一般トレジャーハンターの俺が最強の魔王を仲間に入れたら世界が敵になったんだけど……どうしよ?

大好き丸

文字の大きさ
250 / 718
第七章 誕生

第十八話 追求

しおりを挟む
 黒の円卓。十二の魔王が集まって出来た頂点の集会。本日、第一魔王”黒雲”が統治するヲルト大陸に三柱を抜いた九柱全員が集っていた。しかし、今回の召集はいつもの会議では無い。というのも突然やって来たのだ。約束も取り付けず、抜き打ちの様にやって来た魔王達の為に、急遽円卓場を用意したのだ。

「……壮観だな……通常の円卓会議では考えられぬ程に集まりが良い」

 黒雲は篭った様な聞き取り辛い声で呟く。魔法で弄った声は、どれだけ小さくてもこの部屋に入れば聞き取る事が出来る。黒雲はここヲルトに引き篭もってからと言うもの姿を現さなくなった。相当用心深く、仲間であるはずの魔王に対しても隠れる様になった。黒影はそんな黒雲に代わって外で活動していた。この円卓でも主人に代わって敏腕執事が司会に立つ。

「さて群青様。本日はどの様なご用件で皆様をお集めになられたのでしょうか?」

「ふんっ……聞くまでも無く、既に主は集まった理由を知っておるのでは無いか?」

 黒雲を抜いた魔王達をその目で一瞥する。一部を除き、その表情は険しかった。

「……なるほど、どうにも皆様の怒りを買っている様子。何に怒りを感じていらっしゃるかは置いておいても、かなりの覚悟で集まっておられますなぁ。しかし、やはり用件は分かり兼ねます。どうぞ貴方様の口からおっしゃっていただければと思いますが……」

 第八魔王”群青”は自慢の棍棒を一振りした後、床に叩きつけるように突いた。ゴォンッと城全体に響く音が全ての音をかき消す。城の外で狩りをしていた魔獣さえも、その足を止めて城の様子を窺う。静まり返った空間で群青が口を開いた。

「黒雲よ。最近のお主の行動は目に余る。古代種エンシェンツへの介入、みなごろしの損失、裏切り者への有り得ない厚遇。紫炎、並びに銀爪とカサブリアの喪失……」

「お待ちを。紫炎様と銀爪様は黒雲様とは関係有りません。訂正をお願いします」

「抜けた事をぬかすな。第一魔王として、円卓のまとめ役としての責務を全うするのが黒雲の役目。今までならこうなる前に対処していたでは無いか?紫炎と銀爪は若さ故に危険を顧みず、無策に突っ込んでいくのは目に見えていた。これを放置した黒雲に何の責任も無いと言うつもりか?」

 黒雲は肩を揺らしながら静かに笑った。

「ククク……耳が痛いな……」

「笑い事かな?惨状を考えれば決して笑えぬと思うが?」

 第十一魔王”橙将とうしょう”。赤い肌と角が目立つ魔族”オーガ”。群青の後押しをする様に黒雲を非難する。

「ふっ、下らないな……それで結局どうしたい?」

「主の数々の失態、失策。以上を以って第一魔王の席を降りてもらう。同時に”黒雲”の名を返上し、ヲルトから身を引いてもらおう」

 千年以上という長い期間魔王をまとめ上げてきた者に対してあまりに辛辣。

「な、何を馬鹿な事を……!群青様、それはあまりにも……!!」

 黒影が声を荒げて突っかかる。会議などの場では滅多に見られぬ取り乱し方だ。冷静でない黒影を黒雲が左手で制する。

「……群青。君が何を考えているのか私には今一つ分からないのだが……何故私がその程度の失態でヲルトを去らなければならないのか聞かせてくれるか?」

「それは主自身にこそある。何故儂らはこの程度の事を思い付きもしなかったのか不思議でしょうがない……」

 群青は目を瞑って一拍置くと、ギラリと目を開けた。棍棒をかざして黒雲に突きつけた。

「黒雲。この場に姿を現せい!」

 その言葉に黒影が反応する。

「出来ません。群青様ならその理由はお分かりのはず」

「いいや!分からん!!友が死んだからといって儂ら魔王を蔑ろにし、恐怖故隠れ潜む臆病者のチンケな理由なんぞ分かってたまるか!!」

 ゴガンッ

 勢いのまま振り下ろした棍棒は円卓の為に用意された机を叩き壊した。

「ヒィ……!!」

 一部の魔王の側近が怖がって小さな悲鳴をあげた。それとは別に机の破片が飛んで迷惑している者もいる。

「ケホッ……ちょっと何すんのよ!おじいさんさぁ、興奮するのは分かるけど、もう少し周り見てくんないかなぁ?」

 第九魔王”撫子なでしこ”。彼女は植物の魔族”アルラウネ”と呼ばれる種族で、植物系魔族の頂点に立つ魔王。体内で作り出されるあらゆる毒素で、幻覚、幻惑、魅了、死を与える。調合の仕方によっては薬も作れる万能な魔王である。

「これをする必要があったのかどうかに関しては疑問を呈さざるを得ん」

 第十二魔王”くろがね”。全身鎧に覆われた魔族。右目の金色の瞳だけが光って、目の位置を教えている。黒影の信頼する部下に”血の騎士ブラッドレイ”と呼ばれる全身鎧がいるが、全身錆びだらけの鎧と違って、こちらは新品そのものと言って間違いない。彼もまた特異能力を所持する最強の一角だが、その力は秘匿されている。

「必要も必要じゃ。この澄ました男にはこんなものでは全く足りんがの……」

 非難の目を向けられつつも悪びれる様子もなく群青は不遜に笑う。

「それに儂がしたかったのは、そこな執事が申した「姿を晒せぬ理由」。儂の言った理由は黒雲本人から聞いた事ではあるが、果たして今の黒雲は本当に同じ黒雲なのか?という事」

「集めておいて何を言い出すかと思えば……妄想をひけらかすのが目的かい?群青の旦那」

 第三魔王”黄泉よみ”。黒影と同じ種族”シャドーアイ”という影を具現化した不定形生物。全ての能力が黒影の上位互換であり、群青の次に息の長い魔王である。

「確かに最近の黒雲の行動は目に余る。でも中身入れ替わり説はぶっ飛んでるって自分でも分かってんだろ?俺の同胞である黒影が常に見張ってんだ。違和感なく変わろうってのは無理があるんじゃねぇのかい?」

「ならば出てこられるはずだ。証明しろ。儂を納得させるならばそれしか無い」

「くすっ……」その小さな微笑みは黒雲の隣の席から聞こえてきた。第二魔王”朱槍”本名、イミーナは群青のある種必死な姿に笑いを堪えられなかった。

「何がおかしい」

「いや、失礼いたしました。あまりに耄碌されているものですから、思わず笑いが込み上げまして……」

 ヌゥッと3mの巨人が立ち上がる。

「儂ら魔王の会議に口出しするな……裏切り者め、儂は主を認めてはいない」

「おやおや。ふふふ……これは私の敬愛する方の受け売りですが「古きは淘汰されるべき」とはこの事だったのですねぇ。黒雲様を退陣させようと画策されているようですが、群青様もご一緒に退陣されてはいかがでしょうか?」

 ミキィ……その音は奥歯を噛みしめる音。群青はこの場で戦いを仕掛けようとしている。

「止めてください。わたくしにあなた達の無様を見せないで頂きたい。余興にもなりません」

 新しく第四魔王に就いた竜魔人の女王、ティアマト改め”竜胆りんどう”は不快な顔つきで吐き捨てる。

「就任早々の会議で張り切って来たは良いものの、みなごろし以外の事に興味はありません。この茶番に付き合わせるつもりなら帰らせていただきます」

 竜胆は椅子を引いて立ち上がる。しかし、その行動を隣に座っていた第五魔王”蒼玉”が右手をかざして制した。

「……お二方、お座り下さい」

 群青と竜胆を見据える目は凍る程冷たく、鈍い光を放っていた。その目に何をするのか興味が湧いた二柱は怒りを抑えて座った。蒼玉が壊れた机をひたりと触る。机はまるで巻き戻しの様に元の形に戻っていく。あっという間に重厚な円卓用の机が復活した。

「黒雲様、私も群青様に賛成でございます。ただ、魔王をお辞めいただくような事は申し上げられません。貴方様は魔王を束ねて、今の今まで君臨されていました。中身がどうであれ、お辞めになる必要はございませんよ」

 群青を見ながら牽制する。その目に訝しい顔を見せるが、蒼玉の言葉を遮らずに腕を組んだ。

「……お姿をお見せ頂けるだけで結構なのです。それで晴れて疑念は解けましょう」

 蒼玉は優しく微笑んで黒雲が正体を出せる環境を整えた。一見優しく見えるこの行動は、黒雲にこれ以上は無いと釘を刺す行為。ここで晒さないならどうなっても知らないと暗に伝えている。
 黒影は焦る。イシュクルが死んで早十数年。何とかやってこれていたと思っていた事は勘違いで、結局薄氷を踏み抜いた様だ。黒影は観念したかのように黒雲を見た。動く事が無い黒雲を見て、覚悟を決める。黒雲の追放。これがエレノアの答えか。

 コツッ

 その時、黒雲の背後から靴の音が聞こえた。出て来たのはエレノア。イシュクルの娘。

「……ああ、エレノアの嬢ちゃんか。久しぶりに見たな。ずっと引きこもってたのかい?」

 黄泉は思い出したように軽口を叩く。エレノアの後ろからあのデカブツが出てくる事を期待して眺めていたが、一向にその気配はない。エレノアは魔王を一瞥して口を開いた。

「父様は死んだ。この十数年は私とこの黒影がヲルトの統治をしていた。どう、これで満足?」

 エレノアの開き直った姿勢に唖然としながらも群青は頷いていた。

「やはりな……合点がいった。黒雲があのみなごろしを切り捨てる訳が無い。裏切り者をそのまま魔王に据えるはずも、何らかの対策を用意せんはずもない。全てエレノアがやっていた事ならば、ある意味当然とも言える」

 黒雲が自らを秘匿していた為に起こった弊害。今目の前に座る人形が疑念を殺していた。群青が違和感を持たなければ、もうしばらく黒雲のままだったかも知れない。が、そうはいかなかった。

「黒雲が死んだって……?冗談よせよ。まさか殺したんじゃねぇだろうな?」

 黄泉が殺気立つ。

「黄泉、抑えろ。蒼玉よ、良くやった。こうまで簡単に出てくるとは……」

 橙将は組んだ腕を解いてエレノアを見据える。

「蒼玉はああ言ったが、吾はそう思わん。潔く王の座を辞すればこれ以上の追求はしまい。どうする」

「そりゃそうよねぇ。銀爪の例があるけど、あれだって認めたくなかったし。勝手に成り代わってたってんじゃ誠意もへったくれもないもん」

 撫子も賛同する。撫子はチラッとくろがねを見た。

「俺はそう思わない。力さえ強ければ、どんな傲慢な奴もどんな卑怯な奴も魔王になる権利がある。エレノアが強いのであれば否定しない」

「なるほど、純粋な魔族らしい答えだね。そっちは?」

 朱槍、蒼玉、竜胆に話を回す。

「わたくしもくろがねに同意見です。そうでなければ、わたくしはここに居ません」

「先ほど申しましたが、正体を明かしたからと魔王を辞する事は一緒くたにしていません。このまま続けていただきます」

「右に同じって事でよろしくお願いします」

 スッパリ別れた。群青を筆頭に黄泉、撫子、橙将はエレノア否定側。蒼玉を筆頭に朱槍、竜胆、くろがねは肯定側に回る。

「これは、どうしたらいいか……」

 エレノア本人も少々困惑している。その様を見て群青が笑った。

「はっはっはっ……儂から言えば、すぐにも辞するのが良いと思うが、これは円卓会議。別れたのなら話し合うしかない。が、まだこの場に来てない魔王が二柱おるだろ」

「灰燼と白絶か……あいつらは来るのかい?」

 群青は椅子から立ち上がり、踵を返す。

「さぁのぅ。ちょっと見てみるかな」

 バンッと勢いよく扉を開け放つ。塀を挟んで向こう側に浮かぶ彼岸花が見えた。

「あれは……灰燼の要塞……」

 群青は肩越しにエレノアを見る。

「どうやら決着の時は近いようだな」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

最弱Sランク冒険者は引退したい~仲間が強すぎるせいでなぜか僕が陰の実力者だと勘違いされているんだが?

月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
冒険者のノエルはSランクパーティーの荷物もちだった。 ノエル自体に戦闘能力はなく、自分のことを足手まといだとすら思っていた。 そして、Sランクになったことで、戦うモンスターはより強力になっていった。 荷物持ちであるノエルは戦闘に参加しないものの、戦場は危険でいっぱいだ。 このままじゃいずれ自分はモンスターに殺されてしまうと考えたノエルは、パーティーから引退したいと思うようになる。 ノエルはパーティーメンバーに引退を切り出すが、パーティーメンバーはみな、ノエルのことが大好きだった。それどころか、ノエルの実力を過大評価していた。 ノエルがいないとパーティーは崩壊してしまうと言われ、ノエルは引退するにできない状況に……。 ノエルは引退するために自分の評判を落とそうとするのだが、周りは勘違いして、ノエルが最強だという噂が広まってしまう。 さらにノエルの評判はうなぎのぼりで、ますます引退できなくなるノエルなのだった。 他サイトにも掲載

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~

うみ
ファンタジー
 恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。  いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。  モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。  そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。  モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。  その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。  稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。 『箱を開けるモ』 「餌は待てと言ってるだろうに」  とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ

天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。 ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。 そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。 よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。 そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。 こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。

処理中です...