断罪なんて嘘でしょ!?

あい

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夏休みも残りわずかとなったある日、圭一が遊びに来た。

圭一が来た時は大体、兄妹と圭一でゲームをするようになっていた。ちなみに私は、前世身体が弱かったので、ゲームが友達だったので、ゲーム全般得意である。そして、お兄様は何をやっても完璧にこなしてしまうので、私と接戦を繰り広げれるぐらい上手い。圭一はというと、決して下手ではないのだ。下手ではないのだが、私達兄妹が上手すぎるため、バトルもののゲームではボコボコにされているのだ。

そんな圭一がルンルンで我が家に来た為、きっと夏休み中私達に勝つためにやり込んできたのだろうと容易に想像出来た。

そして、実際ゲームをしてみると上達はしているものの、やはり私達にはかなわないようである。

そんな中圭一が、必殺技を持ってきたというのだ。最初から出せば良かったのにと思いつつゲームを始める。カバンをガサゴソしている圭一を横目に見つつ、ダメージを与えていると、

「ババーン」
と、言いながら圭一が雑誌を開くと、そこには、キメキメの私とお兄様の写真が載っていた。

放心状態の私達兄妹を無視し圭一はゲームを進め、見事に私達から勝利を勝ち取ったのだった。

ゲームが終わり、キャラクターが順位順に旗を持っている画面にうつっている。

「俺2人がモデルしてるなんて知らなかったぜ。たまたま隼人と海里が買った雑誌に載ってたって聞いたから急いで買ってきたんだからな!残り1冊で、危うく買い損ねるところだったよ。教えてくれても良かったのに。」

と、頬を膨らましながらいう圭一の言葉は右から左に流れていっていた。

「お兄様知っていました?」

「いや知らなかった。知っていたら止めるに決まっている。」

との事だったので、2人で慌ててお母様に電話した。繋がったお母様は、あっけらかんとしており、

「2人から電話なんて嬉しいー!あの写真?知ったのねー。良く撮れてたでしょー!2人ともどれも可愛くって最後までどの写真にするか迷っちゃったー!あっ。仕事の電話が入ったみたい。今日も帰りは遅くなっちゃうけど、2人でお利口さんにお留守番してるのよ。」

とどうでも良い情報を喋ったあと、電話を切られてしまった。


しかし、今回の被害者が私だけでなく、お兄様もいたので、それだけは良かった。
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