「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜

大好き丸

文字の大きさ
235 / 354
16章 聖王国 後編

235、様子見

しおりを挟む
 アノルテラブル大陸が深刻な危機に瀕している中にあって、唯一デザイア軍の的から外れた大国が存在する。
 アノルテラブル大陸の南西に位置する広大な国で、その名に恥じず著名な魔法使いマジックキャスターを数多く輩出してきた魔法使いマジックキャスターの聖地。

 教育熱心な国であるため名だたる学校が各地域に建設され、国民全体の教育水準も他国に比べると高く、最先端の魔術理論を確立している。
 魔法研究においては他の追随を許さない魔法使いマジックキャスター魔法使いマジックキャスターによる魔法使いマジックキャスターのための国。
 それがここ『魔導大国アイズオブトゥルース』である。

 魔法使いマジックキャスターは強力な魔法から繊細な魔法まで幅広く使用出来、1人多くいるだけでミリタリーバランスが崩れるほど重要な存在。有用で有能な魔法使いマジックキャスターの育成が出来る貴重な国であり、魔法技術の粋を結集させた大国であるがゆえにデザイア軍の襲撃を受ければ世界規模の損失となるのは明らか。

 このことからも真っ先に自国が狙われるだろうと考えた魔導大国の上層部は最上級の守りを固めるため、各地域の領主である『魔導星スターズ』に協力を要請。厳戒態勢を敷き、防護魔法を幾重にも掛けた魔障壁を展開。外敵からの攻撃に備え、過剰なほどに万全の態勢を見せつけた。

 だが蓋を開けてみれば浮遊要塞が来ないばかりか、ちょっかいの一つも掛けられない。最も弱い国である忘れられた大陸以上に蚊帳の外にされていた。

 この結果に魔導星スターズは上層部に失笑。憶病者のレッテルを張り、厳戒態勢は即時解除された。
 思った以上に何もなかったことが災いし、これ以上無様を晒すことは失脚に繋がりかねないと悟り、いろいろ八つ当たりしながらも閉鎖的な情報収集に努める。
 世界各国に建てた魔導局から有益な情報を吸い上げ、異世界の侵略者に対する防衛策を準備していた。

 情報を集める内に最初に感じた危機感と厳戒態勢による防衛が間違いでなかったことが確認出来、それどころか完全完璧だと思われた防衛でも足りないだろうと推認された。

「まさに世界滅亡の危機といって過言ではない事態……じゃな」

 磨き上げられた大理石、天井は高く机と椅子以外を置かないようにした殺風景の広い部屋。ただ天井付近にはステンドグラスが吊るされているかのように小さな鉱石の粒が、キラキラと光を放ちながら旋回して部屋を照らしている。
 その一部がふよふよと机を囲む4人の老齢の男女に近付き、目の前に映像を映し出す。その映像を見る目は猛禽類のようにギラギラと輝き、その顔は老獪という言葉がピタリと当てはまる。

 最年長で禿げ上がった頭が目立つな男性『地賢師』サルモン=クラウスト=グリーザ。

 高身長で鼻が高く、彫りの深いナイスミドル『水賢師』ダルクフ=クラウスト=マドーラ

 筋骨隆々、亜麻色の髪に眼鏡を掛けた男性『火賢師』ジェダ=クラウスト=メルフロント

 長い金髪と右目の泣きボクロが特徴的な女性『風賢師』ルタ=クラウスト=オル=メフューム

 4人は国の管理、運営の決定権を持つ最高位の役職『四賢冠リゾーマタ』に属し、俗に上層部と呼ばれ、国の繁栄と拡大に尽力している。魔法使いマジックキャスターの最高位階であり、他と差をつけるため、名に『クラウスト』を冠することを義務付けられている。
 魔法の腕は凄まじいものの、管理、運営の手腕はそこそこ。おおよそ完璧とは程遠いが、自由意思を尊重する国なので情勢は温厚且つおおらか。地域ごとのもめごとや問題は魔導星スターズにすべて丸投げしているような状況だ。
 魔導星スターズ同士の抗争に発展するような事柄や反乱軍の台頭、はたまた他国の侵略行為など、自らの地位が危ぶまれる時や国家の危機にのみ重い腰を上げる。

 一部はそういった体制にかなりの不満や不信感を持っていたりもするが、四賢冠リゾーマタ大魔導師グランドマスターという最高位の称号を持つ魔法使いマジックキャスターを超えた魔法使いマジックキャスター。単純な実力も戦略も最上級であるため、逆らうような間抜けはいない。

 そんな到達者たちがデザイアの侵攻に恐怖し、世界滅亡すら展望に入っていることを嘆く。ポツリと呟いたサルモンの嘆きは若干大げさにも捉えられるが確信をついていた。

「この世界に現れた浮島の総数は6つ。我らを除く大国にそれぞれ1つずつ受け持つように上空に留まっているみたいだよぉ。この国が狙われなかったのは不幸中の幸いと言ったところかねぇ……」

 ダルクフは顎を撫でながらのんびりとした口調で映像を眺める。そこに映し出されていたのは地図と遠くから撮影された浮遊要塞の形。映像を触ると見たい箇所をピックアップ出来るので、各国に侵攻済み、または進行予定の浮遊要塞を確認している。

「生き物が乗っかっていたり、ただ鉱石を浮かせただけの島だったり、かと思えば立派な建造物が建ってたりと……何というか何でもありというか……」
「相手の技術力は相当なものね。島を浮かせるほどの動力炉なんて機界と私たちが共同開発しても難しいんじゃないかしら?」

 ルタは椅子にもたれかかって釣り目がちな目を細める。ジェダはルタの意見に「然り」と返しながら筋肉で窮屈そうな服を目いっぱい伸ばしながら腕を組む。

「しかし頼もしきかな。帝国の剣師はよくやっているよぉ。まさか浮島を墜とすとは思いも寄らないよねぇ。やっぱりあれも剣神の仕業と思うかい? サル爺」
「当然じゃろう。はたまた帝国の武力を総動員して事に当たったか。まぁどちらでも良いが、剣神が大半を担っていたことは想像に難くない。エルフの王はとてつもない化け物を世に放ったと悲観していたが、まさかあ奴が救世主のように思えるとは面白い話よのぅ」

 ダルクフの質問にサルモンは気の抜けたような声でかすかに笑う。そんなサルモンにルタは眉間にシワを寄せた。

「でもそれが返って相手の強大さを助長しているわけね。帝国の損害がどれほどのものかハッキリしていないもの。もしかしたら剣神が重傷の憂き目にあってるかもしれないわよね?」
「おぉ! そうだねぇ。ルタちゃんの言う通り。剣神が出張ったのなら僕らもそれ相応の対処をしなければならないし、頑張っても僕らだけでは抑えきれないかもだよねぇ。こうなったら僕らも『魔導帝』を切る他ないかもしれないよぉ?」

 その言葉にサルモンの目がギラリと光る。

「口を慎めダルクフ。彼の御方は我が国の象徴ともいうべき御方。いくら四賢冠リゾーマタといえど、あの御方を切り札扱いすることはこの儂が許さん」
「怒んないでよぉサル爺。ちょっとした軽口だよ」
「猶更ダメじゃ」
「いやいや、落ち着いてよ。軽口だろうが冗談だろうが寝言だろうが関係ないでしょ? 僕は事実を述べてるのさ。だって剣神と並ぶ実力を持っているのはこの世界のどこを探したって魔導帝ただおひとりなんだよ? もしもルタちゃんの言った通りあの剣神が重傷を負うようなことになったなら、僕らが束になったって後一歩のところで勝ちきれないのは目に見えてる。手を貸して欲しいと懇願するのくらいいいでしょぉ?」
「……」

 確かにその通りである。もしかしたら敵の実力はそれぞれ違っていて、剣神クラスが居なくても倒せる可能性はあるが、それは希望的観測である。敵が強い場合は温存しているべきではないし、魔導帝が参加しているというだけでも士気が上がることだろう。

「……いや、懇願は好きにせい。それはそなたの勝手じゃ。たとえ断られることが目に見えても、儂らに迷惑が掛かるとしてものぅ」
「あ、意地悪な言い方だなぁ。ま、好きにしちゃうんだけども」

 ニヤリと不敵に笑うダルクフ。良からぬことを考えていそうだが、巡らせている考えを断ち切るようにジェダが口を開く。

「……問題は魔導星スターズだ」

 ジェダの射貫くような瞳はサルモンに向いていた。たった一言だったがサルモンには言いたいことが手に取るように理解出来た。バツが悪そうに禿げ頭をコリコリと掻く。

「ふぅむ。最初の肩透かしがじわじわと効いとるからのぅ。今一度危機を唱えても前ほど機敏には動くまい。どこぞでとんでもない破壊でも見せてくれれば話は変わるが、敵に期待するだけ無駄というものか……」

 危機を煽るならそれなりの脅威が必要になる。この際本当に剣神が重傷であったなら気を引き締めてくれるのだが、それは流石に都合が良すぎる。

「きっかけを待つしかなさそうね。そういえばこれに関しては何か分かった?」

 ルタは自分の目の前の映像をいじり、サルモンたちの映像に出るように操作した。そこに映し出されていたのはレッドたちの魔導戦艦ルイベー。それを知らない彼らからすれば、浮島同様に空を飛び、浮島よりも早く動く謎の飛行物体。ルタはこれを島から島への連絡船ではないかと睨んでいる。

「未だ正体は掴めておらんが、偵察機の可能性があるぞ? 何故なら浮島ではなく地上に降りていたとの報告がある。この世界の情報を探っとる可能性があるでな。引き続き監視対象じゃ」
「有益な情報を期待しているわ」

 ルタの反応以降、静まり返る部屋。会談の終わりを悟り、サルモンが締めに入る。

「今後どういった動きがあるのかは全く分からん状況じゃ。皆々気を引き締めて事に当たってくれ」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~

楠富 つかさ
ファンタジー
 ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。  そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。 「やばい……これ、動けない……」  怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。 「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」  異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!

悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~

蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。 情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。 アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。 物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。 それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。 その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。 そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。 それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。 これが、悪役転生ってことか。 特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。 あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。 これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは? そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。 偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。 一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。 そう思っていたんだけど、俺、弱くない? 希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。 剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。 おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!? 俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。 ※カクヨム、なろうでも掲載しています。

お帰り転生―素質だけは世界最高の素人魔術師、前々世の復讐をする。

永礼 経
ファンタジー
特性「本の虫」を選んで転生し、3度目の人生を歩むことになったキール・ヴァイス。 17歳を迎えた彼は王立大学へ進学。 その書庫「王立大学書庫」で、一冊の不思議な本と出会う。 その本こそ、『真魔術式総覧』。 かつて、大魔導士ロバート・エルダー・ボウンが記した書であった。 伝説の大魔導士の手による書物を手にしたキールは、現在では失われたボウン独自の魔術式を身に付けていくとともに、 自身の生前の記憶や前々世の自分との邂逅を果たしながら、仲間たちと共に、様々な試練を乗り越えてゆく。 彼の周囲に続々と集まってくる様々な人々との関わり合いを経て、ただの素人魔術師は伝説の大魔導士への道を歩む。 魔法戦あり、恋愛要素?ありの冒険譚です。 【本作品はカクヨムさまで掲載しているものの転載です】

リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~

灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」 魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。 彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。 遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。 歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか? 己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。 そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。 そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。 例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。 過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る! 異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕! ――なろう・カクヨムでも連載中――

修復スキルで無限魔法!?

lion
ファンタジー
死んで転生、よくある話。でももらったスキルがいまいち微妙……。それなら工夫してなんとかするしかないじゃない!

風魔法を誤解していませんか? 〜混ぜるな危険!見向きもされない風魔法は、無限の可能性を秘めていました〜

大沢ピヨ氏
ファンタジー
地味で不遇な風魔法──でも、使い方しだいで!? どこにでもいる男子高校生が、意識高い系お嬢様に巻き込まれ、毎日ダンジョン通いで魔法検証&お小遣い稼ぎ! 目指せ収入UP。 検証と実験で、風と火が火花を散らす!? 青春と魔法と通帳残高、ぜんぶ大事。 風魔法、実は“混ぜるな危険…

さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。

ヒツキノドカ
ファンタジー
 誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。  そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。  しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。  身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。  そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。  姿は美しい白髪の少女に。  伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。  最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。 ーーーーーー ーーー 閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります! ※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!

処理中です...