断罪なんて嘘でしょ!?

あい

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早速家に帰ってからお兄様に、隼人の誕生日パーティーについて相談した。

お兄様的には料理は絶品だし、普通に暮らしていたら会えなかったであろう方達に会える機会なので、参加したいようであった。だが、

「有紗が嫌なのであれば強制はしないよ。」

とのこと。

「お兄様大好きです」

と抱きつくと、優しく頭を撫でてくれた。

参加するとなれば、お父様やお母様は多忙な方達なので、時間を確保する必要がある。そのため、出来るだけ早く伝えた方がいいだろうということで、2人にはメールで連絡を入れておいた。


その日の夜、寝る支度をして部屋でくつろいでいると、メイドに声をかけられる。どうやら今日は両親が早く帰宅し、話があるとの事。パーティーの事だろうと思い、リビングに向かった。

「聖也、有紗!2人ともあまり帰れなくてごめんな。元気にしているか?少し見ない間に大きくなったか?」

「2人とも会いたかったわ!元気そうねー!いつもメールありがとうね!」

と口々に話しかけてくる。

2人の質問に1つずつ返答し、皆でソファーに腰掛けパーティーの事について話し合うことにした。

そして、両親と兄は参加したいという気持ちが大きいがあくまで、私の友達の隼人が私とその家族を招待したため、私が最終的に決めれば良いとのこと。

3人には悪いが、お断りしようと思うと家族に告げようと思っていたところ、執事から声がかかった。

「すみません。先程ポストに入っているのに気づきまして。」

と、招待状と瓜二つの高級封筒を私に手渡してきた。両親当てだと思ったのだが、宛名が私だそうだ。

その封筒を開け、中を確認すると手紙が入っていた。差出人は、天音家代表取締役社長夫婦。つまり隼人の両親からで、去年は挨拶が出来なかったので今年こそは会いたいという旨の内容であった。しかも、切手は貼っておらず、直接天音家のお使いの人がポストに投函しにきたのだろう。緊急で…。

私の考えが読めていたのだろうか?それとも今年は人がなかなか集まらず近場の人に手紙を両親が送っているのだろうか?

そう思うと、昼間隼人が落ち込んでいた理由にも納得がいく。なるほど、人が集まらないのか。それなら、友達として人肌脱いであげようではないか!

という事で、私は家族にパーティーへの参加を告げた。家族は喜び、今日が金曜日だった事もあり、遅くまで久しぶりの家族団欒を楽しんだのであった。
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