

 この壮大な計画を私がやろう。いや、私にしか出来まい。
 基点の世界は決まっている。
 そう、すべてはここから始まったのだ。



 異世界「エデンズガーデン」。
 広大な大地、広く深い海、突き抜ける空。草木が茂り、様々な生き物が跋扈する剣と魔法の世界。
 人族はヒューマン、エルフ、ドワーフ、ハーフリングが主に国を作り、ダンジョンで魔獣や魔物を狩りながら生活の質を上げている。

 その世界の裏側、陽の光が届かない陰の場所。魔族が世界の実権を取ろうと二大巨頭が争っていた。

 ザッザッザッ……

 真っ暗な廊下に灯る松明の灯り。そこに長いたてがみにクシを入れ、ある程度整えた獅子頭が特徴的な魔族が早足で歩く。
 すれ違うデーモンたちは通路の端に寄って頭を下げて上位者へ敬礼する。獅子頭の魔族はそんなデーモンたちに意を介さず、背景の一部のごとく無視して急ぐ。
 その顔は笑みを浮かべ、これから会うであろう存在に情報を持って行くことに喜びを感じているようだった。
 扉の前に到着した魔族は急く気持ちを深呼吸で落ち着け、それでも笑みを浮かべながら扉にノックした。

「……入れ」

 中から聞こえてくる低くくぐもった声に「失礼いたします」と一言掛けながら扉を開けた。

 ガチャッ

 両開きの扉を大きく開いて部屋の中へと入る。そこは玉座の間。最も奥に設置された玉座に仰々しく座る巨大な全身黒鎧。壁際にデーモンを跪かせ、彫像のようにピクリとも動かない。
 まるで時が止まっているかのように何も動いていないこの部屋で、松明のごとく壁の至る所に灯された魔法の炎だけがゆらゆらと揺らめいている。
 獅子頭の魔族はこの部屋の様子を疑問視しないどころか、何事もないように真っ直ぐ全身黒鎧に向けて歩き出す。かなり手前で立ち止まり、上位者に対し最敬礼を捧げた。全身黒鎧は忠誠心を見せる獅子頭に鷹揚に頷く。

「よく来たアレクサンドロス。報告を待ち侘びていたぞ」

 獅子頭の名はアレクサンドロス=侯爵マークェス=グルガン。2mを超える身長と引き締められた身体。若々しい肉体から溢れる才能に裏打ちされた自信は、ニヤリと歪んだ凶悪な笑顔に表れていた。
 アレクサンドロスの顔に満足する統治者。その身は3mを超える全身真っ黒な鎧を着込み、フルフェイスの兜で顔すら判別出来ないがその禍々しいオーラは誰もが恐怖を覚える。闇から生まれた魔の具現。その名はデザイア=大公グランデューク=オルベリウス。

「……お待たせ致しました。デザイア様」



「これは最悪の侵略行為ですっ!!フィニアス様っ!何故あのような下郎をいつまでものさばらせているのですっ!!」

 部下に進言されるのはメフィスト=大公グランデューク=フィニアス。デザイアと肩を並べる最高と評される魔族の長。
 デザイアは見た目から既に強者の雰囲気を醸し出していたが、メフィストは眉間にシワを寄せた威厳を塗り固めて出来たような印象を感じさせた。鼻筋の通った顔立ちと190cmある高身長。肩幅が広く、筋肉質な彼の肌は驚くほど真っ白で松明の灯りでキラキラと輝いている。目は切れ長で、部下を見据える瞳には自愛が溢れている。

「デザイアなど力ばかりの魔獣っ!知能の欠片も感じられませんっ!ここで叩き潰し、我らこそが全皇魔貴族を手中に収め、栄華を極めようではありませんかっ!」

 自分に酔った発言をしているのはアロガンス=侯爵マークェス=ベルギルツ。シルクハットを被り、仮面で顔を隠し、ペンギンスーツを着た手足の長い紳士風の男性。両手で掴んだ時に指が届きそうなほど尋常じゃない腰の細さが人間ではないと確信させた。

「やめろベルギルツ。それが無理なことはお前がよく分かっているだろうに……」

 ベルギルツの発言に苦言を呈すのはリボルト=伯爵アール=ロータス。真っ青な肌に赤い亀裂が血管のように巡る強面の男性。黒く艷やかな髪を撫で付け、オールバックに整えている。ところどころ錆び付いた鎧を着込んだ偉丈夫。

「ふんっ!あなたがそんな慎重派だからあの獅子頭に舐められるのですよっ!」
「いや……奴は黒欲公以外の皇魔貴族を見下している。たとえフィニアス様であろうと奴は態度を崩すまい」
「黒欲公……オルベリウス公に対する侮蔑の呼び名ですねぇ。お2人共グルガンさんに苦言を呈す前に自身の発言を見直した方が良いのではございませんか?」

 鼻持ちならない態度でニヤつきながら指摘するのはアルフレド=侯爵マークェス=ミラージュ。長髪長身の貴族然としたイケメンで、片眼に眼鏡をかけている全身純白の男。額に第三の目を持った魔族。
 フィニアスの誇る3大魔族。ベルギルツはミラージュにも食って掛かろうと一歩踏み込むが、それをスッと右手を上げたフィニアスに制する。

「そこまでにしろ。デザイアに対して今何か仕掛けることはあり得ない。奴らに睨みを利かせる程度に捨て置け。時期と機会は見極めねばならない。戦力をかき集め、自らも力を付けていく段階だと心得よ」

 ベルギルツは自分の考えた状況にならないことに苛立ちを覚えつつも、ミラージュとロータスと共に頭を下げた。フィニアスは3人に退室を促す。出て行ったのを見計らってため息をつき、虚空を見つめながら自問自答に入った。

(ベルギルツが危惧することはよく分かっている。それでも今ぶつかれば負けるか、譲歩を引き出して何とか引き分けに持ち込むか……それが分かるからこそミラージュもロータスも口を出さない。力でねじ伏せ、領土侵攻……か。何故そこまで愚かなのだデザイア……アレクサンドロスに操られているのか、それとも素なのか……)

 情けない話だが、いずれにしても今は動けない。ただ隙を窺う他ないのだ。

 2つの派閥。
 フィニアス派は与えられた職務をまっとうし、かつ有能と確信した魔族に土地の支配権を貴族位と共に与え、主従関係を形成する封建制度。
 オルベリウス派は貴族位を力量で決め、力のみで抑えつける恐怖による支配を行使している。
 これだけを見れば前者の制度一択と思われるだろうが、これは魔族の話。力至上主義の一面を持つ魔族たちにとって面倒くさい制度など自分たちを縛る枷でしかない。力でねじ伏せ、権威を力とする後者の方が魔族には馴染み深い。

 フィニアス派の制度では授爵出来ればまず安泰なのだが、一度無能のレッテルを張られた者は余程のことがないと上に上がることはおろか爵位を得られない。
 その点オルベリウス派は力を付ければその都度昇格の機会がある。現に無能のレッテルを張られた魔族がオルベリウス派に鞍替えした途端、爵位を得た例が存在する。その分剥奪も簡単にされるわけだが、力が衰えなければ良いだけの話。つまりオルベリウス派の考え方には一定数の支持があるのだ。
 しかし悲しいことにオルベリウス公に見初められなければならないという難しさから断念するものも多く、それゆえにオルベリウス公の不興を買えば即座に地位も名誉も剥奪されかねないという噂まで流れるほどだった。

 これに目をつけたのはアレクサンドロス=侯爵マークェス=グルガンである。
 彼はもともとフィニアス派で伯爵アールだった。かなり頭の切れる男でフィニアスも頼みを置いていたのだが、アレクサンドロスには野心がありその野心の前には信頼などゴミくず同然。
 思い至ったアレクサンドロスは即座にオルベリウス派に鞍替えし、力を示すことで侯爵マークェスを手にした。
 早速昇格を成し遂げたアレクサンドロスだがこれは始まり。オルベリウス公に認められるためにその頭をフル回転させ、オルベリウス公の統治の実現に向けて尽力する。
 ダンジョン管理から領土の範囲の決定。位階によって決まる仕事の数などの選定。さらに様々な種族が暮らす世界で脅威となりそうな種族を探し出し、支配出来そうなところを片っ端から調べ尽くし、かいつまんで書類に記載しオルベリウス公に提出。この頃にエデン正教へ強襲して人間を跪かせた。そしてフィニアス派への牽制行為。
 何を言うでもなく淡々と外堀から埋めていくアレクサンドロスの行動には流石のオルベリウス公も舌を巻いた。力のみがすべてであるという考えそのものを打ち砕かれる寸前まで持ち込まれたのはこの時が最初で最後である。

「ここまでするのには何か理由わけがあろう?理由を述べてみよ」
「はいオルベリウス様。私には野心がございます。世界を我もとにかしずかせたいのです。広大に広がるこの世界のすべての種族が跪く姿をこの目で見たいと考えているのです。ですが私程度の力ではそれは叶いません。オルベリウス様のお力を拝借し、私の夢の実現を切に願う次第であります」
「ほぅ?奇遇だな。私の夢も同様である。……しかし、これほど直にそしてつまびらかに理由を述べる豪気な男がいようとは誰も思うまい。気に入ったぞグルガン。いや、今日よりアレクサンドロスと呼ぶ。お前も私をデザイアと呼べ」
「かしこまりましたデザイア様。今後も懸命にこの身を捧げる覚悟。どうぞご期待ください」

 もちろんこの会話もアレクサンドロスがオルベリウス公の性格を熟知してのことだ。その時の気分次第で言うことが変わるかもしれないが、何も知らずに無謀な賭けに出られるような性格ではないし愚かでもない。
 こうしてますます気に入られたアレクサンドロスはこれを契機にフィニアス派からの離反者を募り、大攻勢を仕掛けようと企んでいた。

「ふははっ!ここまで短絡的か。しかしながらデザイア様の力は恐ろしいものよ。その名を口にするだけで恐れ慄くとはな」
「グルガン様。勝ち誇るのは少々早いのではございませんか?まだ道半ばといったところです。今はまだ冷静にされる方が良いかと……」
「ふぅむ、確かにお前の言う通りかもしれんなぁ……」

 アレクサンドロスの傍らに立つ従者リュート=パスパヤードの言葉に手にした酒をちびちびと飲み始める。
 彼はアレクサンドロスとは違い、人間のような見た目をしている。スラッとした長身の男性とも女性とも取れる端正な顔立ち。髪は綺麗に切り揃えているが唯一前髪だけは左側が隠れるほど長い。仕立てたスーツと思しき衣装を身に纏い、紳士的な雰囲気を漂わせている。人間と違うところといえば、角が2本申し訳程度に生えているのと細い指先から生える異常に硬質な爪、そして腰の位置から生えているコウモリのような羽だろうか。足を包むように閉じているのでスカートに見えなくもない。

「くくくっ……リュートよ。今しばらく俺の側で働け。俺の野望が叶うと確信出来るその日に俺の権限でお前を上に上げてやる。いつまでも俺の側でその才能を腐らせておくには勿体ないからな」
「わたくしはいつまでもアレクサンドロス様に仕える所存ですが……」
「俺が見たいのだ。この俺の成した功績を間近で見たお前がどのように世界を渡り歩くのかをな。俺を取って食うも良し、恐怖で領土を統治するも良し、平和に統治するも良し、特に何もしなくたって良し。もちろん俺と肩を並べて世界を練り歩くのも悪くないだろう?」
「もったいないお言葉……」
「まぁ見てろ。俺の覇道をなぁ……」

 アレクサンドロスはニヤリと笑ってリュートに溢れ出る自信を見せ付ける。リュートはその姿に感服し、頭を深々と下げた。
 まさに我が世の春といったアレクサンドロスだったが、事態は思いもよらぬ方向にシフトする。

 ──女神降臨──

 それは慎重を喫したフィニアス公にも傲岸不遜なオルベリウス公にも、そしてすべてを手の上で転がしていると感じていたアレクサンドロスにも──そう、誰にも予想し得ない最悪の事態へと発展した。
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