118 / 354
10章 過去編
118、女神という名の災厄
しおりを挟む
──ドンッ
何故それがどこからもなく姿を現し、大地を破壊しているのか理解に苦しんだ。視認したものの、誰も答えられず誰にも説明出来ない。
それはブロンドのウェーブ掛かった髪は腰を覆うほど長く、日に焼けたことがないだろう肌はシルクのように滑らかで白い。
ヒラヒラのドレスは繋ぎ目が一つもなく、サイズも身体に沿って張り付くようにピッタリだ。
まつげが長く、大きい目にサファイア色の瞳。かと思えば片方はルビーのように真っ赤なオッドアイ。
装飾は簡素なもので、頭を飾るサークレット。耳を飾る小粒のピアスに首元に光る何かのシンボルを模ったネックレス。
人とは思えぬ圧倒的存在感は神を名乗るに足る存在。
女神ミルレース降臨。
「くそぉっ!!怯むなっ!!行けデーモンどもぉっ!!」
大声を発しながら女神ミルレースにデーモンを特攻させるのは熊の体躯に鬼の頭を乗せたような皇魔貴族ホゥル=伯爵=ヒンザック。全ての攻撃を弾き返しそうなゴツい身体にガチガチに鎧で固め、傷の一つも付けたくないとアピールしているかのようだ。体に対して頭脳はそこそこで、攻撃全振りの突撃戦車である。
彼のような脳筋が皇魔貴族に名を連ねたのは一重にオルベリウス公とアレクサンドロスのお陰である。
「あはははっ!無駄無駄っ!雑魚がいくら群れても無駄なのですよぉっ!」
ミルレースは高慢を絵に描いたように高笑いしながら特異能力”理”を発動させ、ヒンザックの差し向けたデーモンを蹴散らす。その凄まじい強さに背筋が凍り、ヒンザックは内心ビクついていた。
「ヒンザック様っ!我々では手の打ちようがございませんっ!あなた様だけでもお逃げくださいっ!!」
デーモンの言葉にヒンザックの心は一瞬揺らぐ。逃げれば命は助かる。やり直しも効く。だがヒンザックはせっかく進言してくれたデーモンの首根っこを掴み、力の限り握り潰した。その首を睨みつけながら叫び散らす。
「バカかてめぇっ!!逃げられるわけねぇだろうがぁっ!!」
ヒンザックはオルベリウス公にその力を認められた存在であり、逃げるということは即ちオルベリウス公の顔に泥を塗るに等しい行為。ミルレースに向かっていくのも怖いが、オルベリウス公に敗戦を知られることも怖い。彼の思うこの戦いの勝利条件はミルレースを完膚なきまでに叩き潰すか、それともミルレースが何らかの形で撤退するまで待ち、領地を守りきったと高らかに宣言するかのどちらかだ。
ただデーモンとて自分の命が惜しい。ヒンザックが逃げてくれるなら自分たちも折を見て撤退出来るのに、当の主人が退かないと喚く。ミルレースには敵わない。さりとて主人を置いて逃げたとあっては今後どのような目に遭っても文句は言えない。
ヒンザックも部下のデーモンたちも板挟みとなって動けなくなっていた。
「何やってんだコラァッ!!てめぇらは奴をぶっ殺しゃいいんだよっ!!何をもたもたしてやがんだっ!!」
苛立ったヒンザックの語気はどんどん荒くなってく。ミルレースに対しデーモンではもう戦いになっていないというのに、爵位を持ち、強いはずのヒンザックがデーモンを嗾けようと躍起になっている。
虐殺を楽しんでいたミルレースは次の獲物が来なくなったことで興味を失い、この戦いを終わらせることにした。
「ここはもういいでしょう。なんか強そうなあれは前に出ませんし、もう終わりにしてあげます。星」
ヒンザックたちが勝手に動けなくなっている真上に隕石を出現させる。それを見たヒンザックたちにはいったい何が起こったのか理解出来なかった。
──ゴバァアッ
圧倒的物量でヒンザックの領土を消し済みに変えた。
*
女神の力は想像を超え、全種族に激震が走った。しかし女神が積極的に襲うのは魔族。これを機に人間は女神を仲間に引き入れ、魔族討滅を図ろうと目論んだ。
アレクサンドロスに脅され尽くしたエデン正教の信徒は、魔族への支配から脱却するためにエデン教を背教し、女神教を立ち上げてまでミルレースに近付いた。
だがミルレースは人間の想像を遥かに超えるわがままいっぱいのおよそ女神とは思えない性格をしており、その様子から一切の願いを聞き入れない力だけの災害と認識されるに至る。
人々は通り過ぎるのを震えて待つだけとなったが、魔族たちはそうはいかない。積極的に魔族を襲ってくるので、倒し切る以外に生きる道は存在し得なかった。
「ヒンザック、ホード、ロドリア、ネルス、デュルマ。以上5名が犠牲となりました。聞くところによるとフィニアス陣営は既に8名が犠牲となったとか……」
アレクサンドロスの報告を受けながらデザイアは考え事をしていた。女神の凄まじい力。類を見ない最強の能力に心臓が高鳴るのを感じる。アレクサンドロスの知性、行動力、そして実行力に感服し、同系統の部下を引き入れることも思案していたが、これほどの力を見せつけられればそれが全て些事だったように感じてしまう。やはり暴力。力こそ全てを統括するにふさわしい。
正直アレクサンドロスという右腕であり腹心であり親友を差し置いて他に同じような部下などいらない。他は全て強ければ問題ないという考えに至ったのだ。
報告中におもむろに椅子から立ち上がるデザイア。その様子にアレクサンドロスは報告をやめて跪いた。
「……素晴らしい」
「……は?と、申しますと?」
「あの女神の力だ。まさに私が追い求めていた力を顕現させたかのような素晴らしい力だ」
「理不尽にも程がある力です。奴は自ら能力名をアルカナと名乗り、その力を存分に振るっております。止めない限り我々に未来は訪れないでしょう」
「うむ。して、奴を止める方法に心当たりはあるのか?」
「あります。我々の全勢力とフィニアスの全勢力。これを合算させた魔族史上最大規模の勢力を女神ミルレースという個にぶつけるのです」
「なるほど、多勢に無勢というわけか。しかしこの報告書によれば奴はまだ本気を出していないようにも思える。隠された力があるのであれば、数を揃え大規模にしたところで勝算はないぞ?」
「……ならば封印しかありません」
「封印だと?」
「はい。奴を何らかの形で封印し、二度と復活出来ぬようにしてやりましょう」
「そのような術式がお前に使えるというのか?」
「いいえ。ですが他のものが使えるやもしれません。多勢に無勢。力や手数だけでなく知恵もその分多くなるのがこの作戦の肝でございます」
倒せないことも視野に入れた封印作戦。
アレクサンドロスの策は単純にして明解。前に過去のいざこざや対立を一旦忘れて共通の敵を倒しましょうというもの。
封印可能な魔族を選定し、最も永く且つ簡単に復活出来ない封印術を持った魔族に術式を教えてもらい、封印術に長けた魔族たちを募って術式を覚えさせ、大儀式による最強の封印術を持って女神ミルレースを完全に封印してしまおうという魂胆だ。
もちろん封印術を使用前の陽動作戦などでミルレースが倒れてくれるならそれでも構わない。そのために陽動班も全力で攻撃を仕掛けることになる。死なば諸共の覚悟が必要である。
早速この話をフィニアスの元へと届けるためにアレクサンドロスは走った。
何故それがどこからもなく姿を現し、大地を破壊しているのか理解に苦しんだ。視認したものの、誰も答えられず誰にも説明出来ない。
それはブロンドのウェーブ掛かった髪は腰を覆うほど長く、日に焼けたことがないだろう肌はシルクのように滑らかで白い。
ヒラヒラのドレスは繋ぎ目が一つもなく、サイズも身体に沿って張り付くようにピッタリだ。
まつげが長く、大きい目にサファイア色の瞳。かと思えば片方はルビーのように真っ赤なオッドアイ。
装飾は簡素なもので、頭を飾るサークレット。耳を飾る小粒のピアスに首元に光る何かのシンボルを模ったネックレス。
人とは思えぬ圧倒的存在感は神を名乗るに足る存在。
女神ミルレース降臨。
「くそぉっ!!怯むなっ!!行けデーモンどもぉっ!!」
大声を発しながら女神ミルレースにデーモンを特攻させるのは熊の体躯に鬼の頭を乗せたような皇魔貴族ホゥル=伯爵=ヒンザック。全ての攻撃を弾き返しそうなゴツい身体にガチガチに鎧で固め、傷の一つも付けたくないとアピールしているかのようだ。体に対して頭脳はそこそこで、攻撃全振りの突撃戦車である。
彼のような脳筋が皇魔貴族に名を連ねたのは一重にオルベリウス公とアレクサンドロスのお陰である。
「あはははっ!無駄無駄っ!雑魚がいくら群れても無駄なのですよぉっ!」
ミルレースは高慢を絵に描いたように高笑いしながら特異能力”理”を発動させ、ヒンザックの差し向けたデーモンを蹴散らす。その凄まじい強さに背筋が凍り、ヒンザックは内心ビクついていた。
「ヒンザック様っ!我々では手の打ちようがございませんっ!あなた様だけでもお逃げくださいっ!!」
デーモンの言葉にヒンザックの心は一瞬揺らぐ。逃げれば命は助かる。やり直しも効く。だがヒンザックはせっかく進言してくれたデーモンの首根っこを掴み、力の限り握り潰した。その首を睨みつけながら叫び散らす。
「バカかてめぇっ!!逃げられるわけねぇだろうがぁっ!!」
ヒンザックはオルベリウス公にその力を認められた存在であり、逃げるということは即ちオルベリウス公の顔に泥を塗るに等しい行為。ミルレースに向かっていくのも怖いが、オルベリウス公に敗戦を知られることも怖い。彼の思うこの戦いの勝利条件はミルレースを完膚なきまでに叩き潰すか、それともミルレースが何らかの形で撤退するまで待ち、領地を守りきったと高らかに宣言するかのどちらかだ。
ただデーモンとて自分の命が惜しい。ヒンザックが逃げてくれるなら自分たちも折を見て撤退出来るのに、当の主人が退かないと喚く。ミルレースには敵わない。さりとて主人を置いて逃げたとあっては今後どのような目に遭っても文句は言えない。
ヒンザックも部下のデーモンたちも板挟みとなって動けなくなっていた。
「何やってんだコラァッ!!てめぇらは奴をぶっ殺しゃいいんだよっ!!何をもたもたしてやがんだっ!!」
苛立ったヒンザックの語気はどんどん荒くなってく。ミルレースに対しデーモンではもう戦いになっていないというのに、爵位を持ち、強いはずのヒンザックがデーモンを嗾けようと躍起になっている。
虐殺を楽しんでいたミルレースは次の獲物が来なくなったことで興味を失い、この戦いを終わらせることにした。
「ここはもういいでしょう。なんか強そうなあれは前に出ませんし、もう終わりにしてあげます。星」
ヒンザックたちが勝手に動けなくなっている真上に隕石を出現させる。それを見たヒンザックたちにはいったい何が起こったのか理解出来なかった。
──ゴバァアッ
圧倒的物量でヒンザックの領土を消し済みに変えた。
*
女神の力は想像を超え、全種族に激震が走った。しかし女神が積極的に襲うのは魔族。これを機に人間は女神を仲間に引き入れ、魔族討滅を図ろうと目論んだ。
アレクサンドロスに脅され尽くしたエデン正教の信徒は、魔族への支配から脱却するためにエデン教を背教し、女神教を立ち上げてまでミルレースに近付いた。
だがミルレースは人間の想像を遥かに超えるわがままいっぱいのおよそ女神とは思えない性格をしており、その様子から一切の願いを聞き入れない力だけの災害と認識されるに至る。
人々は通り過ぎるのを震えて待つだけとなったが、魔族たちはそうはいかない。積極的に魔族を襲ってくるので、倒し切る以外に生きる道は存在し得なかった。
「ヒンザック、ホード、ロドリア、ネルス、デュルマ。以上5名が犠牲となりました。聞くところによるとフィニアス陣営は既に8名が犠牲となったとか……」
アレクサンドロスの報告を受けながらデザイアは考え事をしていた。女神の凄まじい力。類を見ない最強の能力に心臓が高鳴るのを感じる。アレクサンドロスの知性、行動力、そして実行力に感服し、同系統の部下を引き入れることも思案していたが、これほどの力を見せつけられればそれが全て些事だったように感じてしまう。やはり暴力。力こそ全てを統括するにふさわしい。
正直アレクサンドロスという右腕であり腹心であり親友を差し置いて他に同じような部下などいらない。他は全て強ければ問題ないという考えに至ったのだ。
報告中におもむろに椅子から立ち上がるデザイア。その様子にアレクサンドロスは報告をやめて跪いた。
「……素晴らしい」
「……は?と、申しますと?」
「あの女神の力だ。まさに私が追い求めていた力を顕現させたかのような素晴らしい力だ」
「理不尽にも程がある力です。奴は自ら能力名をアルカナと名乗り、その力を存分に振るっております。止めない限り我々に未来は訪れないでしょう」
「うむ。して、奴を止める方法に心当たりはあるのか?」
「あります。我々の全勢力とフィニアスの全勢力。これを合算させた魔族史上最大規模の勢力を女神ミルレースという個にぶつけるのです」
「なるほど、多勢に無勢というわけか。しかしこの報告書によれば奴はまだ本気を出していないようにも思える。隠された力があるのであれば、数を揃え大規模にしたところで勝算はないぞ?」
「……ならば封印しかありません」
「封印だと?」
「はい。奴を何らかの形で封印し、二度と復活出来ぬようにしてやりましょう」
「そのような術式がお前に使えるというのか?」
「いいえ。ですが他のものが使えるやもしれません。多勢に無勢。力や手数だけでなく知恵もその分多くなるのがこの作戦の肝でございます」
倒せないことも視野に入れた封印作戦。
アレクサンドロスの策は単純にして明解。前に過去のいざこざや対立を一旦忘れて共通の敵を倒しましょうというもの。
封印可能な魔族を選定し、最も永く且つ簡単に復活出来ない封印術を持った魔族に術式を教えてもらい、封印術に長けた魔族たちを募って術式を覚えさせ、大儀式による最強の封印術を持って女神ミルレースを完全に封印してしまおうという魂胆だ。
もちろん封印術を使用前の陽動作戦などでミルレースが倒れてくれるならそれでも構わない。そのために陽動班も全力で攻撃を仕掛けることになる。死なば諸共の覚悟が必要である。
早速この話をフィニアスの元へと届けるためにアレクサンドロスは走った。
10
あなたにおすすめの小説
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
お帰り転生―素質だけは世界最高の素人魔術師、前々世の復讐をする。
永礼 経
ファンタジー
特性「本の虫」を選んで転生し、3度目の人生を歩むことになったキール・ヴァイス。
17歳を迎えた彼は王立大学へ進学。
その書庫「王立大学書庫」で、一冊の不思議な本と出会う。
その本こそ、『真魔術式総覧』。
かつて、大魔導士ロバート・エルダー・ボウンが記した書であった。
伝説の大魔導士の手による書物を手にしたキールは、現在では失われたボウン独自の魔術式を身に付けていくとともに、
自身の生前の記憶や前々世の自分との邂逅を果たしながら、仲間たちと共に、様々な試練を乗り越えてゆく。
彼の周囲に続々と集まってくる様々な人々との関わり合いを経て、ただの素人魔術師は伝説の大魔導士への道を歩む。
魔法戦あり、恋愛要素?ありの冒険譚です。
【本作品はカクヨムさまで掲載しているものの転載です】
リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~
灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」
魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。
彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。
遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。
歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか?
己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。
そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。
そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。
例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。
過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る!
異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕!
――なろう・カクヨムでも連載中――
風魔法を誤解していませんか? 〜混ぜるな危険!見向きもされない風魔法は、無限の可能性を秘めていました〜
大沢ピヨ氏
ファンタジー
地味で不遇な風魔法──でも、使い方しだいで!?
どこにでもいる男子高校生が、意識高い系お嬢様に巻き込まれ、毎日ダンジョン通いで魔法検証&お小遣い稼ぎ! 目指せ収入UP。 検証と実験で、風と火が火花を散らす!? 青春と魔法と通帳残高、ぜんぶ大事。 風魔法、実は“混ぜるな危険…
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる