23 / 40
23話 明日に備えて
しおりを挟む
気まずさを打ち消す為に、今回の遠征そのものに話を移す。
「ええっと、魔王と魔族について復習をお願いしてもいいですか?」
「もちろんです。どうぞ」
「私たちが明日戦う予定なのは、魔王軍四天王の1人が率いている軍勢なんですよね?」
「はい。調査隊の報告によると、四天王の1人“紅蓮のアモン”のようです」
「紅蓮のアモン?」
「炎を操る混血魔族です。アモンが率いる軍勢も混血部隊だと報告を受けています」
「混血魔族……」
前に教えてもらったことがある。人間は魔王の配下と魔の眷属を一口に“魔族”と呼ぶけれど、魔族の中にも階級があるという。
まず“魔王”。これは力で魔界を支配し、魔族の王となった者に与えられる称号。
「歴代魔王の中でも、人間界に侵攻しようとしたのは3人だけ、なんですよね」
「はい。1500年前に初代聖女と戦った【ヤルダバオート】。400年前、後に初代ルイン女王となる聖女と戦った【ヴリトラ】。そして今回現れた【ルシフェル】で3人目です」
「人間界に侵攻をかけられる魔王は、歴代魔王の中でも特に強い力を持っているんですよね」
「魔界全土を支配し、尚且つ地上に手を伸ばせる力の持ち主ですからね」
なお魔界にも土地や種族があるようだ。【ヤルダバオート】【ヴリトラ】【ルシフェル】は、それぞれ別の種族から台頭した魔族だという。
「魔族は大きく分けて、“純血魔族”と“混血魔族”に分類されます。純血は文字通り、混じりけのない魔族のみで繁殖した個体。混血とは、亜人や人間と交配した個体です。純血と混血の間には格差があり、より高位な純血種が“悪魔”と呼ばれています。アモンは被差別階級の混血魔族でありながら、四天王にまで上り詰めた実力者です」
「でもフレイさんは同じ四天王をあっという間にやっつけたから、きっと大丈夫ですよね?」
「王都でバフォメットを倒した件ですか? あれは特例です。完全に相手の虚を突き、聖剣による攻撃が急所に入ったからこそ、あのようにあっさり倒せたのです。あの時、王都の結界は部分的に緩められていましたが、他の箇所の結界は生きていました。それが結果的にバフォメットを弱体化させたのも作用しているでしょう。それに――」
フレイさんは聖剣ブルトガングを見やる。
「ブルトガングは無制限に使用できる武器ではありません。聖剣の力を一度使うたびに使用者は疲弊し、回復には一晩置かなければいけません」
「確か小ダメージで3回、中ダメージで2回、大ダメージで1回の攻撃が限度なんでしたっけ」
「はい。一騎打ちに持ち込めば、最大出力を一撃叩きこめば、すぐに片が付くでしょう。しかし明日は、双方軍勢を率いた上での武力衝突が想定されています。敵将を引きずり出し、一騎打ちに持ち込む為にもまずは小ダメージによる攻撃を一度。その後は兵たちに頑張ってもらい、アモンを一騎討ち引きずり出し、俺との一騎討ちに持ち込みます」
作戦は私もあらかじめ聞いて把握している。小ダメージ攻撃を1回打てば、後は大ダメージを1回だけ打つか、あるいは中ダメージ1回&小ダメージ2回が限度だそうだ。
作戦では確実を期す為に、後者が採用されている。敵将をうまく引きずり出し、フレイさんとの一騎打ちに持ち込む。その為にも、前線の兵たちに頑張ってもらわないといけないのだ。
「……」
「エリカ殿?」
「……いえ、なんでもないです。それにしても、よく私が前線に加わることを許してくれましたよね。フレイさんは本当に私の意思を尊重してくれますね」
「ご不満でしたか?」
「まさか! でもいくら私の望みでも、危ないとか足手まといになるとか……そうは思わなかったんですか?」
「雛のように鳥籠に閉じ込め庇護する、という選択肢もあったでしょう。しかしそれは、果たしてエリカ殿にとって本意でしょうか」
「それは――」
「エリカ殿が屋敷に来てから、今日までの努力を俺は知っています。あなたは来るべき戦いの為、頑張っていたのでしょう。聖女に魔族が引き寄せられる以上、領民に被害が出るかもしれない。そうさせない為に、日夜励んできた。そんなあなたの想いを無視するなど、俺にはできません」
「フレイさん……」
「それに俺は、あなたを守ると誓いました。仮に屋敷に残しておいた場合、魔族の別動隊が屋敷にいるあなたを狙う可能性もあります。目の届かないところで保護するよりも、すぐ側で守る方がいい。そう判断したまでです」
それはそうだ。フレイさんも主力部隊も不在の状況で、私だけが狙われればひとたまりもない。
「いろいろと考えた上での許可だったんですね」
「エリカ殿は俺が考えなしだったとも?」
「まさか。でも、こうして改めて聞けて満足しました。……嬉しかったです。フレイさん、私のことをよく見てくれているんだなって。色々と考えてくれているのが分かったから」
日頃の私を見て判断した上で連れてきてくれた。それはつまり、彼が私を信用してくれているということでもある。
もちろん聖女だから――という側面も、あるかもしれない。でも彼は、ザカリアス王子と違って私を囮に使うような作戦は立案していない。
私の役割は後方支援だ。支援魔法や回復魔法で支援を行い、非戦闘時には武器・防具・薬品類のクリエイトで行う。
ただ殺されるだけの役目じゃない。私の才能はあの子――聖女シオンちゃんに比べたら劣るものかもしれない。
そんな私でも自分の力を役立てられる場所があって、認めてくれる人がいる。
……この人の側が自分の居場所。今の私は心からそう思っている。
「エリカ殿」
私に居場所と存在理由を与えてくれたのは、フレイさんだ。
情報が正しければ、明日攻めてくる魔族の数は多い。しかも魔族の軍勢を率いるのは、魔王四天王の1人だという。
だけど私の心は、不思議と落ち着いていた。目の前のこの人がいれば大丈夫だと信じることができた。
「フレイさん、明日は頑張りましょうね」
「無事に戦いを終えた暁には、またウェルスの街へデザートを食べに行きましょう」
「ダメです!!」
「ダメですか?」
「いや、フレイさんとのお出かけがダメなんじゃなくて! それって死亡フラグですよ!」
「死亡フラグ?」
「あ、えーっと、私の世界の風習というか、言い伝えというか……大きな戦いの前に『俺、この戦いが終わったら〇〇するんだ』とか言うと、その願いは果たせずに終わってしまうお約束があるんです」
「なるほど、エリカ殿の世界の言い伝えですか。なら従った方がいいですね。エリカ殿を生み育んだ世界の言い伝えなら間違いありません」
「そこまで大層なものじゃないけど……」
しまった、フレイさんは真面目で大袈裟な人なんだった。
しかも影響力もある。これを機に、この世界で死亡フラグの概念が大真面目に浸透しなきゃいいけど……余計なことを言ったかも。
「それじゃフレイさん、また明日」
「はい。エリカ殿もご無理はなさらずに」
「はいっ!」
フレイさんの部屋を出た私は、もう一度だけ見回りをする。
道具や武器類に不足はないと確認してから、部屋に戻りベッドに入った。
すべては明日の為に。明日という日を、1人でも多くの味方と共に越える為に――。
「ええっと、魔王と魔族について復習をお願いしてもいいですか?」
「もちろんです。どうぞ」
「私たちが明日戦う予定なのは、魔王軍四天王の1人が率いている軍勢なんですよね?」
「はい。調査隊の報告によると、四天王の1人“紅蓮のアモン”のようです」
「紅蓮のアモン?」
「炎を操る混血魔族です。アモンが率いる軍勢も混血部隊だと報告を受けています」
「混血魔族……」
前に教えてもらったことがある。人間は魔王の配下と魔の眷属を一口に“魔族”と呼ぶけれど、魔族の中にも階級があるという。
まず“魔王”。これは力で魔界を支配し、魔族の王となった者に与えられる称号。
「歴代魔王の中でも、人間界に侵攻しようとしたのは3人だけ、なんですよね」
「はい。1500年前に初代聖女と戦った【ヤルダバオート】。400年前、後に初代ルイン女王となる聖女と戦った【ヴリトラ】。そして今回現れた【ルシフェル】で3人目です」
「人間界に侵攻をかけられる魔王は、歴代魔王の中でも特に強い力を持っているんですよね」
「魔界全土を支配し、尚且つ地上に手を伸ばせる力の持ち主ですからね」
なお魔界にも土地や種族があるようだ。【ヤルダバオート】【ヴリトラ】【ルシフェル】は、それぞれ別の種族から台頭した魔族だという。
「魔族は大きく分けて、“純血魔族”と“混血魔族”に分類されます。純血は文字通り、混じりけのない魔族のみで繁殖した個体。混血とは、亜人や人間と交配した個体です。純血と混血の間には格差があり、より高位な純血種が“悪魔”と呼ばれています。アモンは被差別階級の混血魔族でありながら、四天王にまで上り詰めた実力者です」
「でもフレイさんは同じ四天王をあっという間にやっつけたから、きっと大丈夫ですよね?」
「王都でバフォメットを倒した件ですか? あれは特例です。完全に相手の虚を突き、聖剣による攻撃が急所に入ったからこそ、あのようにあっさり倒せたのです。あの時、王都の結界は部分的に緩められていましたが、他の箇所の結界は生きていました。それが結果的にバフォメットを弱体化させたのも作用しているでしょう。それに――」
フレイさんは聖剣ブルトガングを見やる。
「ブルトガングは無制限に使用できる武器ではありません。聖剣の力を一度使うたびに使用者は疲弊し、回復には一晩置かなければいけません」
「確か小ダメージで3回、中ダメージで2回、大ダメージで1回の攻撃が限度なんでしたっけ」
「はい。一騎打ちに持ち込めば、最大出力を一撃叩きこめば、すぐに片が付くでしょう。しかし明日は、双方軍勢を率いた上での武力衝突が想定されています。敵将を引きずり出し、一騎打ちに持ち込む為にもまずは小ダメージによる攻撃を一度。その後は兵たちに頑張ってもらい、アモンを一騎討ち引きずり出し、俺との一騎討ちに持ち込みます」
作戦は私もあらかじめ聞いて把握している。小ダメージ攻撃を1回打てば、後は大ダメージを1回だけ打つか、あるいは中ダメージ1回&小ダメージ2回が限度だそうだ。
作戦では確実を期す為に、後者が採用されている。敵将をうまく引きずり出し、フレイさんとの一騎打ちに持ち込む。その為にも、前線の兵たちに頑張ってもらわないといけないのだ。
「……」
「エリカ殿?」
「……いえ、なんでもないです。それにしても、よく私が前線に加わることを許してくれましたよね。フレイさんは本当に私の意思を尊重してくれますね」
「ご不満でしたか?」
「まさか! でもいくら私の望みでも、危ないとか足手まといになるとか……そうは思わなかったんですか?」
「雛のように鳥籠に閉じ込め庇護する、という選択肢もあったでしょう。しかしそれは、果たしてエリカ殿にとって本意でしょうか」
「それは――」
「エリカ殿が屋敷に来てから、今日までの努力を俺は知っています。あなたは来るべき戦いの為、頑張っていたのでしょう。聖女に魔族が引き寄せられる以上、領民に被害が出るかもしれない。そうさせない為に、日夜励んできた。そんなあなたの想いを無視するなど、俺にはできません」
「フレイさん……」
「それに俺は、あなたを守ると誓いました。仮に屋敷に残しておいた場合、魔族の別動隊が屋敷にいるあなたを狙う可能性もあります。目の届かないところで保護するよりも、すぐ側で守る方がいい。そう判断したまでです」
それはそうだ。フレイさんも主力部隊も不在の状況で、私だけが狙われればひとたまりもない。
「いろいろと考えた上での許可だったんですね」
「エリカ殿は俺が考えなしだったとも?」
「まさか。でも、こうして改めて聞けて満足しました。……嬉しかったです。フレイさん、私のことをよく見てくれているんだなって。色々と考えてくれているのが分かったから」
日頃の私を見て判断した上で連れてきてくれた。それはつまり、彼が私を信用してくれているということでもある。
もちろん聖女だから――という側面も、あるかもしれない。でも彼は、ザカリアス王子と違って私を囮に使うような作戦は立案していない。
私の役割は後方支援だ。支援魔法や回復魔法で支援を行い、非戦闘時には武器・防具・薬品類のクリエイトで行う。
ただ殺されるだけの役目じゃない。私の才能はあの子――聖女シオンちゃんに比べたら劣るものかもしれない。
そんな私でも自分の力を役立てられる場所があって、認めてくれる人がいる。
……この人の側が自分の居場所。今の私は心からそう思っている。
「エリカ殿」
私に居場所と存在理由を与えてくれたのは、フレイさんだ。
情報が正しければ、明日攻めてくる魔族の数は多い。しかも魔族の軍勢を率いるのは、魔王四天王の1人だという。
だけど私の心は、不思議と落ち着いていた。目の前のこの人がいれば大丈夫だと信じることができた。
「フレイさん、明日は頑張りましょうね」
「無事に戦いを終えた暁には、またウェルスの街へデザートを食べに行きましょう」
「ダメです!!」
「ダメですか?」
「いや、フレイさんとのお出かけがダメなんじゃなくて! それって死亡フラグですよ!」
「死亡フラグ?」
「あ、えーっと、私の世界の風習というか、言い伝えというか……大きな戦いの前に『俺、この戦いが終わったら〇〇するんだ』とか言うと、その願いは果たせずに終わってしまうお約束があるんです」
「なるほど、エリカ殿の世界の言い伝えですか。なら従った方がいいですね。エリカ殿を生み育んだ世界の言い伝えなら間違いありません」
「そこまで大層なものじゃないけど……」
しまった、フレイさんは真面目で大袈裟な人なんだった。
しかも影響力もある。これを機に、この世界で死亡フラグの概念が大真面目に浸透しなきゃいいけど……余計なことを言ったかも。
「それじゃフレイさん、また明日」
「はい。エリカ殿もご無理はなさらずに」
「はいっ!」
フレイさんの部屋を出た私は、もう一度だけ見回りをする。
道具や武器類に不足はないと確認してから、部屋に戻りベッドに入った。
すべては明日の為に。明日という日を、1人でも多くの味方と共に越える為に――。
81
あなたにおすすめの小説
冷酷騎士団長に『出来損ない』と捨てられましたが、どうやら私の力が覚醒したらしく、ヤンデレ化した彼に執着されています
放浪人
恋愛
平凡な毎日を送っていたはずの私、橘 莉奈(たちばな りな)は、突然、眩い光に包まれ異世界『エルドラ』に召喚されてしまう。 伝説の『聖女』として迎えられたのも束の間、魔力測定で「魔力ゼロ」と判定され、『出来損ない』の烙印を押されてしまった。
希望を失った私を引き取ったのは、氷のように冷たい瞳を持つ、この国の騎士団長カイン・アシュフォード。 「お前はここで、俺の命令だけを聞いていればいい」 物置のような部屋に押し込められ、彼から向けられるのは侮蔑の視線と冷たい言葉だけ。
元の世界に帰ることもできず、絶望的な日々が続くと思っていた。
──しかし、ある出来事をきっかけに、私の中に眠っていた〝本当の力〟が目覚め始める。 その瞬間から、私を見るカインの目が変わり始めた。
「リリア、お前は俺だけのものだ」 「どこへも行かせない。永遠に、俺のそばにいろ」
かつての冷酷さはどこへやら、彼は私に異常なまでの執着を見せ、甘く、そして狂気的な愛情で私を束縛しようとしてくる。 これは本当に愛情なの? それともただの執着?
優しい第二王子エリアスは私に手を差し伸べてくれるけれど、カインの嫉妬の炎は燃え盛るばかり。 逃げ場のない城の中、歪んだ愛の檻に、私は囚われていく──。
偽聖女と蔑まれた私、冷酷と噂の氷の公爵様に「見つけ出した、私の運命」と囚われました 〜荒れ果てた領地を力で満たしたら、とろけるほど溺愛されて
放浪人
恋愛
「君は偽物の聖女だ」——その一言で、私、リリアーナの人生は転落した。 持っていたのは「植物を少しだけ元気にする」という地味な力。華やかな治癒魔法を使う本物の聖女イザベラ様の登場で、私は偽物として王都から追放されることになった。
行き場もなく絶望する私の前に現れたのは、「氷の公爵」と人々から恐れられるアレクシス様。 冷たく美しい彼は、なぜか私を自身の領地へ連れて行くと言う。
たどり着いたのは、呪われていると噂されるほど荒れ果てた土地。 でも、私は諦めなかった。私にできる、たった一つの力で、この地を緑で満たしてみせる。
ひたむきに頑張るうち、氷のように冷たかったはずのアレクシス様が、少しずつ私にだけ優しさを見せてくれるように。 「リリアーナ、君は私のものだ」 ——彼の瞳に宿る熱い独占欲に気づいた時、私たちの運命は大きく動き出す。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
【完結】偽物聖女は冷血騎士団長様と白い結婚をしたはずでした。
雨宮羽那
恋愛
聖女補佐官であるレティノアは、補佐官であるにも関わらず、祈りをささげる日々を送っていた。
というのも、本来聖女であるはずの妹が、役目を放棄して遊び歩いていたからだ。
そんなある日、妹が「真実の愛に気づいたの」と言って恋人と駆け落ちしてしまう。
残されたのは、聖女の役目と――王命によって決められた聖騎士団長様との婚姻!?
レティノアは、妹の代わりとして聖女の立場と聖騎士団長との結婚を押し付けられることに。
相手のクラウスは、「血も涙もない冷血な悪魔」と噂される聖騎士団長。クラウスから「俺はあなたに触れるつもりはない」と言い放たれたレティノアは、「これは白い結婚なのだ」と理解する。
しかし、クラウスの態度は噂とは異なり、レティノアを愛しているようにしか思えなくて……?
これは、今まで妹の代わりの「偽物」として扱われてきた令嬢が「本物」として幸せをつかむ物語。
◇◇◇◇
お気に入り登録、♡、感想などいただければ、作者が大変喜びます!
モチベになるので良ければ応援していただければ嬉しいです♪
※いつも通りざまぁ要素は中盤以降。
※完結まで執筆済み
※表紙はAIイラストです
※アルファポリス先行投稿(他投稿サイトにも掲載予定です)
罰として醜い辺境伯との婚約を命じられましたが、むしろ望むところです! ~私が聖女と同じ力があるからと復縁を迫っても、もう遅い~
上下左右
恋愛
「貴様のような疫病神との婚約は破棄させてもらう!」
触れた魔道具を壊す体質のせいで、三度の婚約破棄を経験した公爵令嬢エリス。家族からも見限られ、罰として鬼将軍クラウス辺境伯への嫁入りを命じられてしまう。
しかしエリスは周囲の評価など意にも介さない。
「顔なんて目と鼻と口がついていれば十分」だと縁談を受け入れる。
だが実際に嫁いでみると、鬼将軍の顔は認識阻害の魔術によって醜くなっていただけで、魔術無力化の特性を持つエリスは、彼が本当は美しい青年だと見抜いていた。
一方、エリスの特異な体質に、元婚約者の伯爵が気づく。それは伝説の聖女と同じ力で、領地の繁栄を約束するものだった。
伯爵は自分から婚約を破棄したにも関わらず、その決定を覆すために復縁するための画策を始めるのだが・・・後悔してももう遅いと、ざまぁな展開に発展していくのだった
本作は不遇だった令嬢が、最恐将軍に溺愛されて、幸せになるまでのハッピーエンドの物語である
※※小説家になろうでも連載中※※
聖女の力は「美味しいご飯」です!~追放されたお人好し令嬢、辺境でイケメン騎士団長ともふもふ達の胃袋掴み(物理)スローライフ始めます~
夏見ナイ
恋愛
侯爵令嬢リリアーナは、王太子に「地味で役立たず」と婚約破棄され、食糧難と魔物に脅かされる最果ての辺境へ追放される。しかし彼女には秘密があった。それは前世日本の記憶と、食べた者を癒し強化する【奇跡の料理】を作る力!
絶望的な状況でもお人好しなリリアーナは、得意の料理で人々を助け始める。温かいスープは病人を癒し、栄養満点のシチューは騎士を強くする。その噂は「氷の辺境伯」兼騎士団長アレクシスの耳にも届き…。
最初は警戒していた彼も、彼女の料理とひたむきな人柄に胃袋も心も掴まれ、不器用ながらも溺愛するように!? さらに、美味しい匂いに誘われたもふもふ聖獣たちも仲間入り!
追放令嬢が料理で辺境を豊かにし、冷徹騎士団長にもふもふ達にも愛され幸せを掴む、異世界クッキング&溺愛スローライフ! 王都への爽快ざまぁも?
召喚聖女に嫌われた召喚娘
ざっく
恋愛
闇に引きずり込まれてやってきた異世界。しかし、一緒に来た見覚えのない女の子が聖女だと言われ、亜優は放置される。それに文句を言えば、聖女に悲しげにされて、その場の全員に嫌われてしまう。
どうにか、仕事を探し出したものの、聖女に嫌われた娘として、亜優は魔物が闊歩するという森に捨てられてしまった。そこで出会った人に助けられて、亜優は安全な場所に帰る。
【完結】聖女になり損なった刺繍令嬢は逃亡先で幸福を知る。
みやこ嬢
恋愛
「ルーナ嬢、神聖なる聖女選定の場で不正を働くとは何事だ!」
魔法国アルケイミアでは魔力の多い貴族令嬢の中から聖女を選出し、王子の妃とするという古くからの習わしがある。
ところが、最終試験まで残ったクレモント侯爵家令嬢ルーナは不正を疑われて聖女候補から外されてしまう。聖女になり損なった失意のルーナは義兄から襲われたり高齢宰相の後妻に差し出されそうになるが、身を守るために侍女ティカと共に逃げ出した。
あてのない旅に出たルーナは、身を寄せた隣国シュベルトの街で運命的な出会いをする。
【2024年3月16日完結、全58話】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる