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第六章 戦争Ⅱ
第三十九話 報告
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日も落ち掛かった夕方。全てが終わってホッと一息吐きつつ、要塞内にある大広間でラルフ達は集まっていた。
「そうかそうか、それでマーマンが味方についたのか……」
ラルフはアルルに傷を治してもらいながらミーシャの報告を聞いていた。疲れたのか、瞼が半分くらい下りている。
「そうなの!それでねそれでね、白絶の奴とも話し合って手を組む事になったわ!今はマーマンの管理者になってもらってるの。もちろんマーマンを殺さない約束でね!」
上機嫌に子供っぽく振る舞う。自分の勧誘や交渉で仲間が出来たのがよっぽど嬉しかったのだろう。眠い頭で思考しながらラルフは尋ねる。
「……マジ?何でそうなったの?」
「ふふん、私たちの共通の敵で意見が一致したからよ」
腕を組んで誇らしげに鼻を鳴らす。それにはブレイドが感嘆の声を上げた。
「へー、昨日の敵は今日の友ってわけですか?」
「流石はミーシャ様。して、そノ敵とは一体……」
「第一魔王”黒雲”。昔、白絶に恥をかかせて、この私をイミーナと結託して魔王の座から引きずり下ろした奴よ」
その言葉にデュラハンがザワつき始めた。
「黒雲様に敵対を……!?」
「黒の円卓の頂点ですよ?!」
「え~?てことは~円卓との全面戦争ですか~?」
シーヴァの言葉に場が凍りつく。
「黒雲様を狙えば当然、魔王様方全員が相手でしょうねぇ……白絶様とミーシャ様、灰燼様を取り込まれたベルフィア様の御三方を抜いても、向こうは九柱……」
「待ってカイラ姉。銀爪様が亡くなったから八柱よ」
「あ、私ドレイクを殺したから……って事は、七柱だね」
第四魔王”紫炎”。魔竜人の神童と呼ばれ、成人してからは当たり前のように魔王の座を戴いた、灼赤大陸の高山”サラマンド”の王。ミーシャはサラッとさも当然のように衝撃の事実を話した。
「……それでも七柱ですのよね……」
ミーシャの力は凄まじい。それこそ歴史上類を見ないほどに。一見ミーシャさえいれば勝てるような気もするが、不安要素が存在する。それこそが今回の白絶との戦いだ。力だけでは勝てない事もある。
「ねぇ、質問があるんだけど」
アンノウンが手を上げる。
「その黒の円卓って何席あるの?」
「十二席ですわ」
「……おぉ、アーサー王伝説の円卓の騎士みたいだ……第一がその黒雲ってことは、他にもそんな格好良い名前の魔王が十二人居るって事でしょ?出来ればそこのところもう少し詳しく聞きたいなぁって」
その問いにラルフの目がカッ開く。
「それ!俺も気になってたんだよ!正確には俺が持っている情報と照らし合わせたかったっていうかさ。とにかく丁度良いぜ!!」
ラルフは治りかけの手でカバンを漁ってメモ帳を取り出す。
「もーっラルフさん、落ち着いてください。まだ治療中なんですから」
「あ、悪い悪い……」
治療してもらっているアルルには頭が下がる。
「まずは魔王様を”人”で数えては行けませんわ。究極の一であり、わたくしたち魔族を束ね、支えて下さる方々なのですから。どうしても数えられる場合はその光景に因んで”柱”で御数え下さい」
お堅い規則重視のティララは潔癖故に訂正を求める。
「なるほどね、神様と同じ扱いなんだ……」
「マァ、魔王トシテノ自覚、ドコロカ資格スラ持チ合ワセテ無イ奴モ居ルカラ……ソンナ キッチリ シナクテモ大丈夫ジャ無イカナ……?」
「馬鹿者。そちノ王がそノ領域に居なかっタだけではないか。ミーシャ様が御座すこノ場ではキッチリせんか」
ベルフィアがジュリアに睨みを利かす。「ソンナ ツモリデハ……」とジュリアはバツが悪そうに口を噤んだ。
「おいおい、話が逸れてるぞ。気になってんだからさ」
ラルフは話を戻す。「じゃ、私が」とミーシャは手を上げて注目を集めた。
「私が裏切られる前の魔王達を順に並べると、第一”黒雲”。第二、私。第三”黄泉”。第四”紫炎”。第五”蒼玉”。第六”灰燼”。第七”銀爪”。第八”群青”。第九”撫子”。第十”白絶”。第十一”橙将”。第十二”鉄”って感じね」
「……十一とうしょう……十二くろがねっと」
サラサラと走り書きでメモ帳の1ページを埋める。
「うん?ミーシャは何て呼ばれてたの?」
「……別にいいじゃん」とさっきまでの快活さが消えて口を噤む。
「鏖だよ」
ラルフはメモの内容を確認しながら何気なく答えた。
「ちょっと!ラルフ言わないでよ!」
「おどれ殺すぞ!!」
魔王クラスの二人から批難の声が飛ぶ。
「……聞いたなみんな……もう二度とミーシャの二つ名は口に出すな。殺されるぞ」
自分の失敗をみんなに共有する。
「謝罪ノ言葉が聞こえんが?」
「大変失礼しました。もう言いません」
ミーシャに頭を下げるラルフ。「……許す」とぽつりと呟いた。彼女が謝罪を受け入れるとしたらラルフだけだろう。万が一他の誰かが言っていたらどうなっていたか想像も付かない。
「……ま、とにかく。現在私の地位を奪ったイミーナという元部下が第二魔王を拝命したわ。二つ名は……よく知らない」
それにはベルフィアがこめかみ部分を指でトントンと叩きながら答えた。
「此奴ノ記憶にヨれば”朱槍”と名乗っております。とても卑しく傲慢であり、小賢しい女とノ認識があルヨうです」
「ふーん……だ、そうだ」
ミーシャはベルフィアに相槌を打ちながらアンノウンを見た。
「面白いな……みんな色で分けられてるんだね。黒雲や銀爪って聞いた時からそうかもとは思ってたけどさ」
「あ、ちなみに白の騎士団も黒の円卓になぞられて十二人で構成されてるぜ」
「そうなの?あの人たちも全員で十二人いるんだ……」
ゲームの設定のような内容にワクワクしながら耳を傾けるアンノウン。
「いやぁ知らなかったです。世界が広いとはいえ、そんなに魔王がいたのでは人類に元から勝ち目なんてないですね」
「でもブレイドのお父さんは魔王を負かしたんでしょ?勇者認定されたのもそれが要因だっておじいちゃんが……」
「魔王ヲ?イヤ、ソンナ筈ハ無い。ドレダケ短クテモ百年ハ入レ替ワリハ無カッタ。ソノ記録ヲ止メタノガ銀爪様ダッタノハ残念ナ事ダガ、イズレニシテモ 銀爪様以外ニ魔王ガ席ヲ交代シタ記録ハ無イ」
ジュリアは自身が聞いた事のある噂と実際にあった事を並べて口を挟む。「え?でもでも……」とホログラムと化したアスロンを見る。
「ふむ……ついに、この日が来てしまったか……」
アスロンは意味深に呟く。その顔は暗く沈んでいる。
「この話はブレイドの生い立ちにも関わってくる事じゃ……墓場まで持っていったつもりじゃったが、まさかこんな形で……」
擬似的に生き返ってしまった事に後悔するほどのようだ。聞くのが怖いような、それでいて聞きたいような不思議な感覚に陥る。
と、その時。クゥ~……と可愛らしいお腹の音が広場に鳴り響いた。このタイミングで空気も読まずに鳴り響く怪音。これを出せるのはたった一人だけだ。ミーシャは恥ずかしがってお腹を押さえる。
「……あ、じゃあ……飯にするか……」
ラルフが時間を気にしながらポツリ。
「いや、待ってくださいよ!今良いところなんですから!せめてどの魔王が関わってるのかぐらい聞いてもバチは当たりませんよね!!」
ブレイドは自身の生い立ちという事もあって必死に食らいつく。ここに居る皆もこの気持ちが分からないわけではない。ベルフィアとていくらミーシャの為でも、いつもは大人しいブレイドのわがままを遮れる程、空気が読めない行動を取れなかった。とりあえず簡潔に終わってくれる事を願いながらアスロンを見る。
期待を一身に受けたアスロンは多少の間を取って口を開く。
「……何を隠そう、儂らの敵となる”黒雲”に関係しておるのじゃ」
「なっ……!?」
ブレイドの驚きはもっともだ。半人半魔であるブレイドと関係があるとすればそれは最早一つでしかない。「あの黒雲が?」と言った顔の面々。天地がひっくり返るような感覚に驚きを隠せない。しばらくそのまま固まって静寂が続いていたが、ふいにブレイドが動く。
「……あ、じゃあ一旦飯作ります。この話は食卓でしましょうか。なんか食べたい物とかリクエストあります?」
いつもの調子に戻るブレイド。
「私ハンバーグが良い」
「ん、了解。他に何か……」
「あ、俺も今日は台所入るわ。ジュリアとデュラハン姉妹はこの広間を食卓にしといてくれ」
突如明かされる衝撃の事実。ラルフ達は真実を知り、何を思い何を決断するのか。空中浮遊要塞は夕陽に赤く照らされた。この世界の行く末を語るように……。
「そうかそうか、それでマーマンが味方についたのか……」
ラルフはアルルに傷を治してもらいながらミーシャの報告を聞いていた。疲れたのか、瞼が半分くらい下りている。
「そうなの!それでねそれでね、白絶の奴とも話し合って手を組む事になったわ!今はマーマンの管理者になってもらってるの。もちろんマーマンを殺さない約束でね!」
上機嫌に子供っぽく振る舞う。自分の勧誘や交渉で仲間が出来たのがよっぽど嬉しかったのだろう。眠い頭で思考しながらラルフは尋ねる。
「……マジ?何でそうなったの?」
「ふふん、私たちの共通の敵で意見が一致したからよ」
腕を組んで誇らしげに鼻を鳴らす。それにはブレイドが感嘆の声を上げた。
「へー、昨日の敵は今日の友ってわけですか?」
「流石はミーシャ様。して、そノ敵とは一体……」
「第一魔王”黒雲”。昔、白絶に恥をかかせて、この私をイミーナと結託して魔王の座から引きずり下ろした奴よ」
その言葉にデュラハンがザワつき始めた。
「黒雲様に敵対を……!?」
「黒の円卓の頂点ですよ?!」
「え~?てことは~円卓との全面戦争ですか~?」
シーヴァの言葉に場が凍りつく。
「黒雲様を狙えば当然、魔王様方全員が相手でしょうねぇ……白絶様とミーシャ様、灰燼様を取り込まれたベルフィア様の御三方を抜いても、向こうは九柱……」
「待ってカイラ姉。銀爪様が亡くなったから八柱よ」
「あ、私ドレイクを殺したから……って事は、七柱だね」
第四魔王”紫炎”。魔竜人の神童と呼ばれ、成人してからは当たり前のように魔王の座を戴いた、灼赤大陸の高山”サラマンド”の王。ミーシャはサラッとさも当然のように衝撃の事実を話した。
「……それでも七柱ですのよね……」
ミーシャの力は凄まじい。それこそ歴史上類を見ないほどに。一見ミーシャさえいれば勝てるような気もするが、不安要素が存在する。それこそが今回の白絶との戦いだ。力だけでは勝てない事もある。
「ねぇ、質問があるんだけど」
アンノウンが手を上げる。
「その黒の円卓って何席あるの?」
「十二席ですわ」
「……おぉ、アーサー王伝説の円卓の騎士みたいだ……第一がその黒雲ってことは、他にもそんな格好良い名前の魔王が十二人居るって事でしょ?出来ればそこのところもう少し詳しく聞きたいなぁって」
その問いにラルフの目がカッ開く。
「それ!俺も気になってたんだよ!正確には俺が持っている情報と照らし合わせたかったっていうかさ。とにかく丁度良いぜ!!」
ラルフは治りかけの手でカバンを漁ってメモ帳を取り出す。
「もーっラルフさん、落ち着いてください。まだ治療中なんですから」
「あ、悪い悪い……」
治療してもらっているアルルには頭が下がる。
「まずは魔王様を”人”で数えては行けませんわ。究極の一であり、わたくしたち魔族を束ね、支えて下さる方々なのですから。どうしても数えられる場合はその光景に因んで”柱”で御数え下さい」
お堅い規則重視のティララは潔癖故に訂正を求める。
「なるほどね、神様と同じ扱いなんだ……」
「マァ、魔王トシテノ自覚、ドコロカ資格スラ持チ合ワセテ無イ奴モ居ルカラ……ソンナ キッチリ シナクテモ大丈夫ジャ無イカナ……?」
「馬鹿者。そちノ王がそノ領域に居なかっタだけではないか。ミーシャ様が御座すこノ場ではキッチリせんか」
ベルフィアがジュリアに睨みを利かす。「ソンナ ツモリデハ……」とジュリアはバツが悪そうに口を噤んだ。
「おいおい、話が逸れてるぞ。気になってんだからさ」
ラルフは話を戻す。「じゃ、私が」とミーシャは手を上げて注目を集めた。
「私が裏切られる前の魔王達を順に並べると、第一”黒雲”。第二、私。第三”黄泉”。第四”紫炎”。第五”蒼玉”。第六”灰燼”。第七”銀爪”。第八”群青”。第九”撫子”。第十”白絶”。第十一”橙将”。第十二”鉄”って感じね」
「……十一とうしょう……十二くろがねっと」
サラサラと走り書きでメモ帳の1ページを埋める。
「うん?ミーシャは何て呼ばれてたの?」
「……別にいいじゃん」とさっきまでの快活さが消えて口を噤む。
「鏖だよ」
ラルフはメモの内容を確認しながら何気なく答えた。
「ちょっと!ラルフ言わないでよ!」
「おどれ殺すぞ!!」
魔王クラスの二人から批難の声が飛ぶ。
「……聞いたなみんな……もう二度とミーシャの二つ名は口に出すな。殺されるぞ」
自分の失敗をみんなに共有する。
「謝罪ノ言葉が聞こえんが?」
「大変失礼しました。もう言いません」
ミーシャに頭を下げるラルフ。「……許す」とぽつりと呟いた。彼女が謝罪を受け入れるとしたらラルフだけだろう。万が一他の誰かが言っていたらどうなっていたか想像も付かない。
「……ま、とにかく。現在私の地位を奪ったイミーナという元部下が第二魔王を拝命したわ。二つ名は……よく知らない」
それにはベルフィアがこめかみ部分を指でトントンと叩きながら答えた。
「此奴ノ記憶にヨれば”朱槍”と名乗っております。とても卑しく傲慢であり、小賢しい女とノ認識があルヨうです」
「ふーん……だ、そうだ」
ミーシャはベルフィアに相槌を打ちながらアンノウンを見た。
「面白いな……みんな色で分けられてるんだね。黒雲や銀爪って聞いた時からそうかもとは思ってたけどさ」
「あ、ちなみに白の騎士団も黒の円卓になぞられて十二人で構成されてるぜ」
「そうなの?あの人たちも全員で十二人いるんだ……」
ゲームの設定のような内容にワクワクしながら耳を傾けるアンノウン。
「いやぁ知らなかったです。世界が広いとはいえ、そんなに魔王がいたのでは人類に元から勝ち目なんてないですね」
「でもブレイドのお父さんは魔王を負かしたんでしょ?勇者認定されたのもそれが要因だっておじいちゃんが……」
「魔王ヲ?イヤ、ソンナ筈ハ無い。ドレダケ短クテモ百年ハ入レ替ワリハ無カッタ。ソノ記録ヲ止メタノガ銀爪様ダッタノハ残念ナ事ダガ、イズレニシテモ 銀爪様以外ニ魔王ガ席ヲ交代シタ記録ハ無イ」
ジュリアは自身が聞いた事のある噂と実際にあった事を並べて口を挟む。「え?でもでも……」とホログラムと化したアスロンを見る。
「ふむ……ついに、この日が来てしまったか……」
アスロンは意味深に呟く。その顔は暗く沈んでいる。
「この話はブレイドの生い立ちにも関わってくる事じゃ……墓場まで持っていったつもりじゃったが、まさかこんな形で……」
擬似的に生き返ってしまった事に後悔するほどのようだ。聞くのが怖いような、それでいて聞きたいような不思議な感覚に陥る。
と、その時。クゥ~……と可愛らしいお腹の音が広場に鳴り響いた。このタイミングで空気も読まずに鳴り響く怪音。これを出せるのはたった一人だけだ。ミーシャは恥ずかしがってお腹を押さえる。
「……あ、じゃあ……飯にするか……」
ラルフが時間を気にしながらポツリ。
「いや、待ってくださいよ!今良いところなんですから!せめてどの魔王が関わってるのかぐらい聞いてもバチは当たりませんよね!!」
ブレイドは自身の生い立ちという事もあって必死に食らいつく。ここに居る皆もこの気持ちが分からないわけではない。ベルフィアとていくらミーシャの為でも、いつもは大人しいブレイドのわがままを遮れる程、空気が読めない行動を取れなかった。とりあえず簡潔に終わってくれる事を願いながらアスロンを見る。
期待を一身に受けたアスロンは多少の間を取って口を開く。
「……何を隠そう、儂らの敵となる”黒雲”に関係しておるのじゃ」
「なっ……!?」
ブレイドの驚きはもっともだ。半人半魔であるブレイドと関係があるとすればそれは最早一つでしかない。「あの黒雲が?」と言った顔の面々。天地がひっくり返るような感覚に驚きを隠せない。しばらくそのまま固まって静寂が続いていたが、ふいにブレイドが動く。
「……あ、じゃあ一旦飯作ります。この話は食卓でしましょうか。なんか食べたい物とかリクエストあります?」
いつもの調子に戻るブレイド。
「私ハンバーグが良い」
「ん、了解。他に何か……」
「あ、俺も今日は台所入るわ。ジュリアとデュラハン姉妹はこの広間を食卓にしといてくれ」
突如明かされる衝撃の事実。ラルフ達は真実を知り、何を思い何を決断するのか。空中浮遊要塞は夕陽に赤く照らされた。この世界の行く末を語るように……。
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